みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

文科相発言 異論排除を助長するな/やじ排除発言「表現の自由」の曲解だ/「喘息の薬」治療の主役は吸入ステロイド薬

2019-08-31 21:34:21 | ほん/新聞/ニュース
朝一で岐阜市のかかりつけ医に行ってきました。
やはりぜんそくということで、
吸入ステロイド薬が処方されました。
昨年の10月に使った吸入ステロイドと気管支拡張薬が、
あわせてある配合タイプですが、前とは吸入方法が少し違います。

シムビコートタービュヘイラー60吸入の基本情報
薬局で吸入の仕方の説明がありました。
毎日朝2吸入、夜2吸入が基本で、
発作時に追加で使うこともできます。
いままで飲んでいたフスコデとムコダインはいらないとのことで、
使うのはこの吸入薬だけ。
ステロイドは避けてきたのですが、とてもよく効くので、
まずは、いまの状況を解決することが先決です。
  「喘息の薬」 発作を予防するための薬 

治療の主役は吸入ステロイド薬
喘息治療は気道炎症と気道狭窄(せまくなっていること)をおもにターゲットとしています。
中でも喘息の本態である炎症に対する治療が中心で、強力な抗炎症作用を持つ吸入ステロイド薬が基本となっています。その他に、気管支を広げる長時間作用性β2刺激薬やテオフィリン徐放薬、アレルギー反応を抑える抗アレルギー薬などがあり、状態に応じて吸入ステロイド薬と併用します。

【長期管理薬】
・吸入ステロイド薬
吸入ステロイド薬は強い抗炎症作用があり、喘息治療に欠かせません。
この薬は、ゆっくり、じわじわと効いてくるので効果が出始めるまでに3日~1週間ほどかかり、やめると効果がなくなってしまうので長期間、毎日続ける必要があります。
ステロイドというと副作用を心配する方も多いですが、吸入薬なので気道に直接とどき、内服薬と比べて用いる量が非常に少なくてすみ(約100分の1)、全身への作用が少ない薬剤です。ただし、吸入後は口の中に残った薬を洗い流すためうがいが必要です。

・長時間作用性β2刺激薬
β2刺激薬は気管支を拡張する薬です。効果が速く出る短時間作用性のものは発作治療薬として使われますが、効果が長く続く長時間作用性のものは長期管理薬として毎日使用します。長時間作用性β2刺激薬は吸入薬、内服薬、貼り薬があり、吸入ステロイド薬と一緒に使用します。動悸や手のふるえなどの症状が現れる場合があります。このような症状が出たら主治医に相談しましょう。

・吸入ステロイド薬/長時間作用性β2刺激薬配合剤
吸入ステロイド薬と長時間作用性β2刺激薬が一緒に配合されている吸入薬です。気道の炎症をおさえる効果と、せまくなっている気道を広げる効果が同時に得られます。別々に吸入するより効果が高くなることが分かっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・



夕ご飯は、コストコのアトランティックサーモンとお豆腐。
サーモンはパートナー、豆腐はわたし用。
まだ食べやすいものだけを食べています。

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後半は、埼玉県知事選での街頭演説にヤジを飛ばしたひとが
警察に排除された問題に関しての社説です。

 社説:文科相発言 異論排除を助長するな
2019年8月29日 朝日新聞

 ヤジを飛ばした市民の排除を是認するかのような閣僚の発言は、警察の行き過ぎた実力行使を助長しかねない。到底見過ごすわけにはいかない。

 先日の埼玉県知事選で、応援演説に立った柴山昌彦文部科学相に対し、大学入試改革への反対を訴えた大学生が警官に取り囲まれ、現場から遠ざけられるという事態が発生した。

 柴山氏は一昨日の記者会見で「表現の自由は最大限保障されなければいけない」と述べる一方、演説を聴きたいという聴衆の権利に触れ、「大声を出すことは権利として保障されているとは言えないのではないか」との考えを示した。警察の取り締まりにお墨付きを与えるものと言わざるを得ない。

 政治家による街頭演説は、支持者だけではなく、さまざまな考えを持った幅広い聴衆に向けられるものだ。ヤジも意思表示のひとつの方法であり、これが力ずくで排除されるようになれば、市民は街頭で自由に声を上げることができなくなる。その危うさに、柴山氏は思いが至らないのだろうか。

 大学生が抗議した入試改革は、実施が目前に迫るなか、英語の民間試験導入の全体像が固まらないなど、受験生や保護者らの間に不安が広がっている。「柴山やめろ」「民間試験撤廃」と訴えて排除されたが、柴山氏が懸念する演説妨害にあたるとはとても思えない。

 柴山氏は、「抗議の声をあげる権利は保障されている」とネット上で指摘されると、「大集団になるまで警察は黙ってみていろと?」などとツイッターで反論した。教育行政の責任者としてまずなすべきは、批判に謙虚に耳を傾け、政策に生かすことではないのか。

 先の参院選では、安倍首相の街頭演説でヤジを飛ばした聴衆が排除される事例が相次いだ。

 札幌市では、「安倍やめろ」などと連呼した男性と「増税反対」と叫んだ女性が、それぞれ警官に取り囲まれ、離れた場所に移動させられた。大津市でも、首相にヤジを飛ばした男性が遠ざけられた。

 一連の対応について、政府は「警察の活動は不偏不党、公正中立を旨として行われるべきだ」(菅官房長官)と原則論を繰り返すだけだ。北海道では鈴木直道知事が、警官の行動の法的根拠など事実関係の公表を道警に要請したが、「確認中」などとして明確な説明はなされていない。

 強引な国会運営や説明責任の軽視など、異論を受け止める寛容さを欠く安倍政権の体質が影響してはいないか。そんな危惧を抱かせる柴山氏の今回の発言である。
 


  社説:やじ排除発言 「表現の自由」の曲解だ
2019年8月30日 中日新聞

 選挙の街頭演説にやじを飛ばした人がまた、警察に取り押さえられた。柴山昌彦文部科学相は、やじは「権利として保障されていない」というが、「表現の自由」を理解していないのではないか。
 選挙の街頭演説を、私たち聴衆はひと言も発せず、黙って聞け、ということなのか。
 埼玉県知事選の投開票前日、二十四日夜の出来事である。JR大宮駅近くで自民、公明両党推薦候補の応援演説をしていた柴山氏に対し、「柴山辞めろ」とか大学入試共通テストの「民間試験撤廃」などとやじを飛ばした男性が、埼玉県警の警察官数人に囲まれ、遠ざけられた。
 柴山氏は二十七日、閣議後会見で「表現の自由は最大限保障されなければならないが、集まった人たちは候補者や応援弁士の発言を聞きたいと思って来ている。大声を出したりすることは、権利として保障されているとは言えないのではないか」と県警の行為を擁護したが、「表現の自由」を曲げて解釈しているのではないか。
 もちろん政治活動の自由は最大限尊重されるべきで、公職選挙法は選挙演説の妨害を禁じている。
 しかし、駅前という開かれた場での選挙活動である。そこに集まった人たちには政権の支持者もそうでない人たちもいて当然だ。そうした場でも、政策への賛否を言い表すことは許されないのか。
 埼玉の事例は、やじで演説が続行できなくなるような悪質な行為に当たるとはとても思えない。もし選挙妨害に当たらない段階で、公権力がやじを強制排除したのなら、明らかに行き過ぎだ。
 柴山氏が政治家として語るべきは、警察の介入を正当化することではなく、警察の公権力行使が表現の自由を侵しかねないことへの懸念ではなかったのか。
 七月の参院選でも、札幌市で行われた安倍晋三首相の街頭演説でやじを飛ばした男女が北海道警の警察官らに相次いで排除された。道警は「現場でのトラブル防止の観点から措置を講じた」とするだけで、詳しい説明はしていない。
 政権に異を唱える発言が、トラブル防止を名目に警察に排除される。公権力を行使する立場にある政治家は、表現の自由を尊重すると言うものの、実際に侵されても放置する。こんなことが安倍「長期」政権で続く。
 その背景に、批判や異論に耳を傾けようとしない不寛容な政権の体質があるとしたら、構造的問題であり、根が深い。 


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<どうなる?消費増税>キャッシュレスでポイント還元◆仕組みQ&A

2019-08-30 21:40:31 | ほん/新聞/ニュース
10月の消費税増税が迫っているからか、
昨日行ったマーゴ(イオン)では、
5%OFFのクーポンを使って買い物をしたら、
次回に使える5%引きのクーポン券をもらえました。

9月上旬の3日間ですが、10月までにたくさん買い物して、
ということでしょうか。


今日も午後からぜんそくが出てなかなか治まらず、
夕ご飯は水餃子とヨーグルトなど、
のどの通りがよく食べやすいものだけにしました。

少しの刺激で咳と喘鳴がではじめるのか困りもの。
医療機関がお休みのときにひどくなると心配なので、
明日の午前中に受診しようと思います。

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後半は、
中日新聞生活面の<どうなる?消費増税>。
分かりにくい「キャッシュレス・消費者還元事業」の詳しい説明です。

  <どうなる?消費増税> キャッシュレスでポイント還元
2019年8月29日 中日新聞

 十月一日の消費税増税まで一カ月あまり。政府の「キャッシュレス・消費者還元事業」では、現金以外の「キャッシュレス決済」で買い物をした場合、購入金額の最大5%がポイントとして消費者に還元される。ただ、対象の店や決済方法は登録事業者に限られるなど、仕組みは複雑で、キャッシュレスで買い物をしても還元を受けられないことも。制度を理解し、家計のやりくりに生かしたい。

