みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

災害多発した平成 「想定外」をなくすために/特重施設で規制委判断 完成遅れなら原発停止は当然だ

2019-04-30 21:41:48 | ほん/新聞/ニュース
雨なので外仕事も蜜蜂の番もお休み。
ヤマダ電機で今日期限の500円クーポンを使って、
生協とアミカに行きました。
生協ではマグロとホタルイカのお刺身などを購入。
アミカで乾燥白きくらげを見つけたので買ってきました。

黒きくらげはAmazonで大袋を買ったのですが、
白きくらげも食べたいと思っていました。

さっそく水に30分ほどつけて戻しました。
黒きくらげよりプルプルです。

美味しい食べ方をネットで検索したのですが、
シンプルに湯豆腐に入れて食べましょう。
ムカゴも味噌で炒め煮。
 
生協のお刺身は新鮮でおいしいです。
 

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後半は、多発した災害や原発のこと。
このところ巷には浮かれた気分が蔓延していて、
イヤでも見聞きするので不快です。
過去はリセットすることはできないし、
問題は何一つ解決していないというのに!

  社説:災害多発した平成 「想定外」をなくすために 
2019.4.28 河北新報 

 地震、津波、そして原発事故と未曽有の衝撃が続いた東日本大震災当時の本紙を読み返すと、「想定外」の表現は発生2日後、3月13日の朝刊から登場していた。
 「想定超えた」の見出しで、東北地方に壊滅的な被害をもたらした地震が、防災関係者の想像を上回る規模だったと伝えている。以降、想定外は、災害に際し頻繁に聞かれる言葉になっていく。
 平成は多くの人にとって、思いも寄らない大災害が相次いだ時代だった。東日本大震災をはじめ、阪神大震災や熊本地震など震度7を記録する地震が計6回起きた。火山活動が各地で活発化した。集中豪雨が多発し、土砂災害によって多くの犠牲者が出た。
 だがこれらを、想定外で片付けてはなるまい。「仕方なかった」ことになりかねないからだ。とりわけ行政など安全管理を担う側は安易に使ってほしくない。
 災害後の検証によって、事前の対応次第では被害を軽減でき、多くの命が助かっていた可能性が指摘された例は珍しくない。
 東日本大震災を経て、日本列島は地震や火山の活動期に入ったとの見方がある。豪雨や台風の激甚化には地球温暖化が影響しているとの指摘もある。
 地震や豪雨は次の時代にも襲ってくるだろう。平成の経験は備えに生かせているか。国や自治体、私たち一人一人は、いまできることを進めているだろうか。

<問われる事前の備え>
 「なにぶん初めての経験で」。1995年1月の阪神大震災直後、政府の対応の遅れを指摘された当時の村山富市首相の国会答弁だ。批判が集中した。危機管理の不備が明白になったからだ。
 実は震災前から、兵庫県南部に大きな地震が起きる可能性は学者の間で知られていた。住民はもちろん防災行政にも伝わっていなかった。これを反省し、同年、研究の取りまとめや社会への発信を担う政府の地震調査研究推進本部が設置されている。
 現在の科学で確実な予測はできない自然現象を前に、どんなリスク管理が必要なのか。曖昧にならざるを得ない災害情報をどう伝え、どう受け止めるか。
 耐震化の重要性や地下の活断層の恐ろしさを見せつけた阪神大震災は、不確実性を伴う災害への事前の備えが本格的に問われる時代の幕開けでもあった。
 「想定外の津波が原因」。東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故について、東電はそう繰り返した。だが実際には、政府の地震本部が2002年、東北沿岸で考えられる大規模な津波地震の発生予測を公表していた。
 なぜ防災対応を先送りし続けたのか。安全より経営を優先したのではないか。現在、責任について刑事、民事の両方で訴訟が続く。民事では既に、国と東電の責任を認める判決が相次ぐ。
 地震や火山と切り離せない日本列島に原発が存在してよいのか。改めて問われるべきだろう。

<進展した情報発信>
 「直ちに噴火に結び付くとは考えませんでした」。2014年9月の御嶽山噴火後、噴火警戒レベルの判定を担う気象庁が強調していた。突発的とされた噴火だが、実は17日前から前兆とも受け取れる小さな地震が観測されていた。それでも警戒レベル引き上げを見送った。この判断に対しても、責任を問う訴訟が続いている。
 経験を踏まえ、たとえ不確かでも危機感を共有しようとする取り組みは、一定程度進んだ。
 地震本部は、全国の活断層の調査を順次進め、何年以内に何%の確率で地震が起きるかを推定した結果を公表している。火山では御嶽山噴火を受け、レベル引き上げに至らなくても異変があれば臨時情報を出すようになった。水害や土砂災害については、市町村によるハザードマップ(危険予測地図)作りが進んだ。
 30年以内に70〜80%の確率で起きるとされる南海トラフ巨大地震は、従来の東海地震のみを対象とした監視体制を拡大した。曖昧だが重大な注意情報が、広大なエリアに出ることになった。
 避難や備えに結び付かなければ意味が無い。政府や自治体は住民への分かりやすく正確な情報提供に努めなければならない。

<曖昧さと向き合う>
 いつ起きるか分からない災害は、目を背け続けても当面は問題にならない。人間と自然は時間軸に大きな開きがある。一生何もしなくても、問題ないかもしれない。
 政府も国民も、そんな感覚をどこかに引きずっていなかったか。起きてからでは遅い。それが平成の教訓だ。曖昧さと正面から向き合っていくしかない。
 自宅は土砂災害や洪水の危険エリアに入っていないか、活断層の直上ではないか―。不都合な現実に目を向けることにもなるだろう。それぞれの気付きが、想定外をなくしていく一歩になる。
(4月28日)


 社説:特重施設で規制委判断 完成遅れなら原発停止は当然だ
2019年4月28日(日)(愛媛新聞)

 テロなどに備えて原発に設置が義務付けられている特定重大事故等対処施設(特重施設)について、国の原子力規制委員会は、期限までに完成できない場合、原発の運転を停止させることを決めた。四国電力伊方原発3号機は、完成が期限の2021年3月から1年程度遅れる見通しとなり、期限超過で運転を停止する可能性がある。

