みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

極楽の源泉かけ流し・秘湯の宿「龍洞」/今年いちおしの宿

2006-11-30 11:18:30 | たび/紀行/温泉
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紅葉と温泉の旅からかえってすぐ、福井のことやら
通信の編集/発行やらで、なかなか旅の画像を整理する暇がなかったけど、
やっと、ひときりついたので、ジャーン、
今年の「みどり・いちおしの宿」を紹介します。

今年の旅は、あとから考えれば、上信越国立公園のなかを回っただけ、
なのだけど、なかでも気に入ったのが秘湯の宿「龍洞」

水上温泉から照葉峡のほうへ上って約30分、
こんなとこに宿があるのかしら、と思うくらいの山の中に
とつぜん現れる「湯の小屋温泉」の一軒宿。
  

棟をどんどん建てていったみたいで、敷地はかなり広い。
わたしたちの泊まる部屋の前も、冬に備えて突貫工事中(笑)。
わたしたちは、たった一つだけ空いていた(ラッキー)
「露天風呂付の離れ」にとまったんだけど、

  
 
21の貸切露天風呂が、空いていれば入りたい放題なので、
部屋つき露天は必要なかったかな、という感想。

わたしたちが泊まった部屋の近くには、
趣向を凝らした14の貸しきり露天があって、
札が下がっていれば空いてる、ってことなんだけど、
札を持っていってしまう人がいるらしく、
札がないのに、だれも入っていない露天風呂も多い。

  

はいりたい放題の貸切露天風呂

最初に入ったのは、渓流がすぐ横を流れる「河童」。
ユーモラスな河童のおきものがご愛嬌。

  

気持ちのよいお湯で、ノンビリはいっていたんだけど、
21の露天風呂の「全湯制覇が目標だった」とはたと気づいて・・・・
で、札がかかっているとこは遠慮して、
ひとつずつ偵察がてら、のぞいて見た。
 
  

  

部屋つき露天と、自宅の浴槽より狭いとこはやめといて、
(恋人同士、狭いとこにギュウギュウ入るのもいいかも)
とりあえず、いくつかザブンとはしごしてみた。

渓流沿いの源泉かけ流し大露天風呂「天女」

たまたまのぞいた「天女」を見て、びっくり。
これひとつで「露天風呂付の温泉と銘打つ宿」の
露天風呂よりも、かなり広い。しかも、貸切。
  
脱衣場にデジカメを取りに戻って、裸のままパチパチ。
お湯は、ぬる目の深めで泉質も肌に優しい。


出たり入ったりしながら「いい湯だなあ」。

山際の大露天風呂「龍神」

ひとつずつの露天風呂は割と近いところにあり、
素肌に浴衣をひっかけただけで、露天風呂めぐり。
案内を見ると、もうひとつ大きな「龍神」という露天風呂も。

  
ここがたぶん、いちばん広い露天風呂。
山際の紅葉が美しい。雪がある時に入るといいだろなぁ、
と思いながら、雪崩で埋まった「乳頭温泉」を思い出した。


出たときは、すでに2時間を経過。
とても気に入ったので、「龍神」には翌朝、
入りなおして、朝風呂を満喫した。

ロビーから右に行った「メゾネットタイプ」のお部屋の近くにも、
7つの貸切風呂が並んでいた。
すでに、10くらいのお風呂に入ってたので、
ひとつだけに入った↓。
 

  

「龍洞」の露天風呂は、すべて加水も加温もなしの源泉が、
二つある湯元から、ドウドウと贅沢に流れっぱなし。
これだけの規模の露天風呂はそうそうない。

めちゃワイルドでとっても気に入った。
なにより山の中で静かなのがいい。
温泉好きには、ぜったいおススメ。

私たちが泊まったのは、「和室8畳+洋室6畳+露天風呂」の
露天風呂付離れ(棟割)。
玄関もあり、普通の一軒家くらいの広さの、
和洋二間で広いバスもあり、寝室はベッド。
川側にあって露天風呂から見る景色もよい。
お料理は、別棟の個室で食べたのだけど、おいしかった。
チェックインからアウトまで、一度も部屋に人がこないのもいい。
これで、「平日24,300 円」と、露天風呂付離れにしては値段も手ごろ。

