みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

「太王四神記」にはまった(笑)。

2008-08-31 13:07:31 | あそび/しゅみ
じつは、NHK総合で土曜日の11時10分からやっている
韓国ドラマの「太王四神記』にはまっています。

韓国で高視聴率だったことも、NHKBSでやってたことも全然知らなくて、
何回目からか、ぐうぜん見始めたのですが、
かっこよすぎる主人公の王さま「タムドク」(ヨンさま)じゃなくて、
孤独で自由で寂しがりやの「スジニ」(イ・ジア)が好きなんです。

「スジニ」役の公開オーディションで、
彗星のように現れた新人のようですが、彼女いいですねえ。

彼女を慕う?チョロ(イ・フィリップ)も「男らしくなくて」好きです。

前回の第19話「背中に告げた別れ」では、
スジニがタムドクの元を去る、涙・涙のお話だったのですが、


この続きがどうしても知りたくて、
翌日、講演会で名古屋へ行ったときに、名古屋駅でおりて、
高島屋11階の「三省堂書店」の広い店内を探しまわり、
テレビドラマの脚本を本にした『太王四神記 公式ノベライズ(下)』と、
『太王四神記 公式テレビガイド(後編)』を買ってしまいました。

  

2時からの福嶋さんの講演まで、時間がかなりあったので、
『公式ノベライズ(上・中)』と『公式テレビガイド(前編)』は立ち読みしました。

本を買ってからはもう読みたくてたまらずに、

一人ではいった12階の「鼎泰豐(デイタイフォン)」 では、
  

「小龍包(ショウロンポウ)3種盛り」を食べながら、
「自治ネット」公開講座の待ち時間でも、
帰りの電車の中でも読んでいました(笑)。

で、残る4話のあらすじと結末はもう分かったのですが、
一週間後の昨夜も、第20話「それぞれの思惑」を観ていました。

 NHK「太王四神記」ホームページ

昨日は、スジニが出てこなくて、鎧兜に身を包んだ男ばかりだったので、
横で見ていたともちゃん、
「へぇー、あなたがそういうのが好きだなんて意外」と寝てしまいました。
やっとスジニが登場したので、「みてみて」と呼びに行ったら、
興味がなさそうで、やっぱり起きてきませんでした。

「冬ソナ」はちょっと観ただけ、「チャングムの誓い」はけっこう観ていて、
はまる兆候はあったのですが・・・・

『役に立たない日々』に書かれている、
「冬ソナ」にはまった、抱腹絶倒の佐野洋子さんを笑えませんね。

何でスジニが好きなのかよーく考えてみたら、

かのじょ、似てるんですよ。

シャイで、好きな人に好きとも言えず、切ない片思いばかりだった、
若いころのわたしに(笑)。


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甘酸っぱいストロベリートマトジャム/大人の女性はおひとりさま上手(上野千鶴子さん)

2008-08-30 08:13:50 | おいしいもの/食について
猛暑で雨が少なくてカラカラだった畑も、
先週からの連日の雨でみどりが増しました。

適当なお湿りだとよいのですが、東海地方は集中豪雨で被害が出ています。

夏野菜もそろそろ終わりになり、抑制栽培のトウモロコシ、
キュウリ、ササゲが育つのを待っているところです。


  
前に紹介したトウモロコシ(キャンベラ)とキュウリとササゲとの苗は、
すくすく育ち、誘引ネットを張りました。
  
秋冬野菜の種も順番に蒔きはじめています。
今年は異常気象なので、標準より1週間ほど早く蒔いているようです。

畑のあちこちには、白いにらの花が咲いてて目を引きます。
  

ホタルノタマゴも、最初のうちは珍しくて食べていたのですが、
あとは放任で、草の中に成りほうだい。
  
思い出して取りに行ったら、沢山の実が黒くなって落ちていました。

もったいないので、残りの実を収穫して、からを剥き、
住民訴訟の関連資料を作りながら、
ストロベリートマト(ホタルノタマゴ)のジャムを作りました。




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ストロベリートマトに、和三盆糖をふりかけ、
ことことと弱火にかけます。
 
甘酸っぱい、よい香りが漂ってきます。

ひとつ摘んで食べてみたら、ストロベリートマトの風味と
ほんのり苦味もあって、すごくおいしいのですが、
うーんちょっと、ぺらぺらした皮が気になる。

一晩シロップにつけて置いてみたのですが、
ふっくらせずに、梅干みたいにしぼんでしまいました。

実が縮んだマルベリージャムのことを思い出して、
webで「ストロベリートマトジャムの作り方」を調べてみたら、
どうやら、最初に、荒く刻むようです。
  
いまさら刻めないので、シロップごとミキサーに2,3秒かけました。

(ミキサーにくっついた「ストロベリートマト」には、
豆乳と桃を入れて、ミックスジュースに。)

味見をしたらちょうどよいジャムになったので、
さらにことこと煮込み、水分を飛ばしました。

生で食べるより、おいしいです。

ちょっとおしゃれな密閉小瓶、ちょうどふたつぶん。
 

いちおう湯煎したのですが、熱いうちに密閉すると、
減圧でガラス瓶が割れるといけないので、冷めてから密閉。



イチジクバナーネジャムと仲良く二つずつ。
絶品!イチジク・バナーネのジャム。(8/26)

ちょっと傷んだイチジクは、生ハム巻に。

ホクホクで色鮮やかなレッドアンデス(ジャガイモ)は、
ポテトサラダや肉じゃがもおいしいのですが、
目先を変えてジヤーマンポテト風に。

アンデス2個は千切りにして水にさらしておき、
小さめの玉ねぎ2個も千切りして、
黒豚のミンチを油が出てカリカリになるまでよく炒めて、
そこに玉ねぎを入れて炒め、アンデスを入れて、
しゃきっとした歯ざわりが残るくらいまで炒めます。

仕上げにバターを入れて塩コショウで味を調え、タマゴでとじて出来上がり。

「これ、おいしいねー」とポテトサラダ専門のともちゃん。
作り方を教えてあげました(笑)。


ところで、
ジャムをつくりながら、イオン(ジャスコ)から毎月届く
「mom」9月号をぺらぺらと見てたら、

上野さんの「大人の女性はおひとりさま上手』の記事が載っていました。



「へぇーこんなところに」と思ってみていたら、

こんなところにも、インタビュー記事みーっけ。
月刊『Ms wendy』
注目の人・上野千鶴子さん
 


「無断転載禁ず」とのことなので(残念)、URLだけリンクして紹介。
「お宝写真」も公開されてて、とっても面白いですよ。


   
ヘクソカズラ、吾亦紅(ワレモコウ)、ヤブランも咲きはじめ、季節はもう秋。

われもまた紅(くれない)なりとひそやかに  虚子



われもまた恋うなりとひそやかに  み

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続報:選挙カー水増し「返還求めよ」住民訴訟/情報公開された「選挙運動費用収支報告書」もどっさり。

