みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

八ヶ岳山麓の春/残雪の甲斐駒ケ岳

2007-04-30 11:39:01 | 花/美しいもの
東京の帰りに、思いがけないプレゼント。
八ヶ岳南麓にたちよった。


(特急「梓」の車窓からとった八ヶ岳)
JR小淵沢駅 


前日の嵐からは信じられないほどの晴天。
芽吹きがはじまった八ヶ岳山麓を散策した。



  

  

  

早春の花たちも咲きはじめて、朝の空気もすがすがしい、

コブシの花
  
  
アセビの花(ツツジ科) 
  

  

ミツバツツジ(ツツジ科) 


  

シャクナゲの花
   

  

足元には、スミレの花たち。

  
↑マルバスミレと↓タチツボスミレ
  

八ヶ岳も南アルプスの山々もくっきりと青空に映えて、
ぼかぼかと暖かくて、最高の日でした。



遠くに富士山も見えたのですが、
望遠で撮った残雪の甲斐駒ケ岳です。


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黒龍酒造の銘酒と北陸のお魚と完熟マンゴー

2007-04-29 20:51:22 | おいしいもの/食について
昨日の朝、ブログを更新しようと思ったら、
ものすごい雷雨で、電源を落とした。
待てど暮らせどお天気は回復せず。
あきらめて、昼ごろ東京へいった。

東京もひどい風雨だったけど、今日は一転して晴天。
中央本線で長野県経由で帰ってきた。

アップしようと思っていた記事は、
福井のおいしい酒と魚。

福井の裁判の帰りに、黒龍酒造に立ち寄った。


黒龍酒造には、知る人ぞ知る、銘酒がたくさんある。
  

まずはなかなか手に入らない、という
限定販売の「しずく」を予約した。
「純吟38号」はここだけでしか売っていないとか。

  

お酒の説明をしてもらっているうちに、
あれもこれも飲んでみたくなり、
けっきょく、純米吟醸や吟醸など4本も買ってしまった。


冬に飲んだ「垂れ口」もおいしかったけど、
「吟18号生酒」もいまだけの季節のお酒。

   

いつもの「日本海おさかな街」にも立ち寄って、
  
いまが旬のカンパチとモンゴウイカを買って、
とれとれの魚で「純吟38号」を賞味。
ふくよかで芳醇で、それでいてすっきりしていて、
めっちゃおいしい。

デザートは鹿児島の「完熟マンゴー」。
大好きなんだけど、なんと一個2,000円!
南に旅した子が、お土産に買ってきてくれた。
  

食べるのがもったいなかったけど、

食べごろ、ということなので食べることにした(笑)。


おいしいお酒と北陸のお魚と完熟マンゴーで、
うーん、サイコーにしあわせー

次は6月に裁判で福井に来るので、おいしいお酒が
そのころまでになくなっていたらまた買いにいこう。


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「福井県庁の常識は全国の非常識」原告陳述書/訴訟の報告-2

2007-04-28 00:08:14 | 「ジェンダー図書排除」事件

25日の福井地裁の「情報非公開取消訴訟」報告-2です。

裁判では、まず裁判長が、訴状の内容と答弁書について確認しました。
被告は「答弁書のとおり」と答えましたが、裁判長は、こちらが事例として
書いた3件の判決(被告の答弁書にもふれられていた)について、被告側に、
「名高裁の原審は出ているのか。原審からの判例を出してください」
(一審、二審、最高裁のそれぞれを)と指示。

なんと小林裁判長は、実行委員会文書について岐阜県と「公文書か否か」
を争った時、名高裁で原告逆転勝訴の判決を書いた裁判官です。
この情報公開訴訟は、最高裁で確定しました。
(裏金疑惑の実行委員会で、県は最高裁で公開を命じられた公文書を
紛失(故意に廃棄?)し、半年後に裏金問題が発覚したというおまけつき)。

原告の選定当事者の知正さんが、
「福井県の情報公開の手引きを訴訟に出して欲しい」と求めたところ、
被告側は「ぶ厚いですし・・」と渋っていたのですが、
裁判長が、「裁判所は持っていますが、そう厚くないでしょ。
書証として一冊出してください」と指示。

原告側が「被告は答弁書で基本的な主張は済んでいるのか」と聞くと、
被告代理人は「そうだ」との答え。
裁判長が「個人情報の問題はないのか。公文書の公開の判断だけか」
と双方に確認。被告側、「そうです」。
原告側、「発言している委員は、全員、県の非常勤職員なので、公
務としての発言だから問題ないし、被告もそう認めている」。
裁判長、「では、公文書に該当するかどうかだけが争点ですね」。
被告、「公文書にあたるか、管理しているといえるかです」。

被告・福井県の答弁書は、前日の24日に裁判所からFAXで送られ
てきており、25日に原本を受け取りました。
被告側は、5月10日ころまでに出す、ということで、
原告側は1ヶ月後くらいで、5月のうちに反論を書くということで、
次回の二回弁論期日は、6月27日(水) 午後4時半から と決定。

その後、原告のお二人の意見陳述を行いました。
以下は、意見陳述書です。
 -----------------------------------------------------------------
平成19年4月25日 
             陳 述 書
                           原告  菅井純子

 私は、福井市内で女性のための電話相談ボランティア活動を行っている「ウィメンズ・フォーラムFUKUI」という市民グループの一員です。この会は、福井県の設置した生活学習館「ユー・アイふくい」の広域学習グループに登録しており、研修講座などの会場として「ユー・アイふくい」を利用してきました。また、会の発足当初より特にドメスティック・バイオレンスの被害者支援活動に力を入れてきましたので、福井県の配偶者暴力被害者支援センターでもある同館の役割に大きな期待を寄せてきました。

 そのため、昨年5月に「ユー・アイふくい」の情報ルームの一部の図書が県職員によって撤去された問題が明らかになった時は驚きとともに、強い怒りと失望を覚えました。排除された図書の中には、DVに傷ついている女性にとって非常に有用と思われる図書も多数含まれておりました。
昨年8月29日に、県の福井県男女共同参画推進条例に基づいて、「福井『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志」として、この特定書籍の排除の経過や今後の施策に関して県知事に苦情申出書を提出しました。