尾瀬にも近いし、日光や東北の足場にもなる。
また、ぜひ来たいと思った宿です。

21ある露天風呂の、全部に入るのはさすが無理だったけど、
次の楽しみに残しておこう。

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香りの森のハーブたち/セージ・千日紅etc

2006-11-29 10:14:32 | 有機農業/野菜&ハーブ
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車で10分ほどの「四国山香りの森公園」に行ってきた。
ここは、「利平栗発祥の地」の山県市大桑。
「香りの森公園」には、ハーブ園がある。
 

花もそろそろ終わりのセージの仲間が出迎えてくれた。

  

  

  

  

  

色とりどりの千日紅ももうすぐ種になるとのこと。
  

 

とはいえ、これだけ咲いているとさすが見ごたえがあります。



 

 

 



仕事の合間に、ほっと一息つかせてくれた
かれんなハーブたちに感謝!

 
ローズマリー

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晩秋の庭の花たち/問題だらけの行政・職員&情報公開に対する姿勢/福井でいま何が起きているのか-2

2006-11-28 16:51:36 | 「ジェンダー図書排除」事件

きのうのつづき。

夕陽に映えて、
  
庭のモミジも、燃えています。



モミジの木の下には、大文字草と小菊。
  

   

翌日はあいにくのお天気で、
  
サザンクロスとアブチロンが雨にぬれていました。
  

もうすぐ霜がおりるという今頃になって、
たくさん花を咲かせています。


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こちらも、きのうのつづきです。

『む・しの音通信』No.58に寄稿してもらった、
今大地はるみさんと寺町知正さんの記事を紹介します。
どちらも、「無党派・市民派」の市議会議員です。

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          「インペイドワークに蝕まれた福井県行政」
                           福井県敦賀市・今大地はるみ
 

 「福井『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志」が80名の賛同者とともに、福井県に対し、福井県男女共同参画推進条例に基づく苦情申出を提出したのが8月29日。この事件の発端となった近藤氏も同じく苦情申出を行い、男女共同参画審議会で審議されることになった。
 わたしたち原告団は、審議会の公開での開催も合わせて申し入れしていた。審議会の開催日や公開での開催について、事務局のみどりさんが問い合わせをしたが、福井県の回答は、お粗末もいいところ。「日程は決まっていない、審議会は公開で行っている」というばかりである。福井県のいう「公開」とは、審議会にマスコミを入れている、マスコミの報道がすなわち公開であるということらしい。
 一般の傍聴はいままで、一度もなくするつもりもないという。いまどき、一般の県民や市民の傍聴を認めないことが平然と行われているのが福井県だとあらためて痛感。
 電話で問い合わせても、開催日時は決定していないを繰り返す担当課へ、直接乗り込んで直談判したが、いままでどおり「検討します」の回答のみ。
 「図書選定基準」についても、福井県はいつ策定するのか、策定に当たって委員会は立ち上がるのかをあわせて聞いた。なんと、7月にすでに出来あがっているというではないか。その選定基準を出してほしいとお願いしたら、またしても生活学習館の所管なので、本庁では出せないの一点張り。
 生活学習館館長に了解を取ってほしいといえば、あとでお返事しますと先延ばし作戦に
出る始末。今すぐ対応してほしいと粘った末に、しぶしぶ館長に電話、やっと「関係図書等整備方針」が出てきた。8月の集会前にあわただしく公開してきた文書の中にあったのは、平成7年度版の選定基準なのに、その2
ヶ月前には策定されており、しかも問い合わせるまで知らんぷり。本庁と出先機関との軋轢がまたしても顔を出した一幕となった。
 11月はじめに開催するらしいという審議会の日程が、10月の終わりになっても公表されないことに業を煮やし、わたしたちは再び福井県に対し、「審議会を公開で開催すること、一般の傍聴を認めること」などを申し入れすることにした。たった2日間で92名1団体(「む・しネット」)の賛同者を募り、10月30日の朝、担当課に午後1時30分に申し入れ書の提出をすることを告知、福井県庁へ向かった。
 1時直前、わたしの携帯に担当課課長から電話が入り、審議会は公開で行うことになったから、申し入れ書を提出する必要はないという。とりあえず、申し入れ書は予告どおり提出するので、話はその場で聞くということを伝えた。担当課長は、「今大地さんのいうことはすべて、することに決定したのでもういいでしょう」といわんばかりの態度がありあり。11月2日に開催される審議会の傍聴の申し込み締め切りが前日の午後3時、10名限定でオーバーした場合は抽選という。
 申し入れ書に対して、文書での回答を求めたとたん、課長は泣きそうな顔で、「言われたとおりしているのに、今大地さんはいつもバシッバシッって厳しいことばかり要求するんだから・・・」。
 これのどこがわたしたちの要求どおりなんだ! 今朝の電話のときには、日時が決定したことも、公開で開催されることも何一つ言わなかったじゃないか! 2ヶ月もの間、何一つ進まなかった審議会の話が、申し入れをすると聞いたとたん、たった3時間足らずで決定するんだから、怠慢としか言いようがないではないか!とあらたに怒りがフツフツ。仏の顔も三度までだよ!
 図書排除事件発覚から半年、出さない・見せない・知らせないの三無主義が徹底している隠蔽体質も、仕事先延ばしの怠慢体制もいまだ変わることのない福井県の病巣は、かなり進んでいると見て間違いはなさそうだ。
(「む・しの音通信」No.58より転載)
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             自治体や職員の質&情報公開に対する姿勢
                        岐阜県山県市・寺町知正