2008-08-29 16:58:52 | 市民運動/市民自治/政治
昨日提訴した「選挙カー水増し請求返還」の住民訴訟の続報です。

訴訟の詳細はつれあいの、◆きのう提訴した事件/
訴状・岐阜県議会議員選挙公営費返還請求事件(8/29てらまち・ねっと)

に詳しいです。

テレビは集中豪雨で見逃したのですが、
朝刊各紙には、社会面と岐阜県版に載っています。

選挙カー水増し「返還求めよ」住民訴訟 
朝日新聞 2008年08月29日

 03年と07年の県議選で一部の候補者が選挙カーの借り上げ代や燃料費、運転手の日当を水増し請求したとして、市民団体が28日、水増し分の返還などを県に求めさせる住民訴訟を岐阜地裁に起こした。
 提訴したのは、市民団体「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」の寺町知正・山県市議ら6人。2回の県議選の選挙公営制度による選挙カー燃料費の公費負担を集計した結果、のべ50人が上限額の50%以上を請求しており、その分を水増し分として計約94万円と算出した。
 訴訟では、この額や、今後明らかにする不正な運転手日当額などについて、県が水増しした候補者に返還させるよう求めている。
 6人は今年5月に住民監査請求を起こしていたが、県監査委員は7月に「住民監査請求に該当しない」などとして却下。これを受け、住民訴訟に踏み切った。
 寺町市議は「公費の使い道をチェックすべき候補者が、もらえるものはもらってしまおうと水増し請求をするのは不適格。(訴訟を通して)水増し分を整理し、県や日本の選挙をきちんとさせたい」と話した。市民団体は、同じ県議選で公費負担されたポスター代にも水増し請求があったとして、昨年9月に住民訴訟を起こしており、今後、両訴訟の併合を求める。
(2008.8.29 朝日新聞)
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燃料費返還請求求め知事を提訴
県議選選挙カーめぐり市民団体


 昨年と5年前の県議選で、一部候補者が公費負担の選挙カーの燃料費を水増し請求したとして、山県市の住民グループなど28日、候補者延べ50の過払い分約94万円を返還させるよう古田肇知事に求め、岐阜地裁に提訴した。
 訴たのは「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」事務局の寺町知正山県市議ら6人。
 訴状によると、原告は選挙公営制度で負担する挙カー燃料費のうち、公費負担上限額の50%を水増し請求と判断。2003年の約45万円、07年の約48万円が「真実に反した水増し請求」に該当するとして、約94万円の返還を候補者に請求するよう訴えている。
 この問題をめぐっては、原告が今年5月に県監査委員に住民監査請求をしたが、同委員は却下した。股昨年の選挙で燃料費を受け取った候補者のうち、14人が請求学の訂正や減額を申し出ているという。
 選挙公営制度は、選挙時のポスター代や選挙カーの燃料費などを税金で負担する制度。
 原告らは昨年9月、県議選でポスター代に水増し請求があったとして、同地裁に提訴し、現在は係争中。 
(2008.8.29 岐阜新聞)


 岐阜県議選燃料代の住民監査請求:返還求め住民訴訟
 
 03年と07年の岐阜県議選に立候補した延べ50人が、県費で負担される選挙カーの燃料代を計約94万円余分に請求したとして、市民グループ「くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネットワーク」(代表=寺町知正・岐阜県山県市議)が28日、古田肇知事を相手取り、水増し分の返還を請求するよう求める住民訴訟を岐阜地裁に起こした。
 県条例では、県議選の運動期間の燃料費公費負担の上限を計6万6150円と定めている。同ネットは「1日12時間走行しても、上限額の半分で十分な燃料が買える」と主張。2回の選挙で延べ50人が請求した計247万円のうち上限の50%を超えた分については過大請求だと指摘している。
 同ネットは今年5月、県監査委員に住民監査請求。県監査委員は「水増し請求の客観的証拠が示されていない」として退けた。
(毎日新聞 2008年8月29日)

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水増し分の返還
県議選での選挙カー経費 市民団体が提訴


 選挙カーの燃料費などを候補者が水増し請求したとして、市民団体が28日、県議選での水増し分を返還させるよう古田肇知事に求める訴訟を、岐阜地裁に起こした。
 訴えたのは「くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネットワーク」(寺町知正代表)。同会は2003年と07年の県議選めぐり選挙ポスター代の水増し分返還を求めた訴訟も起こしている。
 寺町代表は、市議を務める自身の経験などから「一日の燃料費の上限額7300円の50%以上を使用することは困難」と主張。最近二度の県議選で50%以上を請求した延べ50人分の94万円を回収することなどを求めている。
 県民ネットは5月に住民監査請求したが、県監査委員は7月28日に却下していた。
(中日新聞 2008年8月29日)

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選挙カー費の返還求め提訴 山県市議ら

 選挙カーの燃料費や借り上げ費などの公費負担を巡り、2003年と07年の県議選に立候補した候補者の一部が水増し請求していたとして、市民グループ「くらし・しぜん・いのち岐阜県民ネットワーク代表の寺町知正・山県市議ら6人が28日、古田肇知事を相手取り、候補者延べ50人に支出した94万円を返還させることを求めた訴訟を岐阜地裁に起こした。
訴状などによると、候補者の多くが選挙カーの借り上げ費や運転手の日当、燃料費などについて上限額を請求しているのは不自然で、上限額の50%までが妥当と指摘。そのうえで、燃料費は2回の県議選を合わせて、延べ50人に支出した94万円が過払いだったしし、返還を求めた。
 山県市議らは5月、当時の候補者に返還勧告するよう住民監査請求したが、県監査委員は7月、監査機関がすぎていることや、違法性、不当性が客観的に示されていないことなどを理由に請求を却下した。
  同グループは、選挙ポスター費についても上限額の50%を超えた約2900万円の返還を求める住民訴訟を起こしている。
(読売新聞 2008年8月29日)


