みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

今日です。WAN設立イベント「女から女たちへウェブ時代の新しいシスターフッドを求めて」(上野千鶴子)

2009-05-31 08:42:37 | ジェンダー/上野千鶴子

WAN「ウィメンズアクション ネットワーク」の設立イベントに参加するために、
昨日から京都に来ています。

わたしは「女性と政治をつなぐページP-WAN」を担当しているので、
イベントでページの説明をするための打ち合わせと、
どんなページになるのか知っておきたいので、理事会に参加させてもらいました。

大好きな梅花ウツギに見送られ、ともちゃんに車で送ってもらって岐阜駅へ。


途中、土砂降りだったので心配したのですが、
着いた京都はお天気が良くて、メチャ暑い。
まずは、WAN事務所近くの、
三井ガーデンホテル京都四条にチェックイン。
あたりにホテルはたくさんあるのですが、ここは大浴場があるので選びました。

四条烏丸にある事務所は、ページの開設に向けて、フル回転。
女性ばかり10人ほどが準備作業をしていたのでさっそく手伝いました。
もちろん、サイトのほうは詳しい方たちにお任せして、わたしはグッズの袋詰め。

これなら頭を使わなくていいし、「昔取った杵柄」ですから任せとき!
一筆箋とクリアファイルの袋詰め終了。
すてきなТシャツもあります。

夜中にホテルに帰ってひと風呂浴びて、きょうはいよいよ本番です。

この記事をアップして、朝風呂に入ってから、東京から参加する仲間を迎えに、
早めにホテルを出て、京都駅に向かう予定。

「NPO法人ウィメンズアクションネットワーク設立記念のつどい
    --今始まる!ウェブがつなぐ女たち--     」
の報告は、リアルタイムで会場からアップする予定です。


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NPO法人ウィメンズアクションネットワーク設立記念のつどい
    --今始まる!ウェブつなぐ女たち--
特別講演:
 「女から女たちへ ウェブ時代の新しいシスターフッドを求めて」 
  上野千鶴子(東京大学大学院教授・WAN理事)


日時:2009年5月31日(日) 午後1:30~4:30
会場:キャンパスプラザ京都(JR京都駅ビル駐車場西側)
〒600-8216 京都市下京区西洞院通塩小路下る TEL.(075)353-9111
参加費:1000円(WAN会員は無料) 

お問い合わせ、および参加申し込みはWAN事務所 infoアットwan.or.jp (アットを@に変えてください)まで、
{お名前・所属・メールアドレス」を明記して、
「件名:設立イベント申し込み」でお願いします。
*当日ご来場の方もご入場いただけますが、会場が満員になり次第
参加を締め切らせていただきます。


開場は12時半です。
まだ余裕があるので、当日参加もOKですよ。

設立イベントに参加されるみなさん、会場でお会いしましょう。


最後まで読んでくださってありがとう
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原爆症救済・国敗訴を受けて認定基準を見直すべき/危険な原発プルサーマル計画:MOX燃料到着

2009-05-30 10:45:10 | 地震・原発・災害
5月28日、原爆被爆者の原爆症認定を求める集団訴訟で、
東京高裁が、ひろく原爆症をみとめた。
これで国は18連敗とのこと。

被爆者はどんどん高齢化しており、亡くなる人も多い。

ごく最近、わたしの関係者も「入市被爆」していた、という
ショッキングな事実を知ったので、他人事とは思えない。
すでに亡くなったそのひとは、原爆直後に広島にはいったことを、
ごく身近な人にしか話していなかったという。

病気やガンで苦しみ続け、「もっと早く知っていればわたしも」と、
無念の思いの人も多いだろう。
薬害肝炎も、原爆症も、表に出ているのは、氷山の一角に過ぎない。
周りの目を恐れて「じつは被爆した」と話すこともできない多くの人がいることを、
わすれないでいたい。


【社説】原爆症認定 見直しも救済も急げ
中日新聞 2009年5月29日

 東京高裁も国の基準よりも広く原爆症を認めた。十八連敗となった国は基準見直しを迫られている。認定拡充は当然だが、高齢となって病気で苦しんでいる被爆者の救済にはスピードが欠かせない。
 原爆症認定却下処分を不服とした被爆者の集団訴訟で、先の大阪高裁判決は国が認めなかった四人を原爆症とする内容だった。二十八日の東京高裁判決も新たに九人を認定した。控訴審に入っても国の連敗は続く。
 地裁も高裁も判断ははっきりしている。東京高裁判決を受けて河村建夫官房長官が認定基準見直しの検討を表明したのは当然だ。
 被爆者は高齢者が多く、裁判だけでなく時間とも闘っている。救済に一刻の猶予も許されない。
 広島、長崎の被爆者は二十五万人余りにのぼるが、原爆症と認定されたのは五千人程度だ。基準のハードルが極めて高く、認められなかった三百六人が二〇〇三年四月から各地裁に提訴した。
 六地裁で立て続けに敗訴した段階で当時の安倍晋三首相が「基準を見直す」と発言し、昨年四月からは新基準に切り替わった。
 新基準は、爆心地からの距離など一定の条件を満たせば、がんなどの五疾病を積極的に認める。
 旧基準と比べると大幅な改善だが、肝機能障害や甲状腺機能低下症などは対象から外された。依然として被ばく放射線量にこだわった厳格な審査が続いている。新基準になってもハードルは高い。
 原爆症と認められれば月十三万七千円の医療特別手当が支給される。国は財政支出を抑えたいし、被爆者援護を拡充すれば、ほかの戦争被害の補償も考慮しなければならなくなる事情もあろう。
 判決の積み重ねにより原爆症と認められる範囲は見えている。国は被爆者団体の意見を聞きながら新基準をさらに広げた「新・新基準」を早急に設けるべきだ。
 基準見直しとともに、認定審査のスピードを上げなくてはならない。現在、八千人余りが審査結果待ちという。申請から三年以上も待っている人もいる。認定まで時間がかかっては被爆者に新たな苦しみをもたらす。審査制度の見直しも避けられない。
 北朝鮮が核実験を行った際、政府は「断じて容認できない」と厳しく非難した。原爆投下から六十四年を迎える。唯一の被爆国として原爆被害の実態を国際社会に訴え続けながら、被爆した国民をいまだに救済できないのは、恥ずかしく、悲しいことではないか。



社説:原爆症救済 政治決断迫られている
毎日新聞 2009年5月29日

 広島と長崎の被爆者が、国を相手取り、原爆症の認定申請を却下した処分の取り消しなどを求めていた集団訴訟の控訴審で28日、東京高裁が原告側勝訴の判決を言い渡した。一連の訴訟は306人が17地裁に提訴して争われてきたが、これで国側は事実上の18連敗である。
 判決は、爆風でガラスの破片を浴びたことに伴う「有痛性瘢痕(はんこん)」と呼ばれる疾病を高裁レベルで初めて認定したのをはじめ、認定基準で積極認定の対象外となっている肝機能や甲状腺の障害も幅広く原爆症と認定。基準外の原告9人を新たに救済する判断を示した。
 認定基準を緩和し、幅広い救済を図るべきだとする司法判断はすでに定着したとみられていたが、今回の判決によって救済対象を広げる流れに弾みがつきそうだ。
 同じ日、厚生労働省は肝硬変などを認定した大阪高裁判決について上告しない、と発表した。法令違反などの上告理由がないためだが、今回の判決についても大きく事情は変わらないはずだ。上告を見送り、すべての訴訟の終結を急ぐべきだ。
 認定基準の再見直しも避けられない情勢となった。政府は敗訴した原告を含めた一括救済には消極的といわれるが、基準の緩和は司法の妥協を許さぬ要請と言える。
 今後は、積極認定の対象を5疾病以外に広げなければならないことは言うまでもない。専門家が個別に総合判断する2段階方式では審査が遅延するなどの問題も生じ、改善が求められていただけに、この際、司法判断に従って、被爆が原因でないことを国側が証明できない限り、一律に原爆症として救済する道を開くべきだ。
 河村建夫官房長官が就任前、与党プロジェクトチームの座長として昨年4月の基準緩和に貢献したことも忘れられない。被爆者の高齢化が進む今、早期救済を目指すことに野党も異論はあるまい。麻生太郎内閣としての政治決断を急ぐべきだ。
 残念ながら政府は戦後、原爆の被害を過小評価するかのように、おざなりな被爆者対策で済ませようとしてきた。被爆者として健康手帳を手に入れることさえ容易ではなく、ましてや原爆症と認定するための基準は厳しく設定されてきた。認定基準は、司法府から批判されるたびに渋々緩和されてきたのが実情だ。
 しかし、今年4月には米国のオバマ大統領が核兵器を使った唯一の核兵器保有国としての道義的責任を明言した。北朝鮮の核実験を批判する声も世界的に高まっている。唯一の被爆国として、核兵器の廃絶を訴えるためにも、被爆者対策の充実は急務である。
(毎日新聞 2009年5月29日)