 特重施設は、航空機衝突などのテロ攻撃を受けても、遠隔操作で原子炉の損傷を防ぐためのバックアップ施設であり、原発の安全性向上には欠かせない。独立した立場で原発の安全追求と監視を担う規制委が、四電をはじめ、関西、九州の3電力会社が求めていた期限の延長に応じず、新規制基準を厳格に適用したのは当然の判断だ。

 3電力会社は、規制委の審査が長引き、特重施設の頑健性を高める工事が大規模、高難度になっているため完成が遅れていると説明。各社とも「見通しが甘かった」と認めながらも、規制委に延長を求めた。運転を継続して収益を確保したい思惑はなかったのか。経済性を優先して安全性を軽視したとも取れる姿勢は看過できない。

 特重施設の完成期限を巡っては当初、一律18年までに区切っていたが「原発本体の工事計画の認可から5年」に変更した経緯がある。現在も新規制基準で求められた安全設備が全てはそろっていない状態で運転が続いている。さらに、原発は運転を停止しても強い放射線や熱を放出する使用済み核燃料が保管されているリスクがあり、施設の完成を急がなければならないことに変わりはない。

 ただ、安全性が最優先であることは言うまでもない。四電の佐伯勇人社長は「早く国の審査に合格して、昼夜や休日作業で工期短縮することに最善の努力をする」と述べた。工事を急ぐあまり、作業が粗雑になったり労働環境が悪くなったりしては本末転倒である。規制委は今後も慎重に工事計画などの審査を続け、監視の目を行き届かせることが肝要だ。

 特重施設に関する規制委の審査が、保安上の観点からほぼ非公開で行われていることにも留意しなければならない。設置場所や具体的な設備の仕様などは公開されておらず、ベールに包まれている。原子炉建屋に新たに設置する設備もあり、緊急時の対応はより複雑化する。訓練や人員の確保など、どのように新たな施設を運用するかについて分かりやすく説明しなければ住民の信頼は得られまい。

 全国で相次ぐ原発の運転差し止めを求める仮処分申請で司法判断が割れているのに加え、特重施設の完成遅れにより各地で原発が停止する可能性が高まった。原発の運転は不安定で、30年度の電源構成割合で原発を20~22%とする政府目標の達成がより厳しさを増している。安全性、必要性、経済性、あらゆる角度から、原発政策の在り方を問い直す時期に来ている。
 


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子どもの乗り物酔い、どう対策? 酔い止め薬の選び方は/オガタマノキ、オオデマリ、花水木の白い花たち

2019-04-29 22:29:27 | ほん/新聞/ニュース

オガタマノキに白い花が咲いています。




  

お隣の芳香ビバーナム「カルーセファーラム」。



三種のオオデマリ。
まあるい手まりのような花は、まだ緑色で小さいです。
これからじょじょに色が抜けて、真っ白になります。





いちばん大きな木は、家の入口のオオデマリ



花水木もさきはじめ。

矮性ジューンベリー「リージェント」の白い花。
  
マーシュの花


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後半は、乗り物酔いの話。
三段階の説明はためになりました。
そういえば、
子どもたちも小学校くらいの頃は車に酔っていましたが、
いつの間にか治りました。
漢方薬では、五苓散はが吐き気や乗り物酔いによく効きます。、

  子どもの乗り物酔い、どう対策? 酔い止め薬の選び方は
鈴木彩子 2019年4月28日 朝日新聞

 この大型連休、車や電車や船などで、遠出を計画している人も多いと思います。そんなときに心配なのが「乗り物酔い」。特に小中学生くらいの子どもは、大人よりも乗り物に酔いやすいといいます。酔いにくくするコツや、酔ってしまったときの対処法、市販薬を選ぶ時の注意点は?

なぜ起こる? 慣れない揺れで、自律神経が乱れる
 乗り物で揺られているうちに、あくびが出たり生つばがわいたりして、むかむかと気持ちが悪くなり吐いてしまった――。そんな経験はあるだろうか。他にも、顔面が蒼白(そうはく)になったり、冷や汗がでたり、脈拍が弱くなったり……。「動揺病」とも呼ばれる乗り物酔いのこうした症状は、実はすべて自律神経が不安定になって起こるのだという。
 乗り物酔いはどのようにして起こるのか。宇宙酔いなどの研究で知られる、JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉(いんこう)科の石井正則医師によると、乗り物酔いは三つの段階を踏んで進んでいく。

乗り物酔いの3段階目と耳の情報にズレ→脳が不快と判断→自律神経が乱れ多様な症状
 出発点になるのは、目から入る情報と耳で感じている情報のズレだ。私たちは、目から入る視野の情報と、耳の中で感知している加速度や傾きの情報を使って、体のバランスをとっている。本来、目と耳の情報は一致していて、脳の中で情報のネットワークが形成されているのだという。ところが、慣れていない乗り物の揺れや、急発進や急ブレーキなどを経験すると、目と耳の情報にズレが生じる。これが、乗り物酔いへの第一の段階だ。
 このズレの情報は、脳の中で過去の経験と照らし合わせて「不快」か「快」かが判断される。ここで不快と判断されるのが第二の段階。この不快という情報によって自律神経系のスイッチが入って興奮状態になると、さまざまな症状が現れるのだという。これが第三の段階だ。「スイッチが入ると、基本的には止められません」と石井さん。
 乗り物酔いは、幼い子どもでは起こりにくいが、小学校に入る頃から増え始める。小学校高学年から中学校低学年くらいまでが起こりやすさのピークで、3~4割に乗り物酔いがあるとする報告がある。その後、中学校の高学年以降は徐々に減っていく。子どもは脳や自律神経の発達が未熟で、乗り物に乗るなどの経験値も少ないため、酔いやすいと考えられているのだという。