 その申出は、11月2日に開催される福井県男女共同参画審議会に諮られることになりました。
 しかもこの11月2日の平成18年度第5回審議会では、「福井県男女共同参画基本計画」の改定についての議論がいよいよ大詰めを迎えようとしていました。この計画は「男女共同参画社会基本法」に基づき平成14年に策定されたものですが、計画期間の半分を経過するにあたり社会情勢の変化などを勘案して計画を見直そうとするものです。審議会での議論は今後5年間の福井県の男女共同参画にかかわる施策を方向付けるものですから、県民全体にとって極めて重要な意味を持つものです。

 私は、11月2日の審議会を傍聴し、2時間に及ぶ会議の内容をできるだけ詳しく筆記しようといたしました。高田会長をはじめ委員の皆さんが活発に意見を述べられ、杉本総務部長や田島課長の発言もありました。審議会で図書撤去問題の意味が問われたことには大きな意義があります。

 その議事録は、後日、県のホームページ上で閲覧できるようになりました。しかし、実際に話された言葉と比較すると要約され、省略された部分が大きくて、とても残念です。特に事務局による説明がすべて省略されていることや、杉本総務部長の発言が非常に簡潔な表現に要約されていることには違和感を覚えます。また、私の主観によるものとはいえ、ニュアンスの違うものになっている箇所が少なくありません。

 県は、会議記録が出来上がったら、録音記録のデータを消去しているそうです。福井県の今後の男女共同参画にかかわる施策を方向付ける会議の記録です。大幅に要約あるいは省略した会議記録では将来、施策の協議経過を振り返ることすら出来ません。条例に基づく私たちの苦情申し出の審議の記録も消えてしまいます。

 私は傍聴した者の一人として、この審議会での議論のすべてが県民に公開されるべきだと考えます。私は、委員や事務局の方々がすべての時間を通じて真剣に議論を尽くされたことを知っております。その貴重な発言の内容を余すことなく県民に公開することで、県の男女共同参画がより県民に浸透するに違いないと考えます。また県民だけでなく全国から注目されている図書撤去事件が県側からどのように説明されたのかを、音声記録の公開により白日の下にさらすことが、福井県を「情報公開後進県」に貶めないためにもぜひ必要であると考えます。

 私は、納税者であり福井県民です。裁判官のみなさんには、私の知る権利を、そして県民の知る権利を是非とも守っていただきたいと、強くお願いいたします。
                                 以上
------------------------------------------------------------------------
                      平成19年4月25日
           意見陳述書
                        原告  小 川 満 美

 平成15年8月19日、三重県桑名市にある三重県のゴミ処理施設において爆発事故がありました。私は、桑名市議会議員だったこともあり、県が設置した爆発事故にかかるRDF貯蔵層事故調査特別委員会(平成16年1月27日開催)と県議会健康福祉環境森林常任委員会(平成17年11月4日開催)の会議の録音テープを情報公開請求したことがあります。二度とも開示されていましたので、今回、福井県で会議録のテープ等の電磁的記録が情報公開されなかったことに、大変驚きました。同じような情報公開条例のはずなのに、運用面でこれほど大きな差があることには納得がいきません。それどころか、恣意的な運用がまかり通って、市民の「知る権利」が損なわれることは許せません。

 そこで、他の自治体の状況を確認するために、インターネットで簡単に情報公開請求ができるところなど5府県を選びました。三重県、秋田県、岩手県、宮城県、大阪府です。請求者は府県民に限らず、だれでも情報公開請求できます。

 請求方法は、各自治体の公式ホームページから情報公開のページを開き、そのまま電子メールを送るか、あるいは、情報公開請求書をホームページからダウンロードして、FAXを送るだけで済みました。対象文書は、この訴訟と同様に、「『男女共同参画審議会』の直近の会議の内容をとどめたところのいわゆる『電磁的な記録』及びその『電磁的記録』から作成された『会議録』」等と特定して請求してみました。時期は、今年の2月から3月にかけて、です。

 結果は、「電磁的記録」は5府県とも開示されました。
「電磁的記録」から作成された「会議録」については、4府県は開示されました。ただ、三重県だけが平成19年1月31日に審議会を開催したばかりで、2月9日の請求時点では、「議事録作成途中」ということで「不存在」扱いでした。この三重県も現在は、会議録の概要が公式ホームページ上に公開されています。つまり、会議録の作成が完了する前でも音声データは開示したということです。

 なお、請求後、5府県とも担当者から内容確認の電話がありました。
宮城県の担当者からは、「ホームページ上に議事録を公開しているのに、何故必要なのですか。まったく同じものですよ」と不審がられてしまいました。私は、「会議の録音テープなどの電磁的記録が情報公開請求できない県があったので調査をしています」と説明し、理解してもらいました。
他は、内容確認だけで、すぐに手続きしてくれました。

 今回、複数の自治体に、同じ文書を請求してみて、議事録は情報公開の対象になるのは当然で、ホームページ上でも公開されていました。さらに、議事録確定前でも会議の模様を実際に記録した録音テープや電磁的な録音記録も情報公開の対象になることがよく分かりました。私自身の経験と直感に安心しました。

 この調査を試みて感じたことは、福井県の情報公開条例の運用がいかに恣意的であるかと同時に、いかに条例の解釈を誤っているか、そして、福井県庁には非公開体質があふれているということです。
私は、福井県庁の常識は全国の非常識、と申し上げたい。
                      以上
-------------------------------------------------------------------
 

裁判が終わって法廷の外で、マスコミの取材を受けました。
記者の関心はけっこう高いと思っていたら、記事も予想以上に
(岐阜の第一回弁論などより)大きかったです。

福井「情報非公開取消訴訟」報告1/新聞記事

その後、傍聴した人たちも一緒にお茶を飲んで、原告4人で念願の温泉泊。

第2回弁論は、6月27日は4時半から。
次はぜひ「訴訟と温泉」ご一緒しましょう。

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福井「情報非公開取消訴訟」第一回口頭弁論~報告1/新聞記事