◆対象の店や決済、確認を
 さまざまなクレジットカードのマークや、スマートフォンを使う「ペイペイ」「オリガミペイ」…。レジ周りには、さまざまなキャッシュレス決済ができることを示す広告が並ぶ。
 国産の鰹節(かつおぶし)や乾物を扱う愛知県一宮市の「安藤鰹節店」。創業百六十年の老舗で、長く現金での支払いしか受け付けてこなかった。だが、客の要望を受けて二年前にクレジットカードを導入。消費税増税のポイント還元事業も見越し、今年から、スマホのアプリで決済するQRコード方式も取り入れた。
 「利用するお客さんは増える一方」。全国商店街振興組合連合会副理事長も務める店主の安藤元二さん(69)は手応えを感じている。客層の多くは五十~七十代で、キャッシュレスを使うのは全体の一割ほどという。
 七月上旬にポイント還元事業の登録を申請。先週、ようやく登録完了の通知が来た。担当の安藤真広店長(37)は「増税までに間に合うのか、と心配した。若い人など新規客の獲得につなげたい」と期待する。
 キャッシュレス決済で買い物をしポイント還元されるのは、事務局に登録した中小事業者の店。経済産業省によると、五月から登録受け付けを始め、申請は八月下旬で約四十三万件。現在は一日一万件ペースで申請が来るという。審査に一定の時間がかかるため、増税に間に合わない店が出る可能性もある。
 大手企業系列のフランチャイズ店も基準を満たせば、2%の還元対象だが、直営店は対象外。このためコンビニやガソリンスタンドなどの業界では消費者の混乱を避けようと、直営店も“自腹”でポイントを還元し、どの店でも同じ恩恵が受けられるようにする動きも広がっている。
 ポイント還元の対象となる店とともに、消費者にとっての関心事の一つが、還元されるポイントが具体的にどのような形で返ってくるか。決済事業者によって対応が分かれている。
 JR東日本は発行するSuica(スイカ)で、運賃や買い物などに使える「JREポイント」として還元する。
 実質的な“値引き”に該当するケースも。決済事業者でもある大手コンビニ三社はレジでの精算時に2%のポイントを発行し、その分を同時に代金から差し引く。三井住友カードやJCBなど複数のクレジットカード会社も決済時にポイント分を差し引いた金額を口座から引き落とす方針。JCBは「ポイントを使わない人もおり、公平性を考えた」と説明する。
 キャッシュレスで高額の買い物を繰り返せばポイントを大量に獲得できるため、政府は決済事業者に還元額などに上限を設けることを要請。上限の設け方は事業者の判断に委ねられ、「毎月の還元額は一万五千円分まで」とするカード会社もある。
 消費者は、どう備えればいいのか。キャッシュレス決済に詳しいファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん(40)は「どのキャッシュレス決済を利用してもお得」と指摘。ただ、対象の決済事業者や店舗は事前に登録を済ませたところに限られ、ポイント還元されない商品もある。「自分の使う決済サービスや店、購入する商品が対象なのかをしっかり確認する必要がある」と注意を促す。
 また、ポイント還元のない大型店の方が、もともとの価格が安い場合も想定される。風呂内さんは「目先のキャンペーンなどに過度に敏感にならず、自分が一番使いやすい方法を選んで」と話す。
 (河郷丈史、植木創太)

◆仕組みQ&A
 Q 「キャッシュレス決済」とは何?
 A 買い物をする際、現金以外で代金を支払うこと。例えば、クレジットカードや、銀行口座から即時に引き落とされるデビットカード、利用前に金額をチャージする電子マネーなどです。スマートフォンのアプリを使う「QRコード決済」もその一つです。

 Q ポイント還元の仕組みは?
 A 消費税が引き上げられる十月一日から来年六月三十日までの九カ月間、キャッシュレス決済で買い物をすると、原則税込みの購入金額の最大5%がポイントとして消費者に戻ります。ポイントは、カード会社などの決済事業者から消費者に還元され、その分を国が決済事業者に補助。店が決済事業者に支払う手数料の三分の一も国が負担します。増税後の消費の落ち込みを抑え、普及が遅れているキャッシュレス化も進める狙いです。

 Q ポイントとは?
 A 決済事業者ごとに内容が異なり、還元の方法や時期はさまざま。従来の独自のポイントサービスに還元分を上乗せし、次回以降の買い物などに使えるようにする方法もあれば、ポイントを代金に充て、実質的に「値引き」するやり方もあります。還元されるポイントは事業者ごとに上限があります。あくまで決済事業者のポイントで、小売店などではありません。

 Q どんなキャッシュレス決済でも使えるの?
 A 登録した決済事業者のみが対象です。十九日現在で登録が済んだ事業者は七百七十五社。利用する事業者のホームページを見たり、問い合わせたりして還元を受けられるかや、還元方法を確認しておくといいでしょう。

 Q ポイント還元を受けられる店は?
 A 中小事業者の小売店や飲食店、宿泊施設などで、資本金や従業員数などの基準を満たし、事業に登録した業者です。コンビニエンスストアやガソリンスタンド、外食などの大手企業系列のフランチャイズ店も基準を満たせば、対象になります。ただ、この場合の還元率は2%です。

 Q インターネットの通販で購入しても還元は受けられるの?
 A 還元事業に登録された店から購入し、登録された決済を使えば、受けられます。

 Q 何を買ってもポイント還元されるの?
 A 幅広く還元対象になりますが、商品券など換金性の高いもの、証券などの金融商品や仮想通貨、すでに減税対策のある新築住宅や自動車、コンビニなどでの収納代行サービスなどは対象外です。

 Q 軽減税率が適用される食料品などにも、ポイントは還元されるの?
 A はい。登録店で、キャッシュレス決済で食料品を買った場合、税込み額の5%か2%のポイントが還元されるため、事実上の“減税”とも言えます。

 Q 対象店はどうやって探したらいいの?
 A 政府は、還元事業のホームページ(「キャッシュレス・消費者還元事業」で検索)で順次、情報を公表し、地図などから検索できるようになるとしています。対象店には共通のポスターが掲げられる予定です。ただ、インターネットの利用環境がない人は情報を得るのが難しく、どの店で使えるのか十分に浸透しないまま、スタートする恐れもあります。 


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激しい咳、ぜんそくに即効性のある漢方薬「五虎湯」と「麻杏甘石湯」/その症状、風邪ではなくて寒暖差アレルギーかもしれません!

2019-08-29 21:45:55 | 健康/くらし/薪ストーブetc
友人が埼玉県のヌエックで開催されている「男女共同参画推進フォーラム」での
フェミニスト議員連盟のワークショップで話をするので電話をしたら、
会場でオンブズ全国大会のチラシを配ってくれるというので、
マーゴまで届けがてら、サイゼリアでランチをご一緒しました。

駐車場が混んでいて、端のほうに止めて暑い中歩いてサイゼリアに行きました。
冷房がめちゃ効いていて、話してるうちに
鼻水だらだら咳が酷くなりはじめました。
話しははずんで楽しかったのですが、
別れてからマーゴで買い物しようと歩いて移動したら、
咳をするたびに、ゼイゼイヒューヒューと喘鳴も出て、
呼吸も苦しくなってきて、めっちゃ焦りました。
寒暖差の激しいところを、行き来したのが引き金になったようです。

マーゴのなかには薬局もあるので、
咳止め薬のコーナーまで何とかたどり着いて、
ぜんそくに即効性がある漢方薬の
「五虎湯(ごことう)」があったので買いました。
急いで一服飲んで、10分ほどイートインコーナーで休んだら、
呼吸が楽になったので買い物して帰りました。

何も薬を持っていかなかったことを後悔。
きょうは幸いなことに薬を買えましたが、
どこでどうなるかわからないので、今度からは必須です。

  五虎湯[激しい咳(せき)] | クラシエの漢方 かぜシリーズ 五虎湯 ごことう 
効能
体力中等度以上で、せきが強くでるものの次の諸症:せき、気管支ぜんそく、気管支炎、小児ぜんそく、感冒、痔の痛み
こんな時・こんな方に
かぜで激しいせきが出るとき / 黄色で粘度が高い痰のからむとき / 運転する方、受験生など薬を服用して眠くなっては困る方
五虎湯とは
「五虎湯」は、漢方の古典といわれる中国の医学書「万病回春(まんびょうかいしゅん)」に収載されている咳止めの薬方です。気管支の痙攣を緩和したり、炎症を鎮める作用があり、顔を赤くしてせきこむような症状や気管支ぜんそくに効果があります。
熱により肺の潤いがなくなっていると考えるので、体が温まるとより症状が悪化する方、冷たいものを好む傾向がある方に適しています。
構成生薬
麻黄 > 杏仁 > 桑白皮 > 石膏 > 甘草 >


常備している麻杏甘石湯も、ぜんそく発作に即効性があります。
とはいえ、
発作が起きると苦しくて、呼吸困難を起こす不安感も強いので、
起きないように予防するのが一番です。

 漢方を理解するための10処方(3)麻杏甘石湯 まきょうかんせきとう

帰ってから、昼食後に飲むフスコデとムコダインを飲んで、
夕食後も喘鳴がある咳がぶり返したので、気管支拡張作用のある薬で対応。
今はおさまっていますが、いつ再発するかわからない不安感は強いです。

今回のきっかけは「軽い夏かぜ」です。
いずれにしても、飲んでいる薬は対症療法なので、
寒暖差やきっかけになることをできる限り避けようと思います。

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  長く続く咳 3週以上ならぜんそくかも  患者の6割が大人/吸入薬で症状改善 
2017/10/14付 NIKKEIプラス1

季節の変わり目は、咳(せき)が止まらず悩む人が増える。風邪やアレルギー反応が原因とは限らない。長く続くなら、ぜんそくの可能性を疑ってみよう。身近な病の実態と対処法を探った。

ぜんそくの正体は、空気の通り道である気道の慢性的な炎症だ。粘膜が常にむくみ、腫れあがって気道が狭くなるため、わずかな刺激にも過敏に反応して、咳や呼吸困難などの発作を引き起こす。

子どもに多い病気という印象が強いが、年齢を問わず発症の可能性がある。高齢者を中心に大人がぜんそくになることも多く、国際医療福祉大学教授の足立満氏は「ぜんそく患者のうち、約6割を占める」と指摘する。

ぜんそくには気道のアレルギー反応で発症するケースと、風邪などのウイルス感染が引き金になるケースがある。「小児で発症するぜんそくの約9割はアレルギーが原因」(足立氏)。ダニやカビ、ペットの毛やフケなどがアレルゲンになりやすい。

大人になってから発症するぜんそくのきっかけで、多いのは風邪だ。風邪による炎症が気道に及ぶことで咳だけが長期間続く「咳ぜんそく」を発症する。放置すると炎症が悪化し3~4割が「気管支ぜんそく」に進行するという。

気管支ぜんそくは咳に加えて、息を吐くたびに喘鳴(ぜんめい)と呼ばれるゼーゼーヒューヒュー音がしたり、呼吸困難になったりするのが特徴だ。「2、3週間ほど咳が続くなら、呼吸器の専門医を受診する方が良い」と日本大学医学部主任教授の橋本修氏は助言する。