県監査委員の監査結果もアップされています。

「岐阜県議選の選挙公営費(選挙カー燃料費・運転手日当・車借上料)
の水増し等による過払金返還と損害回復の住民監査請求」の審査結果について


これから始まる訴訟のために、関連の公文書を情報公開請求しました。

公開された文書は大きなダンボールいっぱい約11000枚、
しめて11万円也です。


請求したのは、県議選の候補者全員分の「選挙運動費用収支報告書」。
公開された収支報告書を見れば、選挙のすべてのお金の流れが分かります。

これら膨大な公文書を精査/分析して、裁判のなかで違法を立証していきます。

ところで、
明日から千葉市で「第15回全国市民オンブズマン千葉大会」が開催されます。
大会テーマは地方議会改革で「オンブズがチェンジさせっぺ地方議会」。



基調講演は、千葉大教授の新藤宗幸さんで「住民自治に応える地方議会とは」。
そのあとの分科会では、「談合」「公共事業」「議会改革」「監査制度」
「初めての市民オンブズマン入門編」に分かれて議論します。
毎年のことですが、約700ページに及ぶ資料集や、
「包括外部監査の通信簿」「全国落札率調査」も充実。

まだキャパに余裕があるようですから、当日参加でもOKです。

かくいう、わたしも参加を申し込んでいますが、
ここ数日の集中豪雨で、会場までたどりつけるか、心配です。



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住民訴訟を提起しました/岐阜県議会・選挙公営費返還請求訴訟。

2008-08-28 20:38:45 | 市民運動/市民自治/政治
きょうは朝から、午後に提訴する住民訴訟の書類作り。

昨日、ともちゃんが作った訴状の誤字や内容を最終チェックしてあげて(エッヘン)、
訴状や書証をプリントアウトし始めたのですが、トナーがでなくて、
時間はかかるけど、きゅうきょ、コピーに切り替え。

午前中の、県庁での情報公開の予定をパスして、
お昼前、ぎりぎりに飛び出しました。
とはいえ、
朝もバナナとコーヒーだけだったので、
裁判所近くの「更科」で腹ごしらえ。

ともちゃんは冷やしたぬきのダブル、とわたしは並み。
久しぶりに食べたのですが、最近、塩分控えめなので汁が辛くて、
最後のほうのお汁のついたとこは食べてもらいました。

裁判所に行くと、原告が裁判所に入るところを撮ろうと、
マスコミの皆さんがお待ちかね。

午後1時15分に岐阜地裁で「提訴」をして、
2時半から岐阜県弁護士会館で記者会見。

今回は、昨年ポスター代の水増し請求を提訴した第2次の
ガソリン代等の水増し請求に対する返還訴訟。
7月28日に、住民監査請求が「却下」になったので、
提訴期限の30日目にあたる今日提訴したもの。

選挙カーの燃料費などの住民監査請求『却下』に!
/選挙公営問題の最前線 (2008.8.1)


ともちゃんと原告の仲間たちが提訴の手続きをしているうちに、
わたしは一足先に会場の準備。
会見会場の三階ホールは、いつもと違ってクーラーもよく効いて、
改装して、明るくきれいになっています。

昨夜もよく眠れなくて夜中に起きてしまったので、
だれもいないうちに、うたた寝。

三々五々、マスコミの皆さんが集まってきて2時半から記者会見。
選定当事者のともちゃんがひとりで、説明しました。


わたしは、手持ち無沙汰なので、
後ろから記者会見の様子を写していましたよ(笑)。


夕方帰ってきてニュースを見ようとテレビをつけたら、
すごい雷雨で、↓岐阜地裁が写ってて
岐阜・西濃に「大雨洪水警報」が出てて、
テレビもパソコンも電源を切りました。

ところで、
県民ネットの本人訴訟の住民訴訟のオンブズ活動は、
2年前の岐阜県庁の裏金事件もあって全国的に有名らしくて、
最近も『週刊ダイヤモンド』7月12日号の、
「特集2 税のムダづかいに反撃せよ! 住民監査請求のススメ」
で、ともちゃんのことが取り上げられていました。

執筆者の相川俊英さんとは前から時々、交流があり、
彼は、テレ朝の「サンデープロジェクト」でもリポートしているジャーナリスト。

特集2 税のムダづかいに反撃せよ! 
住民監査請求のススメ(本誌委嘱記者・相川俊英)

  

『週刊ダイヤモンド』08年7月12日号(ダイヤモンド社)

とここまで書いたら、なんか疲れてしまったので、
詳細は明日付けの朝刊記事でお知らせします。

これから、生協で買ってきた特大秋刀魚を焼いて、

提訴のご苦労さん会をして、早めに寝ることにします。


こんがり焼けておいしそう。


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美味いもの勢ぞろい/東京ばな奈のロールチョコ・「おたべ」冷やし黒ゴマ・八重山そば

2008-08-27 20:00:35 | おいしいもの/食について
昨日に続いて、食べものの話。
最近食べた、美味いものが心に浮かびます。

この夏は、西から東から南の島から、
なぜかめずらしい食べものが勢ぞろいです(嬉)。

まずは、地元岐阜の「山田珈琲」のスペシャルセレクト。
  
「珈琲の七福」から「山田珈琲」にお店の名前が変わりましたが、
珈琲のおいしさは変わりません。

珈琲のおともにおいしいのが、
鷺山に開店した「HIKO HAYASHI」の鷺山ロール。
   

オマケ。お店で食べた
「シェフのおまかせケーキセット」もお勧め。

で、このケーキセットをいっしょに食べたさちえさんが研修に行った
東京のお土産、「東京ばな奈」のロールチョコ(チョコバナナ)。
  
東京駅限定販売の「東京ばな奈」はお土産で見かけるのですが、
チョコバナナロールは初めての味。

京都からは、「おたべ」の冷やし黒ゴマ。
  
餡入りの「おたべ」は大好きなのですが、
この「冷やし黒ゴマ」は、皮がツルんプリンとしてて、
なかの餡は、黒ゴマです。
濃茶によくあいそうな、おいしさです。

テルテルさんからの八重山そばば、
きょうのお昼ご飯に食べました。

豚肉の細切りと生姜の黒酢漬の荒ミジンを乗せて、

とってもおいしいソソーキそばの出来上がり。

台所からは、ストロベリートマトのジャムがことこと煮える

甘酸っぱい、よい香りが漂ってきます。

ともちゃんと分けっこして食べた八重山そばが少なめだったので、
おなかが空いてしまって、食べもののことばかり思い出すんです。


といえ、ブログを書くまで夕ご飯はおあすげ・・・・

よっしゃできた、と送信すれば、ログイン画面(がーん)。

はらへったよー。


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絶品!イチジク・バナーネのジャム。

2008-08-26 17:34:55 | おいしいもの/食について
 3日ほど勉強会や講演会で出かけてて、帰って来たら、
テルテルさんから八重山土産が届きました。

わくわくしながら、箱を開けてみると、おいしそうなものが一杯。


まだ沖縄にいらっしゃるようだけど、先にいただきます。
ありがとう&ごちそうさま!