2007-04-27 11:27:43 | 「ジェンダー図書排除」事件
福井地裁での男女共同参画審議会音声記録の
非公開処分取消訴訟を終えて、原告4人で加賀温泉に一泊。
今大地さんを送りがてら、JR敦賀駅で朝刊各紙を買った。

第一回口頭弁論だから小さい記事かも、と思っていたのだけれど、
どこもおおきな記事になっていて、マスコミの関心も高いことがわかる。

裁判の様子については、選定当事者のつれあいが
今朝のブログに詳しく載せています。
福井の情報公開訴訟。第一回弁論で原告意見陳述(てらまち・ねっと)

ウェプにアップされていたのは、毎日新聞だけ。
記事を整理しがてら、タイプしたので、
とりあえず新聞記事だけ、以下に紹介します。

(県民福井・毎日新聞・中日新聞)
-----------------------------------------------------------
 音声記録「公文書でない」
ジェンダー図書初の口頭弁論 県側が争う姿勢


福井市のユー・アイふくい(県生活学習館)が上野千鶴子・東大教授らのジェンダー関連図書約150冊を撤去した問題で、これを議論した県男女共同参画審議会の音声記録(電磁的データ)を県が非公開としたのは不当だとして、上野教授ら13人が県を相手取って、非公開決定の取り消しを求めた訴訟の第一回口頭弁論が25日、福井地裁(小林克美裁判長)であった。
 県側は「この音声記録は職員の備忘的メモで、公文書には該当しない」として、訴えの棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。
 答弁書で県側は「ヒアリング草稿や備忘的メモなど公務上作成される資料は多く、県がすべてを管理するのは不可能。この音声データは県の管理外で、情報公開上は公文書ではない」などと主張した。
 原告側は意見陳述で「県のホームページ上で閲覧できる議事録は要約されたもの。すべての議論が公開されている訳ではない」などと訴えた。
 訴状などによると、原告らは昨年8月、県男女共同参画推進条例に基づいて苦情申し出を県に提出。県はこれを受け、県男女共同参画審議会を開いた。原告らが、、審議会音声記録の情報公開請求をしたが、県側は「個人的なメモで公文書ではない」として非公開とした。原告側は、「原則公開の審議会で、委員らの許可を得て職員が公的備品を使って録音したのは、私的で備忘的なメモとはいえない」としている。
(日刊県民福井 2007年4月26日)
-------------------------------------------------------------------------県生活学習館の性差書籍撤去:録音“公開”訴訟
県「メモ的、公文書でない」/福井

 ◇ジェンダー本巡る県審議会の記録--初弁論


 福井県生活学習館がジェンダー(性差)関係の本を一時撤去した問題を話し合った県男女共同参画審議会の録音記録の情報公開を巡り、社会学者の東大教授、上野千鶴子さんら13人が県を相手取り、非公開処分の取り消しを求めた訴訟の第一回口頭弁論が25日、福井地裁(小林克美裁判長)であった。被告側は提出した答弁書で提訴事実の大部分を認めたが、「録音記録は職員が使うメモ的なものであって公文書とは言えない」と、録音データの公共性については争う姿勢を示した。
 訴状によると、同審議会は昨年11月2日に開かれた。原告らは同6日、審議会の録音記録の情報公開を請求したが、県は同20日、「非公開決定(不存在)」処分とした。議事録は県のホームページ上でも公開されているが、実際の発言を意訳・要約したものになっているという。【菅沼舞】
(毎日新聞 2007年4月26日)
-------------------------------------------------------------------------
音声記録は備忘録
男女共同参画審訴訟  県、訴えの棄却求める


県生活学習館で昨年3月に上野千鶴子・東大教授の著書など約150冊が書架から一時撤去された問題で、昨年11月に開かれた県男女共同参画審議会の音声記録(電磁的データ)を非公開としたのは不当として、上野教授ら13人が県に非公開決定の取り消しを求めた訴訟の第一回口頭弁論が25日、福井地裁(小林克美裁判長)であった。
 被告側は訴えの棄却を求める答弁書を提出。「音声記録は職員の備忘録的なもので、情報公開条例の公文書には該当しない」と争う姿勢を示した。
 原告側は、市民グループ「ウィメンズ・フォーラムFUKUI」の菅井純子さん(43)ら二人が「音声記録を公開することは福井県を"情報公開後進県"におとしめないために必要」などと意見陳述した。
 訴状によると、原告側は▽国でも審議会などの会議は原則公開と認められており、県は誤った情報公開制度の運用を是正する必要がある▽音声記録は情報公開条例の定義する公文書に該当し、被告の非公開・不存在処分は違法で、速やかに取り消すべきだ▽非公開とするべき個人情報はなく、音声記録を全面公開することに支障はない-などと主張している。
(中日新聞 2007年4月26日)
-------------------------------------------------------------------------
(読売新聞・福井新聞・朝日新聞)
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ジェンダー本撤去 録音公開要求に県反論 
初弁論「公文書に該当せず」


県生活学習館がジェンダー関連の書籍約150冊を一時外された問題に関し、著書が含まれていた上野千鶴子・東大教授らが、県を相手取り、問題を議論した審議会の録音データの非公開決定を取り消しすよう求める訴訟の第一回口頭弁論が25日、地裁(小林克美裁判長)であった。県は「担当職員が備忘的に所持している録音データで、公文書には該当しない」との答弁書を提出し、争う姿勢を見せた。
 訴状などによると、原告側は、県情報公開条例で電磁的記録は公文書と定義されているとし、録音データも議事録といったいと位置づけて保管されるべきで、非公開決定は違法としている。
 一方、県側は答弁書で「正式文書と重複する職員の個人的に必要に応じて保管する資料などは、公文書ではなく、逐語的な議事録を作成するかどうかは、行政の最良の範囲」と反論している。
 原告の一人は意見陳述で「他の自治体の条例と大きく変わるものではないのに、運用面で差があるのはおかしく、恣意的な運用と感じる」などと訴えた。
(読売新聞 2007年4月26日)
------------------------------------------------------------------
ジェンダー本審議会記録訴訟
県側は争う姿勢


