みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

こうのとり追って:第4部・出生前診断/3治療、対策 速やかに/4長く生きられなくても

2012-03-31 21:20:58 | ほん/新聞/ニュース
先日、玄関先に植えたばかりのヒヤシンスがもう咲いています。
ドアを開けるとよい香りがします。

  

このところ雨が近いのですが、名前の通り水が好きな水仙が
つぎつぎに開花しています。
一か月ほど前まで影も形もなかったところに、
黄色い花が並んで咲いています。
   

   

   

  

   


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昨日の続きの、毎日新聞の「こうのとり追って:第4部・出生前診断」。
後半の3と4を紹介します。

  こうのとり追って:第4部・出生前診断/3 治療、対策 速やかに  

◇母体を介し手術も 自治体超えた態勢整備必要
 どうしても踏ん切りがつかなかった。一人は助かるけれど、もう一人は助からないかもしれない……? どうしてそんな決断を迫られなくてはいけないのか。
 横浜市の会社員、佐藤浩生(ひろみ)さんは、おなかの双子が「双胎間輸血症候群」と診断されていた。双子の一方に血流と羊水が過剰になり、もう一方には少なくなる。「このままだと、2人の命にかかわります」と手術を勧められた。血流のアンバランスを改善するため、胎盤の表面でつながった双子の血管をレーザーで遮断するという。
 佐藤さんを悩ませたのは「少なくとも1人が助かる割合は90%。2人とも生存は60%」という治療成績だった。夫は「打つ手があるんだから」と前向きだったが、「2人とも助けたい。他に選択の余地はないのか」と自問し続けた。
 病室の机に置かれた手術の同意書は、何日も置きっぱなしになった。考えた末、決断してサインした。
 手術は、内視鏡(直径最大4ミリ)を腹部に挿し入れ、モニター画面に映った胎盤表面を見ながら行われた。血管の接合部が見つかると医師たちが確認し合い、レーザーで焼いていく。下半身麻酔を受けた佐藤さんは、祈りながら画面を見つめていた。おなかの子に何が起こっているのか、自分の目でしっかりと見ておきたかった。
 手術は成功し、羊水の量は正常に戻った。今年1月、帝王切開で双子の男児を出産。2人の顔を見て、やっと落ち着いた。「よく生まれてきてくれた。病気が早くみつかり、手術を受けてよかった」。結果がよかったからこそ言える、とも思う。金融機関に勤める佐藤さんはこれまで仕事中心の生活だったが、子どもの世話は楽しい。今度は双子の女の子がほしいと考えている。
    ◇  ◇
 胎児の病気を生まれる前に治す「胎児治療」は、出生前診断によってもたらされた。1960年代に行われた胎児への輸血が最初といわれる。80年代の超音波診断装置の発達によって、胎児の画像を見ながら手術することも可能になった。
 胎児治療の対象になるのは、放置すれば胎児が亡くなる場合や、生まれてからの治療では手遅れになったり、重い障害を残す場合に限られる。母体を介しての治療で、母親にもリスクが生じるためだ。
 佐藤さんの受けたレーザー手術は、国内では10年前に始まった。11年末までに約750件が行われた。有効性が認められ、これまで自己負担だった手術費(約40万円)が胎児治療では唯一、4月から保険適用になる見通しだ。ただし、経験を積む必要があり、レーザー手術できるのは7施設にとどまっている。
 250件以上のレーザー手術の実績がある国立成育医療研究センターの左合治彦・周産期センター長は「出生前診断の意義の一つとして胎児治療は重要。治療できる病気は限られているが、今後も新しい治療に取り組みたい」という。
    ◇  ◇
 100人に1人と言われる先天性の心臓病が、出生前診断でみつかるケースも年々増えている。
 横浜市の寺島美奈子さん(38)は4人の子どもの母親だ。次男(5)は生後3週間、3カ月、1歳半と3度にわたる心臓手術を受けた。外出に携帯の酸素ボンベが欠かせない時もあった。寺島さんは「毎日薬を飲み続ける必要はあるけれど、運動の制限もなく普通の生活を送れる。将来を考えられるようになった」とほほ笑む。
 妊娠7カ月での健診。パクパク動く心臓を指さし、医師は「赤ちゃんの心臓が右寄りにある」と指摘した。寺島さんが見ても右寄りにあるとわかった。
 小児病院で詳しいエコー検査を受け、重い心臓病と診断された。「おなかの中で死んでしまったら」と不安に襲われた。病気の状況や治療方針、術後の生活について説明を受け、「手術がうまくいけば元気になれるんだ」と、前向きに受け止められるようになった。看護師らも心配事の相談にのってくれた。
 「事前に病気が分かって本当によかった。病気の知識や医療費の助成制度について出産前に情報を得られたし、病院に付き添う間に上の子どもたちをどうするかなど、家族の生活についても考えることができた」。寺島さんは振り返る。
 胎児の心臓病診断に詳しい神奈川県立こども医療センター新生児科、川滝元良医師によると、同病院で心臓病が出生前に見つかったケースは93年に10人以下だったが、10年では140人以上だ。生後24時間以内の緊急手術も増え、救えなかった命も助けられるようになった。
 しかし、妊婦健診で異常を見つける技術を持った医師が少ない地域もあれば、見つかっても、精密検査できる態勢が十分にない地域もある。「見つけるだけでは妊婦を不安にさせるだけ。県単位を超えて、精密検査できるネットワークづくりが必要だ」と指摘する。=つづく

