みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

『50℃洗いのすべてがわかる本』で50℃洗いしてみた。台風17号 愛知県東部に上陸

2012-09-30 21:22:30 | ほん/新聞/ニュース
台風17号が今日の夜にかけて岐阜県に最接近、という予報だったので、
種を蒔いた野菜のトレイを軒下に入れ、買い出しに行きました。
帰ってテレビを見たら、台風は南のほうにそれていきました。
甲信、関東へはこれから行くので、被害のないように祈っています。

福島県のほうに向かっているので、こちらの被害も心配です。

  台風17号 愛知県東部に上陸 
9月30日 20時20分 NHK 

強い台風17号は、さきほど愛知県東部に上陸しました。
東海や近畿では土砂災害や洪水、高潮による浸水の危険性が高くなっていて、気象庁は厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁の発表によりますと、強い台風17号は午後7時ごろ、愛知県東部に上陸し、午後8時には長野県飯田市の南40キロを1時間に50キロの速さで北東へ進んでいるとみられます。
中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、台風の南東側220キロ以内と北西側190キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
現在、近畿と東海北陸、関東甲信が暴風域に入っています。
午後7時すぎには▽静岡県御前崎市で34.6メートル▽浜松市で32.9メートルの最大瞬間風速を観測しました。
東海北陸や関東甲信には台風を取り巻く発達した雨雲が流れ込み、午後7時までの1時間には▽愛知県岡崎市で42ミリ▽静岡市井川で40.5ミリ▽埼玉県秩父市で30ミリの激しい雨が降りました。
これまでの雨で▽岐阜県と三重県では土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があり、▽三重県と愛知県では川が増水して洪水の危険性が非常に高くなっている地域があります。
また、東海や近畿の沿岸では、台風の接近と満潮の時間帯が重なって潮位が通常よりも1メートル近く上昇し、高潮による浸水の危険性が高くなっています。
台風はこのあとも速度を速めながら北東へ進み、1日の明け方にかけて関東甲信や東北を縦断すると予想されています。
近畿や東海、関東甲信、伊豆諸島では1日の未明にかけて猛烈な風が吹くおそれがあり、最大風速は30メートルから35メートル、最大瞬間風速は45メートルから50メートルと予想されています。
また、東北と北海道でも、太平洋側を中心に30日夜遅くから1日の朝にかけて非常に強い風が吹く見込みで、最大風速は25メートルから28メートル、最大瞬間風速は35メートルから40メートルと予想されています。
これから1日にかけて、太平洋沿岸の広い範囲で、波の高さが6メートルを超える大しけが続き、近畿と東海、伊豆諸島の沿岸では波の高さが10メートル以上の猛烈なしけが続く見込みです。
1日にかけて近畿と東日本、北日本では雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
1日の夕方までに降る雨の量は、いずれも多いところで▽東海で400ミリ▽関東甲信で300ミリ▽北陸と東北で200ミリ▽北海道で120ミリ▽近畿で100ミリと予想されています。
気象庁は、暴風や高波、土砂災害、高潮や雨による低い土地の浸水、それに洪水に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。 


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今朝はかろうじて雨が降ってなかったので、ウォーキングをした後に、
ニホンミツバチの箱から蜂蜜を採りました。
このお話は、またあらためて書きますね。



このところ葉物野菜がたくさんあるので、収穫したら「50℃洗い」をして保存しています。
春ごろにNHKのゆうどきネットワークで紹介してたので、それ以来です。

明日からデキる!生活向上委員会「ミラクル調理法 50度洗い」(NHKゆうどきネットワーク)

とはいえ、自己流なので、先日本屋さんに行ったときに、
『「50℃洗い」のすべてがわかる本』を買ってきました。

温度計を買おうと思っていたのですが、本に温度計がついていたのと、
食品ごとに具体的な「50℃洗い」の時間が載っているのでそれが魅力。

   

  「50℃洗い」のすべてがわかる本 

●50℃が一目でわかるスティック型温度計3本付き!
 取り外してすぐに、何度でも使える特製スティック型温度計が3本、付録として付いています。これで50℃を測るのもらくらく! この本が1冊あれば、すぐに50℃洗いを始められます。
●50℃洗いの食材別やり方135品目を詳細解説!
 野菜から肉、魚、果物、冷凍食品、加工食品まで、食卓によくのぼる食材135品目の洗い方と洗う時間を詳しく解説。洗い方のポイントは、写真でわかりやすく説明しています。

はじめに
今、テレビや数多くの雑誌などで取り上げられて話題の、「50℃洗い」をご存じですか?やり方はとても簡単。50℃のお湯で野菜や果物などを洗うだけ。
野菜はシャッキリとみずみずしくなり、果物は甘味がアップします。
まずは一度試してみてください。
誰かに自慢したくなるぐらい、本当に食材が変わります!

著者プロフィール
星則光
1969年ホテルオークラ東京に入社。以来、国内・海外を合わせ数十ヵ所に赴き、日本料理のプロモーションを行うなど、日本の食文化を広めてきた、日本料理界の重鎮。2003年、ホテルオークラ和食総料理長に就任。2012年より、中村調理製菓専門学校の日本料理教授に就任。50℃洗い、真空低温調理など、食の安全・安心を考えて、新しい料理技術の研究と普及に努めている

目次
特別付録/50℃が一目でわかる!スティック型温度計の使い方
50℃洗いの基本的なやり方
50℃洗いの食材別やり方
50℃洗い洗う時間と洗い方リスト全135品目
50℃洗いQ&A 


さっそく温度計を切りはなして、 

50℃のお湯をボールに張りました。


☆野菜を50度洗いしてみた。








☆冷凍ホタテを50度洗いで戻してみた。

手前の五個はいつもの、30度くらいの塩水に漬ける戻し方。
向こう側は2分間の「50℃洗い」のあと、冷水に漬ける方法。

素材がよいからか、どちらもおいしい。
北海道のホタテ産地の猿払で教えてもらった、
いつもの戻し方のほうが少しだけうまみが勝る、ような気がする。

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硬派女性紙ふぇみん 3000号に/女性とオルタナティブメディアの可能性~私たちのほしい情報はどこに?

2012-09-29 21:48:50 | ほん/新聞/ニュース

9月の中旬に「ふぇみん3000号記念特集」が届き、
「ふぇみんも3000号になったんだぁ」と感慨深く読みました。
わたしとふぇみんとのお付き合いも長くもう20年以上になります。

今朝の中日新聞に「ふぇみん」の記事が載っていました。
書いたのは、なんと稲熊さんです。
女性のための情報発信でがんばってるふぇみんを、
女性の視点の記事を書き続けている稲熊さんが取材されたこと、
ほんと、ダブルでうれしいです。


2012年9月29日 中日新聞生活面


  硬派女性紙ふぇみん 3000号に  
2012年9月29日 中日新聞

 戦後間もない一九四六年に創刊され、女性のための情報を女性の手で報じてきた「ふぇみん婦人民主新聞」が、今月十五日付で三千号を迎えた。デジタル化の波で部数減が続くものの、多くの読者の信頼に応えようと模索が続く。 (稲熊美樹)

 「女性解放いま一歩 政治知識の貧困と感傷癖」。四六年八月二十二日の「婦人民主新聞」創刊号は、初めて国会議員に選ばれた女性の活動を報じた。社説で二つの「使命」として、女性の声を社会に発信し、創意や批判を社会に反映させる機会をつくると掲げた。
 新聞は、戦後初の大衆女性団体「婦人民主クラブ」のメンバーだった羽仁説子、加藤静枝(しずえ)、佐多稲子らが中心となって創刊。保育所の設置や出産費用の国負担を求める運動、合成洗剤の不使用、反原発、原水爆禁止などの取り組みを伝えてきた。
 八八年から新聞作りに携わってきた前編集長の赤石千衣子さん(57)は、福島の原発事故について「震災による事故の危険性は十年前から書いてきた。その通りのことが起きてしまい、ぼうぜんとした」と話す。
 歴史に刻まれる時代の一こまを伝える役割も果たした。五〇年には、レッドパージで学校を追われる女性教員を児童らが泣きながら囲む写真を掲載した。
 六六年七月の千号は、夫婦の財産権をめぐり「夫と対等な関係を」。二千号は八六年七月で「時代は女を待っている」。夫婦別姓や婚外子、従軍慰安婦問題などは、大手メディアに先駆けて取り上げた。
 九一年には、新聞に「ふぇみん」の愛称を付けた。三人の編集部員が携わる現紙面は、カフェに置かれる雑誌のようなデザイン。編集方針は「生きづらさの理由がちょっぴりわかります」だ。
 毎号、草の根で活動を続ける女性や、セクシュアルマイノリティー(性的少数者)へのインタビューが一面を飾る。中面は若い女性に関心の高いテーマも。今年五月からは、大阪市でシングルマザーが子ども二人を放置して死亡させた事件の裁判傍聴記を連載。女性の貧困問題も扱う。
 三千号の記念特集では、新旧の編集部員による座談会を企画、創刊からの六十六年間を振り返った。部数減が続く中、韓国のネット新聞「イルダ」と記事連携するなど、幅広い関心事に応えようと模索は続く。
 編集部の柏原登希子さん(39)は「昔は、女性の生きづらさの理由が明らかな男女差別にあったが、最近は差別が巧妙化していて見えにくい。今後も女性たちの今を伝え続けたい」と力を込めた。
   ◇
タブロイド判八ページで、月三回、約三万部発行。購読料は月七百五十円。三千号を記念し、二十九日午後一時半からシンポジウム「女性とオルタナティブメディアの可能性」を東京都千代田区の在日本韓国YMCAアジア青少年センターで開く。参加費千円。見本紙の申し込みなどは、ふぇみん事務局=電03(3402)3244=へ。