【社説】「原爆症」高裁判決 積極認定へ政治決断を '09/5/29
中国新聞 2009.5.29

 原爆症認定はどうあるべきか。流れを決定づけると位置付けられていた司法判断も、政府に厳しい内容だった。東京高裁はきのう、一審以上に積極的な被爆者救済を迫る判決を下した。昨年四月に導入された国の新たな認定基準の問題点も指摘している。
 多くの被爆者は、さまざまな病気を抱えている。その原因が放射線によるものかどうか、現代科学でも解明は難しい。
 ならば基準を機械的に当てはめず、関連が否定できない限り原爆症と認定すべきだ。それが一連の集団訴訟で司法が十八回続けて示したメッセージだろう。
 国の責任で保健や医療、福祉対策を講じる―とした被爆者援護法の趣旨にも沿っている。国は基準の再見直しを含め、救済の幅が広がるよう抜本的な対策を急ぐべきである。
 争点は、新たな基準でも認定されていない十人についての判断だった。判決では、肝硬変など九人の病気を原爆症とした。全部で三十人の原告のうち二十九人が認定されることになる。一審の東京地裁が原爆症とした二十一人を大きく上回っている。
 注目されたのは、甲状腺機能低下症と肝機能障害を原爆症と認めるかどうか、だった。新基準でも積極的に認定する疾病から外れていたからだ。高裁は、ともに放射線と関連があると判断した。
 確かに、新基準の導入で、それまでの「ふるい落とす審査」が大きく変わった。実際に原爆症と認定される被爆者が急増し、二〇〇八年度は二千九百六十九件になった。前年度の約二十三倍という数字である。
 それでも被爆者救済の観点から見ると、まだ不十分だ―と司法は指摘しているようだ。
 例えば体内に入った放射性物質が細胞を傷つける「内部被曝(ひばく)」や残留放射線の影響。東京高裁は、認定制度にはそれらを過小評価する危険があり「適格性を欠く」と批判した。一連の訴訟で、各地裁や高裁が何度も指摘した点である。そこを見直さない限り、救済の観点に立った基準はできまい。
 原爆投下から六十四年。広島、長崎に続く三度目の核の悪夢が、繰り返されることはなかった。「ノーモア」を訴え続けた被爆者がいたからこそ、ではないか。身をもって核兵器がいかに非人道的か世界にアピールしたことで可能になったのだろう。
 被爆者たちがそんな歴史的な役割を果たしてきたことは、もっと評価されるべきだ。しかし政府は司法に尻をたたかれないと、なかなか救済に動きださない。しかも後手で小手先が目立つ。そんな対応では、もう済まされない。
 原爆症をめぐる集団訴訟が〇三年に提訴されて六年余り。原告約三百人のうち六十人以上が亡くなった。被爆者の平均年齢も七十五歳を超えた。もはや猶予は許されない。国として、厳しい司法判断にどう応えていくか。思い切った見直しを迅速に進めるには、政治の決断が不可欠だろう。
中国新聞 2009.5.29



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おりしも、
プルトニウムを混ぜたMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料が、
つぎつぎに日本の原発現地に到着する。

ひとたび事故が起きれば、たくさんの被爆者を生み出すプルサーマルの反対運動に、
わたしは、20年ほど前にかかわっていた。
深夜、「夢の」高速増殖炉「もんじゅ」に運び込まれる燃料を載せた
大型トレーラーを追って、名神高速を走ったこともある。
「もんじゅ」の稼動が「夢と消えた」今、各地で稼動する原発で
MOX燃料を燃やして発電しようというのが、「プルサーマル計画」だ。

玄海原発プルサーマル計画:MOX燃料到着 抗議の声よそに搬入/佐賀
毎日新聞 2009年5月24日

 ◇市民団体「悔しい」
 コバルトブルーの船体にさびを浮かべた核燃料輸送船「パシフィック・ヘロン」が23日、九州電力玄海原発に到着した。同原発付近では反対派が待ちかまえ、「MOXを運び込むな」「見切り発車だ」と声を上げた。この日午前中に始まった陸揚げ作業は、同日午後2時半までに終了。「悔しい」。反対運動に取り組んだ市民団体の関係者からため息が漏れた。
 午前5時半すぎ、MOX燃料を積んだ輸送船が朝もやに包まれ、うっすらと姿を現した。
 周囲で海上保安庁の巡視船やボートが警戒の目を光らせる。原発が見渡せる橋や岬に陣取った報道関係者や反対派市民が注視する中、原発敷地内の専用岸壁に近づき、午前6時40分ごろ、九電社員が見守る中、全長約100メートルの船体がゆっくりと着岸した。
 昼前には、約100人の作業員によるMOX燃料の陸揚げが始まった。
 黒い円筒形の輸送容器(長さ約6メートル、直径約2・5メートル)に入れられたMOX燃料は、クレーンで船倉から持ち上げられた。その後、容器はトレーラーに載せられ、放射能漏れがないことを確認したうえで玄海原発3号機建屋に搬入された。
 「長い間、この日が来ないことを願っていた。悔しい」。MOX燃料の陸揚げ準備をする輸送船が見える橋の上で、プルサーマル反対運動に取り組んできた市民団体事務局の清流裕子さん(57)は無念さをにじませた。
 原発ゲート前には、早朝から県内や長崎県などから市民団体が集結。「No!プルサーマル佐賀ん会」共同代表の1人、野中宏樹さん(46)は「使用済み燃料の処理方法も決まっていない中での見切り発車。憤りを感じる」と語気を強めた。
 「プルサーマルと佐賀県の100年を考える会」世話人の吉森康隆さん(62)は「民意と国・県の意向がかけ離れている」と、県の姿勢を改めて批判。玄海原発に近い唐津市呼子町区長会の大森登至郎会長(69)も「どうか住民を守ってもらいたい」と九電側に訴えた。
・・・・・・・・・・・・・ (略) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
==============
 ■解説
 ◇国策の行き詰まり、象徴

 2カ月半の航海の間、武装護衛船に囲まれたMOX燃料はこの日、警察や海上保安庁が警戒する中、玄海原発に運び込まれた。
 今回、九電や国は「核防護上の秘密」として、搬入日時を一切公表しなかった。MOX燃料に含まれるプルトニウムが核爆弾の材料にもなるからだ。
 玄海原発を皮切りに各地でプルサーマルが実施されるようになれば、これまで以上にプルトニウムの移動が頻繁になるだろう。
 プルトニウムはウランより放射線も強く、いったんトラブルが起きれば、市民生活への影響も懸念される。それでも、いつ、どこを通って運ばれるのかという情報は市民に知らされない。私たちは、そうやって電気を得る方法を本当に望んでいるのだろうか。
 プルトニウムは元々、高速増殖炉もんじゅ用の燃料として備蓄が進んだ。日本が保有する使用済み核燃料から分離されたプルトニウムは05年末現在、約43・7トン。だが、もんじゅは95年に事故を起こして以来止まったままで、プルトニウムを使うめどが立たない。プルサーマルは、そのツケ回しとも言える。
 MOX燃料の搬入は、国の原子力政策の行き詰まりと相まって、私たちに重い課題を突きつけている。【関谷俊介】
(毎日新聞 2009年5月24日)