 ◇優れた日本の超音波診断装置
 エコー検査は形の異常を見つけるのに優れている。専門医によると胎児の病気では、腹壁破裂、小脳の萎縮や水頭症など脳の異常、消化管閉鎖などの診断ができる。
 超音波診断装置は日本が世界をリードしてきた。1960年に日本メーカーが世界に先駆け装置を製品化した。76年に鹿児島県で誕生した五つ子の診断にも使われた。
 80年代以降、血流の向きや速度が分かるようになった。これにより心臓病の診断精度が向上したほか、胎児の貧血を血流速度から診断できるようになった。メーカーの東芝メディカルシステムズは「人体の機能が分かるようになったのは画期的だった」という。
 出生前診断で分かるのは、胎児の異常の50~60%といわれる。例えば腎臓の大きさが正常でも、尿をきちんとつくれるかは判断できない。精神の発達具合もわからない。
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 ■ご意見お寄せください
 感想、意見を募集します。郵便は〒100-8051(住所不要)毎日新聞生活報道部宛て、メールは表題を「こうのとり」としkurashi@mainichi.co.jp、ファクス03・3212・5177へ。
毎日新聞 2012年3月29日



 こうのとり追って:第4部・出生前診断/4 長く生きられなくても 

◇染色体異常、根本治療なく 「がんばれるところまで」
 じきに生まれる赤ちゃんの姿を、お兄ちゃんにも見てもらいたかった。2年前の8月の暑い盛り。妊娠28週だった東京都八王子市の公務員、吉武麻紀さん(38)は、地元クリニックで1時間にわたるエコー検査を受けた。夫の泰三さん(38)と長男の広太くん(12)が笑顔で囲んだ。だが医師の表情は曇っていた。「髄液が頭にたまる水頭症です。死産の可能性もある」。別室で宣告された。
 羊水検査をすると13番染色体の一部が欠けていた。「運良く生まれても、産声をあげるかどうかわかりません」と言われた。麻紀さんはそれでも「がんばれるところまでがんばろう」と決意した。子宮外妊娠の経験から妊娠しにくい体質。この機会を大切にしたかった。
 10月、都立小児総合医療センターで帝王切開手術。「あー」。か弱い産声が響いた。「良かった。息をしている」。立ち会っていた泰三さんの目から涙があふれた。
 小さな命を「美紀」と名付けた。水頭症に加え、心臓にも病気を抱えていたが、頭部の手術を経て1カ月後にはNICU(新生児集中治療室)からGCU(回復期治療室)に移り、人工呼吸器も外された。夫婦は毎日欠かさず病院に通った。麻紀さんは冷凍母乳を届け、泰三さんは毎晩30分美紀ちゃんを抱っこするのが楽しみだった。仕事疲れで抱っこしたまま眠ってしまうこともあった。
 体調のよい日は笑ったり怒ったり、表情が豊かだった。看護師からは「ミラクル美紀ちゃん」と呼ばれた。麻紀さんも泰三さんも「家に帰れるのでは」と奇跡を願ったが、容体は悪化した。
 昨年3月18日。家族が病院に集まった。美紀ちゃんに触れるのを禁じられていた広太くんは、初めて妹を抱っこした。美紀ちゃんは兄の顔をじーっと見て、最後は眠るように息を引き取った。出産時2732グラムだった体重は、6キロ近くになっていた。
 麻紀さんはまた赤ちゃんが欲しいという。でも「羊水検査はもう受けないと思う」。中絶のために調べているような気がするからだ。「命は奇跡。子供が生きていればそれだけで幸せだとわかった。美紀は5カ月しか生きなかったけど、一生分のことを教えてくれた」
 同センター臨床遺伝科の吉橋博史医師は「染色体異常は根本的な治療法がないので、プロセスが大切になる。手術などの重要な決定を自分たちで行ったという思いがあると、お子さんを亡くしたあとでも立ち直りにつながりやすい」と話す。
    ◇  ◇
 1歳2カ月の長女は、体重がまだ3500グラムしかない。栄養剤や薬を混ぜたミルクを、鼻から胃に通された管に少しずつ流す。「心臓に負担をかけないように、ミルクの量は制限されている。早く大きくなってほしいのですが」。群馬県高崎市の女性(37)は言う。
女児は13番染色体が1本多い「13トリソミー」と診断され、約2000グラムで生まれた。退院後は自宅で過ごしている。成長はゆっくりだが状態は安定しており、元気な泣き声を上げ、笑うこともある。
 妊娠8カ月のとき。エコー検査で「あれ?」と声を上げた産婦人科医は、申し訳なさそうな顔をするだけで何も言わない。紹介された小児専門病院で、染色体異常の可能性を指摘された。毎晩、インターネットで情報を集め、涙が出た。「産まない」という選択肢はなかったが、周囲から「看護師の仕事を続けられなくなる」と言われると動揺した。
 次の診察で、延命治療の意向を尋ねられた。生まれても自力で呼吸できない可能性があるという。人工呼吸器をつけるか、強心剤を使うか、心臓マッサージを施すか。出産予定日が迫り、重い選択に結論を出さなければならなかった。
 女性には長男(4)がいるが、複数の流産経験があった。「生まれてこられるのなら、その子ができるところまでがんばってほしい」。医師から「この病気の1年生存率は10%」と聞かされていた。「長く生きられないのに苦しい思いをさせるのは」と考え、呼吸器をつけない選択をした。夫(38)も同意した。
 昨年1月、帝王切開で出産。女児は呼吸していた。長くは生きられないと覚悟していたが、1歳の誕生日を迎えられた。しかし、まだ首は据わらない。「泣いていると長男があやしてくれたり、かわいがってくれるので、家に連れて帰れたのはよかった。でも先が見えない不安もある。家のローンもあるし、働きに出られれば気分的にも違うのですが」と漏らす。預け先はなく、「何かあったら怖い」と話す実母にも頼れない。
 昨年、通院先の子供病院が、トリソミーの子がいる親のグループをつくってくれた。「同じ立場の親に会って、少し吹っ切れた」
 同じく1年生存率が10%程度とされる「18トリソミー」では、10年以上生きている人もいる。「18トリソミーの会」の桜井浩子代表は「その子に応じた治療が受けられるようになり、退院できる子も増えている。しかし親子だけでは行き詰まる。医師、訪問看護師、患者会などが支援する態勢をつくることが必要だ」と指摘する。=次回は4月2日