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 ふぇみん婦人民主クラブ 

 3000号記念国際シンポジウム
女性とオルタナティブメディアの可能性
~私たちのほしい情報はどこに?~~


日時◆9月29日(土)開場 午後1時 開会 午後1時半
場所◆東京・在日本韓国YMCA9階ホール 地図はこちらをクリック
  東京都千代田区猿楽町2-5-5
  JR水道橋駅徒歩6分、御茶ノ水駅徒歩9分、地下鉄神保町駅徒歩7分
講師◆パネリスト
   ○韓国・女性インターネットジャーナル「イルダ」編集部 ユン・ジョンウンさん
   ○非営利インターネット放送局「OurPlanet-TV」 白石草さん
   ○くらしと教育をつなぐミニコミ雑誌『We』 稲邑恭子さん
   ○ふぇみん婦人民主新聞編集スタッフ 柏原登希子
   ○ビデオメッセージ WAN 上野千鶴子さん
   ○コ―ディネーター 赤石千衣子(前編集長)
資料代◆参加費 読者800円 一般1000円
 当日参加もできますが、チケットをお持ちの方優先です。
●終了後、3000号記念パーティーがあります。ぜひご参加ください(参加費3000円)
 9月28日までに要申込
●チケット申込・問合わせ ふぇみん婦人民主クラブ
  tel03(3402)3244 fax03(3401)3453

<主催者から>
 2012年9月15日号で、「ふぇみん婦人民主新聞」は3000号を迎えます。創刊はなんと1946年! 「女の手による女のための新聞」がほしいという願いから発行されました。
以来、脱原発・反核、環境問題、ジェンダー、平和や基地問題、セクシュアリティーなど大手メディアは伝えない情報を発信してきました。
 今、福島第1原発事故が起き、政府による情報隠しが次々に明らかになる中で、オルタナティブメディアの役割が大きくなっています。
またツイッターやフェイスブックなど、個人が瞬時に多くの人に情報を拡散するツールも広く利用されています。
 そんな中、新聞、雑誌、インターネットとさまざまな媒体で、独自の視点で情報を発信している人々と、女性とオルタナティブメディアの役割、今後の可能性を考えていきたいと思います。どのようにメディアを通して女性たちがつながっていけるのか? 私たちの欲しい情報はどこにあるのか?
会場からのたくさんのご発言もお待ちしています。 


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最新号『婦人公論』上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える/差別に立ち向かう 辛 淑玉

2012-09-28 21:14:47 | ジェンダー/上野千鶴子
早朝ウオーキングから帰って、あさいちの畑を写しました。
一日のはじまり。
朝陽にてらされた野菜たちのみどりがうつくしい。

   

  

   

  

   

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『婦人公論』の最新号に上野千鶴子さんと辛淑玉さんの対談が載っているということなので、
岐阜に行った時に買ってきました。
辛淑玉さんは「上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える」のゲストです。

帰りの車の助手席で、さっそく開いて読み始めました。
帰ってからも、やめられないとまらない、

けっきょく最後まで読んでしまいました。
特集の「家族に振り回されない秘訣」もおもしろいです。

 『婦人公論』最新号(2012年10月07日号)  
  
シリーズ
上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える
第6回
差別に立ち向かう 辛 淑玉=ゲスト


特集「家族に振り回されない秘訣」
一家の要だからこそ、さまざまな問題を一身に抱えイライラしたり、クヨクヨしたり。でも、家庭を快適な場所に変えるのもまた、主婦の腕次第なのです。その方策を一緒に考えてみませんか?

二週間後に発売の次号の特集は「母の呪縛を逃れたい」。
母と娘なら信田さよ子さん、と思ったら、やっぱり信田さんが登場されます。

 次号予告(2012年10月22日号・10月7日発売)
特集:母の呪縛を逃れたい
杉本 彩×信田さよ子
自分を生きたいのに、その思いが届かない

斎藤 環×中村うさぎ
激論! 毒母vs奴隷娘、 どちらが悪い?


上野さんのシリーズが始まってから、『婦人公論』は毎号買って読んでます。

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自民党新総裁に安倍晋三氏/新聞各紙の社説

2012-09-27 21:24:50 | ほん/新聞/ニュース
昨日、自民党総裁選挙があり、ついテレビを見てしまった。

自民党新総裁は、つかい回しの安倍晋三氏。
バックラッシュ派の安倍氏が参院議員選挙直後に
政権を投げ出してしまった記憶も薄れていないのに、
いそいそと立候補したのにも驚いた。
さらに、安陪氏が自民党の国会議員決選投票で一番たくさん得票したのにも驚いた。
民意とかけ離れている、と感じたのはわたしだけ?

民主党の野田氏も右寄りたけど、自民党が安倍総裁だったら、
どちらに転んでも、右傾化は避けられない。
とはいえ、第三極といわれる「維新の党」はもっとあぶない気がする。
三党三極というよりは、右にかたよって一極集中している。

何とかしなければ・・・。

購読している新聞社説は五紙とも、この「安倍新総裁」に関する記事です。

  【社説】表紙を変えただけでは 自民新総裁に安倍氏  
2012年9月27日 中日新聞

 自民党総裁に安倍晋三元首相が返り咲いた。野田民主党政権と対峙(たいじ)し、政権奪還を目指すが、「表紙」を変えただけでは、国民の信頼は取り戻せない。
 自民党国会議員にとっては無難な選択なのかもしれない。次期衆院選や来夏の参院選の「顔」として、新鮮さはあるけれども、総裁としての力量は未知数の石破茂氏(55)より総裁経験者の安倍氏(58)の方が適任とみたのだろう。
 ただ、かつて福田赳夫元首相が「天の声」と呼んだ党員・党友票の選択と異なる結果は、自民党議員と国民感覚とのズレを象徴しているように思える。

現実的政策見えず
 安倍氏は当選後のあいさつで政権奪還に向けた強い決意を示し、「政権奪還は私たちのためでも自民党のためでもない。日本を取り戻し、強く豊かな日本、子どもたちが生まれたことを誇りに思える日本をつくるためだ」と述べた。
 その通りだ。政治は国民の暮らしを豊かにする政策実現のためにある。一政党の私物ではない。党利党略が優先されるようなことは断じてあってはならない。
 ただ残念でならないのは、今回の総裁選を通じて、行き詰まりを見せる日本の政治、外交、経済、社会をどう立て直すのか、国民の暮らしを豊かにするための現実的なシナリオが見えてこなかったことだ。
 国内総生産(GDP)第三位に転落した経済の長期低迷、国と地方合わせて一千兆円に上る巨額の財政赤字、原発事故を招いた厳格さを欠く原子力行政、天下りに代表される政官業癒着と強固な官僚主導政治、沖縄県民に過重な負担を押し付けることで成り立つ日米安全保障体制、などなど。
 これらは三年前、民主党政権になって突然始まったのではなく、前政権からの延長線上にある、自民党政治の「負の遺産」だ。

声高に叫んでも…
 確かに、自民党の失政が招いた閉塞(へいそく)状況からの脱却を期待し、民主党に政権を託した国民にとっては、裏切られた三年間だった。
 政治主導の政策実現は期待外れだったばかりか、国民との契約であるマニフェストに反する消費税増税を強行した。政権担当能力不足は否めず、国民の暮らしがよくなったと思える状況でない。
 政権を選ぶ眼力が国民に不足していたと言われればそれまでだ。
 しかし、ただ民主党政権を批判するだけでいいのだろうか。
 自民党にとって今、必要なことは、政権転落の反省に立って、かつて進めた政策を総点検し、今に至る状況を打開するための現実的な解決策を国民に示して、判断を仰ぐことではないのか。
 その処方箋もなく、ましてや党再生にも死力を尽くさず、ただ民主党の「敵失」で政権に返り咲いたとしても、何も解決しない。
 かつて、竹下登総裁(首相)から後継就任を打診された伊東正義総務会長(いずれも当時)は「本の表紙だけ変えて、中身は変わっていないということでは駄目だ」と固辞した。総裁が代わっても、党の体質を変えなければ、政権に返り咲く資格などない。
 石破氏は各地の街頭演説会で、かつての自民党政治を謙虚に反省し、民主党批判ではなく、自民党として何ができるかを示さなければならないと訴えていた。
 その主張に同調し、自民党の再生が必要だと考える党員・党友が多かったことが、石破氏が地方票の過半数を制した大きな理由だろう。決選投票で敗れたとはいえ、石破氏善戦の意味を、安倍氏は謙虚に受け止めねばならない。
 安倍氏は、集団的自衛権の行使容認による日米同盟強化や靖国神社への首相参拝など、「タカ派的」主張を繰り返した。
 自民党本来の支持層を固める狙いがあることは想像できるが、声高に主張するだけで中韓両国など近隣諸国との関係が好転するほど国際情勢は単純ではない。
 安倍氏は首相当時、靖国参拝に行くとも、行かないとも言わない「あいまい戦術」で中韓との関係改善に努めた。自民党に期待されるのは、そうした経験に裏打ちされた、老練で、したたかな外交であることを想起すべきだ。
 原子力政策も同様だ。原発を推進し、甘い規制行政を許した歴代の自民党政権は、原発事故の責任から免れられない。この際、原発稼働ゼロに舵(かじ)を切ってはどうか。反対する経済界や米政府を説得できれば、面目躍如だろう。