予防は? 乗り物での過ごし方に注意を
 乗り物酔いを起こしにくくするには、目と耳の情報の「ズレ」と「不快な要素」をできるだけへらすことが大切だ。
 ズレを減らすためには、車の中で本を読んだり、スマホの画面を見たりすることは避けたほうがよい。月や星など遠くの動かない景色を眺めるとよいそうだ。また、体を起こして座っているよりは、体を寝かせている方が耳の中で加速度を感じにくくなるので酔い防止になるという。「船などは、可能なら横になる。車ならリクライニングを使う。難しければ、頭が動かないように、ヘッドレストを使うのもよいでしょう」と石井さん。急発進や急ブレーキが繰り返されると酔いやすくなるので、マイカーなどでは運転にも気をつけたい。
 不快感を減らすためには、蒸し暑くならないように窓をあけるなどして室内の環境を調節し、体をしめつける服やベルトなどはゆるめる。満腹、胃のもたれ、空腹や寝不足なども、酔いの要因になるので要注意だ。芳香剤などの臭いも、苦手な人にとっては不快感のもとになる。
 一方で、歌を歌うなど楽しいことをして気を紛らわせると、酔い防止になるという。
乗り物酔いの症状は、副交感神経が異常に興奮するために引き起こされるため、酔いを覚ます方法のひとつに、交感神経を刺激するというやり方もあるそうだ。唐辛子やショウガに含まれる成分には、酔いを覚ます効果があるという。石井さんの実験では「唐辛子を1本食べる」と実際に乗り物酔いが覚めたという。ただ、現実には試しにくい。「お子さんの場合は、アイスキューブ(氷)をなめると、口の中の交感神経が刺激されるので、乗り物酔いを防ぐ効果が期待できる。魔法瓶などに入れて持っていくとよいでしょう」と石井さんは話していた。

でんぐり返しやツボ押しバンド… 民間の言い伝えの効果は
 酔い止め予防のグッズとして、ツボ押しバンドなどを見たことがある人もいるだろう。ただ、こうしたバンドに乗り物酔いを防止する効果がないことが、米国の研究で指摘されている。
 また、スッキリしそうな梅干しやかんきつ系の飲食物なども、すでに乗り物酔いの症状が出始めているときには、口にするのを避けたほうがよいという。よけいに生つばが出たり胃が収縮したりして、吐き気を増強してしまう恐れがあるそうだ。
 一昔前は、でんぐり返しをすると酔いにくくなる訓練になる、とも言われたが、科学的な根拠はないという。「宇宙飛行士をいくら地上で訓練しても、やっぱり宇宙酔いは防げなかった」と石井さん。それよりも、酔い止め薬などを適切に使いながら、実際に乗り物に乗って、体を慣れさせたほうがよいという。船酔いについては、3日目以降から吐く人が減ったという報告もある。「その動きをたくさん経験して日常のことになれば、酔いはおこらなくなります。薬はどんどん使ってください。酔わなかったという体験を通して自信をつけていくことが大切です」と石井さんは話す。

市販の酔い止め薬の選び方
 酔い止め薬は、ドラッグストアなどでさまざまなものが売られている。選ぶ時には、どのような点に着目するとよいのだろう?
 薬剤師で、一般社団法人日本薬業研修センター・医薬研究所長の堀美智子さんによると、酔い止め薬には大きく二つのタイプがある。一つは、成分が腸で吸収されるもの。効き目が現れるまでに少し時間がかかるので、乗り物に乗る30分前くらいにのむ。液体や、カプセルなどの形状のものだ。もう一つは、成分が口の粘膜から吸収される物。かみ砕いたり、なめたりして服用する形状のもので、効き目が早く現れるのが特徴だ。製品のパッケージには「酔ってからでも効く」などと書いてあることが多い。
 どちらのタイプも、3歳から服用できるものが売られている。いちごやレモンなどの風味を付けてあるものもあるので、好みで選ぶとよいという。3歳未満の子どもは、そもそも乗り物酔いが起こりにくいとされているので、「3歳未満の子どもを対象にした酔い止めの市販薬はありません」と堀さん。
酔い止め薬に含まれる主な成分は「抗ヒスタミン成分」だ。鼻水や花粉症の薬をイメージする人もいるかもしれないが、酔い止めに使われる抗ヒスタミン成分は花粉症の薬などとは異なる。「第一世代」と呼ばれるもので、眠くなるのが特徴だ。脳の興奮を鎮めて、酔いを起こしにくくするのだという。
 このほか、副交感神経の興奮を抑える成分や、頭痛を和らげたり薬による眠気を緩和したりする成分などを配合しているものもある。成分によっては子どもに使えない物もあり、対象の年齢は3歳から、5歳から、7歳から……など細かく区分されているので、よく見て選ぼう。
 堀さんは「乗り物酔いは、気持ちの問題も大きいので、お子さんの場合は事前に薬をのませて『のんだから大丈夫だよ』と親御さんが声をかけてあげることも、とても大切です」と話していた。
<アピタル:医療と健康のホント>
http://www.asahi.com/apital/healthguide/honto/(鈴木彩子) 


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おひとりさま  スキルとインフラが要る/並んで咲く最小の花の椿「カメリア エリナ・カスケード」と八重コデマリ

2019-04-28 21:29:31 | ほん/新聞/ニュース

椿の仲間ではいちばん遅く咲いて、
花が最小の 「カメリア エリナ・カスケード」が満開です。




 カメリア 'エリナ・カスケード
ツバキ科ツバキ属の中低木
別名:ヒメサザンカ(姫山茶花)
カメリア 'エリナ・カスケード'(Camellia'Elina Cascade')は、ツバキ科ツバキ属の常緑中低木です。椿の仲間で、中国の野生種を改良した園芸品種です。 枝が細いので湾曲し、先端が下垂する枝垂れ性の椿で、春、白色で外弁花が薄桃色の小花を咲かせます。 秋に葉は赤銅色に変化します。 兄弟品種で、同じ花を咲かせ、枝垂れ性がなく、葉が少し小さいカメリア 'エリナ'(Camellia'Elina)'もあります。 刈り込みに耐えるので生垣や公園樹、庭植え、鉢植えにされます。