MOX燃料:輸送船が静岡・御前崎の中電ふ頭に着岸
毎日新聞 2009年5月18日

 フランスで製造された「プルサーマル発電」用のMOX(ウランとプルトニウムの混合酸化物)燃料を積んだ輸送船が18日午前、静岡県御前崎市の御前崎港中部電力専用ふ頭に着いた。約5キロ離れた同市内の浜岡原発に運び入れる準備が始まり、横断幕を掲げた地元の市民団体のメンバー数十人が「プルサーマルやめろ」と陸揚げに抗議した。市民団体によると、輸送船は午前6時過ぎに港内に入り、同6時半ごろ着岸したという。
 輸送船は英国籍で今年3月5日、日本に向けて仏北部シェルブール港を出港していた。御前崎港が最初の陸揚げ港で、この後、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)向けのMOX燃料をそれぞれの施設に陸揚げする予定。MOX燃料を一般の原子力発電所で燃やすプルサーマル発電は、今秋にも玄海原発で通常運転が始まる見通しにある。【舟津進】

 ◇核燃料サイクル技術未完成、安全性に課題も
 プルトニウムを原子力発電所で燃やす「プルサーマル発電」用の核燃料を積んだ輸送船が到着した。プルサーマル実施について、国や電力業界は「60年代から欧米で行われている方法」として10年度までに16~18基の原発で導入を目指している。しかし、核燃料サイクル技術がまだ未完成で、安全性確認を含め課題は山積している。
 プルサーマルは、使用済み燃料に含まれ、まだエネルギーが出せるプルトニウムを取り出してMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料に加工して使う方法だ。プルトニウムは本来、高速増殖炉用の燃料と想定されたが、原型炉「もんじゅ」の開発が難航。国の「兵器転用可能なプルトニウムは使い切る」との政策を受け、代替策として計画された。
 しかし、使用後のMOX燃料の処理は解決していない。国の計画では、高速増殖炉用の「第2再処理工場」が45年ごろに稼働するまで、各原発の敷地内に長期間貯蔵される計画だが、通常の使用済み燃料より高温で、寿命の長い核分裂物質を含む。大地震などの災害リスク分析も必要だ。
 核燃料の扱いは、海外でも技術的・政治的にさまざまな変遷がある。日本の政策に柔軟性を持たせることも大切だ。【山田大輔】
(毎日新聞 2009年5月18日)


原爆症認定判決と同じ日、
おとなりの「北朝鮮」では地下核実験が行われたという。
このような暴挙は論外だけど、北朝鮮の脅しに大騒ぎしながら、
ひそかに、{核」そのもののMOX燃料を国内に運び込む、とは矛盾ではないのだろうか。

現実として、60年以上たっても消えない原爆症の深刻さと、
チェルノブイリ原発事故の被害の悲惨さを知ったいまもなお、
「核の安全利用」ができると信じている人たちをかえるために、
わたしに何ができるのだろう。


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6/20Who Cares?介護現場のいま-パートナーズシンポ&6/22上野千鶴子講演会

2009-05-29 13:42:25 | ジェンダー/上野千鶴子
あさって5月31日は、ウィメンズアクションネットワーク(WAN)の
設立イベントです。
わたしも「女性と政治をつなぐページ」の説明をするので京都に行きます。

ブログで紹介しようと思っていたら、連れ合いに先を越されました(笑)。

◆NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)設立/
上野千鶴子・講演/Web参加や会員募集中 (5/29てらまち・ねっと)


WAN設立イベントのことは、こちら↑を見ていただくとして、
締め切りが迫っている6月の上野さん関連のシンポジウムを紹介します。

6月20日に京都の龍谷大学で、
「誰が私たちの面倒をみるの?―介護現場のいま―』のシンポジウムが開催されます。
わたしが見たのは「朝日アスパラクラブ」で、
会員限定の申し込みでしたがすでに終わっていました。

このシンポの基調講演は上野千鶴子さんの、
「介護労働者は本当に足りないのか?-グローバリゼーションとケア」なので、
ぜひ参加したいと思い、調べてみたら、
6月3日が締め切りで、「抽選で500名」だそうで、まだ間に合います。

介護現場のいま/6月20日、龍谷大学でパートナーズシンポ(朝日新聞)

シンポジウムについては、龍谷大学のホームページが詳しいです。
申し込みは、aps@ad.ryukoku.ac.jp さっそく申し込みました。

チラシをPDFで取り出して、FAXでもオッケーです。
 

朝日・大学パートナーズシンポジウム
Who Cares? 誰が私たちの面倒をみるの?―介護現場のいま― 開催のお知らせ

2009年5月12日(龍谷大学ホームページ)

龍谷大学アフラシア平和開発研究センター・朝日新聞社大阪本社主催

日 時 2009年6月20日(土) 13:30~17:00 (開場13:00)
会 場 龍谷大学 深草学舎 顕真館
  〒612-8577京都市伏見区深草塚本町67
         (8番の建物です。)
   ※駐車場はございません。ご来場には公共交通機関をご利用ください。
    その他  参加無料・事前申込要  (定員500名)
          (報告はすべて日本語で行われます。)

<申込方法>
参加ご希望の方は、下記あて先まで、はがき、Fax、メールのいずれかで郵便番号、住所、電話番号、氏名(フリガナ)、参加希望人数を明記の上お申し込みください。
【あて先】 龍谷大学 人間総研 APS係
【はがき送り先】 〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67
【FAX番号】 075-645-2240
【Emailアドレス】 aps@ad.ryukoku.ac.jp

※応募多数の場合は、抽選となります。当選発表は聴講券の発送をもって発表にかえさせていただきます。


【 プログラム 】
基調講演 「介護労働者は本当に足りないのか?-グローバリゼーションとケア」 上野 千鶴子氏(東京大学大学院教授) 著書『おひとりさまの老後』他


第1部 インドネシア人介護福祉士候補者による体験談
(1)ティアス・パルピ氏 (2)ウェルヤナ・オクタフィア氏(横浜市・特別養護老人ホーム「緑の郷」)

第2部 外国人介護労働者の現状と課題
「ケアの国際化と日本:インドネシア人介護労働者の視点から」
安里 和晃氏(京都大学特定准教授)
「在日フィリピン人介護者:日本での居場所を探す女性たち」 
高畑 幸氏(広島国際学院大学講師)
「Who Cares?世界の人々を介護するフィリピン人とフィリピン社会」
マリア・レイナルース・D・カルロス氏(龍谷大学国際文化学部准教授)

第3部 パネルディスカッション
パネリスト
上野千鶴子氏(東京大学大学院人文社会系研究科教授)
稲葉敬子氏(NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事)
インドネシア人介護研修担当 山崎イチ子氏(花園大学特任教授)
インドネシア人受け入れ施設代表 中江幸一氏(神戸市・社会福祉法人「うみのほし」施設管理責任者)
マリア・レイナルース・D・カルロス氏(龍谷大学国際文化学部准教授)
コーディネーター
川名 紀美氏(ジャーナリスト・元朝日新聞論説委員)
 
朝日・大学パートナーズシンポとは
朝日新聞大阪本社と大学が共催し、大学の高い水準の研究や独自性のある取り組みをテーマとしたシンポジウムを開催します。
詳細はこちら(ファイル形式pdf サイズ904kb)


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6月20日は京都にいけない方に、
6月22日には、名古屋で上野さんの講演&シンポがあります。
こちらは「地域支えあい活動推進フォーラム」で定員700名。

チラシの締め切りは5月20日になっていますが、
webの締め切りは6月10日に延期とのこと。
問い合わせたらまだ余裕があるとのことです。






「地域支えあい活動推進フォーラム」参加者募集!
  住み慣れた地域で安心して暮らし続けたいという願いを実現するため、
 地域の支えあい活動について考えます。

 PartⅠ 平成21年 6月16日(火)13:00~17:00
        堀田 力 氏(さわやか福祉財団理事長)講演会ほか

 PartⅡ 平成21年6月22日(月)13:00~16:30
        上野 千鶴子 氏(東京大学大学院教授)講演会ほか

 会  場 いずれも名古屋市高年大学鯱城学園「鯱城ホール」
         (地下鉄「伏見駅」6番出口より南へ徒歩7分)

