昨日午後、「福井県男女共同参画審議会音声記録」の
「情報非公開処分取消請求事件」を福井地裁で提訴して、
先ほど、帰ってきました。
帰りに、福井駅で昨日取材にきていた新聞社の七紙を買いました。
福井県は夕刊がないとのことで、写真入の(カラーも)で大きな記事。
(NHKと福井放送ほか1社のTVカメラも来ていました)
提訴と記者会見の詳細、その後のことなど・・・・は、
ちょっと落ち着いたら、次の記事にアップするとして、
ひとまず、各紙の新聞報道記事を紹介します。
福井県を教授ら提訴
本撤去問題で審議記録公開求め
ジェンダー審議会記録 「音声非公開取消を」
上野教授ら県を訴える 福井地裁
福井市のユー・アイふくい(県生活学習館)で昨年3月に上野千鶴子・東大教授らのジェンダー問題の著書など約150冊の蔵書が書架から一時撤去された問題で、同年11月に開かれた県男女共同参画審議会の音声記録(電磁的データ)を県が非公開にしたのは不当だとして、上野教授ら13人が17日、県を相手取り、非公開決定を取り消すよう福井地裁に提訴した。
訴状によると、ジェンダー本撤去問題などが議題と昨年11月の審議会について、原告が記録の情報公開を請求したところ、県は「単に備忘録的なもの」として、音声記録を非公開とした。上野教授は「非公開決定は情報公開の流れに逆行し、県の隠ぺい体質から出たもの」と県の対応を批判した。県は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
この問題では昨夏、撤去された本のリストの公開を求めて上野教授らが提訴の準備を進めていたが、直前になって県がリストを公開。一連の対応について、審議会の中で県側は「不適切で反省している」と述べた。
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「この訴訟は、県民にとって情報公開が進むかどうかの要となる。他の自治体にとっても非常に重要な訴訟だ」。原告代表の上野千鶴子・東大教授は、提訴の会見でこう訴えた。
昨年11月の県男女共同参画審議会で県総務部長から書籍の撤去が「不適切だった」と反省の意が示されたが、その審議会の音声記録は「職員の備忘録的メモ」として非公開になった。
原告側は「公的備品を使って公務中に審議会委員らの許可のもとに職員が録音したものは、私的で備忘録的メモとはいえない。福井県情報公開条例では当然、公開対象だ」と主張している。
上野教授は「音声記録の公開を求める一見ささいな問題だが、情報公開は民主主義の根幹。特に公的な意思決定のプロセスである審議会の過程を知ることは市民にとって、当然の権利」と強調した。原告団のメンバーは「自分が聴講して取ったメモと、職員が音声記録をまとめ、県のホームページで公開した議事録では、ニュアンスが違う」と語った。
会見に同席した原告の今大地晴美敦賀市議は「テープを聞いて審議内容を正しく知りたい。県の隠ぺい体質や事なかれ主義などを改善するきっかけにしたい」と言葉に力をこめた。
(2007.2.18 日刊県民福井新聞)
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「録音記録非公開は違法」上野・東大教授ら13人
地裁提訴 処分取り消し求める
ジェンダー関係図書一時撤去・県審議会議論
福井県生活学習館(福井市下六条町)がジェンダー(性差)関係の本
を一時撤去した問題で、この問題を議論した県男女共同参画審議会の録
音記録を県が非公開としたことは違法だとして、社会学者の東大教授、
上野千鶴子さんら13人が17日、県を相手取り、非公開処分の取り消
しを求める訴訟を福井地裁に起こした。
訴状などによると、同審議会は昨年11月2日開催。原告らは同6
日、審議会の録音記録の情報公開請求をしたが、県は同20日、「非公
開決定(不存在)」処分とした。原告側によると、議事録は県のホーム
ページ上でも公開されているが、実際の発言を意訳・要約したものに
なっているという。一方、県男女参画・県民活動課は「審議会は公開さ
れており、録音記録も職員が議事録作成のために用いるメモ的なもので
あって公文書とは言えない」としている。
この日、福井市内で記者会見した上野さんは「民主主義の基本は情報
公開。福井県民にとって情報公開が促進されるか重要な訴訟だ。勝訴を