県生活学習館の書架からフェミニズム関係の書籍約150冊を一時撤去した問題で、県男女共同参画審議会の音声記録を非公開とした県の決定取り消しを上野千鶴子東大教授らのグループが求めた訴訟の第一回口頭弁論が25日、福井地裁であった。県側は「音声記録は担当職員が備忘的に録音したもので、公文書には該当しない」と原告の請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
 答弁書で県側は「職員が議事録作成のために本人の判断で録音した。紙の備忘的メモなどと同様に、県情報公開条例上の文書に当たらない」とし、非公開決定に違法な点はないと主張した。
 原告側は意見陳述で「議事録は省略やニュアンスの違う場所が少なくない。審議会での議論のすべてが県民に公開されるべき」「別の5府県では録音記録が情報公開の対象とされ開示された」などと訴えた。
 訴状などによると、審議会は昨年11月2日に同問題を議題とし、公開(定員10人)で行われた。原告が同6日に音声記録を公開請求、県は「公文書不存在」を理由に非公開とした。
 県側によると、音声記録は議事録作成後に消去する予定だったが、同21日に原告側が非公開処分の異議申し立てを行ったため、現時点で消去されていないという。
(福井新聞 2007年4月26日)
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録音開示求めて第一回口頭弁論
ジェンダー図書撤去


県生活学習館(福井市)がジェンダーに関する図書約150冊を書架から一時撤去した問題を議論した県の審議会で、県が議事録作成用に録音した音声データを非公開としたのは違法だとして、市民団体「福井『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志」(=上野千鶴子・東大教授)のメンバー13人が県を相手取り、非公開決定を取り消すよう求めた訴訟の第一回口頭弁論が25日、福井地裁であった。
 原告側は意見陳述で「三重、秋田、大阪など他府県では電磁的記録は開示されており、福井県のホームページ上で閲覧できる議事録は省略された部分が多いことなどを指摘した。被告側は「公務遂行の過程で作成される文章には、組織として管理するもの以外にも、備忘的メモなどがある。議事録作成は、音声記録のみに依拠するものではないので、条例上の公文書には該当しない」などと書かれた答弁書を提出し、争う姿勢を示した。次回は県の情報公開の手引きなどを元に、電磁的記録が公文書にあたるかどうかを争点に話し合われることになった。
(朝日新聞 2007年4月26日)
--------------------------------------------------------------------

原告おふたりの意見陳述も紹介したいのだけど
長くなるので、次にします。

  
白花,薄紅色に続いて、黄色の踊子草も咲きました。
  

ではまた。

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核のごみも原発もいらない!/チェルノブイリ原発事故から21年

2007-04-26 12:02:58 | 地震・原発・災害
今日4月26日は、チェルノブイリ原発事故から21年目。

ということで、原発関係の記事をいくつか紹介したい。

さいしょに、
統一地方選の全国の自治体選挙候補者に、
高速増殖炉「もんじゅ」についての公開質問を送り、
回答を掲載しているブログ。

ど素人の「ど」は、怒りの「ど」。
「ど素人@精華」 


京都精華大学・環境社会学科の学生と卒業生(と教員)が中心になり、
5月に再開予定の高速増殖炉「もんじゅ」の再開の是非を問うものだ。

じつは、わたしも賛同者になっている。
ちなみに、この公開質問の中心メンバーの3人のうち、
二人は「関係者」である(名前をよく見てね)。

このなかのひとりのまどか君が生まれた3か月後に、
チェルノブイリ原発事故がおきた。
事故の年に生まれた子が、核問題を専攻し、
「もんじゅ」再開に反対しているのは感慨深い。

ノーモアチェルノブイリ!/原発事故から20年目に想うこと(2006.4.26)

高レベル放射性廃棄物の最終処分場の立地調査の受け入れの是非を問う
高知県東洋町長選で撤回を掲げ手当選した沢山保太郎さんの初仕事は、
「調査撤回」の手続き。
朝日の「ひと」欄にも載っていた。

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 公約実行へ全開 反核町長の「長い1日」
2007年04月24日 高知新聞

 「『反核町長』の長い1日」は、全国注視の中でにぎにぎしく始まり、淡々と、静かに終わっていった。核廃施設反対を掲げて当選した安芸郡東洋町の沢山保太郎新町長(63)。初登庁の23日、原子力発電環境整備機構などとのやりとりを職員とともに一つ一つこなし、国からも「調査中止」の“確約”を取った。「『核』の不安」に覆われていた町内の空気は、新町長誕生の1日を挟んで、がらりと変わった。

 はがしてえい? 
 「えっらい静かになって、みんなどこへ行たろうかと。ははっ。元(の空気)に戻ったねえ」
 新町長の要請に対して原環機構側が撤回手続きを進める姿勢を示したとの知らせに、甲浦地区の女性は「ほんと、もう? 良かったー」と胸の前で両手をぽんぽんとやって、「いろいろあったもん。(軒先の)反核ステッカー、もう、はがしてええろうか?」。野根地区の女性は「応募撤回は沢山さんの一番の公約。そのために票を入れたがやき」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 ある女性は新町長の印象について「気難しい顔の人やなあと思いよったけど、よーに見たら、かわいい顔やか」。港で船の手入れをしていた男性は「あの人は(室戸市)吉良川の人やろ。わしら吉良川の漁師とは魚群の情報流し合うて、仲良うやりゆう。誰が町長やっても大変やろけどな」。