 ◇新生児の0.6%に発生
 人の精子や卵子には、染色体が1本多かったり少なかったり、一部に欠損や入れ替わりがあるものが含まれている。こうした精子や卵子が受精すると、染色体異常が起こる。だれにでも起こる可能性があり、流産の原因になる。新生児の0・6%に発生するとされている。
数の異常で知られるのが、21番染色体が1本多い21トリソミー(ダウン症)で、1000人に1人の割合で生まれる。
 13トリソミーは1960年に初めて確認された。発育不全で生まれ、生後1カ月以内で約半数、1年以内に90%以上が亡くなるというデータもある。脳や目の異常など症状は多様で、心臓病を合併していることも多い。
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3月30日(金)のつぶやき

2012-03-31 01:21:16 | 花/美しいもの
09:32 from web
朝の光を浴びるために、庭を一回りして、鉢の花に水をやってきました。今日は暖かくなるという予報。今にも咲きそうな花がたくさんありました。

17:17 from Tweet Button
虹色日記325:さざ波日記の典子さん、「壮春グラフィティ」に登場! plannet.sankakudo.net/?eid=1620613

21:56 from gooBlog production
こうのとり追って:第4部・出生前診断/1「異常の可能性」に動揺/2障害ある子、2人は無理 goo.gl/KZE6X

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こうのとり追って:第4部・出生前診断/1「異常の可能性」に動揺/2障害ある子、2人は無理

2012-03-30 19:26:18 | ほん/新聞/ニュース
ポカポカあたたかい一日。
午後から、百日紅や桑の木、花後の山茶花の剪定。
のこぎりと高枝バサミを使っての汗ばむくらいの労働。
落ちてきた太い枝で、左手の親指をしたたかに打って内出血。

手を冷やしながら上を見ると、
ハクモクレンのつぼみが膨らんできました。
   

 
剪定の成果は、またアップします(笑)。

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毎日新聞の「こうのとり追って」の連載が3月27日から
四回にわたって載りました。

今回のテーマは、「第4部・出生前診断」。
重いテーマをていねいに追って記事を書いていらっしゃるのは、友人の五味香織さん。
このシリーズは第一部からずっと追い続けているので、
今回も、二回ずつに分けて紹介します。

