拝観者でにぎわう醍醐寺
何年ぶりか、世界遺産・醍醐寺のあのすごい桜を見たくて京都へ出かけました。まずは京都駅から琵琶湖線に乗り換え山科で下車です。この山科駅もすごい人でした。近くに毘沙門堂(駅より徒歩20分)など名所がたくさんあるためでしょうか。リュックを背負ったウオーキングスタイルの熟年の男女のグループを多く目にしました。ほんとに時間があれば私も散策したいところですが、なかなかそうもいきません。でも乗降客の大半は地下鉄東西線に乗り換えて醍醐寺に行く人たちでしょう。
醍醐駅に着くと、お寺までアリの行進のように人の列が続きます。閑静な高級住宅街を抜けて歩くコース、途中、若い枝垂桜も植えられていてとても心地よいものでした。
醍醐寺に着くと仁王門のあたりはすごいことになっていました。まず国宝三宝院の枝垂桜を見ようと列に並ぶと若いお坊さんから共通券をテントで販売しています、との説明があり、そちらに並ぶことに。前回のことをよく覚えていませんが、結局3箇所共通券を購入することにしました。拝観料は1,500円。随分高額ですが、ここまで来てひとつだけというのは考えられません。まず、国宝の三宝院(さんぼういん)、次に霊宝館、最後に五重塔を見て帰ることにしました。どこも枝垂れは少し見ごろを過ぎていたようでしたが、それでも大木の桜は、見ごたえがあり、歴史を感じさせてくれます。特に霊宝館は今回が初めてでしたが、国宝、重要文化財などが整然と陳列され、時間もあっというまに過ぎていきます。なんと、この醍醐寺、国宝41点、重要文化財63692点もあるから驚きです。また霊宝館の建物の周囲の桜も見事でした。このあたりは少し拝観者も少ないように感じました。このあと国宝の五重塔と金堂などを写真に収めて醍醐寺をあとにしました。結局ひと通り見るのに2時間半を要しました。
かつて秀吉が盛大に催した、醍醐の花見、参加した者の数は1300名にも上ったそうです。どのように華やかなものだったのでしょう!
でも、秀吉が今日の様子を見ることができたら、もっとびっくりするでしょうね。