未熟なカメラマン さてものひとりごと

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京都の文化に触れる旅 平成26年3月29日

2014-03-31 22:24:57 | 観光名所

柳も楽しめる祇園白川

大阪の摂津に住んでいる姉が、お花見を兼ねて京都でランチをしようと誘ってくれました。お花見の見ごろはもう少し先のようでしたが、京都の名店ということなので断る理由もありません。場所は、建仁寺近くとのことでした。
10時半に京都駅出口で待ち合わせて最初に向かったのが桜の名所、祇園白川です。白川沿いに植えられた枝垂れ桜を背景にお茶屋さんが立ち並び、特にこの季節では風情が感じられるところです。天気予報では午後から雨ときいていましたが、空は徐々に晴れて絶好の観光日和となりました。

四条大橋でタクシーを降り、祇園白川へは歩いて向かいました。最初に感動したのが、目の覚めるような枝垂れ柳の青葉です。その向こうに見える枝垂れ桜とのコントラストがとても新鮮で美しく感じられました。それにしても外国人観光客の何と多いことでしょう。髪や肌色の違いからすぐにわかる欧米人ですが、耳を澄ましていると、アジア系の言語も飛び交っています。さすがに国際観光都市・京都だなと思いました。
京都駅から乗ったタクシーの運転手さんの話では、桜の見ごろはまだまだ先とのことでしたが、見た感じもう6~7分咲きと満開近くなっていました。先日のTVで私も初めて知ったのですが、満開とは8分咲きのことをいうのだそうです。ご存知でしたか。

今回の旅で特に目に付いたのが若い娘さんたちの着物姿でした。一人では少しだけ勇気がいりますが、いずれも2.3人以上のグループで幾分安心なのでしょう。その着物姿を見て、中年の外国人男性が思わず「ビューティフル」と声を発していました。着物姿を美しく感じたのか、顔を見て感じたのか、でもおそらく両方なのでしょうね。三叉路の角にある辰巳大明神向こうの町筋は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている新橋通りです。石畳と千本格子の落ち着いた佇まいですが、たまに車が通行するので撮影に夢中になっていると危険です。
ここでお馴染みの舞妓体験をするグループに出会いました。通常、舞妓といえば10代ですが、よくよく見ると、首のしわも目立つどう見ても50代、いや60代の女性たち。この人たちを乗せてきたと思われる観光タクシーの運転手さんに話を聞いてみました。「どうみても舞妓体験の人たちですよね。」と訊くと、「はいそうです。」運転者さんによると舞妓さんや芸妓さんがこの時間に出歩くことはまずないそうです。(時刻は午前11時過ぎでした)どう見られてもいい!一度、舞妓の衣装で街を歩いてみたい、という女性ならだれしもが思う切なる願望なのでしょうか。

そうこうしているうちに、予約の時間が近づいてきたので、お店に移動することにしました。姉のあとを付いていくだけですが、四条通りを横断し、観光客で賑わう花見小路通りを直進し、建仁寺の広い境内を抜けて突き当りの筋を左折し八坂の塔方面に向かうと「丸山・建仁寺祇園」とかかれた提灯が目に留まりました。どうやらここが本日のお店のようです。(つづき)



建仁寺で見た美しい枝垂れ桜
コメント
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