みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

相模原殺傷 :尊厳否定「二重の殺人」全盲・全ろう東大教授/飛騨の桃が届きました。

2016-07-31 16:18:09 | ほん/新聞/ニュース
暑くて外に出られないので、家のなかで仕事をしました。

さちさんから、飛騨の桃が届きました。

ふっくら丸くておいしそうな桃。

いっこ食べたら、とても甘くておいしかったです。
さちさん、いつもありがとうございます。

お取り寄せした北海道の「くり豆」を食べたいと思い、
昨夜、寝る前に水に浸しておきました。
茹でこぼしてから、圧力鍋の弱で5分。
自然に圧力が抜けるまで待ってからふたをあけたら、
ホクホクでおいしいお豆が出来上がっていました。

うすあじののゆでたてをコーヒーのおともにして、
残りは、てんさい糖を大さじ2杯ほど入れて煮ました。

豆類は好きでよく煮豆を作るのですが、
ほくほくした食感は、桑の木豆に似た感じ。
同じくらい好きな豆ですね。

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ところで、
相模原市の障害者施設の事件について、
重複障害を持つ福島智さんから毎日新聞にメールが届いたということで、
28日の夕刊に、福島さんのメッセージが載っていました。

わたしは、福島さんの本を何冊か持っていて、
犯人が「重複障害者ばかりねらった」ことを知って、
「福島さんならどう考えるだろう」と思っていました。

個人の問題に矮小化されがちな、今回の事件の根の深さを、
社会の問題として的確に言葉にされていて、共感します。

相模原殺傷 :尊厳否定「二重の殺人」全盲・全ろう東大教授  
毎日新聞2016年7月28日

 相模原市の障害者施設殺傷事件を受け、障害者の関係団体が相次いで声明などを発表する中、全盲と全ろうの重複障害を持つ福島智・東京大先端科学技術研究センター教授から「暗たんたる思いに包まれています」というメールが27日、毎日新聞に届いた。福島さんが「今回の事件から考えた原理的な問題」をまとめたという原稿を紹介する。

強者優先の社会を連想…福島智氏
 「重複障害者は生きていても意味がないので、安楽死にすればいい」。多くの障害者を惨殺した容疑者は、こう供述したという。

 これで連想したのは、「ナチス、ヒトラーによる優生思想に基づく障害者抹殺」という歴史的残虐行為である。ホロコーストによりユダヤ人が大虐殺されたことは周知の事実だが、ナチスが知的障害者らをおよそ20万人殺したことはあまり知られていない。

 一方、現代の世界では、過激派組織「イスラム国」(IS)の思想に感化された若者たちによるテロ事件が、各地で頻発している。このような歴史や現在の状況を踏まえた時、今回の容疑者は、ナチズムのような何らかの過激思想に感化され、麻薬による妄想や狂気が加わり蛮行に及んだのではないか、との思いがよぎる。

 被害者たちのほとんどは、容疑者の凶行から自分の身を守る「心身の能力」が制約された重度障害者たちだ。こうした無抵抗の重度障害者を殺すということは二重の意味での「殺人」と考える。一つは、人間の肉体的生命を奪う「生物学的殺人」。もう一つは、人間の尊厳や生存の意味そのものを、優生思想によって否定する「実存的殺人」である。

 前者は被害者の肉体を物理的に破壊する殺人だが、後者は被害者にとどまらず、人々の思想・価値観・意識に浸透し、むしばみ、社会に広く波及するという意味で、「人の魂にとってのコンピューターウイルス」のような危険をはらむ「大量殺人」だと思う。

 こうした思想や行動の源泉がどこにあるのかは定かではないものの、今の日本を覆う「新自由主義的な人間観」と無縁ではないだろう。労働力の担い手としての経済的価値や能力で人間を序列化する社会。そこでは、重度の障害者の生存は軽視され、究極的には否定されてしまいかねない。