イチジクの木の様子も心配なので見に行ったら、
すっかり熟している秋果がたくさんあって、あわててバケツを取りに帰り、
かたぱしから収穫しました。
  
イチジク・バナーネの果肉は緻密でねっとりとしてて、
そのまま食べても、生ハム巻きにしても絶品なのですが、
いかんせん、イチジクはいたみやすいのが、玉に傷。

口が開いたものは中までびっしりアリにたかられていて、
やわらかくなったものは、うっすらカビが生えてきています。
極甘トウモロコシ「味来」は糖度が高い分、発酵しやすく収穫が難しかったのですが、
同じく糖度が高いイチジク・バナーネも、酸っぱくなりやすいようです。

30個ほど収穫したのですが、なかが心配で、すべて切ってみて、
傷んでいるのは捨てて、ちょうどよさそうなの(左)と過熟なの(右)を分けて、
過熟気味なのは、昨日のうちに食べてしまいました(笑)。



保存するには、干イチジクやジャムにするのがよいので、
ジャムをつくることにしました。
といっても、難しいことは何もなくて、
残ったイチジク20個分ほどにほどよい甘みをつけて、ことこと煮るだけ。

  

あいにく、というか、砂糖類を手元に置いてないので、
甘みには、癖がないひまわりの蜂蜜。 
仕上げに、レモン汁をたらして出来上がり。



出来上がったジャムを、ちっちゃなビン二つにいれて、
残った鍋のジャムをなめてみたら、とってもおいしーい。
鍋にヨーグルトを入れて、かき混ぜて食べました(笑)。

  

「絶品!イチジク・バナーネのジャム」は、
最後に、ビンごと湯煎にして、密閉中。

生のイチジクがなくなったころ、
ポンと開けて食べるのが楽しみです(笑)。

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「市民自治 我々はどう考えどう行動するのか」(福嶋浩彦氏)/対談:マイケル・ハート氏・茂木健一郎氏

2008-08-25 19:39:42 | 市民運動/市民自治/政治
昨日は、名古屋都市センター(金山)で、
「無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク(自治ネット)」主催の公開講座。

『市民自治・・・我々はどう考え どう行動するのか』をテーマに、
前我孫子市長の福嶋浩彦さんの講演会でした。


我孫子市には、2年前、自治ネットの視察についていって、
市長だった福嶋さんのお話を聴いたので、とっても楽しみにしていました。

福嶋さんの経験と実践に裏打ちされた「市民自治」のお話は、
「直接民主制が民主主義の原点」
「首長も議員も、主権者である市民とつながる重要性」を説き、
最後に、どうしたもいいたい、と締めた言葉は
「自分たちの町のことは、自分たちで決める」。



遠くで見てたほうがよいと思える政治家が多い中で、
福島さんは、近くで見てもぶれない数すくない人で(笑)、
お話は期待通りのものでした。

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関連で(なんで関連なのかは一言で言いにくいのですが・笑) 、
紹介したいと下書きしておいた、以下の記事を続けます。


----------------------------------------------------

3月末の東大でのアントニオ・ネグリの講演会シンポが
ネグリの来日が中止になって残念に思っていたら、
『現代思想』5月号が「特集-アントニオ・ネグリ」でした。

ネグリ氏講演「新たなるコモンウェルスを求めて」
/枝垂れ桜をたんのう&ふたりでブランチ (3/31)



『現代思想』5月号「特集-アントニオ・ネグリ」

『未来派左翼(上) グローバル民主主義の可能性をさぐる』と、
『さらば、近代民主主義 政治概念のポスト近代革命』も、
難解だけどおもしろかったので、まだ読んでない本も読んでみたいと、
『マルチチュード』(上・下)も読みました。

  
『マルチチュード 上 ~<帝国>時代の戦争と民主主義』
(アントニオ・ネグリ, マイケル・ハート (著)/NHK出版/2005)
 

 解説 愛が<共>であらんことを--<帝国>からマルチチュードへ 水島一憲
・・・・・・・・・マルチチュードとは、多数多様性と共通性の間の連続性にもとづくもの。常に多数多様でありながらも共同で活動できるもの、つまりは、自律性と共同性の連結、内的な諸差異による <共>の創出を名指すものと言えるだろう。<共>とは「コモン」の訳語である。これは「共同のもの」「共有のもの」等を意味する言葉であるが、本書ではそれらすべての意味をこめて<共>と訳すことにした。<共>はマルチチュードや民主主義と並ぶこの本のキーワードのひとつである。より正確には、<共>はマルチチュードが分かち合い、渡し合うパスワードのひとつであると言い直すべきであるかもしれない。その意味でマルチチュードは、<共>を阻害・解体したり、それを私的に領有したりする諸力に対抗する存在であり、さまざまの差異からなる<共>をその多様性のままに肯定する存在なのである。・・・・・・・   (『マルチチュード』(下)P269)

既に刊行されている『帝国』は分厚くて難解な本なので、
前に図書館で借りて、流し読みしただけ。

このふたつの本の共著者のマイケル・ハート氏については、
どんな人かぜんぜん知らなかったのだけど、
6月に来日されていたらしい。

「茂木健一郎クオリア日記」マルチチュード

18日の毎日新聞に、茂木健一郎さんとの対談が載っていたので切り抜きました。
わたしは、茂木さんがテレビに登場する前からのファンです(笑)。

「ネットワークこそ生の基盤」「脱中心化された意思決定過程」など、
刺激的な言葉が並んでいます。

対談:マイケル・ハート氏・茂木健一郎氏 <帝国>と脳科学の出合い

 思想家で米・デューク大准教授のマイケル・ハート氏が、6月に初来日した。世界的な話題となった『<帝国>』『マルチチュード』の共著者として知られるハート氏に、脳科学者の茂木健一郎氏と対談してもらった。脳科学をたとえにハート氏らの<帝国>論を説明する刺激的な展開で、話は日本の貧困層と彼らが秘める社会変革への可能性にまで広がった。【構成・鈴木英生、写真・梅田麻衣子】

 ◇ネットワークこそ生の基盤だ--ハート氏
 ◇脳は単独で体を制御できない--茂木氏


 茂木 ハートさんが<帝国>と呼ぶ世界秩序は、もはや経済的にも政治的にも単一ではなく、ネットワーク型の権力形態とでも呼ぶべきものです。

 ハート <帝国>に限らず、ネットワークこそが生の基盤です。茂木さんのご専門と絡めて論じるために、15~16世紀の政治哲学を振り返りましょう。当時の論者は、政体を人間の身体の比喩(ひゆ)で考えた。身体には決定を下す脳と行動に移す腕がある。政体で脳にあたるのが王で、腕は軍隊です。今の科学の展開を踏まえれば、「社会は身体同様に機能している」と、改めて主張するのも面白そうです。