  こうのとり追って:第4部・出生前診断/1 「異常の可能性」に動揺

◇不確実なまま中絶も/「カウンセリング必要」の声
エコー検査器具を妊婦のおなかに当て、画面に赤ちゃんを映し出す長谷川医師(右)=昭和大病院で、五味香織撮影 我が子を映す白黒の画面が、涙でゆがんだ。大阪府高槻市の主婦(29)は09年5月、妊婦健診の超音波(エコー)検査で、おなかの子に異常があると告げられた。「腸が飛び出している」という院長の言葉に、診察台に横たわったまま泣き出した。
 検査のため転院した大学病院では、医師から最初に「産むの? 産まないの?」と聞かれた。「ダメってことか」と動揺した。「生まれてすぐ手術すれば7割ぐらいが生きられる」と説明されたが、腸閉塞(へいそく)など合併症が出る恐れもあった。
 夫(33)とは結婚前、障害がある子は産みたくないと話し合っていた。「子どもが大変な思いをするのも、自分たちが苦労するのも嫌」。だが諦めようと考えるたび、涙が出た。
 人工妊娠中絶は母体保護法で妊娠22週未満までと定められている。期限まで1週間に迫り、胎児検査の専門クリニックでエコー検査を受けた。院長に「元気に動いて、頑張って生きている」と言われ、「やはり産みたい」と願った。
 その晩、食事をしながら夫が口を開いた。「産んでほしい。治療が大変でも、仕事を掛け持ちして食べさせていくから」。うれしくて泣いた。
 9月に長男を出産した。2回の手術は成功し、元気に育っている。主婦は「きちんとエコーで調べてもらえたから病気が見つかり、治療もできた。次の子に障害があっても、生きられるなら産みたい」と思っている。
    ◇   ◇
 おなかの表面に機器を当て胎児の姿を読み取るエコー検査は、妊婦健診で広く行われている。90年代に性能が向上し、00年代には立体的に映し出す機能も加わった。画像を読み取る技術も進み脳や心臓、顔、手足の形から、さまざまな異常がわかるようになった。
 92年、胎児の首の後ろのむくみ(NT)が厚いとダウン症の発生率が上がるという論文が発表され、世界的に注目された。日本でも多くの医師が妊婦健診で測定するが、厚さだけで異常があるとは断定できない不確かさをはらんでいる。
 「ちょっと危ない大きさ。染色体異常の可能性がある厚みです」。10年1月、医師はエコー画面に映った赤ちゃんの首の後ろを指し、淡々と告げた。横浜市の前田佐知子さん(44)は11週の妊婦健診を受けていた。医師は詳しい検査について「ご家族でよく話し合ってください」と続けた。
 前田さんは4回の流産経験があり、命をなくすつらさが身にしみていた。「生まれてくれるなら迎えたい」。夫(48)も同じ意見だった。小学3年だった長男(11)は、「かけっこができなかったり、長生きできないかもしれない」と説明すると、少し考えて「兄弟がいた方がいい」と答えた。次の健診で「検査はしない」と医師に伝えた。
 子どもが生活に困らないようにと、保障期間が長い生命保険に入り直した。生まれた長女は今、1歳7カ月。健康だった。前田さんは「エコー検査だけで100%異常があるような伝え方はしないでほしい」と訴える。
    ◇   ◇
 出生前診断で異常を指摘され中絶に至るケースが増えている。日本産婦人科医会と横浜市大国際先天異常モニタリングセンターが300の医療機関への調査を基に推計したところ、05~09年の5年間で約6000件に上り、85~89年から6倍になった。
 同センター長の平原史樹・横浜市大教授は、早期に疾患が見つかりやすくなったことと、高齢出産で染色体異常が増えていることを背景に挙げる。加えて「エコー検査で不安を感じ、確定診断のないまま出産を諦めるケースもあるのでは」と指摘する。「検査情報をどう受け止めるか、今は混乱期。妊婦を不安なままにしないよう、十分なカウンセリングが必要だ」
 日本産科婦人科学会は昨年6月に見解を出し、エコー検査は習熟した医師が実施し、妊婦に検査の意味や結果の受け止め方を説明するよう求めている。
 昭和大病院(東京都品川区)では、胎児の全身に形態異常がないか、エコー検査で全妊婦をじっくりと調べている。希望者にはNTを測定して染色体異常がある確率を算出する。
 一般的に、染色体異常が起きる確率は20歳で1068分の1、40歳は68分の1とされる。昭和大は、妊婦の年齢や胎児の大きさ、NTの測定値などを基に、英国製ソフトで個人ごとの確率を出す。調べるのはダウン症など3種類の染色体異常だ。検査は今年1月、昭和大で分娩(ぶんべん)する妊娠11~13週の妊婦に有料で始めた。
 ひとの命にかかわる測定は慎重を要する。1ミリに満たないズレが判断に影響する。撮影は適切な角度で行う必要がある。担当の長谷川潤一医師は画面をにらみ胎児の向きが悪いと作業を中断して動くのを待つ。多くは数百分の一から数十分の一の確率と出る。染色体異常のあるなしを「診断」する検査ではない。「どう受け止めるかはご夫婦の判断です」。検査前に説明する。検査後は数字だけを伝え、さらに詳しい羊水検査を受けるか考えてもらう。
 妊娠初期の詳細なエコー検査やNT測定のメリットについて、長谷川医師は「子どもの将来や治療を考える時間が持てること」だと話す。正確なNT測定には数百例の経験が必要で「確かな技術と知識、カウンセリングが必要」とも述べた。
 NTを測定しない病院もある。京都民医連中央病院は04年に測定をやめた。かつて、NTの厚い妊婦が3人いたという。1人は詳しい検査を受けず中絶。残る2人が産んだ子は、健康だった。中村光佐子医師は言う。「この検査は何だろうと思った。不確定なら測らなくていいと思います」
    ×   ×
 生まれる前に赤ちゃんの状態を調べる「出生前診断」は、幸せな妊婦生活を一変させる。エコー検査でさまざまな異常がわかるようになり、新たな検査方法の開発も進む。検査結果をどう受け止めるのか。医療者には何が求められているのか。誰もが経験するかもしれない、重い診断の課題を考える。=つづく
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毎日新聞 2012年3月27日 東京朝刊 