確信している」と話した。【大久保陽一】
(2007.2.18 毎日新聞)
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福井県を教授ら提訴 本撤去問題で審議記録公開求め
ジェンダー本撤去 審議会記録公開を求める
福井地裁
福井県生活学習館で昨年3月に上野千鶴子・東大教授らのジェンダー問題の著書など約150冊の蔵書が書架から一時撤去された問題で、昨年11月に開かれた同県男女共同参画審議会の音声記録(電磁的データ)を県が非公開としたのは不当だとして、上野教授ら13人が17日、同県を相手取り、非公開決定を取り消すよう福井地裁に提訴した。
訴状によると、ジェンダー本撤去問題などが議題になった昨年11月の審議会について、原告が記録の情報公開を請求したところ、県は「単に職員の備忘録的なもの」として、音声記録を非公開とした。
福井市内で会見した上野教授は「非公開決定は情報公開の流れに逆行し、県の隠ぺい体質から出たもの」と県の対応を批判した。
県は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
この問題では昨夏、撤去された本のリストの公開を求めて、上野教授らが提訴の準備を進めていたが、直前になって県がリストを公開した。一連の対応について、審議会の中で県側は「不適切で反省している」と述べた。
(2007.2.18 中日新聞)
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上野教授らが福井県を提訴
審議会の記録 公開を求め
福井県の施設で昨年3月に上野千鶴子・東大大学院教授らの図書約150冊の蔵書が一時撤去された問題でこの問題を議論した「県男女共同参画審議会」の録音記録を非公開としたのは情報公開請求者の権利を侵害しているとして、上野教授らが17日、同県を相手取り、非公開決定を取り消しを求める訴訟を福井地裁に起こした。
訴状などによると、同県生活学習館(福井市)は昨年3月、上野教授の著書を含む性などに関する図書約150冊の蔵書を書架から撤去。
(2007.2.18 産経新聞)
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市民団体 「音声データは公文書」
図書撤去問題議事の録音 県の公開求め提訴
県生活学習館(福井市)がジェンダーに関する図書約150冊を書架から一時撤去した問題を議論した県の審議会で、県が議事録作成用に録音した音声データーを非公開したのは違法だとして、市民団体が17日、県を相手取って非公開処分を取り消すよう求める訴訟を福井地裁に起こした。
提訴したのは、「福井『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志」のメンバー13人。代表は撤去された図書のうち17冊の著者である上野千鶴子・東大大学院教授。訴状などによると、昨年11月にあった県男女共同参画審議会で、県の担当者が録音した音声の電磁データを原告が情報公開請求したところ、県は「あくまで個人的なメモであり、公文書には当たらない」として非公開(不存在)決定をした。審議会の議事録は公開されているが、原告は「公開が原則の審議会を録音したものであり、電磁データも議事録と同じく公文書である」としている。
提訴後、会見した上野教授は「県の隠蔽体質はいまだ改善されていない。今回の訴訟は今後の情報公開請求の上で大きな意味をもつ」と話した。
(2007.2.18 朝日新聞)
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会議の音声の公開求め提訴 著作撤去で上野東大教授ら
ジェンダー本撤去問題
上野教授ら県提訴
記録非公開取り消し求め
県生活学習館の書架からジェンダー関連の本約15冊が一時外された問題で、県男女共同参画審議会の音声記録が非公開とされたことを受け、上野千鶴子東大教授らのグループは十七日、県を相手に非公開決定の取り消しを求める訴訟を福井地裁に起こした。
訴状や原告によると、審議会は昨年十一月二日に同問題などを議題に開かれ、定員十人で一般公開もされた。原告は同六日に電磁的データやテープなどの音声記録を公開請求したところ、県は「公文書不存在」との理由で非公開とした。