 茂木 身体は、脳単独ではほぼ制御できないと分かっています。手を上げ下げする程度の簡単な動作すら、非常に複雑な過程を経ている。脳のネットワークは神経線維をも含んで体中に張り巡らされているのです。

 ハート 脳が何事かを単独で決定しないなら、身体はその動きなどをどう決めているのでしょう? これは、政治的にも本質的な問いです。政治では普通、大統領とか議会といった、単独の人間や組織体が決定を下すとされますから。

 茂木 現在の神経科学では、人体は動作を決めるとき、その動作に関する選択肢が意識にのぼる1秒くらい前から、動作を準備すると分かっています。意識や意図を管理する脳の領野には、何か一つを選ぶか、何もしないかの選択しかありません。

 ハート 身体では、脱中心化された意思決定の存在が証明されたも同然なのですね。

 茂木 ハートさんは、政治の次元でも脱中心化された意思決定過程をお考えのようです。

 ハート それ抜きの民主主義に意味はないとさえ思いますよ。民主主義とは、私たち自身が集団で自己統治をすることでしょう。そのメカニズムは、まだ明確な形をとっていませんが。

 茂木 ところで、オバマ氏が民主党の大統領候補になったことを、どう思われますか?

 ハート いろいろな面でとても前向きに見ています。オバマ氏は、自らが体現する人種面での調和、そしてまた、「希望」と「変革」という言葉で米国の政治を大きく変えるチャンスを持っています。

 茂木  古代ローマでは皇帝がさまざまな地域から選ばれ、人種差別はほとんどなかったとか。米国という「帝国」は、この方向に向かっているのでは?

 ハート う~ん、米国に古代ローマのモデルは当てはまらないかもしれません。米国は2001年以降、他の主要国や大企業を従属させて単一の中心になろうとした。しかし、イラク戦争や経済政策の失敗は、米国に世界秩序を指導する力がないことを示した。日本も含めた他の主要な国民国家は、できれば米国の単独行動を認めたくない。

 茂木 現代世界、つまり<帝国>の主要なプレーヤーは誰でしょう。米国、EU、G8、反G8の活動家(笑い)、国連などいろいろと挙げられます。

 ハート 古代ローマ帝国は、三つの政治形態を組み合わせていたと考えられます。君主制、貴族制、民主制です。<帝国>は、これと似た異なる複数の権力で構成されています。
 ペンタゴンの軍事支配は、君主的なあり方でしょう。IMFなどの金融センターもそう。米国以外の主要な国民国家や大企業が貴族にあたり、マスコミやNGOが人民の代表だとされる。そして米国は、他の国々との交渉を抜きに、勝手な行動ができません。王は貴族との交渉が必要で、貴族たちも王と交渉しなければならない。

 茂木 ところで日本では、グローバル化が雇用の不安定化の原因などとしてだけ、理解されがちです。ハートさんは、違う見方をされています。

 ハート トニ(共著者の政治哲学者、アントニオ・ネグリ)も私も、いわゆる反グローバリゼーション運動を担う人々の多くも、グローバル化そのものには反対しません。今日のグローバル化にある特定の形態に反対なんです。私たちが見いだしたいのは、別の形のグローバル化、つまり人々の技術が現状とは違う形で生きる関係なのです。

 茂木 『老子』には、自己完結型の国(村)が出てきます。隣村の鶏や犬の鳴き声が聞こえても、お互いに行き来はしない。一部の反グローバル化の主張も、それぞれの国が自己完結すべきだとしています。これはハートさんの代替案と違う。

 ハート もちろん。それは、そもそも実現不可能でしょう。可能だとしても、嫌ですね。

 茂木 日本では最近、ワーキングプアの問題が取りざたされ、80年も前に共産主義者の作家が書いた『蟹(かに)工船』という小説が、何十万部も売れています。

 ハート へえ、そうですか!

 茂木 日本の若者たちは、自分たちの窮状が自己責任ではなく、資本主義の問題だととらえるようになってきました。

 ハート 労働の変容で、人々は新たな搾取や苦しみに直面しています。最近は、秋葉原で殺人事件さえ起きましたね。しかし私は、苦しみを抱えるか、国家や企業に面倒をみてもらい、管理されるかの二者択一に与(くみ)したくない。現在の生産は情報や知識、文化交流に基づきます。だから、若い世代のネットワークやコミュニケーションの技術を、豊かさと富を生む形で生かせないかと考えています。

  ◇若者に資本主義を超す潜在力--ハート氏
 ◇愛をもって政治と向き合おう--茂木氏


 ハート 日本の若者たちは、安定的な職を得にくいと同時に、文化的創造性を力強く展開し、全世界に輸出しています。ゲームやマンガが好例でしょう。印象的なのは、ファッションやスタイル、その他の文化を革新していく彼らの戦略です。「現実に生産性と創造性があふれているから、万事順調」と言いたいのではない。不安定な状況に置かれた人々は、単に被害者ではなく、力強い創造力を発揮する存在でもあると強調したいのです。

 茂木 東京の中野では、膨大なマンガやキャラクターグッズを売っています。あそこも下町で、お金持ちの街ではない。

 ハート 今の資本主義では、文化が中心的な役割を占めています。巨大企業は、文化の創造性に寄生して行動する。資本主義は自らの利益のため、人々にますます自律性を与えなければならない。かつては、資本が工場労働者に生産の手段を提供しました。しかし今は、ネットワークを通した文化生産や知的生産の機会が増えています。マルクス=エンゲルスの『共産党宣言』に「資本主義は自らの墓掘り人を作りだす」とのくだりがある。資本主義は、自らに代わる新たな社会を作る潜在的な力を生み出しているんです。

 茂木 最後は「愛」について。愛はパートナーや親子関係を超えた感情ですよね。

 ハート 愛とは政治です。私とトニはその働きを理解しようと奮闘中です。私たちは『<帝国>』と『マルチチュード』に次ぐ、3冊目の理論書を完成させつつあります。そこで愛についても議論します。

 茂木 日本では、多くの人が政治に対して懐疑的です。しかし、それでは問題に向き合うヒントが得られない。私たちは、ハートさんがおっしゃるように、愛をもって政治を抱擁しなければならないのでは?