 しかし、これは障害者に対してだけのことではないだろう。生産性や労働能力に基づく人間の価値の序列化、人の存在意義を軽視・否定する論理・メカニズムは、徐々に拡大し、最終的には大多数の人を覆い尽くすに違いない。つまり、ごく一握りの「勝者」「強者」だけが報われる社会だ。すでに、日本も世界も事実上その傾向にあるのではないか。

 障害者の生存を軽視・否定する思想とは、すなわち障害の有無にかかわらず、すべての人の生存を軽視・否定する思想なのである。私たちの社会の底流に、こうした思想を生み出す要因はないか、真剣に考えたい。

 ふくしま・さとし 1962年神戸市生まれ。小学生で全盲となり、高校生のときに特発性難聴により聴覚も失う。母が、両手の指の関節を点字の突起に見立てた「指点字」というコミュニケーション方法を考案し、よどみなく会話ができるようになった。盲ろう者として初めて大学(現・首都大学東京)に入学し、金沢大助教授などを経て現職。全国盲ろう者協会理事、世界盲ろう者連盟アジア地域代表を務める。2003年に米週刊誌タイムの「アジアの英雄」に選ばれた。  


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7月30日(土)のつぶやき

2016-07-31 01:09:59 | 花/美しいもの
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くらしナビ・フェミニズム、新しい波/初物の小玉スイカとミニメロン、黄金桃も。

2016-07-30 16:23:58 | ジェンダー/上野千鶴子
初物の小玉スイカがとれました。
切ってみると、ちょっと過熟気味で実がやわらかくなっています。

一口大に切って、蜂蜜を少しかけて、
いつでも食べられるように冷蔵庫に保存。

西瓜のほかにも、野菜がどっさり。


樹でいろんだ貴重な無農薬の黄金桃(ゴールデンピーチ)。

3個とも虫食いですが、
手前の一個は熟して、良い香りがします。

左の2個は、とても香りがよくて、十分甘いです。
実が青い桃も、ちょっと堅めで、梨みたいです。

庭の西にネットをはったメロン類も、熟しています。

ツルは枯れてしまって、食べごろのおいしそうな実は、
先に動物(アライグマがハクビシン)にかじられているのですが、
何個か食べられそうな実が残っていました。

オチウリとミニメロン「かわいーな」です。

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ところで、
きょうは東京都知事選の最終日。
わたしは有権者ではないのですが、
岐阜から、鳥越さんが当選されることを祈っています。

数日前に毎日新聞のくらしナビに掲載された記事を紹介します。
最後のほうに、上野千鶴子さんのコメントがのっています。

   くらしナビ・ライフスタイル
フェミニズム、新しい波

毎日新聞2 016年7月27日 

 若い世代の女性たちが街頭やネットで、男性中心の側面を残す社会に「ノー」の声を上げている。日本では1970年、女性だけの街頭デモからウーマンリブが始まり、フェミニズム(女性解放の運動と思想)の波が起きた。40年以上を経て「フェミニズムの新しい波を起こしたい」と活動する人々を取材した。

 ●萌えキャラを批判
 「数十年前にフェミニストは『個人的なことは政治的なこと』と言ったが、今まだ言わないといけないぐらい抑圧はなくなっていないのではないか」。5月下旬、東京都内であった子育て世代の政策課題を語り合うイベント「保育園落ちた! 選挙攻略法2016」。ジャーナリストの治部(じぶ)れんげさん(42)の発言を聞く参加者の中に、ウサギのマスクをかぶった人たちがいた。イベントを企画した「明日(あした)少女隊」(明少隊)メンバーだ。

 明少隊は「すべての性の平等がみんなの幸せ」をコンセプトに、昨年4月に発足。日米の約30人が、ホームページ(http://ashitashoujo.com)やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)での情報発信を中心に、匿名で活動する。

 名が知られるきっかけになったのは昨夏、三重県志摩市が当時公認していた海女の萌(も)えキャラについて「行政が未成年の女性を性的に表現しているのは問題」と批判した署名運動だ。インターネットで約7800人の署名を集め、市は最終的に公認を撤回した。他にも交際相手の3歩後ろを歩く女性を「プロ彼女」と持ち上げた女性誌企画のパロディー版をつくったり、海外で制作された女性視点のCMから「世界フェミCM大賞」を決めたり。おしゃれなウェブデザインで、分かりやすく性の平等を訴える。