原告によると、県は「音声記録は議事録作成のための県職員の個人的なメモのようなもので、公文書でない」と説明しているという。原告は音声記録は公文書に当たり、公開すべきと主張している。
県は「審議会のテープを公開してほしいというが、公文書として管理しているものではない。訴状をよく見て、県の考え方を伝えていきたい」としている。
(2007.2.18福井新聞)
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ジェンダー本撤去 上野教授ら県提訴
審議会録音データ 非公開取り消しを
県生活学習館(福井市下六条町)がフェミニズム関係の書籍約150冊を一時撤去した問題で、著書が含まれていた上野千鶴子・東京大教授らが17日、県を相手取り、問題を論議した審議会の録音データの非公開決定を取り消すよう求める訴えを地裁に起こした。
原告は上野教授のほか、福井市の女性ら9都道府県の13人。
訴状によると、原告側は昨年8月末、撤去をめぐって県男女共同参画推進条例に基づく苦情申し出を行い、県は11月、問題を論議する審議会を開催。原告側は同月、審議を記録した録音データを情報公開請求したが、県は「職員が備忘的に所持しているもので、公文書としては不存在」との理由で非公開とした。
原告側は「県情報公開条例で、電磁的記録は公文書と定義されている。録音データも議事録と一体と位置づけて保管されるべきで、非公開決定は違法」と主張している。
上野教授は提訴後の記者会見で「大半の記録が電磁媒体で行われる時代に、実際に存在する録音データを非公開とするのは時代錯誤で、行政の怠慢。情報公開が促進される契機になればと提訴に踏み切った」と述べた。
県男女参画・県民活動課は「条例に照らして適切に処理されたと考えているが、訴状を見ていないので、コメントできない」としている。
(2007年2月18日 読売新聞)
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全国の地方紙、17社にも載っています。
その中のいくつかを紹介します。
会議の音声記録、公開求め提訴・著作撤去で上野教授ら
上野千鶴子東大教授らのジェンダー関連の著作約150冊が福井県の施設から昨年、一時撤去された問題で、上野教授や9都道府県の市民団体メンバーら13人が17日、県男女共同参画審議会の音声記録の公開を求め、福井地裁に提訴した。
訴状によると、著作の撤去を受けて上野教授らは昨年8月、条例に基づく苦情申し出書を県に提出。県は苦情を議題とする審議会を同11月2日に開催した。上野教授らは審議会の音声記録の情報公開を請求したが、県は公開対象でないとして非公開とした。〔共同〕
(2007.2.18 日本経済新聞)
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会議の音声の公開求め提訴 著作撤去で上野東大教授ら '07/2/17
上野千鶴子東大教授らのジェンダー関連の著作約百五十冊が福井県の施設から昨年、一時撤去された問題で、上野教授や九都道府県の市民団体メンバーら十三人が十七日、県男女共同参画審議会の音声記録の公開を求め、福井地裁に提訴した。
訴状によると、著作の撤去を受けて上野教授らは昨年八月、条例に基づく苦情申し出書を県に提出。県は苦情を議題とする審議会を同十一月二日に開催した。上野教授らは審議会の音声記録の情報公開を請求したが、県は公開対象でないとして非公開とした。
原告側は「音声記録も公文書で公開されるべきだ。県が公開した議事録は原告が傍聴した記録と照らし合わせても違いがあり、検証の必要がある」と主張している。
上野教授は提訴後の記者会見で「文字記録だけを公開対象とするのは情報公開の流れに逆行している」と指摘した。
県男女参画・県民活動課は「訴状を見ていないのでコメントは差し控える。音声記録は議事録を作るための補助的なもので、公開の対象ではないと考える」と話した。
県は昨年三月、男女共同参画推進委員の男性から「内容が不適切」との指摘を受け、上野教授の「スカートの下の劇場」など百五十三冊を生活学習館の書架から撤去。同五月、市民団体の抗議を受けて戻した。
(2007.2.18 中国新聞)
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