 ハート 愛は、政治的な文脈で機能しています。キリスト教やユダヤ教の伝統では、愛は家族やカップルだけでなく、共同体を作る政治的な作業です。こう考えると、エロス(性愛)とアガペ(神の愛、隣人愛)の区分も否定されます。政治的な文脈で機能する愛は、もっと違う、何かでなければなりませんね。

==============

 ■人物略歴

 ◇もぎ・けんいちろう
 脳科学者。1962年生まれ。東大大学院修了。理学博士。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東工大連携教授(脳科学、認知科学)。『脳と仮想』で小林秀雄賞。他に『脳とクオリア』『クオリア降臨』『脳の中の人生』『ひらめき脳』など。

==============
 ■人物略歴
 ◇Michael Hardt
 思想家、比較文学者。1960年生まれ。ワシントン大博士号取得。『<帝国>』『マルチチュード』『ディオニュソスの労働』は、今年3月に来日を断念したイタリアの政治哲学者、アントニオ・ネグリ氏との共著。他の邦訳書に『ドゥルーズの哲学』。
(2008年8月18日 毎日新聞夕刊)



「愛とは政治です」(ハート)。
なんてステキで刺激的なことばでしょう。

『マルチチュード』(下)は、以下の
「マルチチュードの民主主義」の章で終わっています。

・・・・・グローバル民主主義を求める新しい動きは各人の特異性を基本的な組織原理として尊重するだけでなく、それを自己変容と異種混淆化、異種交配のプロセスとして位置づける。マルチチュードの多数多様とは単に違うもので「ある」だけでなく、違うものに「なる」ことも意味する。今の自分とは違うものに生成変化せよ! これらの特異性が<共>にもとづいて行動し、新しい種族が形成される--すなわちマルチチュードによって、政治的に強調して働く主体性が生み出されるのだ。マルチチュードが下す主要な決断とは実際、新しい種族、というより新しい人類を創造するための決断なのである。愛を政治的なものととらえるとき、この新しい人類の創造は究極的な愛の行為にほかならない。(『マルチチュード』(下)P261)・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私たちの目にはしかし、民主主義への欲望、<共>の生産、そしてそれらを表現する反逆のふるまいをグローバルな主権システムから決定的に分かつ裂け目があることがはっきり見てとれる。これまで長い間、暴力と矛盾、グローバルな内戦、<帝国>的生権力の腐敗、そして生政治的マルチチュードの際限のない苦役に彩られた季節が続いてきた。だがそのあとに必ずや、異議申立てと政策提言の途方もない蓄積がひとつの力強い出来事、ラディカルな蜂起の要求へと変容する時がやってくるに違いない。私たちは今日すでに、もはやすでに死んでしまった現在と、すでにもう生きている未来との間で時間が引き裂かれていること、そうした現在と未来の間でパックリ口を開けた深い淵が日に日に巨大になりつつあることを目のあたりにしている。やがて私たちをそうした生きた未来に向けて矢のように放ってくれる出来事が起こるに違いない。それこそが真に政治的な愛の行動となるのである。(『マルチチュード』(下)P264)



『マルチチュード』を読んでわたしは、
わたしの考える「ネットワーク型の市民社会」や
「市民自治(わたしのことは、わたしが決める)」とよく似ているなと思っていたのです。

「市民社会のNPOやNGO」「自治の現場の実践」は、
すでに代表制の近代民主主義を超えている、
と思います。その先はあるものは・・・・

3冊目の共著もぜひ読んでみたいですね。


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初秋刀魚でおつかれさま/第1回 「M&T企画/市民派議員スキルアップ連続講座」 

2008-08-24 09:59:27 | 市民運動/市民自治/政治
「M&T企画/市民派議員のスキルアップ連続講座」の第1回、
テーマが盛りだくさんで過密スケジュールだったのですが、ぶじ終了。

1月の勉強会は直前に体調を崩して薬を飲みながら、という状態だったので、
今回、レクチャーが多い長丁場が乗り切れるか心配だったのですが、
事前にレジメを準備しておいたので、なんとか集中することができて、
一泊2日の日程を、あっという間に終わりました。


参加者15人のうち、時間の余裕がある人が残って、
午後からは、個別課題を話し合う、オプション講座。
 


休む間もなく、議員の皆さんは9月の決算議会に突入するのですが、
次回の講座に向けて、情報公開、監査請求、一般質問などの課題をお願いしました。

第1回 「M&T企画/議員としてのスキルアップの連続講座」 
●日時:8月22日(金)13時~23日(土)12時
  
●会場:「ウィルあいち」(名古屋市)  
●講師:寺町みどり&ともまさ 
     
《事前の課題》
(課題1)  あなたが議会や行政との関係などで抱えている問題について、A4用紙 1枚 に具体的に書く (フォーマットなし)。
(課題2及び課題3)  (フォーマットあり) 
 現在、調整中  20日中に返信をお願いします。
●今年度は、上記課題や当日資料は講師サイドで全員の分をプリント、製本していきます。

《持ち物》 (※講座でテキストに使うので必携です)
●『地方自治小六法』
●『市民派議員になるための本』
●『議員必携』
※ 他の参加者に配布したいニュースなどはご自由にどうぞ(配備用の机あり)

《スケジュールおよび内容》
8月22日(金)13時~20時
    集合:12時30分(時間厳守) 1Fロビー

13:00~13:20 
○講座の説明      ○自己紹介 1人1分×15人

【第1部 】
《セッション1》 「議会の基本を知らないと議員活動は安易に流れる」
 【Part1】 
   1.議会とはなにか-議会の役割と「長」との関係
   2.議会の権限とはなにか
   3.会議の原則~議会のルールと流れを知ろう
   4.本会議と委員会- 議会の活動能力や守備範囲の理解
 【Part2】
   1.議会における「議案」とはなにか
   2.「審議」・「審査」とはなにか
   3.議会における議員とはなにか~議員の仕事/市民の仕事
   4.議会運営の原則、ルール


【第2部】
(《セッション1》の続き) 
   個別課題との関連など 

《セッション2》 「原則に基づく的確な発言、議論が効果を生む」
 【Part1】 
   1.議会における「発言」とは
   2.「質疑」とはなにか、「一般質問」とはなにか、その違い 
   3.質疑、質問の原則とルール
   4.その他の発言、問題発言、懲罰との狭間
 【Part2】
   1.質疑・質問には、獲得目標の設定が不可欠
   2.質疑・質問の組み立て方/答弁の引出し方
   3.テーマに関する調査のコツ/事前調査や聴き取り・ヒアリング
   4.「思い」を表わすのではなく、根拠に基づく論理的説得力を身につける
  【Part3】 
   個別課題との関連など 