 今年5月から福井県の図書排除事件にかかわって、(すべての職員がそうとは言わないが)県職員の公務に対する責任や情報公開に対する認識がきわめて乏しいと感じている。その「自治体や職員の質」が、今回の図書排除問題を大きなものにした原因の根本にある。
 今回、福井県への6月26日付けの「排除した書籍リスト」の公開請求に対し、知事は7月7日付で「一部非公開」処分をしてきた。とはいえ、実質は、「ワクの罫線」を除いて、ほぼすべて真っ黒の書籍リスト5枚だ。
 そもそも、特定書籍の「排除をする」ことは検閲に当たる違法行為である。思想・良心の自由、表現の自由、著作者人格権等を侵害する行為である。図書館業務に関しては「閲覧に供されている図書について,独断的な評価や個人的な好みによってこれを廃棄することは,図書館職員としての基本的な職務上の義務に反する」(最高裁第一小法廷平成17年7月14日判決)とされているし、「図書館の自由に関する宣言」もある。
 今回、公開しない部分として列記された情報は、「表題部、NO、書籍名、副題、著者・編者、出版社、備考各欄記載事項」。これらは公開しても情報公開条例上なにも支障がないのに、あえて「非公開とする」という権利侵害がなされた。かりに、リスト提出者が純粋な民間人であって、しかもその文書に氏名の記載があれば、「個人名」部分だけを非公開にすれば条例に適合する。
 そこで、私たちは、「知事の非公開処分は福井県情報公開条例に照らして違法であるから非公開処分を取り消せ」との行政訴訟を、8月26日に福井地方裁判所に起すことを公表し、福井県にも通告した。
 すると、福井県は8月11日になって突然リストを公開してきた。その理由は、「リスト作成者が公開してもよいといっている」というもの。では、今回同様のリストを他の者が作成して、「公開するな」といったら公開しないというのだろうか。
 答えは、ノー。情報公開条例はそのように気まぐれでルーズなものではない。福井県が公開した理由が「裁判にされたら負けるから」ということにあるのは、明白だ。
 では、なぜ、当初、公開しなかったのか。 県職員が、「関係者から要求されたジェンダー図書を排除の意図をもって片付けたから」と考えることで説明がつく。簡単に言えば、「やってはいけないことをやったから、内緒にしたい、騒がれたくない」という心理。
 そこが見えていたから、私たちは、「上野千鶴子・原告団代表」として、提訴する作戦に出た。全国の同様の動きに対しての警鐘にもしたいとの期待も込めて。
 ところで、この排除本リストの作成者は、福井県の男女共同参画条例に基づいて知事の委嘱を受け、かつ、県から手当ての支給を受けている「推進員」である。推進員に「反推進」の中核人物を入れたことで、今回、福井県の男女共同参画推進施策の問題だけでなく、行政や職員の質の問題まで露呈した。
 こんな話もあった。5月に3名が連名で情報公開請求したとき、福井県はなんと、「同一文書の公開請求でも一人ずつ公開請求書を提出すべき」と要求してきた。条例に定めのないそんな誤った要求は許されないので、知事に申し入れをした。すぐに県職員からの要求は撤回された。もし、他県でもこのようなところがあったら、ぜひ改めさせてほしい。
 これまで非公開だった男女共同参画審議会の会議は、突然、公開された。が、職員が審議会を録音したテープを情報公開請求したら、職員が持っているにもかかわらず「県の公文書(記録)」ではない、「不存在」だと処分決定された。
 これらどれを見ても、「先どり行政」でなく、無責任な行政の姿だ。住民にとって、クリアしなければならないハードルが多い自治体ほど、ハードルを課す職員がいるほど、自治体の質が悪いのが常。福井県は、これらの他にも、マズイことを続けている。
(「む・しの音通信」No.58より転載)
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福井「焚書坑儒」事件その後/福井でいま何が起きているのか-1/庭のドウダンも色づいて・・・。