 メンバーで、米カリフォルニア州に住むアーティストの日本人女性、翠さん(36)=活動名=は、隊の結成理由を「日本人ママ友の悩みの深さに驚いたこと」と振り返る。美容院に行きたくても「いい母親でいなければ」と、子どもをベビーシッターに預けられない。「制度が整っても『心の壁』をなくさなければ意味がないと感じた」と語る。

 マスクをかぶり、匿名で活動するのは「容姿や学歴、肩書ではなくメッセージそのものに焦点を当ててほしい」との思いからだという。

 ●ネットで差別告発
 明少隊のユニークな特徴は「第4世代のフェミニスト」を名乗っていることだ。フェミニズムは、世界的に▽19世紀末ごろから参政権などの市民権獲得を目指した1波▽1960年代ごろから起きた、法制度だけでなく性別役割分担などの意識の変革を目指した2波−−が知られる。

 3波と4波は欧米で指摘される現象だ。90年代、2波の運動を担った人の娘世代がポップカルチャーなどを通して男女平等を訴えた3波に対し、2000年代後半から始まったとされるのが4波。人種や貧困なども含め複合的に社会的不平等を解決しようとする考え方やインターネットの活動が特徴で、性差別告発のキャンペーンが頻繁に起きている。「男性を敵対視する」など否定的なイメージを持つ人が少なくないとされるフェミニストの呼称を、歌手のビヨンセさんら著名人が積極的に名乗る動きも盛んだ。

 明少隊が「第4世代」を名乗るのは、こうした潮流に連帯の意思を示すほか「過去のフェミニストに敬意を表し、イメージの誤解を解きたい」との思いからだ。20〜30代の隊員は会社員や大学院生、主婦と多様で男性もいる。IT会社に勤める都内の男性(26)は「子どもの時から男らしさの押しつけに違和感があった」という。

 ●自分らしく生きる
 「周りの目線を気にせず、意見を言いたい!」。段ボール製のちゃぶ台をひっくり返して、心の“モヤモヤ”をはき出す−−。昨年7月に発足した「ちゃぶ台返し女子アクション」はこんなイベントを通し、女性が自分らしく生きられる社会を目指す10人ほどのグループだ。

 中心メンバーの鎌田華乃子さん(38)は米国発の「コミュニティ・オーガナイジング」という市民組織化の手法を広めるNPO法人の代表でもある。「学校は男女平等だったのに、社会に出たら意思決定層は男性ばかり。意見を言って排除されるのが怖かったが、活動でそう感じているのは自分だけではないと思えた」。これまでにちゃぶ台返しのワークショップを約10回催し、今年2月には明少隊と合同で、東京・表参道でパレードをして「私たちには力がある」と訴えた。

 若い世代のフェミニズムに詳しい大妻女子大の田中東子准教授(メディア文化論)は「今の30代以下の女性は働き続けるのが当たり前で、労働問題がより身近になったことがフェミニズムへの関心の高さにつながっている」と分析。「グループの活動は、私も声を上げても大丈夫とのメッセージになる」と評価している。【反橋希美】

 ●デモからスタート
 日本のウーマンリブは「ぐるーぷ・闘うおんな」などの女性グループが、1970年10月に初めて女性だけの街頭デモをしたのが始まりとされる。草の根の女性団体が各地に生まれ、女性学も発展。99年には男女共同参画社会基本法が施行されたが、こうした流れに反対するバックラッシュ(揺り戻し)の動きもあった。

 現代の若い世代の運動について、上野千鶴子・東京大名誉教授(女性学)は「SEALDs(シールズ)など若者の社会運動や全国各地で開催されている『怒れる女子会』を見ても、怒りは最も女に禁じられた感情といわれてきたが、受忍限度を超えたのか、女性の変化を感じる」と指摘。「時代背景が異なっても、女の生きづらさはなくなっていない。フェミニズムに偏見のない世代が新鮮な再発見をしているのでは」と分析する。