健康不安の払拭を
 安倍氏には五年前、持病である潰瘍性大腸炎の悪化を理由に政権を一年で投げ出した過去がある。
 病歴は個人のプライバシーだが首相を目指す公人は別だ。米大統領が毎年するように、健康診断結果を公表してはどうか。それが本人の言う「ほぼ完治」を裏付け、健康不安の払拭(ふっしょく)につながる。


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 安倍新総裁の自民党―不安ぬぐう外交論を
2012年9月27日(木)付 朝日新聞

 自民党総裁選は、40年ぶりの決選投票をへて、安倍晋三元首相が当選を決めた。
 5年前の参院選で惨敗後、首相だった安倍氏は突然、政権を投げ出した。
 その引き金となった腸の難病は新薬で克服したというが、政権放り出しに対する批判は安倍氏の重い足かせだった。それが一転、結党以来の総裁再登板を果たしたのはなぜなのか。

■「強い日本」を前面に
 もともと安倍氏は本命視されていなかった。
 ところが、谷垣禎一前総裁を立候補断念に追いやる形になった石原伸晃幹事長がまず失速。決選投票では派閥会長や古参議員に嫌われている石破茂前政調会長に競り勝った。いわば消去法的な選択といっていい。
 さらに領土問題で中韓との関係がきしんでいなければ、再登板はなかったかもしれない。
 「強い日本」を唱える安倍氏の姿勢が、中韓の行き過ぎたふるまいにいらだつ空気と響きあったのは確かだ。
 「尖閣諸島は国家意思として断固守る」として、避難港を造るなど管理の強化を訴える。
 慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた河野官房長官談話や、「植民地支配と侵略への反省とおわび」を表明した村山首相談話を見直すと主張している。
 首相になった場合の靖国神社参拝にも意欲を示す。
 ナショナリズムにアクセルを踏み込むような主張は、一部の保守層に根強い考え方だ。
 だが、総選挙後にもし安倍政権ができて、これらを実行に移すとなればどうなるか。
 大きな不安を禁じえない。
 隣国との緊張がより高まるのはもちろんだが、それだけではない。
 前回の首相在任中を思い出してほしい。5年前、慰安婦に対する強制性を否定した安倍氏の発言は、米下院や欧州議会による日本政府への謝罪要求決議につながった。
 靖国参拝をふくめ、「歴史」に真正面から向き合わず、戦前の反省がない。政治指導者の言動が国際社会からそう見られれば、日本の信用を傷つける。
 だからこそ安倍首相は河野談話の踏襲を表明し、靖国参拝を控えたのではなかったか。
 首相就任直後に中韓両国を訪問し、小泉政権で冷え切った中韓との関係を改善したのは安倍政権の功績だった。その経験を生かすべきだ。
 それにしても、あまりにも内向きな総裁選だった。

■人材も活力も乏しく
 安倍氏をはじめ5候補は、民主党政権の3年間を「国難」と断じ、自民党が政権に復帰しさえすれば震災復興も、領土外交も、日米同盟も、景気も、雇用もうまくいくと胸を張った。
 そんな甘い夢を信じる人がどれほどいようか。
 国民の政治不信は民主党だけでなく、自民党にも向けられている。その自覚と反省がまったく感じられない。
 それどころか、3年前、国民に拒絶されるように下野した自民党のやせ細った姿をくっきりと映し出した。
 その象徴は、5候補の政策がほとんど同じだったことだ。
 党是の憲法改正を実現し、集団的自衛権の行使をめざす。
 原発・エネルギー政策では全員が「原発ゼロ」に反対。環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加には慎重。代わりに熱を入れるのは「国土強靱(きょうじん)化」という名の公共事業拡充だ。
 財界や電力業界、農協、土木・建設業界など支持団体の歓心を買いたい。そんな思惑がみえみえではないか。
 かつての自民党にはタカからハト、改憲から護憲、保守からリベラルまで抱える懐の深さがあった。
 それが、今回は5候補がそろってタカ派色と支持団体への配慮を競い合った。しかも5人とも世襲議員である。

■3党で国会ルールを
 二大政党時代の野党の最大の仕事は、人材を鍛え、次に政権に就いたときに実行すべき政策を練ることだ。その作業を、自民党は怠っていたと言われても仕方がない。
 遠からず行われる解散・総選挙に向けて、安倍氏に三つのことを求めたい。
 第一に、社会保障と税の一体改革の実行を野田首相と再確認する。早期解散を求めて対決するだけではなく、社会保障をめぐる国民会議の設置など、譲るべきは譲ることも必要だ。
 第二に、外交・安全保障をはじめ、公約を現実味のあるものに練り直すことだ。
 総選挙で投票権をもつのは自民党員だけではない。前回の首相在任中に靖国参拝を控えたように、君子豹変(ひょうへん)の勇気をもつことが肝要である。
 第三に、民主、公明との3党で、衆参の多数派がねじれても国会を動かせるルールづくりで合意することだ。政権奪還をめざす自民党にとっても、そのメリットは大きいはずだ。  


 社説:新総裁に安倍氏 「古い自民」に引き返すな 
2012年9月27日 毎日新聞

 自民党新総裁に安倍晋三元首相が選出された。同党総裁の返り咲きは初めてで、決選投票を2位候補が逆転で制したのは56年ぶりだ。次期衆院選が1年以内に迫る中、政権奪還を掲げる党のかじ取りを担う。
 石破茂前政調会長が過半数を占め圧勝した地方票の結果を覆した選出劇は派閥を否定できない党の体質の反映でもある。体調不良で5年前に首相を辞めただけに、首相候補として国民の信頼を取り戻す道は平たんでない。野党第1党の党首として、外交、内政を停滞させずに動かす責任を与党と共有すべきである。

 ◇外交路線に残る懸念
 混戦を制した安倍氏は記者会見で「強い日本をつくる」と抱負を述べ日米同盟の再構築、成長戦略などを重要課題に挙げた。中国、韓国など近隣諸国とのかつてないほどの緊張が、強硬路線派の安倍氏に追い風となった。改憲や集団的自衛権行使容認などに重点を置く安倍、石破氏が上位を占めた地方票の動向は保守回帰を印象づけたと言えよう。
 だが、地方票と国会議員票の「ねじれ」を露呈しての選出という十字架を新総裁は背負うことになる。派閥に所属せずその存在に最も否定的な石破氏が党員による地方票で圧勝したのは人気度に加え、徹底した党改革への期待感の反映であろう。
 にもかかわらず、国会議員票による逆転勝利を安倍氏にもたらしたのは同氏への積極評価以上に反石破票の結集という要素があったはずだ。当初の予想ほど決選で議員票に差がつかなかったのは、地方票の重みを多くの議員が意識したためではないか。谷垣禎一総裁を不可解な出馬断念に追い込んだように派閥や長老が力を残す「古い自民」の土俵に立つ限り、党運営は容易であるまい。
 アピール材料とする外交、安全保障政策が逆に懸念要因である点も指摘せねばならない。
 安倍氏は尖閣諸島問題で船舶の避難施設建設などを主張しており、政権復帰が実現した場合に対中関係で緊張が強まることを危ぶむ見方もある。ただ、26日の会見では首相時代に戦略的互恵関係の構築を図った経緯を踏まえ日中関係を「切っても切れない関係」と強調、関係重視の基本認識も示した。
 歴史認識も問われる。日韓関係を悪化させる従軍慰安婦問題で「河野談話」の修正を提起している。同談話で問題を政治決着させようとした過去の真剣な努力をないがしろにすべきではあるまい。
 税と社会保障の一体改革に関する民自公3党合意を堅持する姿勢をより明確にすべきだ。安倍氏は合意維持を表明する一方で、消費増税はデフレ解消が前提と主張する。「景気条項」にこだわりすぎては先送り論を加速させかねない。
 3党合意へのスタンスは次期衆院選後の政権の枠組みの展望にもつながる。安倍氏は民主との大連立を否定し、橋下徹大阪市長による「日本維新の会」にむしろ好意的とみられている。社会保障の全体像や低所得者対策などの具体化はどうするのか。次期衆院選でたとえ自民が政権に返り咲いても参院の「ねじれ」が続く公算は大きいはずだ。
 総裁選で事実上放置された重要課題も多い。福島原発事故に伴うエネルギー政策の将来像についてはほとんど議論が深まらなかった。「原発ゼロ」への反対は安倍氏を含む候補全員が表明したが「10年以内に新たなエネルギーの安定供給構造を構築」とする党公約案は何も言っていないに等しい。
 野田内閣がまとめた新エネルギー政策は確かに深刻な矛盾を抱えるが未曽有の事態を受け格闘する意思は感じられる。長年にわたり原発の安全対策の手抜かりを見逃してきた自民がエネルギー政策を傍観するのは無反省に過ぎる。態度があいまいな環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への対応とともに、次期衆院選に向け具体的指針を逃げずに示してこそ、責任政党であろう。