2006-11-27 09:23:58 | 「ジェンダー図書排除」事件
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昨日は、福井・ジェンダー図書排除事件の特集が載ってる
「む・しの音通信」58号と資料の郵送作業を、
朝から晩までしていて、まったく余裕がなかった。
やっと体調がよくなったのに、もう少しのんびり暮らさなきゃ・・・・

通信に書いた「福井『焚書坑儒』事件のその後」を転載します。
現時点の『ジェンダー図書』問題の最新情報です。

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       福井「焚書坑儒」事件のその後
                                  寺町みどり


 11月2日午前、わたしたち「福井『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志」(以下、「原告団」という)80人が、8月29日に「福井県男女共同参画条例」第21条2項に基づいて提出した「男女共同参画にかかる県施策への申し出」を諮問する「福井県男女共同参画審議会」が開催された。
 前半は「男女共同参画基本計画の改訂について」。後半は、わたしたち「原告団」と図書の排除を求めた近藤氏側がそれぞれ提出した「苦情申出」が議題となった。
 審議会では、まず委員長が県に対してきびしい意見を述べ、他の委員からも図書撤去への批判や疑問が続出した。杉本総務部長は一時撤去は「適切ではなかった」と認め、「反省している」と何度も繰り返したそうだ。
 その後、「審議会」の諮問を受けて、「苦情申出書」に対する西川一誠福井県知事からの回答書が、今大地さんの元に届いた。回答には、「一括して図書を移動し作業を行ったことについては誤解を与える結果となり、十分な配慮に欠けていたものと反省しているところです」とある。
 11月21日、「福井県知事の回答」と、「原告団」代表として上野千鶴子さんが書いた「『ジェンダー図書排除』苦情申出への福井県知事回答に対する声明」を公表した。