風邪など感染症が原因の咳は、大半が3週間未満で自然に治る。一方でぜんそくによる咳は長く続くうえ、何もしないでいると悪化する。ぜんそくにつながる咳を見分けるための手掛かりになる。

咳や息苦しさなどぜんそくの発作は、特に深夜から明け方の就寝中に悪化しやすい。横たわっているより、座る姿勢の方が呼吸が楽になり、咳も治まりやすい。ぜんそくが重症化すると、歩行や階段の昇降といった日常的な動作をきっかけに咳や呼吸困難が起きる。

治療は気道の炎症を抑えて発作を防ぐ「吸入ステロイド薬」と、呼吸を楽にする「気管支拡張薬(ベータ刺激薬)」で症状をコントロールするのが基本。現在は2つの薬の配合剤が主流だ。

「効果が高く副作用が非常に少ないので、安心して長く続けられる」と足立氏。口から微細な薬を吸うため、内服ステロイド薬の約100分の1の成分量にとどまる。吸入ステロイド薬の登場以来、ぜんそくの死亡率は激減したという。

数日から2、3週間の吸入で咳などの発作は収まる。ただ気道の炎症は残っているので「自己判断で薬を中断せず、医師の処方にしたがって吸入を続けることが改善への近道」(橋本氏)。

一時的に発作が治まっても、環境の変化や刺激を受けることで繰り返し発症しがちだ。再び起きた発作が炎症を悪化させ、さらに気道が敏感になるという悪循環を招くので注意したい。

寒暖差が大きい季節の変わり目や台風などによる気圧の急変、エアコンなどの冷気、タバコや線香の煙、香水、風邪などが引き金になりやすい。自分の発作のきっかけを記録することで見極めて、予防につなげよう。「特に喫煙や副鼻腔(びくう)炎、肥満などはぜんそく悪化の要因になる」(足立氏)

「大人のぜんそくは、完治することがほとんどない」と橋本氏。「高血圧や糖尿病のように、良好な状態にコントロールすることが大切」と心得て対応したい。
(ライター 結城 未来) 


  その症状、風邪ではなくて寒暖差アレルギーかもしれません!

季節の変わり目は体調の変わり目
近年注目を集めている不調として、「寒暖差アレルギー」というものがあります。寒暖差アレルギーは医学的には「血管運動性鼻炎」といわれ、厳密にはアレルギーではなくアレルギーに似た症状とされます。ウイルスや細菌が入り込んで増殖することで起こる風邪や、アレルゲンとなる花粉に反応して症状があらわれる花粉症に対して、寒暖差アレルギーはその名のとおり、気温の大きな差によって起こります。

暑い夏が終わり、ようやくおだやかな秋の陽気を楽しめる……と思いきや、2017年の秋は、秋雨前線や台風の影響でくもりや雨の多い陽気となりましたね。夏に続いて日照時間も少なめで、どんよりと暗い空を見ることも多く、雨が連れてきた寒気によって急激に寒い日が増えてきています。そうかと思えば真夏日のような暑さが突如復活したり、不安定な天候が続いています。

そんな季節の変わり目はもともと体調をくずしやすいものです。代表的な症状としては、頭がきりきり痛んだり重い鈍痛を感じるといった頭痛や、風邪をひいてせきや鼻づまりに悩まされるといったものがあります。眠れなくなったり倦怠感を感じたり、肌荒れがひどくなるというケースも多いのです。そして、不調を感じるのは身体的なものばかりではなく、気分が落ち込んだり情緒不安定になったりといったように精神的な不調があらわれることもあります。

同じように、季節の変わり目に起こりやすいのが花粉症です。花粉症といえば冬から春に移り変わる時期に起こるイメージが強いですが、花粉症の原因となる植物はほぼ1年を通じて存在しており、その花粉も飛散しているのです。その花粉が、春以外の季節にも花粉症を引き起こしているというわけです。

そんな季節の変わり目に不調を感じると「風邪を引いてしまったかな」と思ったり、鼻づまりが続くと「ついに花粉症になってしまったのか」と思う方が多いもの。しかし、体調不良の原因はそれらばかりではありません。「寒暖差アレルギー」の可能性もあるのです。

寒暖差アレルギーとは
前述したとおり、寒暖差アレルギーとは医学的には「血管運動性鼻炎」といわれ、アレルギーに似た症状を起こすもの。気温の差が大きくなると症状が現れます。

昨日まで暖かかったのに今日になって冷え込みが強くなった、というように大きな寒暖差が生じると、体温調節をするための血管の収縮が追いつかず、自律神経が異常をきたしてしまいます。自律神経が正常に機能する気温差は7度までといわれており、気温差がそれ以上になると寒暖差アレルギーが起こりやすくなるのです。

主な症状としては、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、じんましん、食欲減少といったものがあります。こうした症状から風邪や花粉症が疑われがちですが、実は寒暖差アレルギーからきている可能性があるのです。鼻の症状が起こりやすくなるのは、鼻の血管が気温の変化に敏感だから。血流をよくして冷えた鼻を温めようとするあまり、血管が拡張して腫れてしまうのです。これによって、鼻がつまりやすくなったりくしゃみが出たりすることになります。

自律神経は体のさまざまなところに影響を及ぼす存在であるため、鼻以外にも、イライラしたりストレスを感じることが多くなったり、食欲が落ちたり、反対に不眠や落ち込みが増えるといった症状があらわれることもあります。

どういう人がなりやすい?
寒暖差アレルギーになりやすいのは、成人女性といわれています。男性に比べると女性は筋肉量が少なく、それだけ体内で熱を作り出す力が弱いので、寒暖差を生み出しやすくなるためです。女性に冷え性が多いというのと同じような状況が、寒暖差アレルギーの原因にもなっているのです。特に、あまり運動をしていない女性は筋肉が少なくなる傾向にありますので、寒暖差アレルギーにつながりやすくなります。

加えて、自律神経が不安定な状態にある場合も要注意です。先に述べたように、自律神経は体温調節に影響する重要な部分。その働きが不安定であれば、それだけ異常をきたしやすくなるのです。

寒暖差アレルギーの症状自体は風邪や花粉症とよく似ていますが、熱が出るわけではないことと、寒暖差アレルギーによって生じる鼻水は透明であることが主な違いです。また、目の充血がみられない場合も、寒暖差アレルギーの可能性があります。

どうすれば予防できる?
寒暖差アレルギーを引き起こさないための予防策としては、「大きな寒暖差を生み出さないようにすること」が最も重要です。寒い日には重ね着や防寒グッズなどを使って温めるようにしたり、反対に少し暑いと思ったら薄着にしたり適度に冷やすなど、体が寒暖差をなるべく感じないで済むような対策をとります。季節の変わり目は服装選びが難しいですが、こまめに脱ぎ着ができるようなアイテムを用意するといいでしょう。

また、体温調節をスムーズにするために、筋肉量をキープして基礎代謝を上げ熱を生み出しやすくすること、血流をよくすることなども大切です。そのためには、バランスのよい食生活で筋肉やエネルギーの源になる栄養を摂取し、生活のなかに適切な運動をとりいれましょう。体が温まるものをとったり、お風呂で浴槽に浸かって体を温めるといったことも有効です。

運動や入浴はリラックスにもなり、自律神経の安定にもつながるというメリットがあります。その点でいえば、ストレスを溜め込まない生活を心がけたり、早寝早起きで生活の整えるといった対策もいいでしょう。

季節の変わり目は、心も体も不安定になりがちです。とはいえ、毎日を忙しく過ごすビジネスパーソンは、ちょっとした風邪では休めないということもしばしば。「なんとなく気になる不調があるけど原因が思い当たらない」「体調不良が長引いているような気がする」「熱もないのにずっと体調が悪い」といったような不安が続いているという方も少なくありません。

もし気になるようであれば、内科で診察を受けたり、耳鼻科でアレルギーの検査を受けてみましょう。風邪やインフルエンザなどの疾患にかかっているのであれば診察で判明するでしょうし、アレルゲンとなるものが見つかった場合は、その原因物質によるアレルギーであるかもしれません。そうしたことがなければ、その症状は寒暖差アレルギーによるものである可能性が出てくるのです。

寒暖差アレルギーは自律神経の乱れから生じる症状で、病院を受診しても根本的に治療する薬といったものはありません。しかし、診察によって寒暖差アレルギーの可能性を突き止め、自己管理で体調や自律神経を整えることができれば、体調の回復に大きくつながるでしょう。反対に、診察を受けずに自己診断で適当な薬を飲んでしまうのは危険ですし、放置していても症状が改善するとは限りません。病院では、一時的に症状をやわらげる薬を処方してもらうことも可能です。

ビジネスパーソンは体が資本、フリーランスや個人事業主、経営者として働く方は特に、健康は何より重要なものです。「季節の変わり目は体調を崩しやすい」ということを何となく理解しているだけでなく、具体的にどういう症状があり、それにどう対処すればいいかを知っておくだけでも、季節の変わり目対策はかなりとりやすくなるでしょう。
(株式会社みらいワークス Freeconsultant.jp編集部)


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安心の底上げを図れ 年金制度の将来/年金財政検証  厳しい見通し直視せよ/低給付世帯の対策急務

2019-08-28 21:21:57 | ほん/新聞/ニュース
風邪をひいたらしくて、一週間ほど前から咳が続いている。
ときどきゼイゼイするので、去年の秋のように
夜に喘息が起きないか、けっこうひやひやしています。
薬はできるだけ減らしたいのですが、
背に腹はかえられずフスコデとムコダインを飲んでいます。
ということで、
夕食は簡単にできるもの。
スライサーでキュウリの千切りをつくって、
缶詰の鶏むね肉を乗せて、トマト裂けるチーズをトッピング。

コストコの冷凍水餃子を茹でて水で冷やしてお皿にとり、、

玄関に置いてあった黒豆の枝豆も蒸し煮に。

明日の朝食のおかずも兼ねて寿司揚げも炊きました。


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後半は、
「公的年金の財政検証」のこと。
将来はより厳しい状況になるのは、明白である。