 ◇3党合意を堅持せよ
 今後10年で200兆円を公共事業に投じるという国土強靱(きょうじん)化計画も単なるばらまき路線の復活を懸念せざるを得ない。政権から転落した教訓をどこまでくみ取ったか、民主党政権の混乱にかまけて「野党自民」がこの3年、自己改革に取り組む姿を示してきたとは言いがたい。
 安倍氏は野田内閣を早期解散に追い込む決意を改めて強調した。民主党代表に再選した野田佳彦首相と新総裁による党首会談が今後の政治の動きを占う最初の節目となる。
 首相が違憲状態の衆院「1票の格差」是正などで踏み込んだ姿勢を示すべきなのは当然だ。一方で安倍氏もさきの国会で可決された参院問責決議をタテに最初から全面対決姿勢でのぞむべきではない。とりわけ今年度予算の執行に必要な特例公債法案を衆院解散の人質とし続けることは愚策である。
 与野党攻防がどう推移しても1年以内に衆院選は確実に行われる。安定した政権担当能力を国民に伝えるには、政治を動かす責任感を示すことだ。野党3年、自民党は何を改め、どう変わったかを身をもって示すべきだ。それが新総裁の重い責務と心得てほしい。


 自民総裁に安倍氏
重い課題抱えた船出に

2012年9月27日 岐阜新聞

 自民党の新総裁に、国会議員による決選投票で安倍晋三元首相が選ばれた。2007年9月に辞任して以来の再登板だ。
 次期衆院選で自民党が比較第1党となれば、安倍氏は首相に返り咲く可能性が大きい。だが前回の首相時代、わずか1年で突然政権を投げ出した記憶は国民から消えていないだろう。安倍氏は総裁選で前回の辞任を謝罪し、その理由だった健康問題は完治したと強調。「首相としての経験と責任を胸に、政権奪還に向け力を尽くしたい」と決意を強調した。
 なぜ自民党が政権を失ったのかの反省を踏まえ、生まれ変わった党の新しい姿を示して国民の信頼と支持を回復できるのか。重い課題を抱えた船出となる。
 総裁選では、党員・党友の投票による地方票で石破茂前政調会長が過半数を制したが、国会議員票を加えると過半数に届かず、2位の安倍氏が決選投票で逆転した。
 だが国民の声を反映すする党員投票を国会議員がひっくり返した結果は、自民党の議員と国民の意識の乖離(かいり)の表れといえよう。安倍氏は次期衆院選の「顔」として選挙戦の先頭に立つが、幅広い国民の支持を得られるのかが問われる。
 新総裁の最初の課題は、野田政権への対応だ。安倍氏は社会保障と税の一体改革に関する民主、自民、公明の3党合意は継承する考えを示しているものの、消費税増税の前にデフレ脱却が必要だと主張する。
 民主党との協調路線にも否定的で、憲法改正や教育改革の推進で新党「日本維新の会」を率いる橋下徹大阪市長との連携に含みを持たせている。早期の衆院解散を求め、野田政権には対決姿勢を強めることになろう。
 ただし、当面の課題である赤字国債発行のための特例法案や衆院の「1票の格差」是正、社会保障制度改革を議論する「国民会議」の立ち上げにどう対応するのか。これらの懸案は早期に決着をつけなければならない。自民党が譲歩を求められる場面もあるだろう。野田佳彦首相が呼び掛ける民自公の3党首会談への対応がまず問われる。
 安倍氏は前回の政権担当時に「戦後レジームからの脱却」「美しい国づくり」を掲げ、憲法改正のための国民投票法や教育改革に取り組んだ。その路線は変わっていない。今回の総裁選でも、改憲や集団的自衛権行使の容認、教育改革推進など保守路線を前面に打ちだした。改憲が今、国民の間に合意があり、急ぐべき課題だろうか。
 尖閣諸島など領土問題でも「日本の海や領土を断固として守らなければならない」と強硬な対応を強調する。事態の沈静化に向けた外交努力が求められるときに、強硬路線でいいのか。首相の座をうかがう有力野党の党首だけに、現実的な対応を期待したい。
 自民党が3年前に下野したのは、小泉構造改革による格差拡大などの問題に有効な対応策を提示できなかったのに加え、派閥の抗争、世襲議員が占める新陳代謝の進まない古い体質などが指摘されたためだった。その責任は安倍氏にもある。
 民主党政権はこの3年間で国民の失望を招いた。だが自民党は「敵失」ではなく自ら支持を獲得することで政権奪還を目指すべきだ。新味のある政策、野党経験を踏まえた課題を解決できる国会対応を示す必要がある。 


 安倍自民新総裁 政権奪還への政策力を高めよ(9月27日付・読売社説) 

◆保守志向が再登板の追い風に◆
 政権奪還という重い課題を担っての「再チャレンジ」である。
 自民党総裁選は、安倍晋三元首相が、石破茂前政調会長ら4氏を破り、新総裁に選出された。
 第1回投票では、石破氏が地方票の過半数を獲得して1位となったが、国会議員による決選投票で安倍氏が逆転した。
 安倍氏は、次期衆院選の結果次第では首相に就任する可能性が大きい。当選後のあいさつでは「政権奪還に向けて全力を尽くす。強い日本をつくる」と、決意を表明した。今から日本再生への戦略と政策を練る必要がある。

 ◆「尖閣」で地方票に変化◆
 派閥の代表ではない安倍、石破両氏が決選投票を争ったことは、派閥の合従連衡による総裁選からの変化をうかがわせる。
 当初は石原伸晃幹事長が有力視されたが、安倍、石破両氏が地方の党員に支持を広げた。これは総裁選のさなか、中国が尖閣諸島を巡って日本に高圧的な外交を展開したことと無縁ではない。
 両氏とも総裁選では、日本の領土・領海を「断固として守る」と訴え、外交・安全保障政策の重要性を強調した。
 しかし、中国に強硬一辺倒の姿勢では関係改善は望めない。
 安倍氏は首相時代に、小泉内閣で悪化した対中関係を立て直し、中国と「戦略的互恵関係」を目指すことで合意した。尖閣諸島国有化で中国の反日機運が高まる中、日中関係を再構築する具体策が改めて求められている。
 安倍氏は、集団的自衛権の行使を可能にすることによる日米同盟の強化や、憲法改正に取り組む考えを示している。いわゆる従軍慰安婦問題に関する「河野談話」の見直しにも前向きだ。
 いずれも妥当な考え方である。実現に向けて、具体的な道筋を示してもらいたい。
 総裁選で残念だったのは、日本の直面する課題について、踏み込んだ議論が乏しかったことだ。

 ◆TPP・原発政策示せ◆
 環太平洋経済連携協定(TPP)参加問題で、安倍氏は「交渉力を強めた上で、国益を守れるかどうか考えないといけない」と慎重な発言に終始した。
 党内に根強いTPP参加反対論に配慮したのだろうが、政権奪還を目指すなら、農業の競争力強化策をまとめ、交渉参加への環境を整えなければならない。
 エネルギー問題でも、政府・民主党の「原発ゼロ」方針に否定的な見解を示したのは適切だったにせよ、それだけでは不十分だ。
 安全な原発は活用し、電力を安定供給できるエネルギー政策について党内で議論を深め、責任ある対案を打ち出すべきである。
 安倍氏は6年前、戦後生まれで初の首相となった。「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げ、教育基本法を改正し、防衛庁を省に格上げした。憲法改正手続きを定めた国民投票法も成立させるなど実績を上げている。
 しかし、2007年7月の参院選に惨敗し、衆参ねじれ国会を生んだ。その後の突然の辞任は、潰瘍性大腸炎という持病が一因とされるが、政権を無責任に投げ出した印象が強く残っている。
 安倍氏には、「健康不安」やひ弱なイメージを払拭できるかどうかが、問われよう。
 新総裁として最初に取り組むのは党役員人事である。
 安倍氏は、総裁就任後の記者会見で、石破氏が党員票の過半数を獲得したことについて「重く受け止めなければならない」と述べた。石破氏には地方に圧倒的な支持のあることが裏付けられた。要職に起用するのは理解できる。
 安倍氏は首相時代に内閣の要職を盟友や側近で固め、批判を浴びた。今回、党役員にどういう人材を登用するかも注目したい。