 こうのとり追って:第4部・出生前診断/2 障害ある子、2人は無理 

 ◇染色体検査で病気の有無判明 批判承知「理由がある」
 「この子がいてくれて本当に良かったと思う。だけどもしも今おなかにいる子に障害があったら、産むということは考えられない」。妊娠8カ月の女性(39)は東京都内の自宅で話しながら、甘える次女(3)をそっと抱き寄せた。女性は昨年10月、妊娠11週で胎児の染色体を調べる絨毛(じゅうもう)検査を受けている。障害のある子ども2人を、家族では支えきれないと思ったからだ。
 次女は、妊婦健診で「順調」と言われていたにもかかわらず、生まれてみると障害を抱えていた。呼吸がうまくできず、生後すぐにNICU(新生児集中治療室)のある病院に転院した。ゼイゼイと苦しそうな表情、口からミルクが飲めないため、鼻から胃に入れられた管が痛々しかった。1カ月後、5番染色体の一部が欠損する「5Pマイナス症候群」と診断された。
 5000~1万人に1人の頻度で生まれ、知的障害などの症状があるとされる。染色体の異常が原因のため、根本的な治療法はない。医師からは「成長しても口からは食事ができないかもしれない」と説明された。2カ月後に退院でき、自宅に戻ることができたが、次女はたびたび風邪をこじらせ、入退院を繰り返した。「この子は一生寝たきりになるのか」。可哀そうという気持ちが強く、なかなか可愛いと思えなかった。
 気持ちが変化したのは、次女が1歳になったころ遺伝相談をした男性医師の言葉だった。「この染色体の型は流産になる確率が高いのですが、この子は生まれてこられる力を持っていたんですね」。その言葉で女性は初めて「ああ、本当にこの世に生まれてきたかったんだな」と、障害のある次女を受け入れる気持ちになったという。
 次女は今も歩いたり1人で食事をしたりはできない。それでも「ゆっくりだが確実に成長している」と感じる。体力がついて風邪をこじらせることはなくなり、口から食事もできるようになった。
 もう一人、子どもを持とうと思ったのは、妹をとてもかわいがっている長女(6)が気がかりだったからだ。将来妹のために人生をささげるようなことは絶対にしてほしくない、と切実に思う。「自分たちが死んでしまった後の長女の味方がほしい」と考え、夫(36)と話し合って決めた。
 「障害が見つかれば出産はあきらめる」と決意のうえでのことだった。絨毛検査の結果は「異常なし」。順調にいけば、5月に男児を出産予定という。
 葛飾赤十字産院(東京都葛飾区)の臨床遺伝専門医・三宅秀彦医師は出生前診断について研究し、それに基づいて遺伝カウンセリングにも応じている。三宅医師は障害のある兄や姉がいて出生前診断に臨む妊婦に対し、「今いる病気のお子さんを否定しないこと。さらに検査を受けたい、受けたくないと揺れる気持ちも否定しないようにしている」と話す。「障害への過度の不安がある、心の準備をしておきたいだけ、など人によって出生前診断を受ける理由は千差万別。医師や周囲は検査を受けることや、その結果についても意見を押しつけず、親の気持ちをきちんとくみとる必要がある」という。
   ◇  ◇
 埼玉県の女性(39)は出生前診断、そして受精卵の段階で遺伝子を調べる着床前診断も行った末に長女(2)を授かった。06年に遺伝性の難病のため生後すぐの長男を亡くしてから、「同じ病気でない赤ちゃんがほしい」ともがき続けた。
 長男は尿が出ず汗をかいてばかりで、生後2日目にけいれんを起こし、6日目に亡くなった。希望に満ちた生活を思い描いていた女性は、地獄に突き落とされたような思いがしたという。
 「つらいでしょうが、ちゃんと原因を調べた方がいいですよ」。小児科医の勧めで3000グラムにも満たない小さな体を解剖した。長男と女性と夫(38)の遺伝情報も調べ、半年後に長男は先天的にアンモニアを肝臓で尿素に変えることができない難病OTC欠損症だったと判明。女性の遺伝子の影響であることも分かった。
 「離婚した方がいいのかな」。罪悪感を募らせる女性に、夫は「赤ちゃんが体を張って教えてくれたことを大事にしようよ。また頑張ればいいんだよ」と励ましてくれた。1度流産した後の08年、再び男児を妊娠した。
 しかし絨毛検査の結果、長男と同じ病気が遺伝していることが分かった。OTC欠損症は男児で特に症状が重い。妊娠20週で泣く泣く人工死産を選択した。長男の死、流産、人工死産を経験し、「自分は母親になる資格がないのではないか」と心も体も傷ついた。
 そんな女性を救ったのは、わずかだが母親になった時の記憶だった。生まれた直後、小さな口で懸命におっぱいを飲んでいた長男。その姿を思い浮かべると、「どうしてももう一度、自分の赤ちゃんを抱きたい」と気持ちが奮い立った。ようやくの思いで着床前診断を実施してくれる病院を探し当てた。
 女性は出生前診断や着床前診断には「生命の選別につながる」と批判する意見があることを知っている、という。実際に着床前診断については「自然の理に反している」と実の母親すらも反対した。「だけど、元気な赤ちゃんをなかなか授かれない人もいる。診断に踏み切るにはそれだけの理由があるということだけはわかってほしい」と訴える。=つづく
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 ◇絨毛検査と羊水検査
 絨毛検査は妊娠10週以降、胎盤になる前の絨毛と呼ばれる組織を採取し、染色体や遺伝子を調べる。検査が原因の流産率が約1%で、比較的高度な技術が必要とされ、実施施設は限られる。羊水検査は妊娠16週以降、羊水中に浮かぶ胎児の組織を調べる。流産率は約0・5%で、多くの施設で行われている。いずれも費用は15万円前後で全額自己負担。結果が出るまで約3週間かかる。腹部に針を刺すなど検査妊婦の負担が大きい。
 ◇着床前診断
 体外受精によってできた受精卵の遺伝子を調べる。複数の受精卵を調べ、診断結果に問題がないものを子宮に戻す。「生命の選別につながる」と批判があり、日本産科婦人科学会は、重い遺伝病などに限り認めている。法律による規制はない。
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3月29日(木)のつぶやき