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7月29日(金)のつぶやき

2016-07-30 01:10:42 | 花/美しいもの
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ハチ刺されや蕁麻疹に効く黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、紫外線対策にはサングラスも必須アイテム。

2016-07-29 16:14:35 | 健康/くらし/薪ストーブetc
蜂にさされた左手の腫れに、何かよい漢方薬はないものかと調べてみたら、
「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」が、「ハチ刺されに効く」という
漢方医と漢方薬局などの記述を見つけました。

読んでみたら納得できたので、さっそくアマゾンで注文。
翌日届きました。


お昼前に届いたので、すぐに服用。
茵チン五苓散はネット薬局で扱ってなかったのですが、
前日から「五苓散」を飲んでいたのでそれで代用。
薬が効いたのか、午後には、すっかり腫れが引きました。

066.「ハチ刺され」にも漢方治療 No.15黄連解毒湯おうれんげどくとう
No.117茵チン五苓散いんちんごれいさん:漢方アラカルト (飯塚病院 漢方診療科)
 


   ハチ刺されたら?(漢方小林薬店 健康ブログ) 
・・・・・・・・・・ 略 ・・・・・・・・・・・・・・・・
ハチ刺されたら・・・?をまとめてみました。
 ① できるだけ現場から遠ざかる。 数十メートル離れれば追ってきません。
 ② 毒を押し出す。 患部周辺を指でつまんで毒を押し出します。
 ③ 傷口を洗浄し、冷やす。 ハチの毒は水に溶けるので、
    水で流しながら毒を押し出すとより効果的です。
    水道が無い場合はぬれタオルをあててください。
 ④ 薬があればつける、飲む。 抗ヒスタミン軟膏や副腎皮質軟膏があれば塗布する。
   当店では、紫雲膏や紫椿油をお勧めしています。
   黄連解毒湯(腫れや炎症を取る)や感応丸(血熱を去り心臓を守る)飲むと
   治りが早く痛みもすぐに消えます。
 ⑤ 気持ちが悪くなったり、顔が青くなるなど全身症状が強く出るようなら安静にして、
   医療機関に早く行ってください。・・・・・・・・・・ 略 ・・・・・・・・・・・・・・・・


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小指側が腫れててポールを握るのも不自由だったので、
ノルディックウォーキングは休んでいたのですが再開しました。
PCも打ちやすくなれました(ホッ)。

梅雨が明けたので、短時間外に出るにも、
紫外線対策を厳重にしています。
紫外線は蓄積されるので、「チリも積もれば山となる」。

紫外線にはさまざまな害があるのですが、
なかでも「肌老化」は、紫外線が原因の肌老化が全体の8割を占めるとのこと。
紫外線による皮膚がんも多くなっていて、他人ごとではありません。

忘れがちなのが、目に入る紫外線の悪影響。
白内障や黄斑変性症(おうはんへんせいしょう)、角膜炎などが指摘されています。

最近分かってきたのは、「紫外線が目から入ると体が日焼けする」ってこと。

 目から入る紫外線が怖い!目だけじゃなく肌にも影響が!対策方法まとめ!

紫外線が目から入るとシミになる!?目のUV対策が大切な理由

ウォーキングは朝陽が出る前ですが、
夕方の陽は、斜め横から入るので、
紫外線対策のサングラスが必須です。

いくつか持っていたのですが、つれあいにオーバーサングラスをプレゼント、
したついでに、わたしもいろいろ揃えました。

とはいえ、わたしのは、ユニクロで見つけた格安サングラス。
全部合わせても、つれあいのより安いです(笑)。
  
夏物用品は処分価格になっていて、半額から70パーセント引きくらいで、
お店のあちこちに偏光やブルーライト軽減などの機能があるサングラスが置いてありました。
どの製品も紫外線のUVカット400で「99%(紫外線透過率1%以下)」の表示なので、
これでじゅうぶん。
紫外線対策サングラスの選び方UV400とUVケアUVカットの違いを簡単解説
遊びごごろもあって、オーバーサングラスにもなるのも気に入りました。