 ◆解散で「紳士協定」を◆
 重要なのは、次期臨時国会での対応である。
 先の通常国会は、参院で野田首相の問責決議を可決したまま閉会した。これまで自民党は問責の効力が次の国会にも及ぶとしてきたが、安倍氏は記者会見で、一切審議を拒否するわけではないと柔軟な姿勢を示した。
 赤字国債発行のための特例公債法案の成立などに協力する代わりに、野田首相が約束した「近いうち」の衆院解散を「紳士協定」として確認したい考えのようだ。建設的な提案だと評価できる。
 安倍氏自身、首相時代にねじれ国会に悩まされた。参院の問責決議を理由にした審議拒否など不毛な与野党対立や政治の停滞には、もう終止符を打つ時である。
(2012年9月27日01時30分 読売新聞)



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白から赤へ。酔芙蓉/美味しいお店:ラーメン・小龍包・お寿司・チョコレート

2012-09-26 19:27:32 | 花/美しいもの
今年も酔芙蓉が咲きました。
好きな花なので、庭の空き地にも二本植えたのですが、
こちらはまだ咲いていません。



   
咲き始めは真っ白で時間とともにピンクに色づき、赤くなっていくので、
酒に酔っで赤くなっていく芙蓉という意味で「酔芙蓉」。
  

白から赤へ。
  

一日花で夕方にはしぼむのですが、翌朝に赤い花が残るので、
咲いたばかりの白花とのコントラストがきれいです。
  
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ところで、
9月に行った愛知・岐阜・三重のおいしいお店。

まずは
三重県桑名市の「すし道場」のまぐろ。
    

   

岐阜市の「丸デブ」のワンタンと中華そば。
  

岐阜県関市の「白神(はくじん)」のつけめんとえび蕎麦。
 

名古屋の高島屋12階の「デンタイフォン」の小龍包
  

   

  

最後に、
名古屋 ミッドランドスクエアB1の「ピエール マルコリーニ 」のチョコレートパフェ。
   


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10/14(日)13:00~上野千鶴子氏 講演「堺市立図書館BL小説廃棄要求事件を振り返る」

2012-09-25 20:44:07 | ジェンダー/上野千鶴子
10月14日の日曜日の午後、日比谷図書文化館(東京)で、
「堺市立図書館BL小説廃棄要求事件を振り返る」のイベントがあります。

メーンは上野千鶴子さんの講演ですが、堺市立図書館事件も含めて、
「ジェンダー図書排除」究明原告団の事務局をしていたので、わたしも話しをすることになっています。

とても立派なチラシができているようです。
この問題に関心のある方、お近くの方は是非お越しください。



  上野千鶴子氏 講演
「堺市立図書館BL小説廃棄要求事件を振り返る」 
 


日程:2012年10月14日(日)13:00~
場所:日比谷図書文化館コンベンションホール

内容:堺市立図書館で2008年に起きたBL小説廃棄要求事件の際に、「図書館の自由」「表現の自由」を守るために監査請求を行った上野千鶴子さん、寺町みどりさんをお招きし、事件を振り返ります。

講師:上野千鶴子(東京大学名誉教授)、寺町みどり(「ジェンダー図書排除」究明原告団・事務局)
主催:NPO法人うぐいすリボン
協力:コンテンツ文化研究会
後援:株式会社 太田出版
 


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前日の13日には東京で、
日本学術会議公開シンポジウム「雇用崩壊とジェンダー」が開催されます。
このシンポもききたいので、前日から上京して東京でとまる予定。

  日本学術会議公開シンポジウム「雇用崩壊とジェンダー」 

2012年10月13日 (土) 13時00分
終了日時 2012年10月13日 (土) 17時00分
会場 日本学術会議講堂

会場URL https://plus.google.com/114951690431263974385/about?hl=ja

場所 日本学術会議講堂
〒106-0032 東京都港区六本木7丁目22-34 TEL 03-3403-3793
(東京メトロ千代田線乃木坂駅出口5 徒歩1分)
https://plus.google.com/114951690431263974385/about?hl=ja
定員 300名(先着順)予約は不要です
◇趣旨
雇用崩壊というべき現象がおきている。低賃金で不安定な非正規雇用は、最近30年の間に急速に増加し、今や全労働者の3分の1を占める。女性や若年層では過半数が非正規労働者だが、リーマンショックや東日本大震災を契機に、これら非正規の大幅な雇い止めが行われた。一方、正社員も安泰ではなく、長時間・過密労働によって過労死が増え、深刻なうつ病に罹患する人も多い。日本社会は大きな変化の渦に巻き込まれ、働き方は二極化し、雇用全体が崩壊しつつある。
しかしジェンダーの視点でみると、この現象は今に始まったことではない。雇用上の性差別によって、女性は正社員としての就労機会を制限され、非正規のパートや派遣労働者として働いてきた。しかしこの間、国は、均等待遇原則の実効性を強化する施策よりはむしろ、企業利益重視の経営戦略を積極的に後押しする規制緩和政策を推進してきた。その結果が、女性のみならず、すべての労働者を巻き込んでの現在の雇用崩壊を招いているのである。
◇プログラム
■司会  岡野八代(同志社大学・学術会議連携会員)・後藤弘子(千葉大学・学術会議会員)
■開会挨拶 上野千鶴子(複合領域ジェンダー分科会委員長・学術会議会員)
■報告
1) 「非正規雇用問題・パート派遣について」 中野麻美(弁護士)
2) 「男女賃金格差について」 竹信三恵子(和光大学)
3) 「専門職の非正規問題ーー女性医師の場合」桃井眞里子(自治医科大学・学術会議会員)
4) 「国際比較の観点から」田宮遊子( 神戸学院大学)
■コメンテーター
大沢真理(東京大学・学術会議会員)
浅倉むつ子(早稲田大学・学術会議会員)
■討論
■閉会 閉会のあいさつ 井野瀬久美恵(歴史学とジェンダーに関する分科会・学術会議会員)

【主催】 日本学術会議・社会学委員会複合領域ジェンダー分科会
【共催】 社会学委員会ジェンダー研究分科会/史学委員会歴史学とジェンダーに関する分科会/法学委員会ジェンダー法分科会/科学者委員会男女共同参画分科会/東北大学GCOEジェンダー平等と多文化共生研究センター/京都大学GCOE親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点/京都大学文学研究科アジア親密圏/公共圏教育研究センター
後援 日本女性学会/ジェンダー法学会/ジェンダー史学会/日本フェミニスト経済学会/日本ジェンダー学会/日本女性心身医学会/総合女性史研究会/国際ジェンダー学会/日本語ジェンダー学会/日本スポーツとジェンダー学会/日本女子体育連盟/イメージ&ジェンダー研究会/早稲田大学ジェンダー研究所/立教大学ジェンダーフォーラム/東海ジェンダー研究所/京都橘大学女性歴史文化研究所/愛知淑徳大学ジェンダー女性学研究所/明治大学情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター/ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)/女性科学研究者の環境改善に関する懇談会(JAICOWS)/働く女性の全国センター(ACW2)  



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わたしが好きなこと。種を蒔くこと。苗を育てること。花が咲くこと。

2012-09-24 20:47:22 | 花/美しいもの

野菜を育てるのが好き。
頼まれもしないのに、珍しいイタリア野菜の種を買ってきた。
わくわくしながらホームページで育て方を調べて種を蒔く。

   

  

   

種まきや育苗という手間がかかる仕事が好き。
大きく育つまでのプロセスは、年により作物によって違っていて飽きない。。
  
収穫するより育てるのが好き、というのは、むかしからの性分。
香りの強い苦手なハーブも、分けへだてなく。。

   

   

   

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花を育てるのが好き。
野菜の種を探しに行ったのに、
花の苗をどっさり買い込んでしまった。

   

  

花の名前を確認しながら、どんな花が咲くのだろう、
どこに植えようか、と考えるのが楽しい。

百姓をしていたとき、まださむい季節に薪ストーブの炎の前で、
その年の野菜の作付けを考えるのが好きだった。

  

   

あれからずいぶんたつけれど、
わたしの好きなことはさほど変わっていない、ようだ。

   

   


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浜岡原発:再稼働住民投票案提出 /成立は不透明 浜岡条例案の県議会審議のゆくえ

2012-09-23 18:59:06 | ほん/新聞/ニュース
少し前になりますが、
「浜岡原発の再稼働の是非を問う住民投票条例案」が静江か県議会に提出され、
9月19日から審議が始まりました。
川勝平太・静岡県知事は条例制定への賛意を表明する意見書を付けています。

条例案の審議は、議会にゆだねられることになりました。

住民投票条例の条例案は、住民による「直接請求」が成立しても、議会に否決されることが多いのですが、
静岡県議会は、ぜひこの条例案を可決してほしいものです。

  成立は不透明 浜岡条例案の県議会審議
 
2012年9月20日 中日新聞

 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例案の審議が十九日、静岡県議会で始まり、各会派の対応に焦点は移った。川勝平太知事は投票実施に賛意を示すが、最大会派の自民系会派と第二会派の民主系会派はともに自主投票の可能性を示唆。国のエネルギー政策に絡む条例案の成立は不透明な情勢だ。