 ●審議会記録「非公開」に対する異議申立
 11月21日の午前中に「声明文と知事回答」を県政記者クラブに送って、ホッとしたのもつかの間、お昼になって福井県知事から「公文書非公開決定通知書」が届いた。
 この情報公開請求は、11月2日に開催された「男女共同参画審議会の会議の記録(電磁的データ・テープなど)」について、11月6日に、「原告団」13人で情報公開請求していたもの。
 わたしは、請求時の11月6日と処分時の11月20日に、電磁的データ・テープが審議会の記録として担当課に存在していることを確認しているが、この情報は「公文書ではない」との判断で、非公開(不存在)とされた。つまり、担当職員がそれらの情報を持っているが、情報公開条例の対象ではないから、存在するにもかかわらず「(情報公開条例上は)不存在」というわけだ。
 非公開処分が決定したと20日の電話での男女参画・県民活動課の石原氏の言い分は、「紙になって決済を取ったものが公文書。紙になる前のものは、担当者個人が公文書を作成する過程のもので、テープ、データは単なる覚えというか、記録・・・」とか。「電話を記録してますけどいいんですね」と念押しすると、「できあがったものをHPに議事録としてあげる。それが公文書。過程のものは推敲を重ねるので公文書ではない」。
 審議会の議事録は、HPにアップされるので電磁的データではないのかと指摘すると、「議事録としてできあがった時点で公文書。たとえ同じ文章のデータでもアップする前は公文書ではない」んだって! もうお話にならん、という感じで・・・あきれた。
 福井県は、情報公開条例で「電磁的データ・テープ」を「公文書」と定義しており、このような違法な条例解釈はとうてい納得できない。このケースは、前に図書リストを「非公開」にした「個別問題」とちがって、きわめて悪質だ。非公開処分は、福井県が各種会議の記録に関して、このような扱いをしているということを意味する。審議会の電磁的データが公開されなければ、県が「会議の記録」を恣意的に文章化しても検証すらできない。
 担当の石原氏は当初、「テープは私物である」と主張し、処分決定時には「審議会議事録ができあがったらテープはすぐ廃棄処分する。議事録は今日明日にもアップする」ということだった。請求文書の廃棄は、重大な権利侵害となる。
 わたしたちは、電磁的データ・テープの「廃棄」を阻止するため、緊急に福井県知事に「異議申立」をすることにした。知正さんが2時間で「異議申立書」を作成し、21日付「配達証明付の速達」で知事に郵送した。「異議申立書」PDF
 翌22日午前、「異議申立書」が福井県に届いていることの確認の電話を入れ、情報公開担当の行政情報センターに「もし処分時に存在した請求文書を廃棄してたら大変なこと。情報公開訴訟だけですみませんよ。同時に損害賠償請求もすることになります」とプレッシャーをかけた。ほどなく、行政情報センターから「異議申立書を受理」「テープは破棄されていないと確認」との返事があった。

 ●北海道に飛び火したジェンダー図書問題
 ところで、全国の女性センターの図書選定基準を福井の関連で調べていたら、6月と9月の北海道議会・予算特別委員会でも「道立女性プラザ」のジェンダー関連図書と図書選定基準をめぐって、自民党の小野寺秀議員からバックラッシュ発言があったことを知った。
 北海道の場合は、県直轄の福井と違い「道立女性プラザ」は指定管理者(出資法人)。6月と9月の議会発言と関連文書を情報公開請求したら、発言の電磁的データ(フロッピー)、全国の女性センターの調査結果などが公開されたが、かんじんの現場で図書の選定をする「女性プラザ運営協議会」関連の文書はすべて「非公開(不存在)」。
 こちらは、もともと道と争うつもりはなく、「情報公開条例」「女性プラザ条例例」「指定管理者の指定の手続等に関する条例」など女性プラザ関連のルールを読みこみ、これならまちがいなく公開されるという文書を特定したので非公開は納得できない。強く抗議すると指定管理者の情報公開手続きを知らなかったと非を認めたので、仕方なく日付をさかのぼって再請求しているところである。
 委員会質疑で策定を迫られた「図書選定基準」については、北海道の人たちに呼びかけて、なんとか「要望書」提出にこぎつけた。