2012-03-30 01:19:37 | 花/美しいもの
07:25 from Tweet Button
橋下市長読んでください!② 『在日朝鮮人女性による「下位の対抗的な公共圏」の形成 徐阿貴  | WAN:Women's Action Network t.co/1RJ3J4Zh

07:26 from Tweet Button  [ 2 RT ]
第6回上野ゼミ 書評セッション 古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』 | WAN:Women's Action Network t.co/iClfrVz2

07:27 from Tweet Button
こわかったら、ちょっとだけ目をとじて。『地震の夜にできること。』 松本春野  | WAN:Women's Action Network t.co/FlmuBZvz

20:13 from gooBlog production  [ 2 RT ]
<私の先生>上野千鶴子さん 知的冒険求めるDNA/春の味、花菜。 t.co/oQDOSvLj

22:58 RT from web
@tokaiama 本日3名の死刑が執行されました。著書『死刑』等で一貫して死刑廃止を訴えてきた森の連載です。ご一読いただければ幸いです。【「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と書いた人に訊きたい】 t.co/E07jNOQj
森達也情報室さんのツイート

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<私の先生>上野千鶴子さん 知的冒険求めるDNA/春の味、花菜。

2012-03-29 19:30:09 | ジェンダー/上野千鶴子
昨日、中日新聞の「壮春グラフィティ」の渋谷さんの記事を読んで、
読売新聞を開いたら、なんと上野千鶴子さんの笑顔が目に飛び込んできました。

朝日新聞は「おやじのせなか」に出たばかり、読売のテーマは「私の先生」です。

私の先生 上野千鶴子さん
知的冒険求めるDNA

2012.3.28 読売新聞


毎日新聞の「発信箱」にも上野さんが登場。
最近は忙しくて東京に行く機会がけないけれど、新聞でお会いしてますね(笑)。

  発信箱:踏ん張らない=落合博(論説室)  