●各会派の思惑
 県議会で過半数を占め、条例案成否の鍵を握る最大会派、自民改革会議。杉山盛雄・自民党県連幹事長は「法的な問題点をクリアしたとしても、投票事務を担う市町の協力が得られるか不安がある」と指摘。投開票経費は十億円とされ、必要性を疑問視する。「(市町の党員らからは)金がかかるとか、衆院選、知事選と絡めた政局で住民投票をやるのは良くないとの意見もあった」と慎重な見方。「党議拘束を掛けずに自由投票もあり得る」と述べた。

 本会議後の会派議員総会で第二会派の民主党・ふじのくに県議団は意見集約したが、結論は持ち越した。野沢義雄会長は「自主投票ありきではないが、意見集約が無理となれば選択肢に入る」。知事与党の同会派でも知事が賛意を示す条例案への対応が一枚岩でないことを露呈した。

●県の対応
 川勝知事は本会議で浜岡原発の安全性確保と、使用済み核燃料の処理方法が確立するまでは、住民投票の結果にかかわらず、再稼働を認めない方針を強調。自民系のベテラン県議は「再稼働に賛成多数でも従わないなら、実施する意味がない」と指摘した。
 県は条例案が投票有資格者を十八歳以上としている点などに問題があり、原案のままでは実施不可能と指摘。市民団体は投票資格を二十歳以上とするなどの修正案を出したが、担当者は「修正されたとしても、住民投票の実現には難しさが残る」と言う。修正案は「投票は施行日から六カ月以内」とする項目を変更しておらず、山崎章二県総務局長は「市町に説明し、各議会の議決を得るには、六カ月では難しい」と説明。市町議会が否決した場合が想定されていないことも問題視し「市町が引き受けないとなった場合、どうするのか」と話す。

多くの住民が投票を望む
●県民の受け止め

 こうした事態に、住民投票実施を求めて署名し、本会議を傍聴した静岡市駿河区の自営業飯野良一さん(63)は「多くの住民が県民投票を望んでおり、条例案の不備は修正すればいい。再稼働の是非を県民が判断する県民投票は必要だ」と述べ、条例案を修正して審議するよう求めた。

住民投票は可能 賛否を示すべき
 住民投票制度に詳しい武田真一郎・成蹊大法科大学院教授(行政法)の話

 福島では、絶対安全だと議会や行政が判断した原発が大変な惨禍をもたらした。多くの住民は専門家に任せきりにできないと感じ、原発に関してきちんと意見を表明し、責任を果たす必要があると考え、住民投票を求めている。沖縄で全県対象の住民投票が行われ、鳥取は県レベルで常設型住民投票条例制定を検討している。静岡で全県の住民投票ができないことはあり得ない。ただし、住民投票が本来の機能を果たすためには、賛否両論を示し、脱原発のメリット、デメリットを情報公開する必要がある。


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 浜岡再稼働 川勝知事、県民投票条例案を提出
2012.9.19  静岡新聞

 県議会9月定例会が19日開会し、川勝平太知事は中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働の是非を問う県民投票条例案を提出した。知事は条例制定への賛意を正式表明。条例案に添えた意見書で「県民一人一人が意思を表明する機会を逸することは妥当ではない」と理由を述べ、「満18歳以上」とした投票年齢や投開票事務の市町への委託など10項目の問題点をあらためて指摘した。条例制定を直接請求した市民団体「原発県民投票静岡」の鈴木望共同代表ら5人も意見陳述した。
 川勝知事は議案の提案理由で、原発の稼働はエネルギー政策や電力の安定供給、経済性など総合的に考慮する必要があると基本的考え方を説明。浜岡原発の再稼働について「安全性の確保が大前提」とし、オフサイトセンターの立地や使用済み核燃料の処理などに問題があると強調した。
 その上で、県民投票条例制定のための直接請求の署名数が、法定数を大きく上回ったことを「重く受け止めている」と強調。直接請求は住民自治を図る重要な手段とし「再稼働の是非について意見を表明し、結果を県政に直接反映させたいという多くの県民の思いの表れ」などと賛意に至った経緯を述べた。
 条例案の不備については、県民投票が実施できるよう、問題点の修正議論を議会に求めた。
 条例案は、市民団体が再稼働の判断に県民意思を反映させるため8月末に16万5127人分の署名を集め、知事に制定を求めた。24日からの代表・一般質問を経て28日に総務委員会に付託。10月2〜4日に委員会で審議され、11日の最終本会議で採決される見通し。
 9月定例会は10月11日までの23日間と決めた後、2012年度一般会計補正予算案など22議案、報告7件、11年度決算を上程した。

知事意見のポイント
 ▼原発の稼働はエネルギー政策や電力の安定供給、経済性、温暖化対策などを総合的に考慮する必要がある
 ▼安全性が確保されない限り再稼働はあり得ない
 ▼オフサイトセンターの立地に深刻な問題があり、使用済み核燃料の処理方法が確立されていない
 ▼法定数を上回る署名は、再稼働の是非についての意思を県政に直接反映させたいという県民の思いの表れ。重く受け止める
 ▼直接請求は間接民主制を補完する重要な手段。県民が意思を表明する機会を逸するのは妥当ではない
 ▼条例の実施には市町の協力が不可欠 


 浜岡原発:再稼働住民投票案提出 「民が最終判断を」 市民団体、16万人余の思い代弁 /静岡
2012.9.20 毎日新聞 

「最終的な判断は、私たち民がすべきではないか」−−。19日開会の県議会9月定例会で、川勝平太知事が賛成意見を付けて提出した中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例案。請求代表者として壇上で意見を述べた市民団体「原発県民投票静岡」の鈴木望代表ら5人は、署名者約16万5000人の気持ちを代弁し、それぞれの思いを力強く訴えた。【樋口淳也、山本佳孝、小玉沙織】

 請求代表者による意見陳述は、川勝知事による議案説明後、約20分間の休憩をはさみ午前11時半に始まった。登壇したのは男性3人、女性2人。傍聴席でそろいの緑のTシャツ姿の団体関係者らが見守る中、5人で合計20分の時間をぎりぎりまで使い意見を述べた。
 最初に壇上に立った鈴木代表はノーネクタイに黒のジャケット姿。用意した原稿を読み、時折語気を強めながら、向かい合う県議66人に語りかけた。
 地震が起こった際の浜岡原発の安全性を誰が判断するかについて、「未知・未解明の領域が大きいと分かってしまった専門家に任せるのか」と問いかけ、「最終的な判断は、私たち民がすべきではないか。なぜなら、事故が起こってしまった場合の結果は、私たち住民が受け入れざるを得ないからだ」と訴えた。
 また中村英一事務局次長が、浜岡原発から約2キロにあるスーパーで、1日に319人の署名が集まったことなどを紹介するなど、続く4人も署名集めの際の具体的なエピソードなどを交えながら条例制定を求めた。
 意見陳述後に記者らの取材に応じた鈴木代表は、「我々はこの運動を必死の思いでやってきた。その思いは、県議や県民の方々に伝わっているのではないか」と手応えを強調。川勝知事が正式に賛意を表明したことについて「重く受け止めたい。(首長と議員を別々の選挙で選ぶ仕組みの)二元代表制の一人がそういう意思を示したのは大きい」と感想を述べた。

 ◇知事が正式に賛意 問題点修正を期待
 住民投票条例案を19日、県議会に提出し「法定数を大きく上回る署名の数は、再稼働の是非について意思を表明し、県政に直接反映させたいという多くの県民の思いの表れであり、重く受け止めている」と賛意を正式に表明した川勝平太知事。同時に「条例案には問題点が多数あり誠に遺憾。適切に修正し、県民投票が適正かつ円滑に実施できる方向で議論してほしい」と県議会に修正を求めた。
 県議会は定数69、欠員3。10月11日の閉会日に予想される採決で条例案が成立するには、議長を除く65議員の過半数となる33議員の賛成が必要だ。
 過半数を占める「自民改革会議」(37議席)の中谷多加二代表は、「21日以降数回勉強会を開き、意見集約を図る。(採決で)党議拘束をかけるか自主投票にするかという話はこれからだ」と話し、慎重に各議員の意見を聞く構え。知事与党「民主党・ふじのくに県議団」(20議席)の野沢義雄会長も、「(知事の意見は)制定に向けた気持ちが強く表れたという印象。意見を受け止め議論に入っていく」と述べた。
 「公明党静岡県議団」(5議席)の前林孝一良代表は「住民の思いを考えて判断していく」▽「みんなの党・無所属クラブ」(2議席)の遠藤行洋共同代表は「最後まで熟慮して決めたい」▽「富士の会」(2議席)の中沢通訓代表は「修正は必要だが、賛成だ」−−などとそれぞれの見解を示した。
 条例案は今後24日から28日にかけ本会議で質疑が行われ、さらに総務委員会(山田誠委員長)に付託され、より詳しい審議にかけられる。総務委は19日、議事日程を当初の3日間から1日延ばし4日間とし、うち2日間を集中審議にあてることを決めた。このうち1日は、「専門的な意見を聞く必要がある」(山田委員長)として、市民団体の幹部▽住民投票の際に投開票事務を担う市町の担当者▽住民投票の法制度や原発の安全性評価に関する学識経験者−−らを参考人招致する。