  社説:安心の底上げを図れ 年金制度の将来
2019年8月28日 中日新聞

 将来の公的年金の財政見通しを示す検証結果は、年金額の目減りをあらためて示した。少子高齢化を乗り越える知恵を集め、安心の底上げを図りたい。
 五年ごとに実施される財政検証は年金制度の健康診断に例えられる。今回の検証結果は政府に言わせると「とりあえず大丈夫」だろうか。
 だが、それは年金額の目減りと引き換えに制度を持続できるという見通しだ。

続く受給額の目減り
 年金制度は、現役男性の平均手取り収入の五割を給付額として最低保障することを国民と約束している。それが百年先まで可能かを見通すのが財政検証だ。経済成長が進むケースから進まないケースまでの六通りで試算した。
 まず、五年後の次の検証時には六割程度を保障できると試算。その上で経済成長が進む三ケースでは将来にわたり制度を維持できる結果となった。
 制度は現役世代の賃金が財源となるため経済動向の影響を受けるが、将来それがどうなるか分からないのも事実だ。
 実際、五年前の前回検証で想定した前提と比べると物価や賃金は伸び悩んだ。一方、高齢者など働く人は想定より増えて制度の支え手は増えた。積立金の運用利回りも上昇した。あくまで検証結果は将来を考える目安と理解したい。
 問題は別にある。
 制度を維持する仕組みだ。
 政府は二〇〇四年の制度改正で考え方を大きく変えた。それまでは必要な年金額を賄うために現役世代が払う保険料を決めていた。それでは増える高齢者の年金を支える現役世代の負担が大きくなるため、保険料に上限を設け、そこから得られる財源の枠内で給付を賄うことにした。

給付を増やす改善策
 そのため年金を受け取っている高齢者の給付を物価や賃金の伸びより抑える仕組みが導入されている。今回の検証でも今後三十年近く給付抑制を続けないと制度を持続できない結果となった。しかも想定通りに抑制できての試算だ。
 また、政府が約束する最低保障額自体も十分な額かどうかは議論がある。抑制の仕組みは将来世代の年金財源を確保するためには致し方ないが、受給者の生活はとても「百年安心」とは言い難い。
 政府は、制度の健全性だけを言うのではなく、制度が抱える課題も丁寧に説明すべきだ。課題解決への努力なくして制度への不安はなくならない。
 その課題とは年金額を今後、どう増やしていくのかだ。検証では将来の年金水準を底上げする改善策も試算した。
 現在二十~六十歳まで四十年間となっている基礎年金(国民年金)加入期間の四十五年への延長、働くと年金が減る在職老齢年金制度の見直し、厚生年金加入年齢の七十歳以上への引き上げ、厚生年金の加入対象者拡大などだ。
 いずれも将来の年金水準の引き上げ効果がある。制度改正を求める。特に厚生年金の対象拡大は非正規で働く人の無年金・低年金対策になる。大胆に進めるべきだ。
 職場の厚生年金に加入できない非正規の人は自ら国民年金に入るしかないが、年金額は不十分だ。厚生年金に加入できれば保険料負担は減るし年金額は増える。
 そのため政府は加入要件の緩和を順次進めている。だが、一六年の緩和で対象となった人は約四十万人程度だった。今回の検証では千五十万人に広げると一定の年金水準引き上げ効果が示された。
 対象拡大には保険料負担が増える企業の理解が不可欠だ。加入できる職場は人材確保につながるなど、企業側の利点も含め政府はその必要性を粘り強く説くべきだ。
 ただ、これらの改善策は将来年金を受け取る世代が対象だ。今、受給している高齢者の生活をどう支えるかも忘れてはならない。
 高齢化は長寿化も同時に進む。老後が長くなり年金受給期間は延びている。加えて現役世代の減少である。年金だけで長い老後を支えることは無理があるだろう。

支援に複眼の知恵を
 やはり高齢でも働きたい人が働ける環境の整備は欠かせない。企業には高齢者が能力を発揮できる職場づくりに知恵を絞ってもらいたい。政府の後押しも当然だ。
 働けない人への支援策も考えねばならない。低年金の人には10%に引き上げる消費税の財源を使い、十月から最大月五千円を給付する制度が始まる。その拡充も検討に値するのではないか。
 安価な住宅供給や住宅手当の給付など支援策は複眼で考えたい。
 人口減社会では負担増や給付減など国民に痛みが伴う社会保障制度の改革は避けて通れない。
 政府は、負担を分かち合う社会の将来像を示す責任がある。 


 社説:年金財政検証  厳しい見通し直視せよ 
京都新聞 2019年08月28日

 公的年金制度は持続できても、受給額の目減りは避けられない。
 そんな現状を改めて突きつけられたのではないか。
 公的年金の長期見通しを試算した5年に1度の年金財政検証の結果を厚生労働省が公表した。
 経済成長と就業が進む「標準的なケース」で、現役世代の手取り収入に対する給付水準(所得代替率)は現在の61・7%から2047年度に50・8%で下げ止まる。
 5年前の検証結果と同様、経済成長すれば政府が約束した「代替率50%」は維持できる試算だ。
 ただ、モデル世帯の年金の実質的価値は2割近く減少、基礎年金(国民年金)部分に限ると約3割も低下する。
 経済が順調に伸びるなどとする前提に対しては「楽観的すぎる」との指摘もある。試算した6通りのケースのうち、低い経済成長を前提とした3ケースでは、代替率が50%を下回った。
 賃金や物価の伸びより給付額を低くする「マクロ経済スライド」で給付水準は目減りしており、老後生活への影響は大きい。年金受給の将来見通しの厳しさを、しっかり受けとめねばなるまい。
 今回の検証でも、今後に制度の見直しを進めた場合のオプション試算を行っている。
 会社員らが加入する厚生年金の適用範囲を広げてパートなど短時間労働者を加入させたり、加入期間を現在より5年延長したりした場合、給付水準は一定程度増加するとの結果が出た。
 厚生年金の財政は保険料収入増で改善し、厚生年金に移る人が増えることで国民年金の積立金を分け合う人数が減って国民年金の財政も好転するという。
 受給開始時期を75歳まで遅らせて働き続ければ、65歳までと比べて給付水準が最大1・7倍になるとの試算も示した。
 保険料を払う人を増やし、高齢者により長く働いてもらうことで、年金制度の「支え手」を広げようとの意図が読み取れる。
 少子高齢化が進む中、制度の維持には負担と給付のあり方を見直していくことは避けられない。
 ただ、厚生年金の対象拡大では保険料を折半している企業への説得が欠かせない。就職氷河期世代が非正規雇用のまま老後を迎えることも想定した制度設計も要る。
 持続可能な年金制度は政治の責任だ。今回の財政検証を受け、政府は高齢者が直面する生活実態をふまえた議論に腹を据えて取り組んでほしい。
[京都新聞 2019年08月28日掲載] 


 社説[年金の財政検証]低給付世帯の対策急務 
2019年8月28日 沖縄タイムス

 老後の生活の柱になる公的年金の長期的な見通しを試算する財政検証は、モデル世帯の年金水準で約30年後に2割近く目減りする結果になった。基礎年金(国民年金)部分に限ると約3割低下する。
 現役世代の平均手取り収入に比べ、月額でどれだけの年金を受け取ることができるかの割合を示す「所得代替率」は現在の61・7%から50・8%に下がる。政府は「代替率50%維持」を掲げ、制度は持続可能としている。
 だが、給付水準の目減りは老後生活に大きく影響する。とりわけ低年金で暮らす人の生活を直撃するのは必至、弱者保護の対策が欠かせない。
 財政検証は将来の若者と人口比率がどう変わるか、女性や労働参加の進み具合、経済成長の見通しなどを踏まえ、約100年間の公的年金の財政状況や給付水準がどうなるかを試算している。5年に1度検証し、少子高齢化問題などに直面する年金制度の「健康診断」とされる。
 公的年金は現役世代の納める保険料と税金が主な財源で、現役世代から高齢者へ「仕送り」する仕組みだ。このため支える側と支えられる側の人口比率や経済状況を受けた賃金水準の変化が年金の財政、給付に影響する。
 検証では他に(1)会社員らが入る厚生年金の適用対象の拡大(2)働いて一定収入がある人の年金を減額する「在職老齢年金制度」の廃止・縮小(3)受給開始の選択幅を75歳まで拡大-などを実施した場合の影響を見る「オプション試算」も出した。保険料を払う支え手を増やし、年金額を確保する狙いを示している。

    ■    ■
 急速な少子高齢化の進行で現役世代は減り、年金を受け取る高齢者は増える。年金制度を維持するために政府が導入したのが「マクロ経済スライド」。賃金や物価の伸びより抑制するため、給付水準は目減りしていく。
 モデル世帯の夫婦2人の厚生年金は2019年度は22万円だが、検証結果では47年度に24万円となった。額面上は増えるが、物価や賃金の上昇で所得代替率は下がる。国民年金は、19年度は13万円だが、47年度は12万4千円に減る。自営業や短時間労働者など国民年金のみ受給する人は大きな影響が出る。
 政府は財政検証を基に9月から制度の安定化や低年金者の対策など改革論議を本格化させ、来年度の通常国会に改正法案を提出する予定だ。
 年金制度の維持と高齢者が安心して暮らせる給付額のバランスをどうとるか-が問われる。

    ■    ■
 県内の高齢者の現状は厳しい。2017年度の月平均給付額は厚生年金で12万5338円。国民年金は月5万2134円で47都道府県の中で最低になっている。全国で最も所得が低く、貧困率も全国一高い。非正規労働者が多い労働環境を考えると、今後の目減りの影響は深刻だ。
 老後に2千万円の蓄えが必要とした「老後2千万円問題」で年金制度への不安が広がった。政治の出番である。年金制度をどう持続可能なものにするか、与野党とも知恵を出して議論すべきだ。


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<知って闘うアレルギー>被災時どうしのぐ/若あらめと枝豆がんも。クルミ酢味噌も。

2019-08-27 21:04:18 | ほん/新聞/ニュース
先日、モレラに行ってきました。
ちょっと遠いのですか、豆蔵の大豆製品が美味しいので、
ときどきにお揚げとお豆腐を買いに行きます。