枝垂れて咲く様子がとってもかわいいので好きです。





エリナ・カスケードのお隣には、
八重コデマリが咲き始めました。

コデマリよりボリュームがある白い花がびっしり咲いて
枝垂れるので、満開になると豪華です。



午後に来客があって、おみやげをいただきました。
東京で行列ができるほど人気という「プレスバターサント」。

ワッフルを堅くしたようなボックス型のビスケットに
バタークリームとバターキャラメルがはさんであります。

小ぶりなのでいくつでも食べられそうですが、
もったいないので、一日一個ずつ食べましょう(笑)。

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きょうの京都新聞の社説、
上野千鶴子さんの「おひとりさま」がテーマでした。
東大入学式で祝辞を述べた上野さん、いまトレンドですね。

 社説:おひとりさま  スキルとインフラが要る
2019.4.28 京都新聞

  「長生きすればするほど、みんな最後はひとりになる」「女のひとは、そう覚悟しておいたほうがよい」
 10年以上前に初版が出たロングセラーの「おひとりさまの老後」で、こう指摘していたのは東京大名誉教授の上野千鶴子さんである。
 すでに少子高齢化は進行中だったから、指摘の内容を、きちんと受け止めておくべきではあった。なのに若い世代の多くは、わが身に当てはめて考えておくことを、していなかったきらいがある。
 2040年には、日本の高齢者世帯の4割が1人暮らしになる-。国立社会保障・人口問題研究所が、先に公表した「日本の世帯数の将来推計」の中で明らかにした。
 こう予言されてしまうと、誰しも単身高齢者の「おひとりさま」になる可能性があると、リアルに認識するだろう。
 「推計」は、15年の国勢調査をもとに、40年までの状況を見通した。それによると、世帯総数は5333万から5076万に減少する。人口減社会に突入しているのだから、予想された結果ともいえる。
 一方で、世帯主が65歳以上の高齢者世帯数は16・9%も増えて2242万となり、全国の世帯の半分近くを占める。これに驚く人は、少なくなかろう。
 年間の出生数が200万人を超え、第2次ベビーブームを起こした1971~74年生まれの「団塊ジュニア」世代が、40年には65歳以上となることが、大きく影響している。
 問題は、事態が高齢者世帯の増加にとどまらないことだ。
 高齢者世帯のうち1人暮らしの世帯数が、2015年の625万から、40年には896万に増加する。高齢者世帯に占める割合は、32・6%から40%に上昇。都道府県別では、東京の45・8%を筆頭に、京都が42・9%、滋賀が35・6%となる。
 同研究所は「高齢化に加え、未婚の増加が背景にある」といい、識者は「非婚化や晩婚化で扶養してくれる子どものいない人は今後も増える」とみる。
 間もなくやってくる令和が、「おひとりさま」の時代となるのは避けられないようだ。
 上野さんは、「おひとりさまの老後」にはスキルとインフラが必要だ、と訴える。
 これに従えば、離れて住む家族や親類だけに頼らず、単身高齢者の社会的孤立を防ぎ、安心して暮らせるインフラと仕組みを、地域に整えるべきだ。
 居場所となる交流の拠点を設けたり、配食や買い物代行、見守りを通じて、異変があれば介護、医療につなげるシステムを築いたりしておきたい。
 スキルは、先進的な取り組みから得よう。
 1人暮らしの人を自宅でみとるのは無理、と思われがちだ。しかし、昨年、本紙に「『おひとりさま』で生きる」を連載したNPO法人理事長の三国浩晃さんは、医療や福祉の関係者らとチームを組んで、何とか対応した。ほかにも、参考となる事例は多い。
 「おひとりさま」だからこそ孤独ではいられない、と三国さんは説く。この言葉を心に留めて、新たな時代を迎えたい。
[京都新聞 2019年04月28日掲載]


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優生手術救済法成立 尊厳と共生を問い直す時/優生手術の救済 法成立で解決はしない/希少な緑の桜、御衣黄(ギョイコウザクラ)が咲いています

2019-04-27 20:14:08 | ほん/新聞/ニュース
桃の花もひととおり咲き終わって、
そのあとに咲くのが御衣黄(ギョイコウ)という桜。

庭にはどこでも見られるソメイヨシノは植えてないのですが、
めずらしい桜を見つけては育てています。

黄緑色からほんのりピンクに色変わりするギョイコウは、
10年ほど前に苗を見つけて植えたもの。
最初の数年は木が小さくて花は咲かなかったのですが、
いまではたくさんの花を咲かせてくれます。
【希少な緑の桜】 御衣黄桜(ギョイコウザクラ)とは?花言葉や育て方は? 



花のなかが赤く染まるので、美人桜とも呼ばれるそうです。



秋の紅葉が美しいニシキギ(錦木)の新緑。

目だだない小さな花も咲いています。

春と秋に紅葉するベニチシオモミジ(紅血汐紅葉)。



春の真っ赤な新芽と同時に、
プロペラのような種をつける赤い花が咲きます。


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後半は、
旧優生保護法のもとで不妊手術を受けた人に一時金を支給する
「優生手術救済法」についての記事と社説を紹介します。

 旧優生保護法のもとで不妊手術を受けた人たちを救済する法律が成立(2019年4月24日 NHK政治マガジン)  

 社説:優生手術救済法成立 尊厳と共生を問い直す時
2019年4月25日 朝日新聞

 旧優生保護法のもとで不妊手術を受けた人に一時金を支給する法律が成立し、施行された。
 不良な子孫の出生を防ぐ――。国はそんな目標を掲げ、障害や病気を持つ約2万5千人もの人々から、子どもを産み、育てる人生を奪っていった。
 手術の規定が削除されてから20年余り。昨年、被害者の1人が裁判に訴えたことをきっかけにようやく償いが動き出すが、あまりに遅すぎたと言わざるをえない。