==============
 ■解説 ◇県議は分かりやすい行動を

 浜岡原発の再稼働の是非を問う住民投票条例案が19日、県議会に提出された。東京電力福島第1原発事故以降、原発立地県での初めての条例案提出という事態に、ほとんどの会派は賛否を明確にできずにいる。
 過半数を占める最大会派「自民改革会議」(37議席)の中谷多加二代表は「会派内に賛否がある。自主投票か党議拘束をかけるか分からない」と漏らす。「既に浜岡の運転は停止されている。十億円以上の費用をかけてまでやる必要があるのか」と話すなど、可決に消極的なベテラン議員は少なくない。にもかかわらず慎重な姿勢をとる背景には、来年の知事選があるとの見方がある。反対すれば「住民の意思を無視した」と指摘されてしまう懸念があるという。
 知事与党の「民主党・ふじのくに県議団」も「川勝知事の賛意はそれなりに考慮に入れなければいけないが、統一的な行動は難しい」(野沢義雄会長)と反応は鈍い。一部の幹部は修正素案を作成したが、「再稼働の議論は13年末に津波対策工事が完了してから」などと反対論があり、賛否どちらに向かうか、幹部の意思統一もできていない。
 現時点で態度を明確にしているのは賛成方針の「富士の会」(2議席)だけだ。
 各県議は県民を代表している。ならば会派としても、自身の判断を明確に説明すべきではないか。16万人以上もの県民の声に対し、分かりやすい行動をとることが求められている。【樋口淳也】


  浜岡原発:原発再稼働住民投票案 自民、修正案「あり得ぬ」 県議会派が勉強会 /静岡
2012.9.22 毎日新聞 

 県議会最大会派の自民改革会議は21日、中部電力浜岡原発20+件(御前崎市)再稼働の是非を問う住民投票条例案について勉強会を開いた。中谷多加二代表は会合後、記者らの取材に応じ、「(修正案を出すことは)あり得ないと思う」と述べ、賛意を表明した川勝平太知事が求める条例案の修正を同会派としては行う予定がないとの認識を示した。
 中谷代表は勉強会について「幅広い意見が聞けてよかった。反対一色ではなく、中間的な意見もあった。極端な賛成はなかった」と話し、会派内に反対が多いことを示唆した。条例案について「できるのかな、という現状が浮き彫りになった」と指摘した。
 県は条例案について、市町に義務づけられない投開票事務への協力を定めているなどと修正が不可欠との認識を示し、直接請求した市民団体「原発県民投票静岡」(鈴木望代表)も修正のうえ住民投票を実施するよう議員らに求めている。「自らは修正しない」との中谷代表の発言は、住民投票に消極的な同会派の立場を初めて明確に示したものといえる。
 勉強会には37議員中29議員が参加。県の担当者による条例案の「不備」の説明や、出席議員の条例案に対する意見表明などが行われた。
 同会派は今後も勉強会を実施して意見集約を図る方針で、26日には「原発県民投票静岡」の鈴木代表を招く。
 21日は、民主党・ふじのくに県議団(20議席)も午後から拡大役員会を開き論点整理を行った。来週以降、議員総会などで意見集約を進める。【樋口淳也】 


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<はたらく>仕事と介護 どう両立? 「社外で勤務」の工夫を(稲熊美樹)

2012-09-22 21:32:07 | ほん/新聞/ニュース
9月23日は「秋分の日」。お彼岸のお中日です。
よく「昼と夜の長さが同じ」と言われるけれど、昼のほうが少し長いそうだ。
「秋分の日」を境に昼が短く夜が長く、といういわゆる「短日」になっていく。
植物は日照時間に敏感で、秋分の日以降に花が咲く性質があものは「短日作物」といわれる。

「秋分の日」って9月23日じゃなかったの・・・と思ったら、
やはり「22日」が秋分の日になるのは116年ぶりとか。
今年は、地球の公転周期と暦のずれを補正する必要がある年なので「23日」、
来年以降は、今年と同様のうるう年は「22日」、そうでない年は「23日」らしい。
暦も微調整が必要ということです。

暑さ寒さも彼岸まで、と言われますが、まだまだ陽射しが強くて日焼けには注意が必要です。
皮膚に直接の影響するUV-Bは夏が多いそうだけど、
皮膚のしわを引き起こすUV-Aは秋や春も一年中多いので要注意。
お肌には日焼け止めを塗って庭仕事をするんだけれど、
さいきん、夕方仕事をしていると紫外線の影響か目がしかしかしょぼしょぼします。

ということで、
ともちゃんがメガネをなおしに大垣に行ったついでに、
前から欲しかったサングラスをみてきました。

気に入ったのが二つあって、どちらが良いか交互にかけてみていたら、
二つ買ったら一つは半額にしてもらえる、ということなので、
二つとも買ってきました。


山・レジャー用と畑・ガーデニング用です。


山・レジャー用の左は、フレームレスでめちゃ軽くてちょっとおしゃれ。
  
右は、メガネの上からのオーバーサングラスにもなるそうで、
横からの光も防ぐ完全ガード型です。

かわいいおともだちに試着してもらいました。

どう?似合っているでしょ。














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後半は、昨日に続いて中日新聞生活面の、稲熊さんの記事。
子育てから介護まで、はばひろい守備範囲に脱帽!

 <はたらく>仕事と介護 どう両立? 「社外で勤務」の工夫を
2012年9月21日 中日新聞

 団塊の世代があと10年で75歳を超え始め、まもなくやってくる“大介護時代”。共働き家庭が過半数を占め、仕事をしながらの介護に誰もが直面する可能性がある。認知症の父(76)を介護しながら、企業の両立支援を研究している東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長の渥美由喜さん(44)に、「会社員、介護、子育て、看護、家事」の“5Kライフ”にどう向き合っているかを聞いた。 (稲熊美樹)

 -介護が始まったのはいつですか。
 「一人暮らしの父が統合失調症を発症し、攻撃的になったり、徘徊(はいかい)するようになり、二〇〇九年十二月から三カ月間、入院しました。合う薬が見つかって症状は改善されたものの、認知症もあって要介護1。家に戻ってもサポートが必要な状態でした」

 -退院後の介護体制はどう整えましたか。
 「会社員の妻(44)や、きょうだいと話し合いました。介護はプロジェクト。仕事の経験が生きます。感情をぶつけ合うより、仕事の会議のようにビジネスライクの方がいい。どういう状態が父にとって幸せか、ゴールイメージを共有しました。要介護1だと、介護保険制度だけでは足りません。自費で補っています」

 -話し合いで問題はありましたか。
 「親戚が口を出したことがありましたが、断りました。介護は相続権に応じて関わるべきであり『長男の嫁だからやれ』というのもおかしい。本来は対価を伴うこと。相続権があっても介護に関われないなら権利を放棄し、介護している人にお願いするべきです。時間をかけられないのなら、少なくともお金を出さなくては」

 -介護が始まって生活は変わりましたか。
 「自宅から父の暮らす家へは、車で十五分。父は知らない人を家に入れるのを嫌がったので、介護者に慣れるまでの三カ月間は集中的に滞在しました。新しい生活に慣れるまでは、家族が関わるしかありません。今も、毎日子どもたちと一緒に顔を出しています」

 -三カ月間はどう乗り切ったのですか。
 「在宅勤務です。父の家で仕事をした。あらゆる職種で、少なくとも週一日はできると感じます」

 -仕事での工夫は。
 「今も出張回数は減らしています。いつでもどこでも仕事ができるようパソコンや資料は持ち歩き、移動や待ち時間には立ったままパソコンを開きます」

 -お子さんの看護も経験されました。
 「介護との両立が軌道に乗ったころ、次男の病気が判明。病院に一カ月半寝泊まりしました。それまでの4Kが5Kになりましたが、大きくは変わりません。手術は成功し、今は元気に保育所に通っていますが、もし明日再発しても悔いのない子育てをと決めています」

 -はたから見れば大変な状況。仕事を辞めることは考えなかったのですか。
 「辞めればいったんは楽になりますが、認知症の親と一日中向き合うのは、ストレスがたまります。仕事をすれば相殺できると考えました。介護経験がある上司の励ましも大きかった。研究にも深みが出た。直接介護に関わらない仕事でも、今後増える介護にまつわるニーズを肌で感じられ、仕事にも役立つと思います」

 -介護で心掛けていることは。
 「憎しみが湧くこともありましたが、愛情を込めて育ててくれたことに感謝し、いずれ自分が老いたときにしてもらいたいことをするようにしています」