 まだしこり
 一方、報道陣が大挙した町役場では、約40人の町職員が「妙なことで(町が)有名になってしもうたのう」と苦笑いしつつ、新町長の人となりと動静が気になる様子。
 社会運動家としての経歴に強面(こわもて)の印象も強いが、ある職員は「そんなに毒は感じない。新鮮さがある」。矢継ぎ早に打ち出した「町長の給与半額」「庁議公開」などの方針には「改革自体はえい」「オンブズマン時代は『透明度を高めよ』と言っていたけど、(本人が)行政の中に入って実際にできるのか」の声が交錯し、「町内にしこりが残っている。役場はなおさら一丸で仕事をしなければ」と前向きな反応も。
 核廃施設の文献調査を推進してきた複数の町議は「軌道修正が必要。もう推進をとなえることはできん」「心の整理はできました」とやや疲れた表情。「手法は違えど、田嶋さんも沢山さんも町民のことを思っている。住民が選んだ道。町財政や町民のことを考えてもらえるなら、全力で応援する」と話した。

 眠くて仕方ない
 「反核町長」の役場デビュー。新町長が動くたび、役場を、町内を、報道陣がばたばた、せわしく追い掛ける。
 午後にはたくさんのカメラの放列の中、原子力発電環境整備機構の理事長に少し緊張しながらも毅然(きぜん)とした表情で直接電話。応募撤回を求める文書は職員に任せることなく、自身が野根郵便局に直接出向いて配達証明付きで郵送した。
 反対運動や選挙戦の疲れから「眠くて仕方ないんだよ」とやや疲れた表情も見せたものの、「(応募撤回に向けた原環機構とのやりとりは)緊張した場面だったが、やるべきことはやった」。
 初公務を滞りなくこなした夕刻には、役場前の報道陣も職員の姿もまばらに。午後6時前、朝の登庁時とは打って変わった静かな雰囲気の中、支持者の車で庁舎を後にした。
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原発ごみ処分場、東洋町の調査中止 新町長が応募撤回
2007年04月23日 朝日新聞

 高レベル放射性廃棄物の最終処分場の立地調査の受け入れの是非を問う高知県東洋町長選で撤回を掲げた沢山保太郎氏が当選したのを受け、原子力発電環境整備機構は23日、東洋町での調査を取りやめることにした。近く、経済産業省に事業計画の変更を求める手続きに入る。同省も認める方針だ。処分場選定の手続きは再び暗礁に乗り上げた。

立地調査への応募撤回を原環機構に電話する沢山保太郎氏=23日午後、高知県東洋町の町役場で

 23日午後、沢山新町長は原環機構の山路亨理事長と電話で会談し、調査の応募を取り下げる意向を示した。原環機構側も取り下げる手続きをすることを伝えた。
 原環機構では02年末から、全国の市町村を対象に公募をしていた。4年余り応募がなく、東洋町が初めての応募だっただけに、国も原環機構も落胆は大きい。北畑隆生・経産事務次官は会見で「原子力政策に理解のある前町長が当選されなかったのは残念だ」と述べた。
 東洋町の調査受け入れ撤回で、今後、他の自治体が公募に応じにくくなるのは避けられない。経産省では「公募に手を挙げたら『クビ』になるのでは、政策が行き詰まってしまう」(幹部)と懸念が強まっている。
 だが、公募制度について北畑事務次官は「透明で、地元の意思を尊重した仕組みになっている」と評価。「金で解決するやり方」として、橋本大二郎・高知県知事に批判された交付金制度も含め、現行制度を変えない意向を示した。
 一方、電力会社は戸惑いを見せる。
 前町長の苦戦が伝わっていた20日、電気事業連合会の勝俣恒久会長(東京電力社長)は「20年も30年もたたないと結果が分からない方式がいいのかなあ、と素人的にいうと私自身思っています」と述べた。
 使用済み核燃料の再処理工場やウラン濃縮工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターなど、核燃料サイクル関連施設を集中的に立地要請した青森県で、91年の知事選で反対派候補に激しく追い上げられて泥沼の争いとなった経緯もある。今回の処分場選びの手続きについて、当初はその透明性に期待した部分もあった。
 だが、原発を事業として行う電力会社にとっては、事業の見通しとそれにかかる経費はできるだけ早く確定したい。いらだちは募るばかりだ。
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経産相、東洋町長選の敗因「有権者の誤解」
2007年04月24日 朝日新聞

 高レベル放射性廃棄物最終処分場の立地調査受け入れが争点となった高知県東洋町長選で、受け入れ推進派の現職が落選したことについて、甘利経済産業相は24日の閣議後の記者会見で「(有権者が)誤解をしたまま賛否が諮られると、当然こういう結果が出る」と述べた。安全性に関する国などの説明が不十分だったとの認識を示したものだが、電力会社の不祥事が頻発しているだけに、地元の反発を招く可能性もある。
 甘利経産相は「(処分場は)保管施設で、安全性は120%確保されている」と強調。「処分場が危険という誤解、処分場がなくても生活を維持できるという誤解は、解いてもらわないといけない」とも述べた。
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このところ、全国で原発の「事故隠し」が発覚して、
隠蔽に関与した関係者が処分された。
チェルノブイリ原発事故の被災者救援の運動にかかわり、
チェルノブイリ事故の悲惨さを知っているだけに、
「臨界事故隠し」と聞いてぞっとしている。

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志賀原発臨界 北陸電社長減給のみ 隠ぺいの常務辞任
2007年4月24日 中日新聞朝刊

 北陸電力(富山市)の永原功社長は二十三日、記者会見し、志賀原発1号機の臨界事故隠しなどを受け、新木富士雄会長と永原社長は、いずれも辞任せずに減給50%三カ月、事故当時の志賀原発所長代理で隠ぺいに関与した辻井庄作常務は同日付で辞任とするなど、計三十人の社内処分を発表した。
 永原社長は「厳正に処分した。隠さない風土の構築に取り組みたい」と話し、自らが辞任しない理由は「二度とこういうことを起こさず、新しい北陸電をつくることで経営責任を果たしたい」と説明。今回の処分が地元住民に理解されるかとの質問には「これで一件落着ではなく、努力次第だと思う」とした。
 事故当時社長だった山田圭蔵相談役は三十日付で辞任、五月一日付で非常勤顧問となる。新木会長、永原社長、辻井常務のほかの取締役八人は減給20-10%を三-一カ月、執行役員ら十人は減給10%一カ月。事故隠ぺいに関与し、現在も在籍する職員八人は減給、厳重注意処分とした。
 隠ぺいを主導した当時の原発所長は同社を退職し関係団体に所属していたが、辞表を提出。関連会社に転籍した当時の原子炉主任技術者も辞職する。
 また、新木会長は二十三日、富山県公安委員会委員長を辞任した。経済産業省は二十日、北陸電に対し行政処分として、重大事故が経営責任者に直ちに報告されるようにすることなど保安規定の変更を命じた。
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北陸電、社長ら報酬50%減・臨界事故隠し
日本経済新聞 2007.4.24