 ●指定管理者制度の問題点が浮きぼりに!
 「指定管理者制度」とは、ほんらい自治体が直営する「公(おおやけ)の施設」の管理運営を委託するものなので、支出や意思決定という、行政直轄なら出てくる重要な情報が出てこないのは制度上の欠陥である。
 北海道のケースでは、指定管理者「(財)北海道女性協会」の内部組織である「女性プラザ運営協議会」で実質的に女性プラザの図書を選定し支出も決めるのに、委員の選任にも道の権限はおよばない。ということは、図書選定の直接の現場がブラックボックスになるということ。指定管理者と情報公開の問題は、情報公開請求する前から予想していたが「やっぱり」という思いだ。
 「公の施設」の指定管理者の公正性・透明性を確保し法的な網をかけるために、「情報公開条例」を適用している自治体は多く、北海道は出資法人等を指定管理者と「読み替え」準用している。
 また、出資法人等の情報公開の手続きの「定め」はあるにはあったが、今回、担当課は「道は文書を保有していない」というだけで、「出資法人(指定管理者)に当該文書があるかの確認もしていない」から、要請義務も果たしていない。「道が保有していないから不存在」と単純に条例解釈されては、そもそも条文を規定している意味がない。他の自治体では不備な条文が多いうえに、条文があるから万全かといえば、解釈と運用をまちがえば、今回のような「非公開(不存在)」という処分もありうる。
 指定管理者と情報公開の問題は、次のように整理できるだろう。
①女性センターの管理運営が自治体直轄の場合-選定基準の図書の策定も、図書の選定・管理・運営も自治体がおこなうので、とうぜん自治体の「情報公開条例」が適用される。
②女性センターの管理運営が指定管理者の場合-指定管理者制度は、地方自治法第242条の2「公の施設の設置、管理および廃止」3項~11項が根拠法で、その管理運営の詳細は自治体の条例で定めることになっている。「公の施設」だからこそ、公正・透明な管理運営の確保が不可欠だが、情報公開については考えてもいないという自治体が多いのが実情ではないかと思う。
 今回のことで、今年9月を期限としてスタートした「指定管理者制度」は「欠陥だらけで見切り発車」ということが浮きぼりになった。現場の自治体は、問題があることすら気づいていない。今後、法務行政にうとい自治体の実態が表面化してくるだろう。
 基本的に、指定管理者の情報の問題は、指定管理者に関する条例や個別の協定や契約ではなく、自治体として「情報公開条例」「個人情報保護条例」で規定して担保しないと解決しない。この問題は女性センターだけでなく、全国のすべての指定管理者に関係する、大きな問題である。

 ●女性センター共通の課題 
 女性センターの図書に圧力や介入が加わらないようにするには、「表現の自由を制限する内外からのいかなる干渉も排除する」ことが必要である。そのためには、「収集の基本的態度」を盛りこんだ収集規定(選定基準)が不可欠だが、もうひとつ重要なのは、「現場での適正な運用の確保」と、「図書の選定に問題がないか市民の監視(住民統制)が届くのか」ということ。
 指定管理者の女性センターの問題は、図書選定基準だけの問題ではなく、選定委員会、個別の図書の取り扱い・貸し出し、特に個人情報保護との関係などでも、解決しなければならない多くの問題を抱えている。
 「図書選定基準」については、福井県も北海道も、いちおう「基本的態度」を盛りこんだ規定ができた。とはいえ、どちらの規定にも問題はあるので、今後は、それぞれの地域の女性たちと連携しながら、よりよいものに変えていくことが必要だ。
 この春から、女性センターの図書の問題にふかくかかわって、この図書選定基準と指定管理者の問題は、全国の女性センターの共通の問題だと思った。それだけでなく「思想・表現・言論の自由」と「知る権利」をめぐる、図書館の抱える問題とも共通であり、大きく出資法人等の問題だということもわかった。
 福井や北海道で起きたことは、全国どこでも起こり得ることだ。問題は起きてからでは解決するのがめんどうになる。全国の女性センターの問題にかかわる人たちが、先手必勝で、よりよい図書選定基準をつくり、公正で透明な運営をはたらきかけることができれば、かくじつに、女性センターに対するバッシングや介入はしにくくなるだろう。まだまだ先が長くなりそうだけど、頼もしい仲間も多い。福井や北海道の経験を生かし、楽しみながら、しつこく取り組んでいきたい。
(「む・しの音通信」No.58より転載)
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「てらまち・ねっと」11/26

今日もまだ発送が残っているので、済んだら「む・しネット」のHPにも
今月号の全文(16ページ)をアップする予定。
ブログにも順次、紹介していきますから、また見に来てくださいね。