 -介護と仕事の両立でつらいときはどう考えればいいでしょう。
 「親や子どもは変えられませんが、会社や仕事は変えられます。優先すべきは介護や子育て。一人で抱え込まず、まずは相談を」

 <あつみ・なおき> 介護支援をはじめ、企業のワーク・ライフ・バランスなどのコンサルティングを手掛け、講演は年間100件以上。前内閣府男女共同参画会議基本問題・影響調査専門調査会専門委員。著書に「ムダとり時間術」(日本経済新聞出版社)、「イクメンで行こう!育児も仕事も充実させる生き方」(同)など。
 


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生活保護を考える 番外編 専門家に聞く 他の制度と絡め議論を/大山小夜さん(白井康彦)

2012-09-21 16:43:06 | ほん/新聞/ニュース
退職後の梶原拓元岐阜県知事の秘書給与・旅費の返還を求める
住民訴訟の控訴審で名古屋に来ています。

名古屋高裁のすぐ近くには中日新聞の本社があります。

ということで(ちょくせつ関係ないけど・笑)、
昨日の中日新聞生活面の白井康彦さんの記事を紹介します。
「生活保護を考える 番外編」です。
インタビューに登場された大山小夜さんにも以前、
クレサラ問題の集会でお会いしたことがあります。
お話は簡潔で明快、聡明でクールな学者さんです。

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  生活保護を考える 番外編 専門家に聞く 他の制度と絡め議論を
2012年9月20日 中日新聞

 国の財政状態が厳しい中で生活保護費が近年、急増し続け、生活保護制度の見直し論が盛んだ。次期衆院選でも論戦のテーマの一つになる可能性がある。こうした議論の際に大事なポイントは何か。貧困問題に詳しい金城学院大人間科学部准教授(社会学)の大山小夜さん(39)に聞いた。 (白井康彦)

 -「働かずにお金をもらっている」「税金の無駄遣いだ」などと、受給者をバッシングする風潮は、いろいろな誤解が背景にあるのでは。
 窮状は本人しか分からない部分もありますが、他人が想像力で補える部分もあります。日々の暮らしにはお金がいる。でもさまざまな事情でそのお金が工面できない人が現実にいます。ほっておいたら社会はどうなりますか。当事者の間で絶望が広がり、餓死や犯罪が増えるでしょう。

 -そうした人は特殊という声もあります。
 いいえ、ごく普通の人が多いです。年金の受給額が少なくて生活が成り立たず、生活保護でカバーする。失業してなかなか再就職できず、貯金も底をついたので受給するなどです。そもそも生活保護は、日本国憲法に基づいて、国民の「健康で文化的な最低限度の生活」を保障する最後の頼みの綱として制度化されたものです。誰でも一人では生きていけないし、困った時は人に頼って良い。そういう社会が望ましいと多くの人は考えるのではないでしょうか。

 -議論で大事なのは。
 事実を踏まえて冷静に進めること。きちんとした統計数字を参考にしたり、日本の現状を海外諸国と比較したりもして。

 -先進諸国と比べたときの日本の特徴は。
 総人口に対する受給者の割合が断然低いです。日弁連がまとめた資料によると、この割合は二〇一〇年時点で日本が1・6%、ドイツが9・7%、スウェーデンが4・5%などです。生活保護を受けられる状態の人の中で、実際にどれだけの人が受給しているかが捕捉率。これも西欧諸国に比べると日本は相当低い。受給割合が低いことは大問題でしょう。

 -受給者急増は社会保障制度の弱さも一因では。
 例えば、国民年金は満額の年金額がそもそも少なく、無年金者も多い。非正規労働者で雇用保険から漏れている人も多いです。他の社会保障制度が弱いので、最後の頼みの綱である生活保護に“しわ寄せ”が来ているのです。
 五年前、生活保護制度の調査でスウェーデンを訪れたとき、現地の説明者から「どうして生活保護のことだけ聞くのか」と言われました。生活保護を必要とする人の数を減らそうとして、他の社会保障制度を充実させてきたとの自負をもっておられたのです。日本でも他の社会保障制度や雇用制度などと絡めて、生活保護を論じていかねばなりません。 =おわり

◆政府、予算圧縮へ検討も
<生活保護制度見直しの検討項目>
●生活保護基準の検証・見直し
●受給者や扶養義務者などへの指導強化
●生活保護を抜ける意欲を強める施策
●ハローワークと一体となった就労支援の抜本強化
●高齢者や障害者などに対する社会的自立の促進

        (生活支援戦略中間まとめより)
 生活保護の現状についての捉え方は政党によって大きく異なる。ただ、政党間の議論が反映されて制度が見直されるのは衆院選挙後になりそう。そのため、今は政府内の検討が焦点だ。
 厚生労働省が七月に発表した生活支援戦略中間まとめには、検討事項として(1)生活保護基準の検証(2)受給者やその家族への指導強化-などが挙げられている=表参照。
 基準引き下げで生活保護の支給額が大きく減れば、受給者の生活は一段と厳しくなる。受給者の家族に援助額を増やしてもらう姿勢を政府が強め過ぎると、受給申請をためらう人が急増する可能性がある。
 生活困窮者を支援する法律家らは懸念を強めているが、政府内では生活保護予算も何とか圧縮したいという空気が強い。 


 <はたらく>仕事と介護 どう両立? 「社外で勤務」の工夫を
2012年9月21日 中日新聞

 団塊の世代があと10年で75歳を超え始め、まもなくやってくる“大介護時代”。共働き家庭が過半数を占め、仕事をしながらの介護に誰もが直面する可能性がある。認知症の父(76)を介護しながら、企業の両立支援を研究している東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長の渥美由喜さん(44)に、「会社員、介護、子育て、看護、家事」の“5Kライフ”にどう向き合っているかを聞いた。 (稲熊美樹)

 -介護が始まったのはいつですか。
 「一人暮らしの父が統合失調症を発症し、攻撃的になったり、徘徊(はいかい)するようになり、二〇〇九年十二月から三カ月間、入院しました。合う薬が見つかって症状は改善されたものの、認知症もあって要介護1。家に戻ってもサポートが必要な状態でした」

 -退院後の介護体制はどう整えましたか。
 「会社員の妻(44)や、きょうだいと話し合いました。介護はプロジェクト。仕事の経験が生きます。感情をぶつけ合うより、仕事の会議のようにビジネスライクの方がいい。どういう状態が父にとって幸せか、ゴールイメージを共有しました。要介護1だと、介護保険制度だけでは足りません。自費で補っています」

 -話し合いで問題はありましたか。
 「親戚が口を出したことがありましたが、断りました。介護は相続権に応じて関わるべきであり『長男の嫁だからやれ』というのもおかしい。本来は対価を伴うこと。相続権があっても介護に関われないなら権利を放棄し、介護している人にお願いするべきです。時間をかけられないのなら、少なくともお金を出さなくては」

 -介護が始まって生活は変わりましたか。
 「自宅から父の暮らす家へは、車で十五分。父は知らない人を家に入れるのを嫌がったので、介護者に慣れるまでの三カ月間は集中的に滞在しました。新しい生活に慣れるまでは、家族が関わるしかありません。今も、毎日子どもたちと一緒に顔を出しています」

 -三カ月間はどう乗り切ったのですか。
 「在宅勤務です。父の家で仕事をした。あらゆる職種で、少なくとも週一日はできると感じます」

 -仕事での工夫は。
 「今も出張回数は減らしています。いつでもどこでも仕事ができるようパソコンや資料は持ち歩き、移動や待ち時間には立ったままパソコンを開きます」

 -お子さんの看護も経験されました。
 「介護との両立が軌道に乗ったころ、次男の病気が判明。病院に一カ月半寝泊まりしました。それまでの4Kが5Kになりましたが、大きくは変わりません。手術は成功し、今は元気に保育所に通っていますが、もし明日再発しても悔いのない子育てをと決めています」

 -はたから見れば大変な状況。仕事を辞めることは考えなかったのですか。
 「辞めればいったんは楽になりますが、認知症の親と一日中向き合うのは、ストレスがたまります。仕事をすれば相殺できると考えました。介護経験がある上司の励ましも大きかった。研究にも深みが出た。直接介護に関わらない仕事でも、今後増える介護にまつわるニーズを肌で感じられ、仕事にも役立つと思います」

 -介護で心掛けていることは。
 「憎しみが湧くこともありましたが、愛情を込めて育ててくれたことに感謝し、いずれ自分が老いたときにしてもらいたいことをするようにしています」

 -介護と仕事の両立でつらいときはどう考えればいいでしょう。
 「親や子どもは変えられませんが、会社や仕事は変えられます。優先すべきは介護や子育て。一人で抱え込まず、まずは相談を」

 <あつみ・なおき> 介護支援をはじめ、企業のワーク・ライフ・バランスなどのコンサルティングを手掛け、講演は年間100件以上。前内閣府男女共同参画会議基本問題・影響調査専門調査会専門委員。著書に「ムダとり時間術」(日本経済新聞出版社)、「イクメンで行こう!育児も仕事も充実させる生き方」(同)など。
 



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