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7月28日(木)のつぶやき

2016-07-29 01:09:51 | 花/美しいもの
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<な~るほど介護>若年性認知症支援コーディネーター/美味!畑の無農薬枝豆と岐阜産枝豆、味くらべ

2016-07-28 16:30:33 | ほん/新聞/ニュース
寺町畑では、無農薬枝豆がとれはじめたようで、
枝付きのまま、玄関に届きました。

虫食いもなく、きれいな緑色。

貴重な無農薬枝豆なので、味の落ちないうちに食べましょう。

何も入れずに茹でただけですが、香りが高くあまーいです。

ところで、
岐阜市の長良川流域は全国有数の枝豆産地。
「岐阜えだまめは大粒で甘く、最高級ブランドとして
県内はじめ京阪神市場で売られている」と、
テレビで見たので、スーパーで見つけてさっそく購入。

せっかくの枝豆をおいしく食べるために、
前に「ためしてガッテン」でやっていた方法を調べてみました。

枝豆の両端を切って、「濃いめの塩水でゆでる」という事ですが、
塩分が濃いのは避けたいので、他の方法で。
  
まず、洗った枝豆を塩少々でもんでから、
お湯にスティックシュガーと、ティバックを入れて、
ふたをして、4分ゆでました。
  
こうすると枝豆の香りがよくなって、甘みも強くなるようです。
味見してみたら、香り高くて、プリプリしておいしいです。

岐阜えだまめは、冷蔵庫に保管して食べましょう。

寺町畑の枝豆は、とうぜんですが、とくに手を加えなくても美味。
「岐阜えだまめ」は、ためしてガッテンのお茶で茹でたので香りがよかったです。、
どちらも、甲乙つけがたく、とってもおいしかったです。

ちなみに、
「えだまめ」は、栄養価が高くビタミンも豊富、
いま世界中で注目されて食べられているそうです。

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後半は、昨日の中日新聞生活面の<な~るほど介護>のシリーズ、
「若年性認知症支援コーディネーター」の記事を紹介します。

  <な~るほど介護> 若年性認知症支援コーディネーター  
2016年7月27日 中日新聞

◆「働き続けたい」を後押し
 働き盛りで発症し、経済的な苦境に陥りがちな若年性認知症の人を支援しようと、国は本年度から2年間で、若年性認知症支援コーディネーターを全都道府県に置く。相談窓口を一本化し、就労継続や社会保障制度利用のための手助けをする。

 「若年性認知症の人は、退職に追い込まれて家計が危機に陥ることがある。小さな子どもがいると、子育てと介護が配偶者にのし掛かることにもなり、家族の負担軽減も必要です」

 東京都のコーディネーターを務める駒井由起子さん(55)は説明する。

 もの忘れによる仕事上のミスが続き、病院を受診して認知症が発覚することが多い。病気を理由に休職や退職に追い込まれたり、働き続けることができても、残業手当カットなどで収入が減る場合がほとんどだ。

 コーディネーターはまず、健康保険組合の傷病手当金や障害年金の申請など、社会保障制度の利用につなげる。症状が進み休職することになった場合は、若年性認知症の人向けのデイサービスの利用などを勧める。数カ月から半年ほどで生活を再建する支援を終え、地域の包括支援センターなどに引き継ぐ。

 駒井さんが二年ほど前に支援した五十代の男性の場合、アルツハイマー型認知症を発症後、降格人事で子会社に異動になった。新しい職場に向かう電車の乗り換えを間違えて出勤できなかったことがあり、医師からは「就労は難しい」との意見を付けられた。ただ、本人は「働き続けたい」と意欲を持っており、センターに相談した。