豆蔵のほかにも、全国から届いた食品のお店があって、
「若あらめ」を半額で購入。

ワカメよりも堅くてあらいので「あらめ」。
フコイダンが多いそうです。

食べやすく切って密閉袋で保存。
水に10分ほど浸けると簡単に戻るので、
さっそく食べてみました。
  
豆蔵では、いつもものお揚げと豆腐のほか、
割引コーナーにあった「枝豆がんも」も購入。

更科の冷やしたぬきのたれで
ふっくらおいしく炊けました。、

お隣の魚屋さんでは「ウナギのかば焼き」。

クルミをすり鉢でつぶして赤味噌で和えて、
クルミ酢味噌を作りました。
  
海藻にかけたり、野菜のディップにするとおいしいです。

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後半は、
中日新聞生活面の<知って闘うアレルギー>。
災害時に準備するアレルギー患者用の避難グッズのことです。

ちょうど風邪をこじらせて咳が長引いているので、
外出時に起きる「ぜんそく対応グッズ」の参考になります。

  <知って闘うアレルギー> 被災時どうしのぐ
2019年8月27日 中日新聞

 9月1日は防災の日。生活環境の影響を受けやすいアレルギー患者は被災時、避難所で出される食事が食べられない、湿疹が悪化するなどさまざまな問題を抱える。特に弱い立場に置かれるのが、自分の病状を説明するのが難しい子どもたち。「普段から災害時の備えをしてほしい」と専門家らは言う。 
 岐阜市の長良医療センターで九日にあったアレルギーの勉強会。参加したのは食物アレルギーのある小学生ら二十人だ。胸には卵や乳製品などそれぞれのアレルギーの原因となる食材を記した名札代わりのカード。認定NPO法人「アレルギー支援ネットワーク」(名古屋市)が作った。
 会では、管理栄養士がどんな原材料や添加物が含まれているかを示す食品表示の見方を説明。参加者は表示を確かめながら用意されたアルファ化米や菓子、アレルギー対応食など六種類の食品から、自分が食べられるものを自分のリュックサックに詰めていった。
 同センターでは二年前から、年に三回、勉強会を開いているが、子ども向けは初めて。災害時は親と子がしばらく離れ離れになる可能性も少なくない。「自分で身を守れるように」と、岐阜県内の二つの患者団体が中心になって催した。

◆吸入器や薬品も
 この日は、避難グッズの例を示した一覧表も配られた。会を企画した団体の一つ、大垣市の「西濃アレルギーの会Hug」代表、樋口あゆみさん(40)が作ったものだ。載っているのは、下着やマスク、水といった一般的に必要な品に加え、ぜんそくの吸入器、薬など計四十四点。必要なものを子どもに自分で考えさせるのが目的だ。

◆背負える重さに
 皮膚を清潔に保つのが大事なアトピー性皮膚炎なら体を拭くシート、アナフィラキシーを起こす恐れがある子は自己注射薬「エピペン」という具合だ。ただ「自分で背負える重さにするよう気を付けて」と樋口さん。食品や薬の期限が切れないよう「年二回は中身の点検を」とも呼び掛ける。
 災害時のアレルギー患者に目が向き始めたのは、二〇一一年三月の東日本大震災から。当時、日本小児アレルギー学会は、患者の家族や周囲、行政向けに対応策をまとめ被災地に届けた。作成に携わった名古屋医療センター小児科医長の二村昌樹さん(45)は「重症の場合を除き、アレルギーはすぐに死と結びつかないため軽視されやすい」と指摘。「現場が混乱する中、一般の支援物資に紛れ、アレルギー対応食が患者に届かない例もあった」と振り返る。

◆自助で乗りきる
 アレルギー対応食を備蓄している自治体もあるが、発生から約一週間は行政の支援にも限界がある。二村さんは「その間は自分の備えで乗り切る『自助』が大事」と強調する。
 昨年七月の西日本豪雨では猛暑に加え、断水が被災者を襲った。入浴やシャワーで肌を清潔にし、薬を塗ることが必要なアトピー性皮膚炎の患者は、症状が悪化する人が続出した。支援物資を送ったアレルギー支援ネットワークの常務理事の中西里映子さん(62)は「季節に合わせて備えを見直すことも大事」と話す。例えば、アトピーの場合、夏はたたくと冷たくなる保冷剤がかゆみを抑えるのに役立つ。アトピー対策で二村さんが勧めるのはせっけんとビニール袋だ。少量の水とせっけんを入れて振れば体を洗う泡ができる。
 関心の高まりとともに、さまざまな団体がマニュアルを出す中、日本小児アレルギー学会はホームページで情報を厳選したパンフレットを掲載している。備えあれば憂いなしだ。
 (小中寿美) 


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新学期を前に 居場所は学校以外にも/子どもの変化、気付いて・・・/高砂百合が咲いています。

2019-08-26 20:49:06 | ほん/新聞/ニュース
夕方キンリョウヘンの水やりに庭に出たら、
タカサゴユリ(高砂百合)が咲いていました。

タカサゴユリは鉄砲百合にそっくりですが、
元は台湾から来た外来種とのこと。

 タカサゴユリとは?その特徴や日本の原種まで解説!テッポウユリとの違いは?(くらしーの) 

朝晩はすこし涼しくなりましたが、

夏の猛暑で桃や桜は葉が変色して落葉しはじめています。

先月末に干したネギは、根が乾いていますが、

葉は起き上がってきて、元気に生きています。

干しネギ栽培は、うまく成功しそうです。

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  社説:新学期を前に 居場所は学校以外にも  
2019年8月23日 中日新聞

 もうすぐ夏休みが終わり、新学期が始まる。学校に行くのが憂鬱(ゆううつ)な事情を抱える子どもたちの心模様を考えると心配な時期でもある。助けを求めていないか。心の声に耳を澄まし、見守ろう。
 夜間中学の教員や弁護士ら、不登校となった子どもたちと接している関係者は、学校が学力ありきの序列化や競争の波にさらされ、息苦しい場所になっているのではないかと懸念している。
 端的な例は全国学力テストだ。文部科学省は昨年度から成績公表を一カ月前倒しして七月末とした。学校が夏休み中に分析し、二学期からの授業の改善などに生かすことを期待している。
 大阪府の吉村洋文知事は、自身が三月まで市長をしていた大阪市の小学校国語の平均正答率が政令市中最下位だったことを理由に今夏の賞与分を寄付すると表明した。校長や先生たちには心理的な圧力となっているのではないか。
 学力は、自治体トップや学校のために向上させるものではなく、子どもたちの人生を豊かにすることが本来の目的のはずだ。本末転倒とならぬよう、まずは夏休みの思い出に耳を傾ける余裕を持って子どもたちを迎えてほしい。
 いじめなど悩みを抱えた子どもたちは誰にも相談できず、命を絶つしかないと思い詰めてしまうこともある。教育評論家の武田さち子さんは要注意サインとして、発熱や胃痛などの原因不明の体調不良が続いたり、昔のアルバムを引っ張り出したり思い出話をしたりするなどの行動を挙げている。
 自殺した子の遺族からは、他人の視線を気にするようになっていたという話も何度か聞いたという。強い不安の反映とみられる。
 周囲に気を使い、変化を感じさせない子もいるだろうが、もしサインに気付いた時には言葉に出して心配していることを伝えることが大切だ。じっくり話を聞き、安全確保策を探る。学校以外の居場所を選択することも一つの道だ。
 二〇一六年に成立した教育機会確保法では、子どもたちの休養の必要性を認め、学校外での学習の機会が得られるよう、子どもやその親に必要な情報を提供することを国や地方自治体に求めている。
 悩んでいる子どもたちは、周囲にSOSを伝えたうえで、心のエネルギーをためるための時間を確保してほしい。学校でなくてもいい。笑顔でなくてもいい。いいことも悪いこともある長い人生の一日一日をまずは生きてみよう。


 子どもの変化、気付いて 夏休み明け自殺増傾向
2019年8月24日 大阪日日新聞

 夏休みが終盤に差し掛かり、多くの学校で間もなく2学期が始まる。学校生活が再開する夏休み明け前後は、18歳以下の子どもの自殺が増加する傾向があるといわれる。社会心理学の専門家は「子どもたちの言葉を丁寧に聞いてほしい」と呼び掛ける。
「子どもたちとじっくり話してほしい」と呼び掛ける太田教授=奈良市の奈良大
 内閣府によると、1972~2013年の42年間で、18歳以下の子どもの自殺は1万8048人。自殺した日を分析すると、9月1日が131人で突出していた。9月2日は94人、8月31日も92人で多かった。
 警察庁と大阪府警本部の統計によると、18年の府内の自殺者は全体で1275人。1998年に2千人を超えてから横ばいで推移し、11年から減少傾向となっているものの、依然として1日に3人以上が自ら命を絶っている。このうち20歳未満は33人だった。
 府は18年から、若者になじみのある無料通話アプリLINE(ライン)を使用した電話相談を受け付けるなど、対策を講じている。
 奈良大社会学部教授で、公認心理師の太田仁さん(63)は「悩みを抱えている子どもは、お盆明けから様子が変わる」と指摘する。

 長期の休みになる夏休みは、学校でのいじめや悩みから離れられるが、新学期が近づき楽しい時間が少なくなるお盆明け頃から、子どもに変化が現れるという。
 楽しそうにしているが、時折不機嫌になったり、話し方や行動がぶっきらぼうになる。「夜に寝られなくなる子どももいて、不安を感じているサインだ。変化に一番最初に気付くことができるのは親。気が付いたら子ども本人に直接聞くのが大切」と太田さんは力を込める。
 子どもとの対話は、Tell(話す)▽Ask(尋ねる)▽Listen(傾聴)▽Keep Safety(安全を確保する)-の「TALKの原則」が重要になると言い、「『死んでしまいたい』と思っていないか、はっきりと聞くこと。自殺は発作的にやるので、1人にしない。一緒の部屋で寝ることも効果がある」と話す。
 「生きたいけれど、死ぬしかないという思いが自殺の燃料になる。子どもたちには『つらさ』『寂しさ』『しんどさ』を口に出してほしい。子どもたちの言葉を親は受け止め、子どもの苦しみを見誤らずに専門家へつないでほしい」と訴えた。


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表現の自由 守り続けていくために/不自由展中止、作家ら招き10月に討論会 県知事が表明/キュウリのきゅーちゃん漬け