 北陸電力は23日、志賀原子力発電所1号機(石川県志賀町)の臨界事故隠しなど、発電所の不正に関する社内処分を発表した。1999年6月の事故直後に社長に就いた新木富士雄会長と永原功社長の月例報酬を3カ月間50%削減するなど計30人を処分する。
 同日記者会見した永原社長は電力各社の処分は甘いとの見方に対し、「厳正に処置した。二度と(臨界事故隠しを)起こさず、新しい北陸電力を作ることで経営責任を果たす」と強調した。
 事故当時の社長だった山田圭蔵相談役(常勤)は30日付けで辞任するが、非常勤の顧問として社外団体などの役職の引き継ぎをする。顧問の就任期間は1年に限る。
 当時の原子力発電所所長代理で隠ぺいに関与した辻井庄作常務は23日辞任。役員退任慰労金を受け取る権利は辞退する。辻井氏以外に隠ぺいに関与しながら現在、社内に残る役職者は3人が減給、5人が厳重注意とする。会長、社長、辻井氏を除いた現取締役については1―3カ月間に10―20%減給する。
(日本経済新聞 2007.4.24 21:46)
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事故隠し発覚の東電・福島第1原発、県が立ち入り調査開始
(2007年4月23日11時21分 読売新聞)

 東京電力の福島第1、第2原子力発電所で事故隠しやデータ改ざん発覚が相次いだ問題を受け、福島県は23日、第1原発の立ち入り調査を始めた。
 24日には第2原発にも調査に入る。
 立ち入り調査は東電と締結した安全協定に基づくもので、県や立地4町(大熊、双葉、楢葉、富岡町)の職員のほか、日本原子力研究開発機構の研究主幹や大学教授などの専門家を同行させ、<1>制御棒駆動装置の安全管理や原子炉の起動・停止時の安全確保対策<2>データ処理の手順<3>総点検調査の実施状況――を柱に、再発防止策が適切にとられているか確認する。原発の運営に携わる企業の聞き取り調査も行う。
 第1原発では今年3月、定期検査中に制御棒脱落による臨界事故が隠ぺいされたこと(1978年)が発覚し、第2原発では4月、定期検査中に制御棒駆動装置を無届けで交換し、偽装工作があったこと(88~90年)が判明している。
(2007年4月23日 読売新聞)
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原発事故は、いったんおきたら取り返しがつかない。

甘利経産相は、
「(処分場は)保管施設で、安全性は120%確保されている」
「処分場が危険という誤解、処分場がなくても生活を維持できるという誤解は、
解いてもらわないといけない」と発言したそうだけど、
その安全性の誤解こそ、解いてもらいたい。

さかけがえのないいのちとくらしを守るために、わたしにできることはなんだろう、
と、思いをめぐらす4月26日。

わたしはチェルノブイリをわすれない。

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春の紅葉~血潮モミジとベニシダレモミジ/地方分権拡大の第一歩に

2007-04-25 14:37:58 | 市民運動/市民自治/政治
福井地裁で情報公開訴訟が終わって、喫茶店でひとやすみ。
その間に、ブログをアップしとこ。

せっかく北陸に来たのだから、
今日は、原告の4人で温泉で一泊。
源泉かけ流しなんだけど、山の中にあるので無線の電波が届かない。
8月の集会の時に泊まって、とてもよかった宿です。

裁判と温泉のことは、帰ってからお知らせするとして、
昨夜画像を送っておいたわが家のもみじたちを紹介します。

血汐モミジ


  

ベニシダレモミジ


  

ところで、
統一選の前半戦に浅野さん関係の記事がよく載っていた
河北新報の社説がとってもよかったので紹介します。

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統一地方選終了/地方分権拡大の第一歩に
2007年04月24日火曜日 河北新報(社説)

 統一地方選は後半戦の市区町村長選、市区町村議選の投票が行われ、先の知事選、道府県議選などと合わせ、すべて終了した。それは取りも直さず、今後4年間、街を、地域をどうつくっていくかという始まりであり、首長、議会、住民の連携と、それぞれの役割分担が求められよう。
 東北では、前半に岩手県知事選、6県議選、仙台市議選が、後半に29市町村長選、84市町村議選が行われた。
 平成の大合併を経て初めて行われた統一地方選は、首長や議員の数が減ったのが特徴だ。
 例えば、県議の場合、青森、岩手、秋田がそれぞれ3減、宮城、山形が各2減、福島は変更しなかったが、6県の総定数は前回の317から304になった。合併後初めて、市町村議選が行われたケースも数多くあり、議員数は以前と比べ大きく減っている。
 全国に3200以上あった市町村を1800余までスリム化した平成の大合併の目的は、自治体財政の再建と効率化であることに間違いない。
 財政破綻(はたん)し、財政再建団体入りした北海道夕張市の例を持ち出すまでもなく、各自治体の財政は火の車だ。
 このため、選挙戦でも市職員定数の削減、予算規模の縮小など行財政改革の訴えが多く、自治体が抱える難題を浮き彫りにした。加えて、かつて経験したことがない高齢化や少子化の波が押し寄せている。
 厳しい状況の中で、住民の負託を受けた首長や議員の果たすべき役割は極めて大きいと言える。数が減っただけに、その責任は一層重みを増す。
 まず、首長は、限られた財源で政策選択を行い、住民に諮る必要がある。逆に、住民の知恵を借り、住民との協働姿勢を保つことが、地域の活力を引き出す鍵になろう。行政としての当然の義務である公開性、説明責任をもとに、住民との二人三脚を目指してほしい。
 議員は、行政に対するチェック機能を働かせるだけでなく、住民とじかに接し、声を聞き取る務めがあり、それを条例などの具体的な形に政策立案することが大切だ。また、議会改革や政務調査費の透明化が求められている。
 首長、議員、住民3者が緊張関係に立ち、切磋琢磨(せっさたくま)することにより、自治体は熟成していくのではないか。それがひいては、地方分権拡大の道につながるだろう。
 2000年に成立した分権一括法は機関委任事務を廃止、国と地方を「上下・主従」の関係から「対等・協力」の関係にする意図があったとされる。しかし、国は、依然として補助金で地方を縛っているのが現状だ。
 03年から始まった「三位一体の改革」でも、税源や権限の移譲は中途半端で、地方分権改革はこれからだ。
 自治の基本原則は、自己責任、自己決定であり、それだけの責任と義務が伴う。分権の受け皿として力量を養うのが肝心だ。今回の統一地方選をその第一歩と位置づけたい。
2007年04月24日火曜日 河北新報(社説)
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ではまた。