 ■なお山積みの課題
 終戦直後に始まった愚行は50年近くも続いた。旧法を作った国会、政策を進めた政府をはじめ、問題を放置してきた責任が社会全体に問われている。一人ひとりの尊厳を守り、多様な個性が共生する社会へと、決意を新たにしなければならない。
 被害者側が有識者の審査会に請求し、一時金320万円を受け取るのが補償の基本的な枠組みだ。ただ、手術を受けた人のうち、名前が判明したのは1割余、3千人にとどまる。
 調査と周知を強化しつつ、連絡先がわかった人には個別に通知する仕組みも欠かせない。
 国は被害者のプライバシーが漏れる恐れを理由に拒むが、被害者には障害のため手術を受けたことを認識できていなかったり、事情を知る肉親が他界したりした人が多い。鳥取県は市町村と協力し、職員が家族らに面会して伝える方針を決めた。参考になるはずだ。
 一時金の金額も再考が必要だ。約20年前に補償を始めたスウェーデンの例にならったが、「あまりに低額だ」との指摘が相次いでいる。
 障害者団体は法の成立を「当事者不在だ」と批判する声明を出した。被害者らの声を十分聞かずに立法した姿勢が問われている。

 ■徹底検証が不可欠
 優生思想に基づく不妊手術は、1900年代初め、ハンセン病患者への非合法な事例が確認されている。戦時下の40年には、ドイツの断種法を手本に国民優生法ができた。
 それが戦後の48年、手術を強制することまで認めるなど、全会一致の議員立法で強化されたのが旧優生保護法である。
 日本国憲法が基本的人権の尊重を掲げたにもかかわらず、戦後の食糧難の中で人口抑制というゆがんだ「公益」が優先された。「不幸な子を産まない」といったスローガンのもと、「本人や家族のため」という誤った「善意」が強調された。
 旧厚生省が手術を奨励し、自治体は件数を競った。法が規定しない手術や、体を拘束したり本人をだましたりしての手術も容認され、9歳の女児までが手術台にのせられた。
 国連など国際社会からの批判が高まる中で、96年に手術規定が削除されたが、国会での審議は不十分なまま駆け足で手続きが進んだ。その後、スウェーデンがかつての強制的な不妊手術について調査と補償を検討していることが世界的に注目されたものの、国内での議論は深まらないままだった。
 旧優生保護法改正と同時期に強制隔離政策の根拠法が廃止されたハンセン病の元患者については2001年、違憲判決を受けて小泉内閣が謝罪と補償を決めた。患者に断種や堕胎といった優生手術が行われていたことが明らかになったが、障害者らの事例を広く問題視する動きにはつながらなかった。医療や福祉の関係者、朝日新聞社を含むメディアも、被害者の切実な声を受け止められなかった。
 安倍首相は今回、政府としての反省とおわびの談話を発表したが、法律を作ったのは国会である。各分野の専門家からなる第三者委員会を立ち上げ、過去の経緯を検証し、教訓を引き出す。それが国会の務めではないか。反省やおわびとともに、その決意を決議で表明すべきだ。

 ■被害者とともに
 3年前、相模原市の障害者施設で入所者19人が殺害される事件が起きた。容疑者の男は「障害者はいなくなった方がいい」と口にしており、障害者とその家族らは優生思想がなお消えていないことに強い衝撃を受け、疎外感にとらわれた。
 今回の救済法の成立を機に、障害者をはじめ外国人や性的少数者らへ根強く残る排除や差別の問題を改めて考えたい。疎ましいという感情や無関心、想像力の欠如……。それらを背景にした言動が、障害者らを傷つけ、孤立させ、沈黙させていないか。
 救済法は前文で「共生社会の実現に向けて、努力を尽くす決意を新たにする」とうたっている。その出発点は、一人ひとりの人権を尊重し、尊厳を守ることだろう。
 生後まもなくの高熱で脳性まひを患い、20歳で不妊手術を受けた広島市の佐々木千津子さんは、6年前に65歳で亡くなるまで講演で訴え続けた。
 「忘れてほしゅうない」
 「ここにおるんじゃけえ」
 この言葉を胸に刻むことから始めたい。 


 社説:優生手術の救済 法成立で解決はしない 
2019年4月25日 信濃毎日新聞

 障害者らに不妊手術を強いた旧優生保護法が改定されてから23年―。被害者に一時金を支給する救済法が議員立法で成立した。
 司法の判断を待たずに国会が動いたことは評価できるものの、障害者への差別や人権侵害に正面から向き合って被害回復を図ったとは言いがたい。これで問題が解決するわけではない。
 救済法は、旧法の違憲性に触れず、国の責任を明確にすることも避けた。真摯(しんし)に反省し、深くおわびすると前文に記したが、主語の「われわれは」とは誰を指すのか、肝心な点が曖昧だ。
 一時金であること、支給額が320万円にとどまることも、深刻な被害の実態に見合わない。手術による後遺障害や体調不良に苦しんできた被害者もいる。継続的な補償を考えるのが本来だ。配偶者の被害に目を向けていないことを含め、不十分な面は多い。
 とりわけ心配なのは、被害者の切り捨てにつながらないかだ。個別に通知をしないことに加え、申請の期限を5年間と区切ったため、声を上げられない被害者が埋もれてしまう恐れがある。
 偏見は根強く、名乗り出るのをためらう人は少なくない。家族が手術を受けさせた負い目を引きずっている場合もある。
 手術を受けた人は、政府の統計で2万5千人近くに上る。その大半は、裏づけとなる記録が残っていない。被害の全容は明らかになっていない。実態の掘り起こしを続けるとともに、申請は期限を設けずに受け付けるべきだ。
 旧法は戦後の1948年に議員立法で成立し、優生手術は40年余にわたって行われた。法改定後も、政府は謝罪や補償を拒み、被害の調査にも応じてこなかった。国会もそれを見過ごした。
 過ちと向き合い、差別や優生思想を克服していくには、政府、国会の責任を明確にすることが第一歩になる。安倍晋三首相は談話を発表して反省と謝罪の意を示したが、形だけのものだ。救済法の前文と同じ言葉を連ね、国の責任には言及していない。
 優生手術をめぐっては、被害者が昨年以降、国家賠償を求める裁判を各地で起こしている。政府は「当時は適法だった」となおも主張し、旧法の違憲性については認否を拒んでいる。何よりもその姿勢を改める必要がある。
 被害者の尊厳を回復し、人権の救済を図るために司法が果たすべき役割は大きい。その判断も踏まえて、補償のあり方を見直していかなければならない。
(4月25日)


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紅花の西洋シャクナゲと白花の日本シャクナゲ、ジャーマンアイリスも開花しました。