2019-08-25 17:35:44 | ほん/新聞/ニュース
キュウリがたくさん採れたので、
キューちゃん漬けを作ることにしましょう。

このキュウリは漬物にするとおいしいスーヨー系の品種。
形も曲がっているのでいるので、細いところはぶつ切り、
太いところは半分に切って種を出します。
塩を振って少しおいてから水で洗って
塩気を取ってから調味液に漬けます。  
  
調味液は酢としょうゆとを半々、
粗糖を大さじ一杯くらいとお酒を入れて煮立たせます。
底にキュウリを入れてかき混ぜてなじませ、
キュウリをざるに上げて、汁だけに詰めます。
これを三回ほど繰り返すと、じょじょにキュウリに味が染みてきます。

調味液がほとんどなくなったら、鍋ごと冷やします。

ぱりぱりの、自家製キューちゃん漬けのできあがり。
冷蔵庫に入れておけば二週間ほどは持ちます。
市販品より塩分も薄くて、キュウリは無農薬、
もちろん無添加で、おいしいです。

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後半は、
河北新報の社説「表現の自由 守り続けていくために」を紹介します。

  社説:表現の自由 守り続けていくために
2019.8.25 河北新報 

 騒動は収まる気配をみせていない。愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」である。この中で開催されていた企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題だ。
 元従軍慰安婦をモチーフとした「平和の少女像」や、昭和天皇とみられる人物を扱った作品などに電話やメールで抗議が殺到したことが影響した。
 中止は「表現の自由」を侵害する問題をはらんでいる。
 中止に抗議するため、企画展以外に出展していた外国人作家8人が20日から展示をとりやめた。日本ペンクラブ、日本美術会、日本劇作家協会、美術評論家連盟、憲法学者なども声明を出している。
 「政治的圧力で検閲」「社会から表現や言論の自由が失われる」「圧力や脅迫への屈服は表現の自由に対する重大な侵害」。いずれも深刻な危機感を示している。考えなければならないことは多い。

<多様な声の大切さ>
 問題を整理したい。
 まず中止の判断についてだ。実行委員会の会長を務める大村秀章・愛知県知事は、テロの予告や脅迫とも受け取れる内容があったことから、「安全な運営」を優先して中止を決めたとしている。
 表現を暴力でやめさせようとする行為は看過できない。愛知県は「ガソリンを散布して着火する」といった770通のメールについて、威力業務妨害容疑で警察に被害届を提出している。
 企画展はほかの公立美術館などで展示を拒否された作品などを集めた。抗議は想定されていた。作者が作品をみる人に何を訴えて、考えてほしいのか―。十分に説明することが必要だったはずだ。
 芸術監督を務めるジャーナリスト津田大介氏らの準備不足は否めない。結果的に作品のイメージだけが伝えられて言葉の暴力を招き、冷静な論議の妨げになった。企画展の中止は、出品していたほかの作品の表現の場も奪った。
 同様の失敗を繰り返さないために客観的な検証が欠かせない。
 次に政治家の介入だ。河村たかし名古屋市長は慰安婦問題が「事実でなかった可能性がある。日本の主張とは明らかに違う」などとして展示中止を要求した。菅義偉官房長官は文化庁の補助金交付を慎重に判断する考えを示した。
 政治家が自身の考えに合わない表現を規制すれば自由は失われる。憲法で禁じられている検閲にもつながりかねない。
 税金を負担している国民の中には多様な考えがある。国の主張に賛同する人も批判する人もいる。公金支出の展示会だからこそ、あらゆる意見を反映したものでなければならない。河村市長らの主張や中止要請は容認できない。

<意見交換の意義> 
 「表現の自由」の本質を示す有名な言葉がある。
 「私はあなたの意見には反対だ。だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」―。フランスの思想家ヴォルテールのものとして広まっている。
 多様な意見を持つ人々が論議し、少数意見に目を配りながら、より適切な施策をつくりあげていく。これが民主主義である。
 今回は刑法に触れないまでも、展示の中止を強固に求める電話やファクスが大量に寄せられた。このことをどう考えるのか。
 阪口正二郎・一橋大教授は「抗議した人は表現の自由を行使しながら、相手には表現の自由の行使を認めない。こんな不寛容な行為がまかり通れば、自由や民主主義は失われる」と指摘する。
 従軍慰安婦問題や元徴用工訴訟などで悪化する日韓関係の影響を受け、韓国の主張に不愉快さや怒りを感じる人も少なくないだろう。一方で主張を聞き、問題を考えたい人もいる。展示会は、そうした契機にもなったはずだ。
 憲法学者の故奥平康弘さんは著作「なぜ『表現の自由』か」の中で、海外の論文を引用しながら表現の自由の意義を説いている。
 「情報の交換が確保されていることが(個人が)知識を高め真理を発見するのに不可欠である」と。意見交換が抑圧されると「理性的判断がむずかしくなり、不安的になり愚鈍化し、新しい物の考え方が出てこなくなる」と。
 今回の問題を巡っては、芸術祭芸術監督の津田氏が出席して、神戸市で開かれる予定だったシンポジウムが中止された。シンポは企画展とは関係ないのに、津田氏が出席することに対して抗議が相次いだためだ。

 気に入らない表現を圧力で封殺する風潮が広がれば、抗議を受けないことを最優先にした穏当な表現が優先されかねないだろう。
 表現の自由があることが個人を成長させ、互いに議論を深めることで社会を成熟させていく。私たちは「表現の自由」を守り続けなくてはならない。
(8月25日)


  不自由展中止、作家ら招き10月に討論会 県知事が表明 
2019年8月23日 朝日新聞
岩尾真宏 江向彩也夏

 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」の中止を受け、芸術祭実行委員会の会長を務める大村秀章・愛知県知事は23日、展示中止となった作家や海外のジャーナリストを招き、10月に「表現の自由に関する国際フォーラム」(仮称)を開くことを明らかにした。

 大村知事は20日付でトリエンナーレ参加作家あてに書簡を出し、企画展中止を巡る混乱について陳謝。10月のフォーラムで、表現の自由をめぐる世界各地の現状について議論し、表現の自由を世界にアピールする「あいち宣言」を提案したいとして協力を求めた。「あいちトリエンナーレでの出来事を、表現の自由に関するメッセージを世界に届ける機会にしたい」としている。

 愛知県は企画展中止を検証する有識者委員会を設置しており、9月に国内での展示中止の事例の背景を探り、県民や作家らと語り合う「表現の自由に関する公開フォーラム」(仮称)を開く予定。(岩尾真宏)

日本人作家が展示変更
 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の企画展「表現の不自由展・その後」が中止されたことを受け、トリエンナーレ参加作家の田中功起氏(43)が23日、展示の変更を表明した。日本人作家の展示変更は初めて。

 田中氏は愛知芸術文化センター(名古屋市東区)の会場に「抽象・家族」と題する映像作品や抽象画などを展示しており、展示スペースは同センターで最大。9月3日から展示室に立ち入れなくし、イベントを開く日以外は、扉から鑑賞する形にする。

 企画展「表現の不自由展・その後」を巡っては、海外作家らが展示再開を求める連名の書簡を発表し、20日に8人が展示室を閉鎖したり、展示内容を変更したりしている。田中氏も書簡に賛同しており、企画展が再開されない状況を「『安全性』の名の下に、時間稼ぎをしているように見える」と指摘した。(江向彩也夏) 


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オンブズ活動 「市民の目」をさらに/<仙台市議会 改革のカルテ>[3]報酬・政活費/透明化へネット公開

2019-08-24 21:41:00 | ほん/新聞/ニュース
岐阜のじゅうろくプラザで、9月末のオンブズ全国大会の
打ち合わせ会議があったので参加しました。

わたしはオプションのコーディネーターをするのですが、
初日のメーンの全国大会は、現地の実行委員スタッフとして受付を担当します。
受付は20人ほど必要ということなので、
これからひと月ほどの間にスタッフを募集。
手伝ってもよいという方は、ぜひ仲間になってください。

9月28・29日(土日)開催★市民オンブズ全国大会in岐阜・2019/「オプション企画」議会基本条例で議会の民主化、活発化はすすむか

打ち合わせの会議に参加してみえた、
名古屋の新海聡弁護士、内田隆さん、東京の清水勉弁護士にも久しぶりにお会いしました。
さちさんたちにもお会いできてうれしかったです。

新海さんといえば、昨日の朝日新聞の社説に出たばかり。
全国市民オンブズマン連絡会議のことも詳しく紹介されていて、
グッドタイミングでした。

  (社説)オンブズ活動 「市民の目」をさらに  
2019年8月23日 朝日新聞
 
 税金の使い方を行政や議会に任せきりにせず、市民の目でチェックし、透明にしていく。そうした取り組みをさらに広げていきたい。
 行政への監視活動をする各地の市民団体が集まり、全国市民オンブズマン連絡会議(事務局・名古屋市)を立ち上げたのは1994年夏。それから四半世紀になる。
 ある自治体で判明した公費の乱用は、他の自治体にもはびこっているのではないか――。そう考え、条例や要綱に基づく情報公開制度を活用して、一斉に関連文書の公開を求めた。
 最初に目をつけたのは、打ち合わせと称して使われる食糧費だ。全国の都道府県や政令指定都市を対象に調べ、役人同士の飲み食いに年間数百億円が費消される「公費天国」ぶりを明らかにした。「官官接待」は95年の流行語にも選ばれた。
 さらに、実態がないカラ出張やカラ懇談会による役所の裏金づくりをあばき、行政を監視する議会の海外視察や政務調査費にまつわる公私混同ぶりも追及。役所や議会側が「業務に支障をきたす」として文書を黒塗りにすると、裁判で全面公開を求めた。自治体の公開内容を比較し、点数化した「公開度ランキング」はすっかり定着した。
 情報公開制度とともに、市民オンブズマンが活用したのが住民監査請求と住民訴訟だ。
 税金の使途に疑義があれば、まず自治体の監査委員に訴える。その判断に納得できないと裁判を起こす。住民全体の利益を守ることを目的に、地方自治に備えられた仕組みである。
 市民オンブズマンは、自治体幹部らを対象にカラ支出や市民感覚からかけ離れた高額接待分を返還するよう監査請求し、裁判にも訴えて税金を取り戻した。議会の政務調査費をめぐる訴訟でも勝訴を重ね、無駄遣いの削減につなげた。
 いまでは交際費の支出について日付や内容、金額を一覧表にして公開する自治体トップが少なくない。議会でも、海外視察の詳細や政務調査費の支出内容を公表する例が増えた。一連の取り組みが住民の関心を高め、変化を促したといえるだろう。
 ただ、懸念も少なくない。
 議会の政務調査費など公費支出をめぐる不正は後を絶たず、裁判所によるチェックも十全とは言えない。監査請求と住民訴訟の制度がない中央省庁などと国会については情報公開がますます重要になるが、公文書の廃棄や改ざんが相次いでいる。
 連絡会議事務局長の新海聡弁護士は「オンブズマン活動は民主主義を実のあるものにする」と話す。市民が情報を知る大切さを、いま一度確かめたい。