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「福井県情報非公開処分取消訴訟」4月25日(今日)第一回弁論です。

2007-04-25 00:14:44 | 「ジェンダー図書排除」事件
明日は、「福井県情報非公開処分取消訴訟・第一回弁論」

ジェンダー図書排除事件の苦情申出を議題とした昨年11月2日の
男女共同参画審議会の電磁記録の非公開取消を求める訴訟です。

「音声記録の非公開は違法」福井県を提訴しました!
原告は上野千鶴子さんを代表とする13人(2/18)


「福井県男女共同参画審議会音声記録非公開処分取消請求事件」(2/20)

◆原告代表・上野千鶴子、被告・福井県。録音記録不存在。
非公開処分取消訴訟の説明と訴状や証拠など資料(2/19 てらまち・ねっと)


今日の夕方になって、福井地裁から被告(福井県)代理人の答弁書が
FAXで届きました。
正本は明日、裁判所で受け取ります。

明日は原告4人と選定当事者の連れ合いと福井地裁に行きます。
弁論は午後1時半から。傍聴はだれでもできます。
原告2名の意見陳述もありますから、お近くの方はぜひお越しください。

以下は、福井県の記者クラブへの案内です。
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                          2007.4.23
    福井県情報非公開処分取消訴訟・第一回弁論のお知らせ
福井県・関係記者クラブの皆様
                        選定当事者  寺町知正
                               
 昨年来の福井県のジェンダー図書排除問題ではお世話になりました。
 それが、片付いたと思ったら、2006年11月2日開催の福井県男女共同参画審議会の会議の録音のデータが情報公開条例の対象ではないとして、「職員がもっているのに不存在」という非公開処分がされました。
 この福井県の非公開体質、隠蔽体質は何とかしないといけないと、同審議会の録音記録の公開を求める行政訴訟を、原告代表・上野千鶴子として2007年2月17日(土)に福井地裁に提訴いたしました。その会見・レクチャーの際にはお世話になりました。
 
 当該事件は次のように決まりました。
     事件番号 平成19年(行ウ)第2号
     福井県男女共同参画審議会音声記録非公開処分取消請求事件
     原告 寺町知正 外12名   被告 福井県

  つきましては、第一回弁論は次のように指定されました。

   4月25日(水)午後1時半から  福井地裁民事部2号法廷 
  
 原告側は、注目の裁判の第一回の弁論であり、しかも、これからのIT時代における電磁的記録の情報公開の観点で全国のリーディングケースになる裁判と認識し期待しています。今回、法廷における当事者2人の意見陳述を申請し、認められました。陳述の原稿は当日、裁判所で配布します。
  
 なお、被告答弁書は、本日今時点では届いていません。
 通常、行政(被告)は答弁書などを報道機関には配布しないようです。弁論当日にはいただけるはずですので、入手次第、クラブ幹事社さんなりに提供いたします。
                             以上
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裁判など、カタい話題が続くので、
我が家の庭に咲いている花木を紹介します。

キクモモ
  
ニオイトサミズキ
 

  


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似ているマツバウンランとムラサキサギゴケ・十二単とカキドオシ

2007-04-24 19:45:35 | 花/美しいもの

田植え前の畦に、ビッシリ咲いているムラサキサギゴケ。
「サギゴケ」は、「鷺に似た地を這う花」という意味。
とてもきれいな花で田んぼの雑草には思えない。

ムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科)



  

よく似た花のトキワハゼは株立ちし
ムラサキサギゴケは匍匐枝でふえる。
こちらの花のほうが小振りで白っぽい。


ムラサキサギゴケやトキワハゼが「地を這う鷺」なら、
マツバウンランは「鷺が飛ぶような美しい花」。

マツバウンラン(ゴマノハグサ科)

わたしはこの花が大好きなのだけど、
溝さらえの前の畦の草刈りで刈られてしまった。
マツバウンラン愛好会もあるくらいの可憐な花は、
風に揺られて撮りにくいけど、今年はアップに成功した(へへ)。
  

  



庭に咲く十二単。濃い紫の花がうつくしい。


 

カキドオシもよく似た花だけどこちらはシソ科。
  

カキドオシと仲良く咲くおまけの
オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)


  

春に咲く花は黄色い花がおおいのだけれど、
ブルーや紫の花が、さわやかなアクセントになっている。


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4月24日(火)緊急メンテナンス実施のお知らせ

2007-04-24 06:40:38 | Weblog

外は雨。
朝起きたら連れ合いに、
今朝は緊急メンテで7時からgooがとまるよ、と言われた。

7時と言えば、あと数十分。
あわてて、緊急メンテのお知らせを載せることに。

---------------------------------------------------------------- 
4月24日(火)緊急メンテナンス実施のお知らせ 
いつもgooブログをご利用いただきありがとうございます。
gooブログスタッフの渡邊です。

本日、goo ブログサーバの一部でハードウェア障害が発生していることが判明致しました。
つきましては修復作業にともない、下記の日程で緊急システムメンテナンスを行います。

2007年4月24日(火) 午前7:00 ~ 09:30 

システムメンテナンス中は記事の投稿、閲覧、コメント/トラックバック/pingの受信、ブログ検索などすべてのサービスが停止します。
ユーザーの皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解とご協力を賜れれば幸いです。
今後ともgoo ブログをご愛用いただきますよう、お願い申し上げます。
----------------------------------------------------------
 

とここまで書いて気がついた。
ウウー、このお知らせも読めないんだよね。
ドッペン。

しばしのお別れ(笑)。

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当選はスタートです~無党派・市民派の女性たち、上位当選を果たす!