 参 加 費 無 料

 参加申込 ハガキまたはFAXで、参加希望者全員の氏名・電話番号(また
 はFAX番号)・参加希望日(「6月16日」または「6月22日」もし
 くは「両日」)をご記入のうえ、下記へお申し込みください。 
 締切:6月10日(水)まで
 詳細はこちらをご覧ください。→ ちらし(PDF) ※締切は延長しています

 申 込 先
   名古屋市社会福祉協議会「地域支えあい活動推進フォーラム」係
    〒462-8558 名古屋市北区清水4-17-1
    FAX 052-917-0702


ちなみに7月26日、ウィルあいちの「向老学学会」の基調講演も上野さんです。

7月には、東京と名古屋でウィメンズアクションネットワーク(WAN)の集会も
企画する予定なので、詳細が決まったら、またお知らせします。


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シックハウス症候群:敏感度を判定/ケミレス必要度テスト

2009-05-28 09:40:04 | 健康/くらし/薪ストーブetc
昨日の毎日新聞夕刊の一面のタイトル横の記事は、
「シックハウス症候群の敏感度を判定、ネットで簡易自己テスト」。



わたしは、新しい家具を入れたときに、呼吸が苦しくて気分が悪くなったり、
ファン式の石油ストーブで咳が出たり発疹がでたり、
生地屋さんに行ったりすると涙でグチャグチャになったりするので、
「化学物質過敏症」があるのだろう、と思っていました。

いちばんつらいのは、タバコの煙で、他の人が気づかないくらいのにおいで、
のどが痛くなったり、胸が苦しくなります。
今朝の中日新聞にも、タバコについて「有毒性への認識たりず」
として、「受動喫煙防止のために(上)」の記事がのっています。

こちらは続きがあるようなので(下)がでたらまとめて紹介します。

でさっそく、
毎日新聞に書いてあるHPにアクセスして、ケミレス必要度テストをやってみました。

ケミレス必要度テスト
 
結果は「高」。
「あなたはシックハウス症候群を発症した経験があるか
化学物質への過敏さをある程度持っていると思われます」との判定。



「やっぱり」と思っただけでショックは受けませんでしたが、
今後の生活に大変参考になりました。

原因不明で体調が悪くなったりする方は、
「シックハウス症候群」なのかも知れない。

ぜひこの「ケミレス必要度テスト」をしてみるといいですよ。


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以下は、毎日新聞の記事です。


シックハウス症候群:敏感度を判定 ネットで簡易自己テスト--厚労省研究班
毎日新聞 2009年5月27日

 「シックハウス症候群」対策として化学物質に敏感かどうかをインターネットで自己判定できる簡易テストを、森千里・千葉大教授(環境生命医学)らの厚生労働省研究班が開発した。「自分が化学物質にどれぐらい注意が必要かを判断する目安にしてほしい」と呼びかけている。【下桐実雅子】
 シックハウス症候群は、建材や家具、防虫剤に含まれる化学物質などによって、目の痛み、だるさ、めまいなどを起こす。新築・改築した建物で起きやすい。厚労省は対策として、ホルムアルデヒドやトルエンなど13物質について、室内濃度指針値を定めている。しかし、森教授らによると、最近は規制対象外の代替物質が使われるようになり、それらによる健康被害が報告されているという。
 森教授らは、アメリカで開発された化学物質への敏感度についての問診票などを参考に、約30項目の質問と過去に経験した症状を5分程度で調べるテストを作成。車の排ガスやたばこの煙、殺虫剤、ペンキなどのにおいに対する症状の有無や重さ、症状が出る場合に日常生活にどの程度影響が出るかなどを尋ね、化学物質に対する敏感さを「高」「低」のどちらかで判定する。
 森教授は「自分が化学物質に敏感かどうか分かれば、住宅や家具、日用品の購入や生活環境に注意でき、発症予防にもつながる。現在、症状がある人は専門医を受診した方がよい」と話している。簡易テストはホームページ(http://check.chemiless.org/)で公開されており、判定データはシックハウス研究に利用される。

==============

 ◇自己判定テストの主な質問
 Q 以下のにおいや化学物質に対して、頭痛、思考能力の低下、だるさ、呼吸が苦しくなる、吐き気、めまいなど不快な症状が出ますか。
・車の排ガス
・たばこの煙
・殺虫剤
・ペンキ、シンナー
・新しいカーペットなど

 Q あなたが化学物質によって生じると普段感じている症状と、その程度を教えてください。
・筋肉や関節が痛む、こわばる、けいれんする、力が入らない
・目がかゆい、息切れ、せき、たんなど
・動悸(どうき)、不整脈、胸が締め付けられるような感じ
・集中力・記憶力が低下、不安感など
毎日新聞 2009年5月27日 東京夕刊



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「無国籍ネットワーク」陳天璽チェン・ティエン シーさん/「WAN」呼びかけ人に赤松良子さんも。

2009-05-27 16:33:42 | ジェンダー/上野千鶴子
「WAN(ウイメンズアクションネットワーク)」への協力のお願いで、
二日間、東京に行って来ました。

東京では、上野さんとAさんと3人で「WINWIN」代表の赤松良子さん、
「ファムポリティク」の田中喜美子さんの事務所を訪問し、
「全国フェミニスト議員連盟」「生活者ネットワーク」など
女性と政治にかかわる団体の関係者などにもお会いして、協力をお願いしました。

赤松さんも田中さんも、はじめてお会いするのですが、趣旨に賛同して快諾してくださって、
さらに声をかける人を紹介していただきました。
25日にお会いした女性は20人ほど、みなさん素敵な方ばかりで、
こうして顔を合わせて話して、少しずつネットワークが広がっていくのがうれしいです。

赤松さんと上野さんの世紀のツーショットを撮って、
ブログにアップすればよかった、とあとで悔やんだのですが、
ハードなスケジュールを組んだので、説明に汗だくでそんな余裕はなし。

で、東京の画像は、たべものばかりです。

ブレックファースト
 
ランチ
 

東京で出会ったお花たちも少し。
  


翌日午後は、2時間半ほど雑誌のインタビューを受けて、
日の沈むころ新幹線で帰路に着きました。


昨夜は、畑の野菜でディナー。
メーンデイッシュは、ソラマメです。


  


朝起きてブログをしようと思ったら、
おっと、忘れていました、gooがメンテナンス中。
午前中はたまったメールにお返事を書き、
昼ごはんを食べて休んでいたら、あっという間にこんな時間。

月日の、いえ、時間の、たつのは早いものです。


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ということで、ここからは、
紹介したいと思って下書きに入れていた「無国籍ネットワーク」のこと。

『無国籍』(新潮社)の
著者の陳天璽(チェン・ティエン シー)さんが立ち上げたネットワークで、
わたしは前から、国籍問題に関心があったので、
この本は2004年に刊行してすぐに買って読みました。

ひと:陳天璽さん 「無国籍ネットワーク」代表 
毎日新聞 2009年5月14日

 自らも30年以上「無国籍」だった。今、無国籍者は国内に約1500人、世界には千数百万人いるとされる。そのつらい思いを共有し、存在に理解を求めるネットワークを1月、当事者や研究者、弁護士ら約30人と設立した。
 戦後、台湾から留学生として来日した父と母の下、6人兄弟の末っ子として71年、横浜・中華街で生まれた。翌年の日中国交正常化に伴い、日本か中国の国籍取得を迫られた両親は「両国への複雑な感情」からいずれの国籍も選ばず、一家は無国籍になった。
 筑波大に進み、94年に香港の大学、97年から3年間は米ハーバード大に留学。海外渡航のたび、相手国側のビザだけでなく、帰国時の再入国ビザも求められた。「生まれた国にも拒否されるのか」。そんな思いが「国」や「国境」へのこだわりを強めた。
 留学から帰った00年、筑波大大学院を修了して東大の文化人類学研究室に入り、無国籍の人々を各地で取材した。ベトナム独立のためフランスと戦ったインドシナ戦争(46~54年)を逃れタイに渡った両親から生まれた無国籍の男性らと出会い、共に涙を流した。03年、研究を円滑に進めるため日本国籍を取得。05年には自らの体験を著書「無国籍」(新潮社)にまとめた。
 4月下旬、悩みを相談し合う定期的交流会「すてねとカフェ」も始めた。「存在を否定された人たちを勇気づけ、その人生の重さを伝えていきたい」【工藤哲】
 【略歴】チェン・ティエン シー ホームページは「http://www.stateless-network.com」。横浜市在住。37歳。
毎日新聞 2009年5月14日 0時15分