 臆病であることを生きる指針にしているという男性と同席した。日露戦争で多くの犠牲者を出した203高地の戦いに加わった祖父は、銃弾が飛び交う戦場でいち早く地面に体を伏せたところに別の日本兵の遺体が覆いかぶさってきたのを幸いに、戦闘が終わるまでじっとしていたという。
 「臆病だったから祖父は生き残れた」という男性にとってスポーツは「嫌な世界」だという。例えば、野球の打席に入った時は死球を恐れずボールに対して体ごと向かっていくことが要求され、臆病でいることは許されないような雰囲気がある。
 柔道事故のシンポジウムで元世界王者の柔道家は、負けたくないと踏ん張ることがけがにつながると自身の経験を基に話した。技をかけられた時、手のひらを内にして甲から畳に落ちるようにすれば、けがは防げるという。そして紹介したのが相田みつをの詩「受身」だった。受け身は人の前で投げ飛ばされて転ぶ練習であり、負ける練習であり、自分のカッコの悪さをぶざまにさらけ出す練習であり、つまり柔道は潔く負けることを教える、という内容だ。
 上野千鶴子氏の東京大学最終講義(昨年7月)のタイトルは「生き延びるための思想」だった。男仕立ての社会のルールを変えないまま、競争に女も平等に参加した結果がどうなったか。24時間働き、国を守るために女も軍隊に行って戦えとなりつつある。それは「私たちの望んだことだったのか」と上野氏は問いかけている。
 スポーツも男性の独占物ではなくなった。喜ばしいことだが、男並みの練習は無月経、骨粗しょう症、摂食障害などに悩み、苦しむ女性を生み出すことになった。
 自分の体と命を守るために時には踏ん張らない。女も男も、そんな生き方があってもいいと思っている。
毎日新聞 2012年3月22日


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夕方、みくさんと健ちゃんがひまりちゃんを連れて遊びに来てくれました。
おみやげは、ゴディバのチョコレート。
食べるのがもったいないようなチョコですが、
ともちゃんは3個、わたしは2個食べてしまいました。
 
おいしーい! だけど残りは冷蔵庫で明日のお楽しみに。

ちょっと出かけた日は、うどんが続きます。
「五郎八」のトン汁うどんと天ぷらとろろ定食のセット。
   
「サガミ」のお値打ち定食。
  

おうちごはんは、春キャベツとキノコのトマトクリームスパゲティ
   
菜花と日野菜の花のお浸し。
   
菜の花

日野菜

マーシュ(コーンサラダ)    春キャベツ
  
畑で出番を待つ春の味覚たち。

そうそう、いつもより遅いふきのとうも出ていましたよ。

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3月28日(水)のつぶやき

2012-03-29 01:21:01 | 花/美しいもの
14:23 from web  [ 3 RT ]
WAN副理事長の渋谷さんの記事、ステキです、WANの紹介も載ってます。★P-WAN女のニュース : <壮春グラフィティ>専業主婦の経験踏まえ 女性の再チャレンジを支援する 渋谷典子さん(2012年3月28日 中日新聞)p-wan.jp/site/modules/b…

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<壮春グラフィティ>専業主婦の経験踏まえ 女性の再チャレンジを支援する 渋谷典子さん goo.gl/rkuxE

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<壮春グラフィティ>専業主婦の経験踏まえ 女性の再チャレンジを支援する 渋谷典子さん blog.goo.ne.jp/midorinet002/e… @midorinet002さんから

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<壮春グラフィティ>専業主婦の経験踏まえ 女性の再チャレンジを支援する 渋谷典子さん

2012-03-28 20:15:02 | ほん/新聞/ニュース
朝起きてすぐ、わくわくと中日新聞を開けました。
友人でWAN副理事長の渋谷典子さんの記事を書かれたのは、友人の稲熊記者。
記事も写真も素敵でかっこいいです。

渋谷さんも稲熊さんも現場で頑張ってるね、と声援を送りながら読みました。

  <壮春グラフィティ>専業主婦の経験踏まえ 女性の再チャレンジを支援する 渋谷典子さん(55)  