 仕事の状況を知るため駒井さんが会社を訪問したところ、通勤で電車の乗り換えが三回あり、新しい部署の営業の仕事をするのも、記憶障害のため難しかった。駒井さんが会社と交渉した結果、長年通い慣れた本社勤務に戻り、以前の部署で若い社員の助言役として働き続けられることになった。

 「一人一人が仕事や生活で抱える課題は千差万別で、それぞれに合った支援をしています」と駒井さん。都内には四千人の患者がいると推計され、都は一二年、若年性認知症総合支援センター(目黒区)を設置。運営はNPO法人「いきいき福祉ネットワークセンター」に委託している。コーディネーターには、作業療法士の資格を持つ駒井さんのほか、看護師と社会福祉士がいる。

 一四年度にはセンターに千五百件の相談があり、現在もコーディネーター一人当たり百人を支援している。都は今秋、西部の多摩地区に二カ所目のセンターを設置する。ただ、医療機関で診断されても相談窓口に来ない人がおり、コーディネーターの存在を知ってもらうことが必要だ。

 他県でも、取り組みが進んでいる。滋賀県は一一年度に、藤本クリニック(守山市)内にコールセンターを設置し、看護師を配置。産業医らと連携して就労の継続を支援している。休職や退職に至った場合は、介護保険制度の利用までの空白を埋めるため、クリニックの「仕事の場」で軽作業ができるようにした。三重県や兵庫県もコーディネーターを置いている。
 (稲田雅文)

 <若年性認知症> 65歳未満で発症した認知症。厚生労働省の2009年の推計で国内には約3万8000人の患者がいるとされる。家庭や職場での役割が大きく、体力もある世代がなるため、高齢者の認知症とは別の支援が求められる。


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7月27日(水)のつぶやき

2016-07-28 01:11:15 | 花/美しいもの
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障害者施設殺傷 許されない命の蹂躙/犯行生んだ闇の解明を/キュートな赤と白の鹿の子百合

2016-07-27 18:59:35 | ほん/新聞/ニュース
枝垂れ源平花桃のうしろに、
遅咲きの赤鹿の子百合(アカカノコユリ)が咲いています。

蜂に刺されたトラウマが残っているので、
草をわけて近づくことなく、源平花桃の手前から撮っています(笑)。
  
くるっと巻いた赤い花が、とてもキュートです。

もう一本の枝垂れ源平花桃の下には、
ひとあしさきに、白鹿の子百合が咲いています。



雨が降ったので、キンリョウヘンやランたちも生き生きしています。

胡蝶蘭も最後の一輪が咲き終わったので、
花が咲いていた花茎を2節残して切り戻しました。

胡蝶蘭は、直射日光を嫌うのと、大きな葉に自然の雨があたるとよくないので、
家のなかか、強い陽の当たらない軒の下で夏越しします。

カサブランカもそろそろ花が茶色くなってきて、
咲き終わりなので、花瓶を玄関に持ってきました。

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ところで、
神奈川県相模原市の障害者施設で起きた障害者をねらった事件。
強いいきどおりを感じると同時に、悲しみで胸がつぶれる思いです。

  社説:障害者施設殺傷 許されない命の蹂躙   
2016年7月27日 中日新聞

 残虐極まりない犯行に胸がつぶれる。相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で発生した無差別殺傷事件。強い恨みか、差別意識か。人の命と尊厳が、なぜやすやすと蹂躙(じゅうりん)されてしまったのか。

 狙われたのは、身の回りの介助が欠かせない知的障害者たちが入所する施設だった。寝込みの犯行に加え、心身の不自由さからも、襲撃された人の多くは全く事態がのみ込めなかったに違いない。

 犠牲者は十九人に上り、殺人事件としては戦後最悪という。強い憤りと深い悲しみを覚えざるを得ない。

 警察に逮捕されたのは、この施設に二月まで三年余り勤めていた元職員(26)だった。「障害者がいなくなればいいと思った」といった供述をしている。

 職場への不満を募らせていたのか。障害者を劣った存在として排除する優生思想も垣間見えるから、がくぜんとさせられる。動機の解明を徹底せねばならない。

 とはいえ、元職員も精神疾患を抱えていたようだ。

 衆院議長宛てに、障害者を安楽死させられる世界を訴えた手紙を書いたり、警察に大量殺人の実行を示唆したりした。相模原市は「自傷他害の恐れ」があるとして、精神保健福祉法に基づき、三月まで措置入院をさせた。