無国籍ネットワーク
無国籍ネットワークは無国籍者の今と未来を考えます。

国籍って、誰でも持っているものだと思っていませんか?
持っていて当たり前だと思っていませんか?
国籍のない人。
どの国にも国民と認められていない人。
世界には無国籍の人が1500万人以上いるといわれています。もちろん、日本にも。
「無国籍ネットワーク」は無国籍の人たちや国籍問題で悩む人たちがもっと暮しやすくなるよう、相談窓口を設け、フォーラムや交流会など各種イベントを開催するなどの活動をしています。
無国籍の人も、そうでない方もご参加いただけます。
国籍の壁を越え、みんなが暮しやすい社会をめざしています。
陳 天璽



無国籍ネットワーク:横浜で初の交流会…協力を確認 
毎日新聞 2009年4月25日

 日本に住む無国籍者と支援者らで作る「無国籍ネットワーク」(東京都渋谷区)が25日、横浜市内で初の交流会を開き、生活面などで協力しあうことを確認した。
 法務省などによると、複数の国を行き来した際、制度の違いで国籍が取れなかったり、政治的な理由でどの国からも国民と認められないなどの無国籍者が日本に約1500人いるという。同ネットは、30年以上無国籍で後に日本国籍を得た横浜中華街出身の陳天璽(チェン・ティエンシー)・国立民族学博物館准教授(37)が今年1月、弁護士や研究者ら約30人で発足させた。
 この日は、約10人の無国籍者を含む約40人が参加。中国・上海生まれの李文彪さん(57)=千葉県八街市=は「渡航や生活の不自由が多く、長年息をひそめて生活するしかなかったが、新しい人と出会えて希望が持てるようになった」と話した。
 同ネットの問い合わせはホームページhttp://www.stateless-network.comへ。【工藤哲】
毎日新聞 2009年4月25日


「無国籍」の問題は、遠いどこかの国のことではなく、
いま・ここで、わたしたちの足元で起きていることなのです。


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映画「沈黙を破る」京都シネマにて5月23日(土)より公開/白イチジク、ザ・キング植えました。

2009-05-26 10:37:22 | ほん/新聞/ニュース
花木センターで苗を見つけて買ってきた、
イチジクの珍しい品種「ザ・キング」 を植えました。
   
夏に収穫する実の大きな品種で、とっても甘いそうです。
小さな実がついたので、急いで植えることにしました。

  

先に植えてあるバナーネの並びに、
昨年買った白イチジクといっしょに植えました。
3種類とも果皮が緑色の、日本ではめずらしい品種。
生で食べるとおいしいのですが、いかんせん、保存が利かないイチジクですが、
ホワイト系は、皮が柔らかく、皮ごとコンポートにするのに最適です。

イチジクの剪定方法がわからないので、図書館で「果樹の育て方」の本を借りてきて、
調べてみたら、かなり密植でコンパクトに育ててもよいようです。

イチジク夏果専用種「キング」の選定と整枝せん定法



冬のうちは、ビニールハウスにしていたパイプハウスを、
サル除けのネットですっぽり覆って、そのなかに植えてあるので、
今年はサルより先においしい実を食べたいと、切にねがっています(笑)。



庭先では、すずしげなアスチルベも咲き始めました。

数年前、濃桃、薄桃、白と3種植えたのですが、
残っているのは石のすき間に植えた白花だけ。
けっこう大きな株になって、花もたくさん咲きました。


道の下に植えて、2年続けて失敗している皇帝ダリア。
地下水位が高すぎるのではと思い、今年は庭に植えました。
じゅんちょうに育っています。
宿根すれば、毎年秋のおわりに3メートルを超える大株になって、
コスモスに似た花をたくさんつけるそう。

たのしみです。

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ところで、ドキュメンタリー映画「沈黙を破る」が公開されたそうです。
観たいとおもっていた映画ですが、名古屋シネマテークでは6月27日(土)から、
近くではなかなか見られません。

ドキュメンタリー映画「沈黙を破る」が京都・京都シネマ にて
5月23日(土)より公開されています。

---------------------------------------------------------
★公開を記念して劇場ロビーにて「沈黙を破る」写真展を開催予定
★イベント
★6月1日(月)12:10回上映後対談あり!
土井敏邦監督×ノムア・ユハットさん(元イスラエル将校)
※「沈黙を破る」元イスラエル軍将校ノアム・ハユット氏 来日イベント
5月30日(土)東京/6月1日(月)京都・大阪
詳しくはこちら

沈黙を破る 土井敏邦 監督作品

映画『沈黙を破る』公式サイト(シグロ)

ただいま順次各地で上映中

ガザ、パレスチナ、イスラエル関連の催し、番組
★豊田直巳さん講演会~日本の責任、私たちの責任~
5月29日(金) 18:30~21:00
人間・環境学研究科棟 地下講義室
《 入 場 無 料 》
【[主催】 PJ21(京都大学大学院人間・環境学研究科 岡真理研究室)
【問合せ】075-753-6720(専攻総務)、平日9:00‐17:00(但し昼休み12:00‐13:00を除く)


5月31日のWAN発足イベントが終って京都で一泊すれば、
6月1日の京都シネマでの対談と映画を観られるので、
なんとか日程調整したいと思っています。


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大騒ぎは自民党の選挙対策か!政府の新型インフル対策/都内“隠れ感染者”ン百人!?

2009-05-25 06:02:25 | 市民運動/市民自治/政治
新型インフルエンザは感染力は強いが、比較的症状が軽くて、
鳥インフルエンザよりリスクが少ないことがわかってきて、
世界保健機関(WHO)は、パンデミックの「フェーズ6」の基準を見直すらしい。

新型インフルエンザ:「フェーズ6」基準見直しへ--WHO
毎日新聞 2009年5月23日 東京夕刊

 【ジュネーブ澤田克己】世界保健機関(WHO)のケイジ・フクダ事務局長補代理は22日、国連欧州本部で会見し、新型インフルエンザの警戒度で世界的大流行(パンデミック)を意味する最高レベル「フェーズ6」の基準を見直すことを明らかにした。
 また、フクダ氏は、日本での感染はまだ学校など特定集団内のものが中心だと評価した上で、地域社会レベルの感染へと発展しても「必ずしもフェーズ6になるわけではない」と言明。日本の状況が警戒度引き上げの要因となることに否定的な見方を示した。
 フクダ氏は、新基準の具体的内容はまだ分からないとしつつ、引き上げには「人々に危害を与える相当なリスク増大を示す事象」が必要になるという見方を示した。
(毎日新聞 2009年5月23日)


日本でも関西で数日のうちに感染者が倍々で確認されて、
すわ大流行、と思ったけれど、今朝時点の感染者は343人。
その後、さほど感染は拡大していないようだ。
大阪では「急速な拡大は防止できた」として、今日から授業を再開とのこと。