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  <仙台市議会 改革のカルテ>[3]報酬・政活費/透明化へネット公開 
2019年08月05日 河北新報
 
 月額84万円。仙台市議の報酬は全国20政令市で9番目に高い。政務活動費(政活費)は1人当たり月額35万円で、8番目に多い。
 この金額が妥当かどうか。市民が検証しやすいよう議員の活動費用を透明化する動きが広がる。

<主導権争いの末>
 仙台市議会は2017年6月、政活費のインターネット公開を決めた。18年8月、ホームページに17年度分の収支報告書、領収書、政務活動報告書を載せた。
 20政令市議会の公開状況は表の通り。16年に富山市議会で政活費の不正使用が発覚し、ネット公開が全国に波及した。県内でも同年、県議会議長の不正使用が2代続けて判明した。
 仙台がネット公開を決めた当時、議長だった岡部恒司議員は「どこでも誰でも使い道を閲覧できるようになり、議員は政活費をより慎重に使い、収支報告するようになった」と語る。
 公開に至るまでには会派間の主導権争いがあった。
 1人会派「民進党」の議員が16年6月、自身のサイトで収支や領収書を公開した。12月には共産党市議団とネット公開を義務付ける条例改正案を提出。他会派は「パフォーマンスだ」と反発し、結果的に超党派の検討会議が設置された。
 17年6月定例会は民進と共産の改正案、ほぼ同じ内容で超党派が提出した改正案が、同時に審議される不可解な現象が発生した。採決で超党派案は可決、民進と共産の案は否決された。
 共産の花木則彰幹事長は「われわれの案の趣旨が超党派案にも入り、意味はあった」と振り返る。「政活費の使途が市民に疑われないためには、成果を分かりやすく説明する必要がある」と強調する。

<不当利得を認定>
 17年2月、仙台市民オンブズマンが08年度の政務調査費(現政活費)を巡り、支出の違法性を指摘した訴訟で、判決が確定した。
 会派控室の事務費や人件費などに政務調査費を充てることに関し、判決は「調査研究と、それ以外の活動の(案分)割合を議員が立証できない場合、半額を超える支出は許されない」と不当利得を認定した。
 オンブズマン代表の畠山裕太弁護士は、判決が議員に対し、客観的資料に基づく立証責任を課した点を評価する。「立証責任が課され、手前勝手な案分割合がもう許されない。純粋な調査研究ではない経費に充てられる政活費は、2分の1までというルールが確立された」と意義を強調する。
(報道部・小木曽崇)

◎江藤俊昭教授の目/一目で分かる報告を
 政務活動費の収支報告は単に領収書を貼ればいいわけではなく、分かりやすさが大切だ。どんな地域課題を解決するため、いくら使い、どういう成果を上げたのか。首長側への質問にどう生かし、どんな効果を地域にもたらすのか、報告書に明記すべきだ。一目で分からないから市民の不信感を招き、ネット公開を迫られている。報告書を見慣れていない市民も分かる書き方に改める必要がある。 


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「学校には行かなくてもいい あなたの命がいちばん大事」/10代の自殺/相談窓口の一層の充実を/岐阜県内団体、夏休み明け子ども電話相談

2019-08-23 21:18:17 | ほん/新聞/ニュース
きょう8月23日は、24節季の「処暑(しょしょ)」。
「夏の暑さがおさまってくるという」意味です。
雨模様の曇り空で気温は27℃くらいだったのですが、
わたしは昨日から咳が出て風邪気味なので、
葛根湯を飲んで、家のなかでおとなしくしていました。

夏に咲きつづけたサルスベリの花もそろそろ咲き終わりです。





パートナーが鉢植えのイチジクを
二個、収穫して持ってきてくれました。


ところで、
夏休み明けは、子どもの自殺がいちばん増える時期。
テレビや新聞でも特集を組み、
SOSダイヤルで全国に相談窓口を設置して
「SOSを出して」「死なないで」と呼び掛けています。

  「学校には行かなくてもいい あなたの命がいちばん大事」
2019年8月21日 NHK

夏休みが明ける8月下旬から9月上旬は、子どもたちの自殺が多いとされています。いじめを受けて、つらく苦しい時、無理に学校に通わなくても、フリースクールや図書館など、いま、ほかの居場所も増えてきています。相談出来る窓口もあります。悩みを1人で抱え込まずに声をあげてください。
親子で命の大切さを感じてもらおうというメッセージ展が、東京 港区で始まりました。

東京都が、いじめの問題に取り組むNPOの協力を得て開いた展示会には、いじめを訴えて亡くなった子どもたちの生前の手紙や、残された遺族のメッセージなど11点が展示されています。

葛西剛さんは3年前、中学2年だった娘のりまさん(当時13)を亡くしました。娘から学校でいじめを受けていると聞き、様子を気にかけていたといいますが、自殺をするほど悩んでいたことに気付けなかったことを後悔しているといいます。

葛西さんは「娘を守ることができなかった後悔がいちばんで、月日がたつごとにつらさが重くなっていきます。いじめられている子には『あなたには本当に必要としてくれる人が必ずいる。あなたは生きているだけで価値がある』と伝えたい」と話していました。

会場を2人の子どもと訪れた34歳の父親は「重みのあることばばかりで、自分の子どもがこんなことになったら悲しいなというのがいちばんの印象でした。命の重さを感じる経験になりました」と話していました。

子どもの自殺 多いのは8月下旬から9月上旬
この時期に多い子どもたちの自殺、特に夏休みが明ける9月上旬が多いとされてきました。

しかし、国の自殺総合対策センターが平成27年度までの10年間で、7月から9月までの自殺件数を調べたところ、最も多かったのは、8月下旬で153人、次が9月上旬で122人でした。

この理由については、夏休みが短縮され、8月下旬に授業を再開する学校が増えているためとしています。

センターは「いじめなど、学校でのトラブルを抱える子どもたちにとって、学校再開は大きなストレスだ。子どもたちへの適切な対応が特に求められる」と話しています。

危機を乗り越えた親子の話
子どもたちの命をどうしたら守れるのか、危機を乗り越えた親子に話を聞くことができました。

関東地方に住む10歳の少年は、小学1年生の時、同級生からいじめを受けました。

「ずっと殴ったり蹴ったりやられている感じです。つらいし、怖いし、悲しい」(少年)

少年の母親は、しばらくして、本人からいじめを受けていると聞きました。
「すごく元気いっぱいの子だったので、まさかターゲットにされていると思うとショックでした」と言います。

学校に被害を訴えましたが、いじめは一向に収まらず、親子は転校を決断しました。

当時、少年が学校に宛てて書いた手紙です。
「ぼくはたくさんこわいおもいをしました。だれもあやまってくれなかった。だから、ちがうしょうがっこうにいきたい」

転校後、少年はしばらくは学校に通いましたが、かつてのいじめを思い出し、心身ともに不安定になりました。

追い詰められた親子。
この時、母親は息子に「学校には行かなくてもいい。あなたの命がいちばん大事」と伝えました。息子は、この母親のことばに救われたと言います。

息子は「受け入れてくれて、やっと話が通じる人に言えたって感じです。安心しました」と話していました。

母親は息子に学校を休ませて、自宅で勉強させたり、話を聞いたりしました。その後、息子は徐々に学校に行けるようになり、友達もできたと言います。

母親は、同じ悩みを抱える親子にメッセージとして「人生は1度きりで大変なこともつらいこともたくさんあるんですけれど生きていればいいこともある。今はいちばんつらいと思うんですけれど、5年後や10年後、20年後には笑って過ごせる日があるかもしれない、きっと大丈夫だよと伝えたいです」と話していました。

尾木直樹さん「必ず分かる大人や仲間います」
この時期、大人は子どもたちに何ができるのか。教育評論家の尾木直樹さんは「学校はつらい思いをしてまで行かなくていい。フリースクールや図書館、いろんなボランティア活動に参加するなど、学校以外に居場所を求めていい」と訴えます。

そのうえで、子どもたちには「みんな頭では死んだらだめだと分かっていても、葛藤しているうちに疲れて判断力や行動力が鈍り、命を落とすことにつながる。元気なうちに、SOSを発信してくれれば、必ず分かる大人や仲間はいます」と呼びかけていました。
尾木直樹さん「必ず分かる大人や仲間います」

全国の相談先
●24時間子供SOSダイヤル0120ー0-78310(なやみ言おう)※全都道府県および政令指定都市の教育委員会で実施。

●LINE相談全国28自治体で実施。北海道、山形県、群馬県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、長野県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、和歌山県、鳥取県、岡山県、徳島県、高知県、熊本県、仙台市、さいたま市、千葉市、名古屋市、京都市、大阪市、堺市、熊本市、大津市、野田市。
※各自治体のSNS相談を文科省が支援。
 自治体ごとに中高生にQRコードを配っている。
 QRコード知りたい場合は、各都道府県の教育委員会まで。
●チャイルドライン0120-99-7777。
 2019年8月22日~9月4日(午後2時~午後11時)
 (→通常は午後4時~午後9時)
●オンラインチャット相談(午後4時~午後9時)(→通常は木・金曜日に実施、午後4時~9時)
※チャイルドラインHPからチャット相談が可能 
  https://childline.or.jp/chat
●「#学校ムリでもここあるよ」キャンペーン
※学校や家庭以外でも安心して過ごせる場所があることを子どもたちに伝えるキャンペーン。
8月19日~9月13日のキャンペーン期間中、HPで子どもの居場所や相談場所を発信。(フリースクールや親子サークルなどを紹介)
※NPOフリースクール全国ネットワーク、
NPO日本冒険遊び場づくり協会、
多様な学びプロジェクトの3団体が主催。https://cocoaru.org/
●子ども食堂ネットワーク
※子ども食堂ネットワーク事務局 住んでいる「市区町村名」+「子ども食堂」で検索、もしくはHPで確認。http://kodomoshokudou-network.com/ 