 難しい問題が横たわっている。

 懸念されるのは、批判の矛先が行政や病院、警察に安易に向かいかねないことだ。元職員の危うい兆候を把握しながら、なぜ凶行を未然に防げなかったのか、と。世間の心情としては当然だろう。

 そこは注意を払いたい。そうした批判は、ともすると地域で暮らす精神障害者への差別や偏見を助長しかねないからだ。

 憎むべきは犯罪そのものだ。犯人はそれを償わねばならない。

 全国で相次ぐ障害者への虐待事例を思いおこしてみる。厚生労働省のまとめでは、二〇一四年度の施設での虐待に関する通報や相談は千七百件余りに上った。今度の事件と同根の部分はないか。

 高齢化が進むにつれ、心身の機能が衰えた人は増える。施設の安全策を強め、職員の技能もモラルも高めねばならない。

 四月に施行された障害者差別解消法は、障害者の生きづらさを和らげるよう周りに配慮を促している。障害の有無にかかわらず、人の尊厳と平等を守り、支え合う共生の大切さをいま一度考えたい。

 事件に教訓を学び、安心安全な社会をつくり続けねばならない。


  社説:相模原の事件 犯行生んだ闇の解明を
2016年7月27日 朝日新聞

 障害を抱える老若男女が静かに暮らす施設で、身の震えるような事件がおきた。

 相模原市できのうの未明、26歳の男が施設に押し入り、知的障害者ら19人の命が奪われ、多くの人が負傷した。

 その経緯から浮かび上がるのは、強烈な殺意と、不気味に冷静な計画性である。犯罪史上でも特筆される異様な事件だ。

 複数の刃物を準備し、ハンマーで窓を割って侵入。職員を結束バンドで縛り、寝ていた入所者を次々に切りつけた。そして警察に出頭した。

 男は今年2月ごろ、「障害者が生きているのは無駄だ」と書いたビラを施設の近くでまき、保護者の同意で安楽死させられるように求める手紙を衆院議長公邸に持参していた。

 どんな事情であれ、障害者に対する危険な偏見は断じて容認できない。事件はどんな経緯で起きたのか。捜査当局は徹底した解明を進めてほしい。

 事件を不可解にさせるのは、男がこの施設で3年以上も働いていたという事実だ。

 施設では、10~70代の149人が共同生活を送り、160人を超える職員が働いている。

 日常の世話を通じて障害者らと親密に接し、家族や関係者らとも交流があったはずだ。その経験を積んだ男が「障害者」を狙い撃ちしたとすれば、なぜなのか、事件の闇は深い。

 男の言動について連絡を受けた市は2月、精神保健福祉法にもとづいて、男が自分や他人を傷つける恐れがあるとして措置入院させていた。12日後には入院の必要はなくなったと診断され、退院したという。

 措置入院は、本人や家族の同意と関係なく、行政が強制的に命じるものだ。必要以上に長びかせれば重大な人権侵害につながる。

 ただ、入院の直前に議長公邸に持参した手紙で、男は犯行を「予告」していた。その中に記されている手口は、今回の事件で起きたことに重なる。

 退院時には、家族と同居する約束になっていたが、実際にはどうだったのか。男の治療と見守りは十分だったのか。本人と家族への支援体制や、医療と警察との連携などについて、綿密に検証する必要がある。

 男は4、5年前には教員を目指しており、教育実習先の学校では子どもたちから慕われていたという。穏やかな人柄とみられた若者が一転、犯行に走った背景に何があったのか。

 現代社会のありようも含めた広い視点から今後の捜査を見つめ、考えるほかない。  


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7月26日(火)のつぶやき

2016-07-27 01:10:49 | 花/美しいもの
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