感染確認、343人に=学校再開後の状況注視-厚労省
2009年5月25日(月)1時11分配信 時事通信

 新型インフルエンザの国内の感染者は24日、新たに大阪府と兵庫県で2人ずつ確認されたほか、成田空港での検疫で日本航空社員にも確認され、計343人となった。
 厚生労働省への感染報告件数は20日をピークに減少、同省は休校措置の効果とみているが、両府県の学校が再開する25日以降については「学校での感染がどの程度治まっているか、確認が必要」として、注視していく姿勢を示した。
 両府県などの発表によると、大阪府の感染者は豊能町の無職男性(19)と吹田市の中学3年の男子生徒(14)で、生徒は家族に感染者がいる。兵庫県の感染者は西宮市の高校3年の男子生徒(18)と尼崎市の高校3年の男子生徒(17)。
 日航社員は男性(41)で、米国に滞在後、カナダ・バンクーバー発成田着の日航17便で帰国。乗務員ではなく、出張のため客席に搭乗していた。同行者など二次感染の恐れがあるとされるのは3人だが、宿泊施設に留め置く停留措置は22日から中止されたため、既に入国。成田空港検疫所が連絡を取り、現時点で体調不良がないことを確認した。
((@niftyニュース 2009年5月24日)

 

そんなことがわかってきたここ数日、麻生総理のTVへの露出度が増えた。

昼の民放の一時間番組で3回くらい、ひんぱんにCMに出て、
新型インフルエンザについて、「政府からのお知らせ」をしゃべっている。

このCMは、地デシ対応の画面じゃないから古くさくて、
いうこともあり、一回聞けば十分で中身がない。
あのダミ声が聞こえてくるたびにチャンネルを変えているのだから、
広告効果もなさそう、と思っていたら、日刊ゲンダイにこんな記事。

なるほど、そうか! 合法的な選挙狙いの売名行為だったのか、と納得、

新型インフル大騒ぎは、自民党の選挙対策か!
2009年5月23日(土)10時0分配信 日刊ゲンダイ

「政府からのお知らせです」
 仏頂面の麻生首相がこう呼びかける新型インフルエンザ対策のCMが、19日から流れ始めた。首相が登場する政府広報スポットCMは、愛知万博を宣伝した小泉以来というレアケース。それも解散・総選挙直前のこの時期だ。政府広報というより、まるで自民党の選挙運動である。
 内閣府は、「麻生首相自身、新型インフルエンザ対策本部長を務めており、国民に直接メッセージを発する必要があると考えた」と説明するが、会見で十分だろう。一日中流す必要があるのか。費用は政府広報の年間予算(3億円程度)の範囲内でまかなうというが、税金で選挙運動は許されない。不況で民間企業のCM出稿が減っている民放テレビ局にとって、正規料金でCMを出してくれる政府はオイシイ客だ。首相自らのCM出演は、選挙目当てのマスコミ懐柔策じゃないのか、とすら疑いたくなる。
 麻生だけじゃない。舛添厚労相の過剰なパフォーマンスも見ていられない。真夜中の会見で大騒ぎし、水際対策に血道を上げたのに空振り。しかも、海外渡航歴にとらわれ過ぎたために国内での発見が遅れた。それで感染者が急拡大すると、「水際作戦は時間稼ぎと申し上げていた」と苦しい弁明だ。
「神戸市で感染濃厚な患者の存在がわかったのは15日深夜なのに、国立感染症研究所で感染が確定して舛添厚労相が会見したのは16日の午後0時45分。もっと早く判明してもよさそうなものなのに、わざわざ会見を民主党代表選にぶつけたかのようでした」(民主党関係者)
 民主党代表選の両院議員総会が始まったのが午後0時半。代表選を生中継していたNHKは、途中でそれを中断し、舛添会見(録画)を放送していた。国民の生命にかかわる重大なテーマを政局に利用した格好だ。
「そもそも日本政府は海外に比べて新型インフル対策で前のめりしすぎ。もう少し長期的展望にならないともたない。麻生首相のCMは論外です。政党の党首でもあるのですから、選挙直前に政府のカネでPRとは、あまりに節度がなさ過ぎます」(政治評論家・森田実氏)
 CMのラスト、麻生は「冷静な対応をお願いします」と言っているが、首相自らの出演は「そんなに深刻なのか」と国民を不安にさせる。逆効果だということが全然わかっていないのだから、本当にうんざりだ。
(日刊ゲンダイ2009年5月20日掲載)


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もうひとつ、なるほどと思ったのは、やはり日刊ゲンダイの昨日の記事。

関西より人口密度が高い首都圏での拡大の仕方がおそい、と思っていたら、
東京都では遺伝子検査をやっていないのだとか。
ひそかに流行している、ということらしい。

石原知事は「ちょっと騒ぎすぎじゃないのか」と軽く見ているし、
なにがほんとか真偽のほどはわからないが、
東京で拡大しないのはなんだかヘンだ、と思っていた。

石原知事記者会見(5/22)

大新聞・TV騒動 新型インフル都内“隠れ感染者”ン百人!?
2009年5月24日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ

 兵庫、大阪、滋賀に続き、ついに東京や神奈川でも新型インフルエンザの感染者が出た。大新聞やテレビは「都内1号」に大騒ぎだが、そもそも1300万人がひしめく東京で、これまで感染例がひとつもなかったことが不思議なくらいだ。

●季節性で学級閉鎖続出、病院は新型検査拒否…
“怪しい”データはゾロゾロある。
 都の発熱相談センターには、20日昼までに累計2万4000件もの電話相談が寄せられていた。
 厚労省の集計では、国内感染が確認された直前の4月12~25日の期間に、インフルエンザで学級閉鎖をした都内の保育所や小中学校は36施設に上った。
 大阪の4施設、兵庫の3施設と比べるとケタ違いに多い。それなのに、関西では感染者が230人を突破し、東京ではまだ1人。それこそ「なぜ?」ではないか。

 都内の医師が言う。
「東京では先週まで、海外渡航歴や確定患者との接触がなければ、A型の陽性患者でも新型か季節性かを調べる遺伝子検査は行っていませんでした。実際、病院で遺伝子検査を拒否された人も多い。都は18日から検査対象を広げたが、それでも、『病院で38度以上のA型入院患者が3人以上出た場合』など、ケースはかなり限られています」

 元東京都衛生局職員でジャーナリストの志村岳氏はこう指摘する。
「関西では神戸の医師がたまたまA型患者の遺伝子検査をして新型が発覚したが、東京の体制では感染者が『いない』というよりも、『出ない』といった方がいい。A型インフルの流行は例年3月いっぱいで終わるのに、都内では4月以降も続出している。季節性ではなく、新型がとっくに入り込んでいた証拠です」
 WHOの新型インフル対策に携わる東北大教授の押谷仁氏(ウイルス学)は、「米国の公表は数千人だが、恐らく10万人規模」とし、日本も少なくとも数千人規模になっている、とみている。つまり、首都圏も関西と同じかそれ以上、数百人規模の感染者がいてもおかしくないのだ。
「東京には“事情”がある。遺伝子検査にかかる費用は4万円。A型患者すべてに検査をやっていたら、財政がパンクします。また、感染者が続出すれば、東京五輪招致へのイメージも悪いですからね」(都政事情通)
 とっくの昔に、周囲には感染者がウヨウヨ。都内1人目で大騒ぎするのがバカらしくなる。
(日刊ゲンダイ2009年5月21日掲載)



大騒ぎするほどでもない、弱毒性だから季節性のインフルエンザと変わらない、
といわれても、インフルエンザ自体に罹るのがこわいわたしとしては、
「とっくの昔に、周囲には感染者がウヨウヨ」だったら、やっぱりマスクを持っていこう。

ということで、もうすぐ新幹線で東京に行くのだけど、
万一の場合に備えて、万全の荷造りをしているところです。


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「記憶」上野千鶴子『おしゃれ工房』6月号/「WAN」来月開設/ “おひとりさま”の人生メンテナンス術

2009-05-24 10:16:15 | ジェンダー/上野千鶴子
新聞各紙の書評に出ている本のコーナーがある「自由書房」(岐阜高島屋)で、
読みたい本を10冊くらい「おとな買い」した。

上野さんのエッセイ「マイナー・ノートで」が連載されている
『おしゃれ工房』の最新刊がでているはずだと思って、NHKテキストコーナーに行き、
『おしゃれ工房』をみつけて手に取ったところまではよかったんだけど、