【第3部】
《セッション3》 「公的手続きを使うことで影響と効果は倍増」
 【Part1】
   1.じょうずに使おう! 直接民主主義の制度
   2.請願・陳情
   3.請願の紹介議員になったら
   4.伝家の宝刀といわれる直接請求
 【Part2】
   1.情報公開制度を活用しよう
   2.誰でも都合の悪いことは隠したい=情報公開で真の背景が見える
 【Part3】
   1.民主主義は「ノー」から始まる
   2.行政の処分とは / 意味、意義、効力
   3.納得できない処分に対しての不服申立、異議申立・審査請求等
 【Part4】 
   1.流れの転換やダメ押しには住民監査請求=請求で実力と実績倍増
   2.議会活動、情報公、住民監査請求などの連係で議員のステージアップ
 【Part5】
個別課題との関連など 

8月23日(土) 9:00~12:00
【第4部 】

《セッション4》 「9月議会にむけて=決算審査のために」
  1.予算概論-自治体財務・予算のしくみと流れ
  2.決算とはなにか、 決算は政策の事後評価
  3.決算審査とは~決算の意義と考え方/決算審査を予算に生かす
  4.決算審査の着眼点
  5.06年成立の財政健全化法=07年度は指標公表、08年度決算から健全化計画

【第5部】
《セッション5》 「議会や行政との関係での具体的問題の解決」
   ・課題に対応して、認識の整理をする

【まとめ】
   ・参加者として講座で獲得したこと(1人1分以内)
   ・講師のまとめ

8月23日午後  昼食の相談もしつつ、希望者とのオプション講座)


「スキルアップの連続講座」は3時半ごろ終了。

前の日に寝たのが2時ころだったので、
帰りにユニーで買い物して、早めの夕ご飯。

さんまの塩焼きで、「おつかれさま」。



ナスを切り戻して、木になっていた実を全部収穫したので、
最近のおかずは、ナス尽くし。
  

シギ焼き、田楽、マーボナス、などいろんな味を楽しんでます。


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最後まで読んでくださってありがとう
「一期一会」にクリックを 
 明日もまた見に来てね
 


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富良野でお泊り「ふらのラテールサマープラン」

2008-08-23 07:19:36 | たび/紀行/温泉
今朝の記事は、名古屋のウイルあいちから送っています。

昨日から「市民派議員のためのスキルアップ連続講座」。
午後8時に前日のスケジュールが終わって、
宿泊棟で参加者の皆さんと交流会。

久しぶりにビールを飲んで、12時過ぎまで
わいわいがやがや、話していました。
で寝たのが2時頃。

6時ころ目が覚めて、朝風呂に入ってから、まずはパソコンに向かっています。


--------------------------------------------------------

7月に北海道に行ったとき、富良野のファーム富田に朝一で行きました。
その時に泊まったのが、「ふらのラテール」。

富良野の街道沿いにある洒落た滞在型のホテルです。



「じゃらん」で見つけて申し込んだのですが、
敷地も建物もゆったりしていて、お隣がスーパーで買い物も自由。
ファーム富田には車で10分ほどでいけます。

近くのお店で「ふらのラテールに泊っている」と言ったら、
「人気なのによくとれましたね」とのこと。

「万華の湯」という立ち寄り温泉施設も併設されていて、
とてもきもちが良かったのです。

夕食は北海道の食材を使った創作料理で美味しかったです。
富良野や美瑛など、どこへ行くにも交通の便も良くてお勧めです。

ということで、「ふらのラテール」の料理を紹介しますね。

ふらのラテールサマープラン
天然温泉と特別料理で旅を演出!ラテールサマープラン
地元食材をふんだんに使用した期間限定の特別創作料理。

  

  

  

夕食メニュー
・北竜産そば粉使用のそば寿し(先附)
・知床鳥のオイル焼、青つぶ福良煮、海老蝦夷焼、活蛸やわらか煮など(前菜)
・冷製コーンスープ
・鮪引造里、サーモンなど(お造里)
・富良野産北あかりの和風しゅうまい生雲丹など(煮物)
・上富良野産地養豚の岩塩焼、富良野産黒毛和牛のあぶりポン酢ジュレかけなど(焼物)
・ほっけと小海老のガレット仕立(洋皿)
・いぶし鮭酢浸し(酢肴) ・コンソメ仕立の茶碗蒸しモッツァレラチーズ風味(蒸し物)
・白飯、香物、味噌汁(食事)
・黒胡麻プリンのアグレソースかけ、山部産メロンなど季節果物(デザート )
計13品!創業以来の和洋折衷料理は当館の自慢です!
夕食・朝食は1Fレストラン「ル・ノール」で用意しております。
もちろん当館2Fの自慢の天然温泉大浴場「万華の湯」は無料でご利用できます。
「万華の湯」 営業時間夜 24:00まで 朝 5:00~9:00
----------------------------------------------------------------


北海道の記事は、お花の画像だけで1000枚ほどあり、
旭岳のお花もまだひとつも紹介していないので、
近いうちにアップしますね。

これから、パソコンをつれあいと交代して、
9時からのセッション5「決算」の予習と、
参加者の「課題」を読み込みます。


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『東京島』(桐野夏生著)谷崎潤一郎賞に。

2008-08-22 10:04:56 | ほん/新聞/ニュース
昨日に続いて本のはなし。

今日は市民派議員向けの勉強会なので、とりあえず、
下書きしといた記事をアップして、と思い、
『東京島』(桐野夏生著)を紹介しようと書きはじめたら、

この本、なんと19日に谷崎潤一郎賞を受賞していました。

谷崎潤一郎賞に桐野夏生さんの『東京島』
2008.8.20 読売新聞

 第44回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)は19日、桐野夏生さん(56)の「東京島」(新潮社)に決まった。副賞100万円。
 受賞作は、南海の無人島「トウキョウ」に漂着し30人以上の男性との逆ハーレム状況に置かれた女性が、男たちの寵愛(ちょうあい)を受け、ときに異端視されながら生き抜いていく物語。
 選考会では「孤島を舞台に様々な人間を登場させ、人の行動パターンをすべて見せてしまうというからくりは、よくできている」などと評価された。
 贈呈式は10月17日午後6時から、東京・丸の内のパレスホテルで。
(2008年8月20日 読売新聞)




『東京島』(桐野夏生/新潮社/2008)
あたしは必ず、脱出してみせる――。ノンストップ最新長篇!