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  10代の自殺/相談窓口の一層の充実を
2019年08月22日 河北新報

 自ら命を絶つ子どもが後を絶たない。いかにSOSを見逃さず、救いの手を差し伸べるのか。対策や体制の強化は喫緊の課題だろう。
 2019年版自殺対策白書によると、18年に自殺した10代は前年より32人増えて599人。人口10万人当たりの「自殺死亡率」は2.8人で、統計を取り始めた1978年以降で最悪となった。
 全世代の自殺者総数は前年より481人少ない2万840人と9年連続で減少する中で、未成年の自殺は歯止めがかからない。見過ごせない深刻な状況と言っていい。
 日本では10代、20代、30代とも自殺が死因順位の1位となっている。白書は「国際的にも15~34歳の死因順位の1位が自殺となっているのは主要7カ国(G7)の中で日本だけ」と指摘し、若い世代の自殺に警鐘を鳴らす。
 白書によると、10代の自殺で特定できた原因・動機のうち、「学校問題」が最多を占め、「健康問題」「家庭問題」と続く。学校問題の内訳では学業不振や進路の悩みなどが上位に並んだ。
 ただし、10代前半の自殺については、他の世代と比べて原因・動機が分かるものを残していないケースが多い。周囲の人は突発的で予兆がなかったという印象を持つ。
 見えにくいSOSを受け止める仕組みづくりは今後の課題だろう。併せて、10代が自殺に至る背景や実態のより詳しい把握、検証も不可欠だ。その上で若い命を救う対策を練らねばなるまい。
 子どもの自殺といえば、いじめの有無に焦点が当てられがちだが、白書は「比率としては上位ではない」という。遺書などの裏付けがなく、いじめが原因・動機に含まれなかったケースもあるとみられる。いじめへの早い段階での適切な対応が重要なことは言うまでもない。
 政府は昨年、若い世代向けの対策として、民間団体と連携して会員制交流サイト(SNS)を活用した相談事業を始めた。今年3月までに相談件数は約2万3000件に上り、未成年は44%を占めた。
 SNSによる相談は、対面や電話では相談しにくい人の受け皿になったのだろう。こうした相談窓口の充実は自殺抑止の一歩となる。ただ、SNSは相談の入り口にすぎない。地域の保健、医療、福祉などの関係機関や専門家の支援につなげる必要がある。
 一方で、自殺の危機にある子どもは助けを求める方法が分からず、相談窓口も知らない場合が多い。SOSの出し方、相談窓口を学校で教える必要があるのではないか。相談を受ける担い手の育成、支援機関との連携などの取り組みも急ぎたい。
 夏休みが終わる8月末から9月初旬にかけては、子どもの自殺が例年多発する。学校任せでは限界がある。家族や地域を含め、子どものSOSに敏感でありたい。 


  「悩まずSOS出して」 県内団体、夏休み明け子ども電話相談
2019年8月23日 中日新聞

 子どもの自殺が増える傾向がある夏休み明けを前に、県内の民間団体や行政機関が一斉に電話の相談窓口を設ける。悩みは一人で抱えず、気軽にSOSを出してほしいと呼び掛ける。
 子どもの貧困対策などに取り組む県内の団体が「なつやすみ明けのSOS」と題した電話相談を、二十四日~九月七日に行う。
 岐阜市八代のNPO法人「仕事工房ポポロ」の中川健史理事長(64)は「学校がつらかったら休んでもいいんだ、困った時は大人に頼っていいんだと思ってほしい」と話す。
 「なつやすみ明けのSOS」は二十四日午後一時半、岐阜市神田町の円徳寺でスタートイベントを開く。自殺防止相談に取り組む関市の大禅寺住職、根本一徹さんが講演する。
 岐阜地方法務局と県人権擁護委員連合会は二十九日~九月四日を「子どもの人権110番」=(0120)007110=の強化週間として、受付時間帯を通常より拡大。いじめや虐待、不登校、体罰などの子どもの人権問題にかかわる電話相談に応じる。
 平日は午前八時半~午後七時。土曜、日曜日は午前十時~午後五時。インターネットサイト(https://www.jinken.go.jp/)から、メールでの相談もできる。
 七月、岐阜市のマンションから中学三年の男子生徒が転落死し、自宅からいじめを受けたことを示唆するメモが見つかった問題を受け、岐阜地方法務局と県人権擁護委員連合会は「いじめ問題に関する緊急メッセージ」を出した。「一人だけで悩まず、周りにSOSを出してください」と呼び掛けるチラシを、県内の全小中学校に届ける。
 県は九月二十一日まで、インターネットで「死にたい」など自殺に関係した言葉を県内で検索すると、県精神保健福祉センターの相談窓口紹介ページに誘導する広告を表示している。初めての取り組みだった昨年度は夏休み前、夏休み明け前後、自殺対策強化月間(三月)の約三カ月間で、約十三万二千件の広告が表示された。これをクリックしてセンターのサイトには約三千七百件のアクセスがあった。
 (下條大樹、形田怜央菜) 


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無理な「食トレ」悪影響 大食を強制するスポーツ指導/野菜・果物チップス「おつまみ百撰 宴の華(うたげのはな)」

2019-08-22 21:48:38 | ほん/新聞/ニュース
友人からおみやげをいただきました。
缶のふたを開けると、色とりどりの野菜チップス。
その下にはあられやエビ船などが入っていて、
目に美しくておいしそう、です。


  おつまみ百撰 宴の華(うたげのはな)  
蓮根、南瓜、人参、柿、りんご、オクラ、紫芋などの野菜・果物チップス、10種類以上のおかき、おせんべい、豆菓子等こだわりの素材を贅沢に詰め合わせた吹寄せ菓子「宴の華」。 当店の看板商品で各界の著名人からご愛顧頂いている商品でございます。目に映る楽しさ と美味しさで、一つまみ一つまみ違った味と食感が楽しめます。


下関の特選ウニのビン詰めもいたたきました。

ビン詰めウニは塩分があるので、
焼き海苔につけて、ほんの少しだけ味見。

ウニの風味が美味しいです。

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後半は、
一昨日の中日新聞生活面の、
無理な「食トレ」悪影響 大食を強制するスポーツ指導。
スポーツの世界では、
いまだにこんなことがされているのですね。

  無理な「食トレ」悪影響 大食を強制するスポーツ指導 
2019年8月20日 中日新聞

 スポーツ指導の一環として、白米を無理に食べさせる「食トレ」が問題になっている。七月には兵庫県尼崎市の市立高野球部で行きすぎた食トレが発覚した。強制的に物を食べさせることは消化不良を招くだけでなく、人との食事が怖くなる危険もあるとして、専門家らは警鐘を鳴らす。
 「食トレ」は食事トレーニングの略。二十年ほど前から、主に野球の指導者の間で広がった「食事もトレーニングの一環」という考えがもとになっている。
 食トレをはじめ不適切な指導があったとして、教員らが処分を受けたのは兵庫県の市立尼崎高野球部。二度の甲子園出場経験を持つ強豪だ。毎日一人七合の白米を持参させ、食べ終えるまで帰さなかった。吐いてしまう部員もいたが、市教育委員会によると、教員らは「子どもたちの体を強くしたかった」などと話したという。
 「高校生だった約十年前の食トレがきっかけで、人前で食べるのが苦痛になった」と話すのは、自ら設立した「日本会食恐怖症克服支援協会」(東京都)で代表理事を務める山口健太さんだ。会食恐怖症は、精神疾患の一つ。人とご飯を食べようとすると、吐き気やめまいなどに襲われる。山口さんの場合、年三回あった野球部の合宿の際、朝二合、昼二合、夜三合と計七合の白米を毎日食べさせられたことで発症。「食べられないと、みんなの前で監督に怒鳴られるんです」
 当時は身長一六三センチ、体重は五五キロ。所属していた岩手県内の高校の野球部では、六〇キロ以上ないと打撃練習に参加できなかった。合宿中は「食べきれないかも」と怖くなり、食事前に吐くこともあったという。
 この病気に詳しい、たかはしクリニック心療内科(京都市)の高橋進院長(68)によると、会食恐怖症は「全部食べなきゃ」といった極度の緊張が原因だ。緊張によって消化に影響する副交感神経が鈍ると、のどの筋肉が動かしにくくなり、腸の働きも悪くなるという。「消化機能を酷使させ、人格まで否定する不適切な食トレは、虐待といわれても仕方ない」と断じる。
 治療は抗うつ薬や抗不安薬の服用と、恐怖の対象に徐々に慣れさせる認知行動療法が一般的だ。山口さんも人と食事をする経験を重ね、数年かけて克服。食事の際、会話や料理の味、においなどに注意を向けることが有効だった。
 協会設立後の二年間で相談を寄せたのは約二千人。62・5%が学校や家庭などでの完食指導を発症のきっかけに挙げた。山口さんは経験を生かし、一人一人に「食べられる量でいい」「第三者に相談するのも手」などとアドバイス。全国で開く講演会で完食指導をやめるよう訴えている。「食べられる量はそれぞれ違うのに、同じ量を食べさせるのは非科学的だ」

◆大切なのはバランス
 スポーツ選手らを指導する管理栄養士の佐藤樹里さん(29)=東京都=によると、白米は体のエネルギー源である糖質が多い。加えて脂質が少ないため、消化がしやすく、効率的にエネルギーを補給できる。ただ、糖質をうまくエネルギーに変えるには、豚肉などに多く含まれるビタミンB1が必須。「白米さえ食べれば体が大きくなる」というのは間違いだ。
 「運動量の多い十代に必要なのは、筋肉や骨を強くするタンパク質」。白米と一緒にサケやゆで卵などを取るよう助言する。バランス良く栄養を取るには、米はおにぎりにするといい。お薦めの具は、体の調子を整えるビタミンやミネラルを多く含む小松菜やホウレンソウ、骨を強くするカルシウムが豊富なサクラエビを一緒に炒めたもの。「白米だけを大量に食べると、かえって食欲を失い疲れやすくなる」と指摘する。
 (細川暁子) 


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