未熟なカメラマン さてものひとりごと

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砂の美術館に感動!

2013-07-18 22:25:15 | 美術館・博物館

大作が並ぶ砂の美術館。

7月14日(日)鳥取市の「鳥取砂丘・砂の美術館」に行って来ました。自宅を8時半頃出発、例によって岡山自動車道・賀陽ICから高速に乗り、中国道・津山ICで降りて国道53号線を北上、智頭から鳥取自動車道を経由して、11時半過ぎに現地に到着しました。駐車場はどこも満車の状態でしたが、運よく美術館に近いお土産センターの無料の駐車場に停めることができました。
この「砂の美術館」、初めての訪問でした。資料によると世界で唯一の全天候型の砂像の美術館だそうです。もともと屋外の展示のみでしたが、昨年から作品のほとんどを屋内に展示しています。これにより保存度が随分よくなったようです。世界の著名な砂像彫刻家による作品が、体育館のような会場にずらりと並んでいます。今回で第6期になるそうで、テーマは「砂で世界旅行・東南アジア編」となっていました。会期は今年の4月20日から、来年の1月5日までです。うれしいことに撮影はOKで、多くの入館者が記念写真や思い思いのカットで撮影を楽しんでいました。砂像のうち、アンコールワットは、一番の大作で、クメール王朝の繁栄を表した、象での行進、古い寺院、ジャングルなどが砂のレリーフで見事に表現されています。

それにしても、砂だけでよくこのような砂像を作れるものだと感心しますが、ほんとに砂と水だけで作られているのだそうで、ただただ驚くばかりです。木枠の中に砂と水を入れよくかき混ぜて圧縮して空気を抜き固める、この作業を繰り返して大きな塊(土台)を作るのだそうです。砂像はそのうち水分が抜けて白っぽくなりますが、強度には影響がないようです。
3階にも上がることができ、そこからの俯瞰した眺めは、感動的です。また直接、屋外に出ることもできて、いくつか作品が展示されていました。アウンサンスーチン女史の砂像は大作です。

今日は天気もよく、展望台から見る砂丘と空のブルーがとてもきれいに感じられました。美術館を堪能したあと、もうお昼の時間になっていたので、ちょうど美術館の隣にある、鮮魚仲買人直営の「海鮮問屋村上水産・どんぶり」で昼食を摂ることにしました。人気店だからか、場所がいいのかずっと列ができていました。しかし、丼がメインなので客の回転率もいいのでしょう、先客が5組ほどありましたが、10分少々の待ち時間で席に着くことができました。仲買人直営のお店なので、浦富定置網で捕れた新鮮な魚介類は、当然味も良く、お値段も手ごろです。
このあと、せっかくなので砂丘を歩いてみることにしました。カメラの撮影からすると、歩いたり登ったりと苦戦する観光客の様子、また飛んだり、風にあおられたりする姿も、被写体としては最高なのです。
ということで、私も、日本海岸が真下に見下ろせる馬の背まで歩いて行こうと思いましたが、カラカラに乾ききった砂丘の砂はサラサラで、柔らかく、足をとられて、なかなか前に進みません。特に馬の背の急な斜面は何度も休憩しながら登りました。やっと登りきると、皆さん、安どの表情です。眼下に見渡す日本海の海の景色はまさに爽快。多くの人がカメラにおさめていました。帰りは、斜面を下るわけですが、のぼりと違い、なんと楽なことか。砂がショックを吸収してくれ、膝への負担もなく、走って下りました。こうして車に帰ると、疲れがどっと出て、今日は他を回る気力もなくなり、あらかじめ決めておいた三朝温泉に向かいました。    



とても歩きにくい砂丘。でもあの上まで行ってみたい。
コメント
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