 専業主婦だったからこそ、分かること、できることがある-。渋谷典子さんは、専業主婦経験を踏まえて女性の活躍の支援や、男女共同参画へ向けた活動を続けている。

 東京のリース会社に就職した一九七九年は男女雇用均等法施行前。四年制大学を卒業しても、仕事は補助的業務ばかり。「女性は期待されていなかった」。八四年に長男を出産。働き続けたい思いはあったが、八六年の均等法施行直前に退職した。
 商社マンの夫と二人の息子との暮らしを、生まれ育った横浜でスタート。「勉強も仕事もうまくこなせていた」のに、子育ては思うようにならないことばかり。それでも子育て仲間を見つけ、助け合って子育てを楽しんでいた。
 しかし、夫の転勤で広島へ移り住み、社宅に暮らす専業主婦の自分に次第に違和感を覚えるように。夫の帰りは遅く、子育ては孤独。夫は転勤しても会社という所属先があるが、自分は知人もいない。「妻は夫の会社の所属物でしかない」と悟った。「充実感がないとか、仕事をしたいとか思っても、心にしまっておかなくてはならず、つらかった」と打ち明ける。
 九三年、再び転勤で名古屋へ引っ越したが、違和感は募る一方。「自分の人生を生きたい」と離婚を決意した。そのころ、北京で開催された女性の国際会議に思い切って参加。そこで女性学の先駆者に出会い、人生が変わった。「自分のつらさを話していいんだ。私は働いていた方が生き生きできる」。解き放たれたように感じた。
 名古屋で女性に関わる活動を続け、二〇〇五年にNPO法人「参画プラネット」を設立。仕事を辞めた女性の再チャレンジなどを支援する。翌年、名古屋市男女平等参画推進センター「つながれっとNAGOYA」の指定管理者となり、センター長を務める。
 活動の傍ら現在、名古屋大法学研究科の博士課程に在籍。「NPOで働くことはボランティアなのか、労働なのか」といった疑問を出発点に労働法を学ぶ。「社会的な活動は、やりっ放しになりがち。きちんと理論化し、社会に還元していかないと」。苦しみながらも研究を続ける。
 センターのスタッフも、家事や育児、介護との両立をする女性が多く、ワークシェアリングを実践する場でもある。大学院で学んだり、資格を取得したりするスタッフも。互いに高め、刺激を与え合う関係だ。
 「女性も、自分のしたいことができると思えるように」と願い、活動を続ける。 (稲熊美樹



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後半はガラッと雰囲気が変わって、イチョウの木の移植の話題。

ユリノキとイチョウが植えてある畑の南側を造成するので、
イチョウの木を移植することにしました。
ユリノキハは大木なので移植できないし、そのまま残しておく方針。

(2009年秋の紅葉)
どこに植え替えようかと相談して、
家の西側の菜の花の咲いている空き地の境に移植することにしました。

まず、枯れて朽ちてしまった桑の木をブルドーザーで引き抜いてもらいました。



そのまま横に倒して、そこの少し北に深い穴を掘っていきます。


トラックで運んできたイチョウを、慎重に吊り上げて、
植える場所まで運んでいきます。

道中には庭木がたくさんあるので心配だったのですが、そこはさすがプロ、
枝を折ったり踏んだりしないで無事目的地に到着。


イチョウの木は、接ぎ木の部分が大きく育って、
本来の銀杏の部分が倒れて生えてきてしまったので、
まっすぐになるように、少し倒して植えてもらいました。


ブルドーザーで土をかけて、周りを固めて移植完了。



元気に根付いてほしいです。

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3月27日(火)のつぶやき

2012-03-28 01:21:35 | 花/美しいもの
10:55 RT from web
吹田市議会のように議場に国旗を掲揚する条例を提案されようとしている、あるいは提案された自治体議員さんからのメールが届きました。徐々に国旗掲揚が広がっていくことに、何かしらの力を感じます。今だったら「イケイケ」だぞ!っていう感じ。そこに恐れとか危うさを感じるのは私だけではないと思う
いけぶち佐知子 吹田市議会議員(大阪府)さんのツイート

10:55 RT from web
国旗国歌法で国旗を定め、国歌を定めた。そのことをもって、日本人だから、日本の中の吹田市議会の議場だから国旗を掲揚するのだ、そういう一見筋が通っているようで、でもいわば短絡的な発想は危険だと思うのです。
いけぶち佐知子 吹田市議会議員(大阪府)さんのツイート

23:47 from gooBlog production
蜜蜂がむらがるネコヤナギ、ミツマタ、ミモザアカシア blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

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蜜蜂がむらがるネコヤナギ、ミツマタ、ミモザアカシア

2012-03-27 23:12:59 | 花/美しいもの
朝は寒かったのですが、昼間は気温があがり暖かい一日になりました。

日本ミツバチの活動も盛んになり、巣箱からは
ひっきりなしにミツバチが出入りしています。

今一番たくさんミツバチが訪花しているのは、開花が始まったネコヤナギ。
  
百匹くらいは来ているでしょうか、
近づくとブンブンと羽音がします。
  
どのミツバチも両足に黄色い花粉団子をつけていますので、
蜜よりも花粉を集めているみたいです。

甘い香りのミツマタの花にも 
日本ミツバチがたくさん来ています。
  

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しだれ梅が満開になりました。

いつもより遅い春、
待ち遠しかった花の季節が、今年もやってきました。




  



  ヒヤシンス   ハナニラ   ムスカリ
  


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3月26日(月)のつぶやき

2012-03-27 01:20:13 | 花/美しいもの
22:00 from gooBlog production
「おやじのせなか」上野千鶴子さん/「社会をリセットしたい」という不穏な願望? ちづこのブログ No.21 blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

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