32人が流れ着いた太平洋の涯の島に、女は清子ひとりだけ。いつまで待っても、無人島に助けの船は来ず、いつしか皆は島をトウキョウ島と呼ぶようになる。果たして、ここは地獄か、楽園か? いつか脱出できるのか――。欲を剥き出しに生に縋りつく人間たちの極限状態を容赦なく描き、読む者の手を止めさせない傑作長篇誕生!
-----------------------------------------
桐野夏生/著 キリノ・ナツオ
1951年金沢市生れ。成蹊大学卒。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞する。1998年『OUT』で日本推理作家協会賞、1999年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、2004年『残虐記』で柴田錬三郎賞、2005年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞を受賞した。また英訳版『OUT』は2004年に日本人初のエドガー賞候補となる。著書に『アンボス・ムンドス』『I'm sorry,mama.』『メタボラ』など多数ある。
-----------------------------------------


この本は、あまり書評で絶賛されるので、読んでみたくなったもの。
実は、桐野夏生さんの本は初めてなのですが、最初立ち読みしていたのですが、
奇抜な設定と独特の文体に、つい引き込まれ、
本を買って最後まで読んでしまいました。

以下、わたしが本を買う気になった、書評の一部です。

やっぱり、本は、かって読むのが一番です。


2008.6.7 中日新聞


東京島 [著]桐野夏生
2008年5月25日 朝日新聞
[評者]鴻巣友季子(翻訳家)■リアリズムも超越した不敵な野心作

 一作ごとに話題を集める作者の新刊である。「無人島への漂着」という古典的なモチーフを、現代文学においてどう料理してみせるのか?
 那覇港を出帆したクルーザーがほどなく難破、一組の夫婦が見知らぬ無人島に流れつく。3カ月後には、離島でのきついバイトから逃げてきたフリーターが23人、その後には日本への密航中に捨てられた中国人が10人余り、漂着して自給自足の生活を始める。唯一の女性がセックスの力で島に君臨し、リーダーが入れ替わり、中国勢との対立や裏切りがあり、かくして救出を待って5年、女は父親の定まらない子を孕(はら)む。
 18世紀の『ロビンソン・クルーソー』は、無人島の自然と生活を克明に描写して、近代リアリズム文学の起点となった。『東京島』はそれへの挑戦状かもしれない。片方だけ残った靴を描いて持ち主の死を表現した『クルーソー』のリアリズムに対し、本作は止まった腕時計が「喪失」を暗示したりするものの、作品の主眼は現実の「リアルな」描写にはない。船は波間であっというまにバラバラになり、人は崖(がけ)から転落すると次には白骨化している。無人島作品が必ず直面する文字の筆記手段の問題にしても、島に唯一の帳面をめぐって「紙と言葉の物語」が展開しかけるが、作者はそんな約束事をも悠々と覆してしまう。
 さりとて『蠅(はえ)の王』さながらのサバイバル劇かといえば、島には食物が豊富で、日本の若者たちはアクセサリー作りなどをゆるゆるやっている。舞台は無人島ながら、そこに描かれるのは作者が得意とする都市型の底辺生活なのだ。
 凡庸な小説であれば、リアリティーを云々(うんぬん)されかねない。ところが、『東京島』はリアリズムなんてものを振り落とさんばかりの力で突き進む。しまいには、桐野夏生と近代リアリズムの一騎打ちの様相すら呈してくる気がしてゾクゾクした。本作の魅力と凄(すご)みは現代ノベルのそれというより、始めのテイル(tale)のものなのだ。この存在感をリアルと言わずになんと言おう。またもや不敵な野心作が登場した。
    ◇
 きりの・なつお 51年生まれ。作家。『柔らかな頬(ほほ)』で直木賞。『メタボラ』ほか。
(2008年5月25日 朝日新聞)


【本よみうり堂】桐野夏生さん 新作「東京島」に4年の歳月
「不自由の中の自由」を漂流

「逆ハーレムって、男の人も困るでしょうね」=横山就平撮影 桐野夏生さんが、無人島に漂着した人々のサバイバル劇を生々しく描き出した小説『東京島』(新潮社)を発表した。「どこまで自由に無から有を生み出せるか」試みた意欲作だ。(佐藤憲一)

 自身最長の4年の歳月をかけ、初めての文芸誌掲載作にもなる。締め切りなど制約も多い小説誌や週刊誌での創作に比べ、「『新潮』の編集者から何をやってもいいといわれ、締め切りも縛られなかったので、自由で楽しい仕事だった」と振り返る。
 物語のヒントは、太平洋戦争末期、孤島に流れ着いた約30人の男性と一人の女性が7年間暮らし、「南島の女王蜂」などとスキャンダラスに報道されたアナタハン島事件だ。桐野さんが現代のフィリピン沖に創造した無人島には、日本人夫婦に23人のフリーター集団、11人の中国人が次々と流れ着く。
 救援の船をひたすら待つ人々が島に名づけたのはトウキョウ。日本の若者たちは、仲のいい人同士で、ブクロ(池袋)、ジュク(新宿)などの集落に分かれて、生きがい探しに走る。
 「ロビンソン・クルーソーのように何かが欠乏したり、収容所もののように閉じられた空間で人が変わっていく話が好きなんです。自分がそんな耐乏生活するのは嫌ですけど」と笑う。
 たくましく自活の道を見いだす中国人グループに比べ、強いリーダーを見いだせない日本の若者たち……。島の中にはオダイバや危険な廃棄物の捨てられたトーカイムラまである。「今時の人たちが、無人島暮らしをしたらエセ東京を作りそうだと思っただけ」というが、トウキョウは、現代の縮図のようにも見える。
 40代の一人の女性に対して30人余の若い男という逆ハーレムの状況に置かれる清子は、男たちの寵愛(ちょうあい)を受ける絶頂期と異端として排除される凋落(ちょうらく)期の間を浮遊し、やがて島と同化する。
 「力はなくても、サバイバルの本能を全開にし生き抜いていく清子のしたたかさや荒々しさを描きたかった。図らずも妊娠してしまう女という体のうっとうしさも含めて」
 実はこの1年ほど、「小説の書き方を忘れたようなスランプ」だったという。妻の壮絶な嫉妬(しっと)に苦しむ夫を実体験を元に描いた島尾敏雄の『死の棘』を別の雑誌連載の関連で再読、その「毒にあたった」からだ。 「現実の怖さに比べフィクションがどれだけ強いか、虚構の中のリアリティーは何かと考え込んでしまって……」
 それでも「以前の『グロテスク』では、坂道でこぼした水の線がどこまでも延びていくイメージがあった。空間的に閉ざされた『東京島』の場合、深く深く掘って鍾乳洞を発見するような収穫があった」と語る。つまり、限定された舞台でも自在に物語を深める手段を得たということだ。「不自由の中の自由を知って、変われるような気がする」という作家は、楽園のような島に飽きたらず、漂流を続ける。
(2008年6月3日 読売新聞)


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