『おしゃれ工房』6月号
■ マイナー・ノートで
「記憶」上野千鶴子....60


エッセイを読んで、泣いた。

マスクをしてたから、ひとには見られなかったと思うけど、
なみだと鼻水でグチャグチャ、で、われながらまいった。
 
こども時代の「記憶」って、よいことも思い出したくないこともあるけれど、
わたしの場合も、たのしい記憶は少ない。
こども時代のわたしは、ひとりぼっちで、くらい眼をしていた。

上野さんの語る「記憶」は、読む人を、こども時代につれもどす。

ちょっとセンチメンタルになったついでに、
18歳のときに書いたこんな詩を紹介します。

 記憶

過去の唯一の証人は 
ひとの心にすんでいる

友人がひとりいて 話してごらん
それは あの時ねホラ といいかけて
ああ 
このひとは知らないんだ
という淋しさに似ている

その思いを 安らかに語れるひと 
その思いを 黙ってきいてくれるひと

過去の唯一の証人は 
ひとの心だけにすんでいる

それはまるで魔法つかいのように 
ひとの心のそとに立ち
やさしくほほえむんだ

ひとりで海をみてごらん
もうひとり 君の隣に座って
海を見ながら 君に語るだろう

 あの時のことを 覚えているかい
 つらかったけど うつくしかったなあ
 あのひとを 覚えているかい
 君のあたまにを乗せて
 やさしくたしなめていたなあ

過去の唯一の証人は 心のなかにすんでいる

友人がひとりいて 話してごらん
あの時ねホラ と言いかけて
もし 
君を見て やさしくうなづいてくれたら
友と手をつないで歩いてゆくんだよ

-みどりの小さなひとりごとより-



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話は変わりますが、

「ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN」のサイトオープンと
5.31ノ設立イベントのことが読売新聞に載った。
関西版のようだけど、全国版で地方に住んでいる人にも知られるようになると、
ネットワークが広がって、いろんな人にアクセスしてもらえるようになると思う。

サイト「WAN」来月開設 女性に役立つ情報満載

サイトの開設に向け、準備するWANのメンバー(京都市内で)  女性に関する問題に取り組む団体を紹介し、本やアートなど注目の話題やニュースを提供するインターネットのサイト「ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)」が6月1日、開設される。サイト名と同じNPOの法人認可も申請中で、設立に携わったメンバーたちは「交流を深め、ネットワークを作りたい」としている。
 相談窓口やジェンダー学講座紹介  
 サイトでは、事前に登録した団体・グループの活動やイベントを紹介するほか、▽労働・法律・健康などの相談窓口▽全国の女性センター▽大学・大学院のジェンダー学講座などの情報を反映したマップを掲載する。
 ドーンセンター(大阪市中央区)内で女性に関する本やグループのミニコミ誌などを販売していた書店「ウィメンズブックストアゆう」が今年2月に閉店。「これまで蓄積した情報をつなごう」と同書店の前身で、日本初の女性問題専門書店「松香堂書店」をつくった中西豊子さんらが企画し、約200人が呼びかけ人として賛同している。
 WAN理事長で、大阪大教授の牟田和恵さんは「ジェンダー問題に無関心だった人たちにも役立つ情報を届けたい」と言い、掲載を希望する団体・グループや、メールマガジンが配信されるウェブ会員(どちらも登録無料)、NPO法人会員(年会費一般1万円、学生・非正規労働者5000円)を募っている。
 サイトはhttp://wan.or.jp。5月31日午後1時半から、京都市下京区のキャンパスプラザ京都で設立の集いを開き、WAN理事で、東京大教授の上野千鶴子さんが特別講演する。参加費一般1000円、学生・非正規労働者500円。問い合わせは電話(075・343・1143)か、メール(info@wan.or.jp)でWANへ。
(2009年05月18日 読売新聞)


WANについては、わたしも「女性と政治をつなぐページ」にかかわっていて、
明日は上京して、上野さんと関連の団体・個人に話しに行くことになっている。

以下はオマケです。

日経BPで始まった上野さんと深澤真紀さんとの対談「“おひとりさま”の人生メンテナンス術」。
第1回の「上野千鶴子も深澤真紀もおやじである」はすごくおもしろい。
上野さんと深澤真紀さんの知られざる不思議な縁も・・・。

特別対談 上野千鶴子×深澤真紀 “おひとりさま”の人生メンテナンス術 

社会学者の上野千鶴子・東京大学大学院教授とコラムニスト深澤真紀氏は、実は20年来の「師弟関係」にあったという。上野氏が2007年に上梓した『おひとりさまの老後』がベストセラーになり、「ひとりで生きていくこと」というテーマが世間でも注目を浴びるようになった。一方、深澤氏が日経ビジネスオンラインで連載し、このたび書籍となった『自分をすり減らさないための人間関係メンテナンス術』は、『おひとりさまの老後』に多大な影響を受けているという。この特別対談では、「ひとりで生きること」と「人間関係をメンテナンスすること」について、お2人にお話しいただく。
 上野千鶴子も深澤真紀もおやじである
上野千鶴子さん×深澤真紀さん(第1回 2009年5月21日(木)



つぎの対談で何がとびたすか楽しみ。
お気に入りに入れて、時々チェックすることにしましょう。


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史上最悪「タレント知事」(森田健作)の仮面を剥ぐ/剣道2段は経歴詐称/高校での講演料が政治資金に?!

2009-05-23 07:58:23 | 市民運動/市民自治/政治
つぎつぎに明るみに出る千葉県知事に当選した森田健作の問題。

先日、新聞下段の『週刊文春』最新号の広告に、
 史上最悪「タレント知事」の仮面を剥ぐ 森田健作 汚れた「青春の巨匠」
と出ていたので、さっそく買ってきて読んだ。


 史上最悪「タレント知事」の仮面を剥ぐ 森田健作 汚れた「青春の巨匠」
凄まじいカネへの執着、政治資金収支報告書はデタラメ、
映画作りに職権乱用…… (週刊文春5月28日号)
 
 


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ほんと最悪の知事だ、と思っていたら、
今度は『アエラ』に経歴詐称の記事が載った。

 「完全無所属」に続き、また?
森田健作知事の剣道2段は「自称」

(AERA 2009年5月25日号掲載) 2009年5月21日(木)配信

中高年の人々は、ドラマの男らしさ、爽やかさを重ね合わせてきたはずだ。だが、この男の言葉は軽い。完全無所属もそう。剣道2段までそうだった。
 剣道2段。
 森田健作千葉県知事(59)のプロフィルには、しばしばこの一項目が登場する。
 1970年代に大ヒットしたテレビドラマ「おれは男だ!」で剣道部主将の高校生を熱演し、「青春スター」の地位を築いた森田氏。実生活でも小学生のころから道場に通っていたとアピールし、「森田健作といえば剣道」というイメージをつくり上げてきた。

 全剣連の段位はなし
 3月の知事選を含め、これまでの選挙でもそのイメージを活用。しつけや武士道精神の重視など、政治家としての主張に説得力をもたせてきた。
 ところが、剣道2段は森田氏の「自称」に近いことが、アエラの取材でわかった。
 剣道の段位は、全日本剣道連盟(全剣連)が開催する審査会で認定されたものを指すのが一般的だ。しかし、森田氏は全剣連の段位は取得していない。・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・