2019-04-26 22:46:52 | 花/美しいもの
今朝はのどが痛かったのでウオーキングはお休み。
日本ミツバチの待ち箱には探索蜂は来ているのですが、
まだ入居の気配はありません。

春に豪華な花を咲かせるシャクナゲ(石楠花)。

庭には西洋シャクナゲが3本植えてあるのですが、
いちばん早く植えた木がまず咲きました。

シャクナゲはツツジやサツキと同じツツジ科ツツジ属の仲間です。

常緑性で枝先に6個程度の花をつけるものをシャクナゲ、

落葉性で枝先に3個程度の花をつけるものをツツジと呼ぶそうです。

八重のツツジも一輪だけ咲きました。
よく見ると、確かにシャクナゲに似ていますね。

白花の日本シャクナゲの開花鉢も見つけて買ってきました。

岐阜のような蒸し暑い地方では、
冷涼な気候を好む日本シャクナゲを育てるのは難しいのですが、
挑戦してみましょう。

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ジャーマンアイリスも開花しました。
雨のまえはまだつぼみだったのですが、

雨があがって庭を歩いたら咲いていました。






カラスモクレン(トウモクレン)



満開の雲南黄梅と、

カロライナジャスミン。


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認知症、生活習慣も誘因 飲酒、喫煙、睡眠…日常にリスク潜む/赤紅色のエキゾチックなロドレイアの花

2019-04-25 22:13:44 | ほん/新聞/ニュース
雨上がりの晴天。
お庭は色とりどりの花で、とてもきれいです。

まっ白なブライダルリースが満開になりました。



利休梅のお隣には、ロドレイアが開花。

マンサク科で、別名「シャクナゲモドキ」。

下向き漏斗状の濃い赤紅色のエキゾチックな花を咲かせます。


  
今年はつぼみがいちばん多くて、
日に日に花が増えてもうすぐ満開です。


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後半は、
昨日の中日新聞生活面の
認知症、生活習慣も誘因 飲酒、喫煙、睡眠…日常にリスク潜む」を紹介しますね。

  認知症、生活習慣も誘因 飲酒、喫煙、睡眠…日常にリスク潜む 
2019年4月24日 中日新聞 

 二〇二五年には、高齢者の五人に一人にあたる約七百三十万人が患うと推計されている認知症。だが、生活習慣を整えることで、避けられることもある。日常生活の中に潜む認知症を招く恐れとは、どんなことだろうか。この分野で治療研究をしている国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)を訪ねた。
 認知症はアルツハイマー型が七割近くを占める。複数の新薬の治験が進行中だが、今のところ根治は困難とされる。
 しかし、同センター病院認知症センター長の塚本忠さん(59)は「認知症は予防する時代」と言う。塚本さんが、認知症を発症しやすくなる「危険因子」と指摘するのが表の項目だ。
 この他にも大量飲酒は脳を萎縮させる恐れがあり、コレステロールや中性脂肪が適正値をはみ出す中年期の「脂質異常症」はアルツハイマー型の危険因子でもある。「最近では、肥満や高血糖、高インスリン血症もアルツハイマー型認知症と関連しているとの報告がある」と言う。
 福岡県久山(ひさやま)町で一九六一年から続いている疫学研究によると、認知症の発症リスクを下げるには、大豆や緑黄色野菜、淡色野菜(タマネギやキャベツなど)、藻類、乳製品を積極的に食べるのが有効という。コーヒーやお茶などに含まれるカフェインについては意見が分かれているが、塚本さんは「摂取した方が認知機能低下の程度が弱くなる傾向がある」としている。
 同センターの神経研究所所長、和田圭司さん(64)は、(1)バランスのよい食事(2)摂取カロリーを守る(3)塩分を控える(4)間食、糖分を控える-が「脳の健康を守る」と解説。だが「中長期にわたって認知症との因果関係が証明された食品はない」と話している。
 認知機能の低下は、認知症の発症によってのみ起きるわけではない。睡眠薬や胃薬などによる場合があるほか、梅毒などの感染症や、ビタミンB12や葉酸の欠乏、脳の髄液がたまる正常圧水頭症も原因になり得る。「薬を減らしたら認知機能が回復した」というケースもあり、塚本さんは「『治せる認知症』は少なくない」と強調する。
 医療機関で認知症と診断されても、実は別の病気だったということもある。医療経済研究機構(東京)は、二〇一五年度に認知症の進行を抑える薬を新たに処方された六十五歳以上の約二十六万二千人を対象に調査を実施。認知機能の低下が症状として表れるが、病気自体が治れば認知機能は回復する甲状腺機能低下症の検査を、一年以内に受けていたのは三分の一にとどまった。認知症の専門治療機関でも、受けていたのは57%だった。
 同機構の主席研究員で医師の佐方信夫さん(41)は「数万人の規模で『治せる認知症』が、見逃されている可能性がある。こうした機能低下で治療機会を逃すと、脳の萎縮が進み、認知機能が戻らないこともある」と指摘する。
 認知症の治療で、日本では薬の服用が中心となっているが、フランスは昨年八月、「有用性が低い」と保険適用から外した。
 (五十住和樹)


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女性議員 今度の結果をばねにして/統一選終わる/自治の再生に希望つなぐ/御嵩町町長襲撃事件 何をもたらしたか

2019-04-24 22:26:47 | ほん/新聞/ニュース
きょうの夕方6時半過ぎからのNHKで、
御嵩町の産廃処分場を巡っての運動と、
町長襲撃事件を取り上げると知って、
特集を見ようと待機していました。

柳川喜朗元御嵩町長が登場されて、
反対運動と住民投票のことも流れて、
当時のことを思い出しました。













住民投票の圧倒的な反対を受けて、
御嵩町の産廃処分場計画は止まったけれど、
構造的な問題は、原発や大規模開発に引き継がれて、
いまも変わっていません。
「市民が動けばまちを変えることができる」
というお手本のような御嵩の運動の記録と記憶を
忘れてはいけないと、強く思いました。

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「市民が動けばまちが変わる」のは、
「政治」でもおなじです。