2007-04-23 15:05:11 | 選挙関連
昨日4月22日は、統一自治体選挙の投開票日。
この日のために、全力を尽くしてきた仲間たち。
わたしも、仲間の当選を願って、伴走してきた。

昨夜おそくから、次々と「当選」の知らせが届き始め、
わたしたちの「市民型選挙」選挙講座をうけた全員が当選した。

それも、ダントツの1位、2位の上位当選が多い。

全国でも女性議員が過去最多になった。

市議選の女性当選者1100人、最多選では13選が2人(4月23日 読売新聞)


「無党派・市民派」の女性候補には逆風だと言われていた
今回の統一自治体選挙で、政党や組織の支援を受けずに
メッセージを届ける市民型選挙で、「全員当選」の結果を出せてうれしい。

当選した女性たちからのメールを紹介したい。

---------------------------------------------
4/22 8:00 
ありがとうございました。

みんなに支えられているから、生きられる。
今回は、それを実感いたしました。
選挙戦は、とっても楽しかったです。。
でも、それを支えてくれたみんながいるからです。
わたしは、幸せものです。

選挙を通じて、新たな出会いもありました。
今は、感謝の気持ちで涙がとまりません。
本当に、ありがとうございました。

下記は、最終日にみなさんのお伝えしたメッセージです。
************************************************
こんにちは、車いす議員の○○○○です。
5日間、暖かいご支援を、ありがとうございました。
この地で、演説をするのは、今回が最後になります。

わたし○○○○は、40歳。
20歳で交通事故にあい、車いすの生活になりました。
車いすになった時、わたしは、人生をあきらめました。
20年前、私を救ってくれたのは、親でも、友だちでもなく、障がいのある仲間の存在でした。
障がいのある仲間に、痛みを受け止めてもらうことで、生きる勇気をもらいました。
わたし○○○○車いすの花嫁は、いま二人の子どもの母親です。
□□町議会議員として、4年間、仕事をしてまいりました。
○○○○は、障害者、高齢者、母親、いろいろな立場の気持ち、痛みのわかる議員として、次の4年も働きたいと思います。

議員は、自分の政策をお伝えし、演説して、皆さんに選ばれるもの。
わたし○○○○は、昨日までの4日間で、150回の演説をしてきました。
人にやさしいまちづくり、住民参加のまちづくり、子育て支援、障害児の子育て、平和につて、皆さんと、お約束をしてまいりました。
□□町を、やさしいまちにするために、さらに4年、わたし○○○○を、議員として、働かせてください。
地盤、組織のない、わたし○○○○は、あなたの一票がなければ、議員として働くことができません。
どうか、皆さんの、大切な大切な1票を、○○○○に、託してください。
-----------------------------------------------------------------------

4/23 2:21(○○○○さんから)

寺町みどり様
ありがとうございました。

2日目に指導を受けて、自信を持ち
4日目の夜にアドバイスをもらって、ラストに気合が入って
最終日は12時間乗りっぱなしで、ノルマの100回演説を達成です。。

すごいいい反応に、ノリノリで・・・、半信半疑でしたが
悔いなくできました。。

結果は、1,744票で2位です。
トップに44票届かず・・でした。
でも、すごい嬉しい。
ありがとうございました。。

これからも、よろしくお願いします。
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4/23  2:55

当選しました!
(しかも1番で)

初日から、きっちり選挙カー、演説のアドバイスをいただいたおかげです。
自信を持って、7日間駆け抜けることができました。
演説回数は495回でした。

やればやるほど、反応があり
最後15分の時、
夜のマンションのベランダで何軒かの家から、
何人もの人が手を振ってくれた時は
思わず涙がでそうになりました。
候補者冥利につきるということはこのことです。
電話かけも、駅立ちもせず、演説に全力を傾けた一週間でした。
1,976票。
重い、重い票です。

演説で訴えた、わたしの思うまちづくりに
しっかりと取り組みます。
これからがスタートです。

ありがとうございました!
--------------------------------------------------------------

悔いのない選挙を実践して、喜びあふれるメールを読んで
わたしも感無量だ。

こころから「おめでとう!」

当選された皆さんに、わたしから贈ることば。
「当選はゴールではなく、スタートです」。

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 『市民派議員になるための本 立候補から再選まで』
(寺町みどり著・上野千鶴子プロデュース)
第14章 いよいよ選挙
14-10 「当選はスタート」です


この選挙の勝利者はだれでしょう?
市民派候補の当選は、市民の勝利の瞬間です。
組織や政党の選挙とはまったくちがうやりかたで、
従来型の選挙の常識とルールをくつがえし、
わたしからあなたへ、個人から個人へと
思いをリレーしたひとりひとりが勝利者です。

候補者や仲間が選挙をつづけることができたのは、
いま事務所にいない子どもたちや、家族や、
友人や多くの人の支えがあってのことです。
候補者は当選しても、そのことを忘れないでほしいのです。

議員になれば、なにも持たない市民のときからは想像もつかない
おおきな権力を持つことになります。
そのおおきなチカラを、いつ、どこで、だれのために使うのか、
市民型選挙で市民に約束したあなたの言葉のひとつひとつを忘れないでください。
その思いが届いて、市民があなたを議員に選んだのですから。

自分のチカラだけで当選したのではありません。
市民型選挙に共感した、ひとりひとりの市民の意思がまちを変えたのです。

これからがひとりのチカラの大きさを知った
「市民の政治」のはじまりです。

当選はゴールではなく、スタートです。

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