で記事を紹介しようと思って、昨夜下書きに書いておいたら、
今朝の朝日新聞の「天声人語」が、ズバリ、このテーマ。

  天声人語 2009年5月23日(土)付 

 剣道の最高段位は8段、優れた指導者には「範士」の称号が加わる。審査する全日本剣道連盟は各段の目安を定めていて、例えば2段は「剣道の基本を修得し、技倆(ぎりょう)良好なる者」である▼千葉県知事の森田健作さん(59)はスーツより剣道着が似合う。俳優としての出世作「おれは男だ!」で演じた剣道部の小林主将の残像は、40年近くたっても鮮烈だ。公式の自己紹介でも「剣道2段」としてきた▼ところが、全剣連の免状は受けていないことが先ごろ露見した。竹刀を振り続けた10代半ば、親類の道場主から「わかった。2段を許す」と言われただけらしい。範士の目に狂いはなかろうが、武道は型も大切だ。その後の人生を後押しした段位が「自称」ではつらい▼森田さんの自称といえば、自民党支部長なのに選挙で「完全無所属」を名乗った問題がある。青春の巨匠が100万票集めるのに掲げた看板は、学園ドラマの掛け合いのように、熱いが軽い▼タレントから転じた知事の中には、知名度と世論の支持をてこに、特産品の売り込みや財政立て直しで実績を重ねる人がいる。森田さんの場合はまだ、おでこに「明るく熱演中」のランプが灯(とも)っているかに見える。それだけに、釈明会見での渋面が痛々しい▼公約の目玉、東京湾アクアラインの値下げが固まったように、首長としての「技倆」を案じるのは早すぎる。とはいえ、ご本人の看板に偽りがあっては「千葉の広告塔」は務まるまい。一切の虚飾を捨て、知事道に精進してもらいたい。小林くん、浜辺を走り直す時だ。
朝日新聞 2009年5月23日



自称「剣道2段」は、勝手に自分でそう思い込んでいた??らしい。
これって「有名大学に聴講にいっていて教授からあなたはもう卒業、と言われたから
プロフィールに『○○大学卒業』と書いた」と同種の立派な経歴詐称で公選法違反。
選挙で売りにしているんだったら、有権者をだましたってことですよ。
古賀さんもこれでやめたんじゃなかったっけ。

天声人語も、「一切の虚飾を捨て、知事道に精進してもらいたい。」はちと甘すぎる。
「知事の職を辞して、うそをつかない人間道に精進してもらいたい」だろう。



森田健作氏、高校での講演料を政治資金として処理 
2009年5月14日(木) 読売新聞

 千葉県の森田健作知事が2007年に福岡県古賀市の公立古賀高校(現・古賀竟成館高校)で行った講演の謝金50万円を、政治資金として資金管理団体「森田健作政経懇話会」の収入にしていたことがわかった。
 教育基本法は、学校に対し政治への援助などを禁止している。高校側は、同法に抵触する恐れがあるとして、政治資金として処理しないよう要請することを検討している。
 森田知事は07年4月24日、「努力は決して嘘はつかない」と題し、全校生徒を前に約1時間、努力することの大切さなどを訴えた。
 高校側は、謝金を指定された口座に振り込んだが、政治団体の口座とは思わなかったという。柴田芳孝事務局長は「講演の内容は政治的なものではなかったし、まさか政治資金に組み込まれているとは思わなかった。びっくりした」と話している。
 森田知事は、14日の記者会見で「(講演は)政治活動だと思っているが、教育基本法にはふれない。学校側が何か検討してくれと言ったら、もちろん検討する」と語った。
2009年5月14日(木) 読売新聞


今度は何が飛び出してくるのだろう。
知事に当選さえすれば、過去は全部帳消しになると思ってもそうは問屋がおろさない。
はやく知事をおやめになったほうがいいと思うけど・・・。


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ユリノキの花が咲きました。甘露!甘露!ユリノキの蜜。

2009-05-22 15:36:38 | 花/美しいもの
今年もユリノキの花が咲きました。

ユリノキの学名はLiriodendron tulipiferaで、
北アメリカ原産のモクレン科ユリノキ属の落葉高木。

ユリノキは外国でチューリップツリーと呼ばれているように、
花は大きめのチューリップに似ています。

葉が半纏のような形なので「半纏木(はんてんぼく)」とも呼ばれる。

ユリノキ

街路樹に植えられているところも結構ありますが、
花は高いところに咲くのでなかなか咲いているのを見ることが出来ない、
ということだけど、
わが家の畑の南端に植えられているユリノキは、
小さいころに台風で倒れた主枝が北側の背の高さくらいに伸びているので、
花の咲く様子が手に取るように観察できるのです。


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ユリノキの花は、さいしょ黄緑色のチューリップみたいで、
だんだん黄色くなって、おわんのような形に花が開いてきます。

  



  


ユリノキの花からは蜜が大量にとれるそうで、
高いところに咲いた花は、この蜜で鳥や蜂や昆虫をひきつけて受粉するそうです。
蜂蜜はクセのないさっぱりとした上品な味で、前に知人に貰ったことがあります。

ユリノキの花は一週間ほど前から咲き始めて写真を撮ったのだけど、
曇りだったので、ちょっと暗い画像。

早朝に行くと、花の蜜が飲めるとともちゃんに聞いたので、
雨上がりの晴天に花を撮りがてら畑に行ってみました。

蜜は、開いたばかりの花のガクにたくさんたまってて、しめしめまだ蜂もきていない。
  
アリが群がっている花を避けて、手のひらにとって飲んでみました。
  
ほんのりメープルシロップみたいな木の香りがして
甘露! 甘露! ユリノキの蜜!

4つくらいの花の蜜を飲んだのだけど、ガクを傾けるときに折れてしまったので、
折れたお花とつぼみを家に持ち帰って、空の薬びんに活けました。

蜜を飲んだ花は見る見るうちに開いて、黄色からオレンジになり、
つぼみも一夜のうちに開花しました。
よく見ると花びらの内側から、蜜がにじみ出していて、
なめてみたら、さわやかなユリノキの花の香りがします。


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追伸・昨日の新型インフルエンザ、57年以前生まれに免疫か の続報です。

新型インフルエンザ:「スペイン」型の免疫有効 米当局が可能性指摘 
毎日新聞 2009年5月22日 東京朝刊

◇57年以前生まれ、保持
  【北米総局、永山悦子、関東晋慈】米疾病対策センター(CDC)は20日、新型インフルエンザの患者の血液を調べた結果、1957年以前に生まれた中高年層が新型への免疫を持つ可能性があるとの見解を明らかにした。CDCは、新型と同じスペイン風邪などH1N1型のウイルスが、異なる型(H2N2型)のアジア風邪の発生に伴い下火になった57年に注目。分析を進めた結果、スペイン風邪など57年以前のH1N1型への免疫が新型にも有効である可能性が高まったという。

 CDCが米国内の入院患者164人を調べたところ、49歳以下が約7割を占めた。半世紀前に大流行したアジア風邪が新型への感染や重症化に関係している可能性があるとみて血液検査を実施したところ、57年以前に生まれた人は、新型への免疫を持つ可能性があり、年齢が高いほどその傾向が強かったという。

 スペイン風邪は1918~19年に大流行し、その後も感染者が発生した。今回の新型は、豚インフルエンザが変異したものだが、そもそも豚インフルエンザはスペイン風邪由来とされている。

 大槻公一・京都産業大教授(獣医微生物学)は「日本でも米国と同じように中高年層が感染しにくい理由がCDCの分析で説明できる。また、日本で豚へのインフルエンザワクチンの接種が始まった90年代以前は、多くの国民が豚インフルエンザにさらされていた。若者が発症の中心になっていることと関連があるかもしれない」と話す。
毎日新聞 2009年5月22日 東京朝刊
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新型インフル、1957年以前生まれに免疫か?
2009年5月21日 読売新聞

米専門機関が可能性を指摘
【ワシントン=山田哲朗】米疾病対策センター(CDC)は20日の記者会見で、新型インフルエンザに対する自然免疫が1957年以前に生まれた中高年層に、存在する可能性を明らかにした。
 CDCのダニエル・ジャーニガン博士によると、新型インフルエンザは、普通の季節性インフルエンザと違い、若年層の入院が多い。患者の血液分析の結果、高齢者で新型インフルエンザに対する抵抗性が示唆されたという。
 1918年に大流行を起こしたH1N1型のスペイン風邪は、57年にH2N2型のアジア風邪にとってかわられた。このため、57年以前に、スペイン風邪のウイルスが変異したH1N1型のインフルエンザにさらされた経験を持つ高齢者は、やはりH1N1型の現在の新型インフルエンザに有効な免疫を獲得した可能性があるという。
(2009年5月21日 読売新聞)



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