  社説:女性議員 今度の結果をばねにして
2019.4.24 信濃毎日新聞

 統一地方選挙で注目される一つに女性の頑張りがある。
 当選した女性議員数が過去最多となる議会が多かった。男女対等の理想にはまだ遠いものの手応えは得られた。意識改革や環境整備を進めて、男女共同参画の地方政治に変えていきたい。
 全国41道府県議の当選者のうち女性は237人で10・4%。人数、割合とも過去最高になった。長野県議選では7人が当選、改選前より2人増えた。当選者に占める比率は12・3%だった。
 市長選の女性当選者は、諏訪市の金子ゆかり氏を含めて、全国で過去最多の6人になった。
 県内77市町村議会の議員計1031人のうち、女性は計163人で改選前より18人増えた。比率は15・8%だった。
 それでも、求められる水準から懸け離れているのも事実だ。
 政府は指導的立場に占める女性の比率を2020年までに30%にする目標を掲げている。議員立法で昨年成立した政治分野の男女共同参画推進法は、政党に対し男女の立候補者数をできる限り均等にするよう求めている。
 上智大学の三浦まり教授(政治学)は、女性議員比率をまず30%にすることを提唱している。30%を超せば女性は男性に遠慮しないで発言でき、議会に突然の質的変化が起きる。それ以下では女性議員が“男性化”してしまい、体質は改まらない―と。
 議場の3分の1を女性が占めれば議会の雰囲気は変わりそうだ。地域が抱える問題への対応力も高まるに違いない。
 女性を増やすために必要なことは何だろう。第一は意識改革ではないか。政治は男のものという思い込みを、政治家、有権者の頭の中から追い出そう。
 第二は、議会を女性議員が働きやすい環境にすることだ。産休・育休の制度化、子育てと両立しやすい議事運営など、やるべきことはたくさんある。それはまた、男性議員にとっても活動しやすい議会への道である。
 列国議会同盟の調査によると、下院(衆院)の女性議員割合で日本は世界165位。最も後れた国の一つだ。各国が議席の一定数を女性に割り当てるクオータ制の導入など取り組みを進めてきたのに対し、日本は無為無策だった。その結果である。
 地方から行動を起こして、男性偏重の政治文化から抜けだそう。
(4月23日)  


 統一選終わる/自治の再生に希望つなぐ
2019/04/24 神戸新聞 

 統一地方選が終わった。
 人口減少や経済活性化など地域の課題に向き合う機会だったが、投票率の低下に歯止めがかからず、無投票当選も多かった。論戦は全体に低調だったと言わざるを得ない。
 前半戦の道府県議選と政令市議選、後半戦の市長選、市議選の平均投票率は50%を割り、過去最低を更新した。後半戦の86市長選のうち31・4%に当たる27市は無投票で決まった。
 首長や地方議員のなり手不足が全国に広がり、有権者が政策を吟味して1票を投じる機会がどんどん失われていく。暮らしに身近な課題を通して民主主義を実践する地方自治は、かつてない危機に直面している。その認識を社会で共有し、抜本的な対策を急がねばならない。
 小さいけれど希望も見えた。
 後半戦の市議選では、改選定数に占める女性当選者の割合が18・4%で過去最高。市長選では、芦屋市を含め過去最多の6人の女性市長が誕生した。
 兵庫県内でも女性議員数が過去最多となる議会が相次ぎ、得票の上位を女性が占める選挙も目についた。議会に変革を求める有権者が、新たな自治の担い手として女性候補に期待したといえるのではないか。
 小野市議選(定数16)では女性議員が改選前の4人から7人に増え、女性比率が43・8%で県内トップとなった。市が2010年から毎年「おのウィメンズ・チャレンジ塾」を開講し、地域の女性リーダー育成に力を入れてきた成果の一つだろう。担い手を育てる仕組みを考えるヒントになる。
 ただ、男女同数の理想にはまだ遠い。有権者も意識を変え、女性が立候補し、活動しやすい環境を整える必要がある。
 女性候補同士の激戦となった芦屋市長選は元市議の伊藤舞氏が初当選した。全国初の女性市長を生んだ地で、16年ぶり2人目となる。当選後の会見で市民参画の推進を掲げ「女性の勇気になれば」と語った。
 近隣の女性首長らとも連携し、多様な市民の政治参画をけん引する役割にも期待したい。
 新しい流れを途切れさせず、自治の再生につなげるために、有権者一人一人が関心を持ち続けることが重要だ。


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4月23日(火)のつぶやき

2019-04-24 02:00:49 | 花/美しいもの
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<知って闘うアレルギー>ぜんそく/気になる症状 すっきり診断(52)ぜんそく/咲き分けトキワマンサク(源平トキワマンサク)と満天星ツツジ

2019-04-23 22:15:41 | ほん/新聞/ニュース
家の前の坂の生垣の、
満天星つつじの花が咲きました。
樹齢は50年ほどの古木です。

スズランの花に似たかわいい壺形の小さな白い花がたくさん咲いています。
新緑もきれいで、秋には葉が真っ赤に紅葉します。

家の前の血潮モミジと中庭の紅枝垂れ紅葉も、
赤い新芽を出し始めています。



中庭の奥にひっそりと咲いているのは、
めすらしい赤花と白花のミックスの「咲き分けトキワマンサク(源平トキワマンサク)」。

枝先に集まって咲いていますが一つの花は、

花弁が4枚でリボンのような花を咲かせます。

一本の木にピンクと白の花が咲き分けます。

こちらは、紅花トキワマンサク。
    

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後半は、
季節の変わり目にでやすい喘息のお話。
昨年秋に、治まっていた喘息が10年ぶりに発症したので、
薬の使い方など読んでちゃんと理解して、
いざというときに慌てないようにしておきましょう。

  <知って闘うアレルギー> ぜんそく
2019年4月23日 中日新聞

◆薬の吸入、舌を下げて
 国民の約半数が何らかのアレルギー疾患にかかっているといわれる日本。中でもぜんそくは、高齢者を中心に年間千八百人近くが亡くなっている。原因の一つが、患者のほとんどが処方される吸入ステロイド薬の使い方が守られていないこと。藤田医科大教授の堀口高彦さん(63)は、吸入の時に舌を下げれば、より確実に薬が患部に届くことを実験で証明。吸入指導の重要性を呼び掛けている。

 「フーッと息を吐き切った後、『ホー』と声に出して言ったら、その口の形で薬を吸って。そうすれば舌が下がりますよ」。三月上旬、同大ばんたね病院(名古屋市中川区)の呼吸器内科。副院長でもある堀口さんが、再診の女性(50)に吸入法を指導していた。女性は、この時期多いスギ花粉の影響でせきが出ている状態。堀口さんは、口やのど元をいろいろな角度から眺め、舌の位置を確認した。

 口から気道に直接薬を届けて炎症を抑える吸入ステロイド薬が広まり始めたのは一九九〇年代半ばから。飲み薬と比べ、体内に取り込むステロイドの量が百分の一程度で済むため、副作用はほとんどない。患者の九割は症状が落ち着くという。ただ、堀口さんが気になったのは、吸入の時に「甘い」と感じる患者がいること。調べると、「甘い」と言う患者に、症状が改善していない例が多かった。

 堀口さんは「舌に薬剤が付いている証拠。舌が口の中で上がった状態になっていて、気道に入る薬の流れを妨げているのでは」と推測。昨年、医師や患者約五十人を対象に実験を行った。まず明らかにしたのは、舌を下げると、気道につながる部分がどのぐらい広がるかだ。内視鏡を入れ、のどの奥の見え方を調べた。それによると、舌を下げた場合、面積は六倍ほど広くなり、動画を撮影すると薬剤もスムーズに流れていった。さらに吸入後、うがいをして吐き出した水に残った薬の濃度を測定。舌を下げない時と比べ、下げた方が粉薬タイプで24%、スプレータイプで55%も低く、薬が効率よく体内に入ったことを証明した。

 これまで着目されていなかった舌を下げる効果について示した三つの論文は、米国のアレルギー学会誌に掲載された。また、実験の結果を受け、日本アレルギー学会が昨年改訂したぜんそく管理の指針には、舌を下げる吸入指導の重要性や手順などが新たに盛り込まれた。

 強い薬を使っても、症状をコントロールできないといった重症患者は全体の5~10%とされる。「吸入薬を正しく使えないことで重症化する人も少なくない」と堀口さん。もう一つ気を付けたいのは薬の使用を自己判断で中止しないこと。症状が落ち着いても気道の炎症は続いているからだ。薬を使わず炎症を放置すると、少しの刺激でも発作が起きるようになる。死亡に至る人の多くは高齢者で、インフルエンザや、それに伴う肺炎の併発で急激に悪化することもあるため、ワクチンの接種も重要だ。
 (小中寿美)
 ◇ 
 さまざまなアレルギー疾患の治療に関する情報や生活上の注意、医療機関の取り組みなどを随時紹介します。意見や質問をお寄せください。

 <ぜんそく> 慢性的な炎症によって、空気の通り道である気道の粘膜がむくんで狭くなる病気。原因物質(アレルゲン)やたばこの煙などの刺激で、呼吸が苦しくなったり、ゼーゼーヒューヒューという音が生じたりする。患者は国内に800万人以上。


 気になる症状 すっきり診断(52)ぜんそく
2019年4月18日 河北新報

早期治療で肺機能回復/呼吸器内科科長一ノ瀬正和教授
 ぜんそくはアレルギー反応によって起こる炎症で、肺への空気の通り道である気道(気管支)の壁がむくんで厚くなり、また、気管支平滑筋が収縮して気道狭窄(きょうさく)が起こる病気です。典型的な症状としては、ゼーゼー・ヒューヒューといった発作が繰り返し起こったりします。アレルギーの原因は屋内のホコリやダニで、症状の増悪は夜間や早朝に多く起こります。運動による呼吸の増加(過換気)も、気管支の粘膜を刺激して発作を起こす原因となります。一方、軽症例ではゼーゼー・ヒューヒューを伴わず、症状が咳(せき)だけの場合もあり、咳ぜんそくなどとも呼ばれます。

<吸入剤と拡張薬>
 ぜんそくは幼児から老人まで幅広く発症する疾患ですが、年々患者数は増加傾向で、現在日本で約10%の罹患(りかん)率が見込まれます。こういったぜんそくの患者さんの増加は環境がきれいになり、細菌感染が少なくなったことによる免疫系の変化(衛生仮説)などが原因と考えられています。
 ぜんそくの治療は、まずアレルギーの原因となる室内のホコリやダニの除去に努め、定期的な薬物療法を行うことです。吸入の抗炎症剤(ステロイド)と気管支拡張薬が中心となります。ステロイドというと副作用を心配される方もおられますが、吸入の場合ごく少量ですので、全身性の副作用はほとんど問題にはなりません。
 以前は、ぜんそくの患者さんは治療してもある程度症状は残る場合が多くみられましたが、吸入薬の改良で、ほとんどの患者さんは症状が消失し、健康な方と同じような日常生活(運動も含め)が可能になりました。早めに治療すれば、薬剤の効果も大きく肺の働きも正常に戻りますが、治療が遅れれば肺の機能障害を来す場合があります。

<喫煙は発作誘因>
 たばこの煙は気管支の粘膜の刺激からぜんそくの発作の誘因となります。さらに、喫煙をしているとぜんそくの治療薬(吸入ステロイド)の効果がなくなってしまいます。
 ぜんそくの診断は変動性のあるゼーゼー・ヒューヒューといった症状や、呼吸機能検査で行いますが、軽症で特に咳だけのような場合はこれまで診断が困難でした。数年前から、吐いた息のガス分析(一酸化窒素濃度測定)がぜんそく診断法として認められ、多くの医療機関で検査が可能です。ぜんそくに典型的なゼーゼー・ヒューヒューといった症状がある方はもちろんですが、咳が続く、風邪が長引くといった症状の方が軽症ぜんそくであることは結構見掛けられます。既に説明したように、早期診断・治療の有効性は高いですからぜひ医療機関を受診して検査を受けてください。 


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4月22日(月)のつぶやき

2019-04-23 02:00:40 | 花/美しいもの
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