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話はかわりますが、
昨日は大龍寺のドウダンツツジを紹介しましたが、

わが家のドウダンも色づいてきました。
  

  
夕陽に映える葉が、燃えるようです。


  
四国山公園(香りの山)のドウダンツツジ

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深紅のドウダンツツジ/大龍寺(岐阜市粟野)がみごとです。

2006-11-26 09:33:04 | 花/美しいもの

「大龍寺」(岐阜市粟野)のドウダンツツジが紅葉していて、
全山真っ赤に染まっています。

春の白いかれんな花もきれいで、「大龍寺」はドウダンツツジで有名なお寺。
秋の紅葉もみごとで、昨日も中日新聞の一面にカラー写真入りで載りました。
これだけたくさんのドウダンツツジが一ヵ所にあるのは見たことがありません。
私も近くに住んでいたのですが、紅葉を見るのははじめて。

新聞を見て訪れたわけではなく、
昨日は、つれあいの両親の法事をこのお寺で営んだのです。


控え室から見る、中庭もすばらしい。

ちょと時間があったので、お庭を拝観してきました。
回り廊下の角、左奥が樹齢350年のドウダンツツジ。


楓やもみじも赤や黄色にいろづいてて、
コントラストがうつくしい。


山の斜面一面に植えたドウダンツツジが
お寺をとりかこんでいます。





これだけあると、草取りとかの管理も手入れもさぞ大変でしょう。
ドウダンツツジの苗は高いし、育つのが遅いのです。

朝はあいにく曇り空だったのですが、

 
十八楼で食事も終わって夕方、
陽がさしてくると、
山全体が燃えるようです。

あわてて撮ったのでちょっとピンボケ。

大龍寺(岐阜市粟野)のドウダンツツジの紅葉は、
今月末まで、まだまだ見ごろが続きます。
長良橋からまっすぐの国道256号沿いです。

拝観料300円でどなたでもお庭が見られますので、
せっかくこられたら、ぜひお庭を見るのがおススメですよ。

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『む・しの音通信』58号できあがり/「選挙公営」&「危ない!戦争がつくられる」ふたつの記事

2006-11-25 09:25:19 | ほん/新聞/ニュース
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『む・しの音通信』58号ができあがりました。

編集とちゅうで、福井県から「男女共同参画審議会の記録」が
非公開処分にされる、などのアクシデントがあり、
温泉の旅から帰ってきて、バタバタしていたのですが、
やっと一息つけそうです。
16ページだての「福井事件」の特集なので、内容については、
またHPにアップして紹介します。

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公的な手続きと手法を駆使して「福井発・焚書坑儒事件」でたたかう
寺町みどり

福井県生活学習館 ジェンダー図書撤去問題
ふくいサークル・菅井純子

「インペイドワークに蝕まれた福井県行政
福井県敦賀市・今大地はるみ

自治体や職員の質&情報公開に対する姿勢
岐阜県山県市・寺町知正

「闘って得たものは闘って守り抜く」 
明日へのメッセージ~上野千鶴子

福井「焚書坑儒」事件のその後
寺町みどり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「選挙公営」に注目してください!
愛知県日進市・ごとう尚子

「私の弱点、発見」
京都府木津町・呉羽まゆみ
「軸を入れる」
東京都江東区・前田かおる
「私の決めたスタイル」
愛知県日進市・島村紀代美
有り難かった講座の受講
三重県津市・柏木はるみ
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封筒詰めは、つれあいにも手伝ってもらって、夜には終わり、
これから発送します。

昨日の中日新聞には、関係がある記事がふたつ載りました。
ひとつは『選挙公営』の記事、日進市議のごとう尚子さんと、
つれあいも、こんどの12月議会で取り上げます。



一面に大きく出ていたので、びっくり。

統一選公費の無駄ノー 東海地方の無党派市議スクラム
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 来春の統一地方選に向け、東海地方の市議らが12月議会で、ポスター作成やガソリン代など選挙費用の公費負担の引き下げや透明性の確保を求める運動を始める。皮切りに愛知県日進市議が29日に開会する定例会に市費負担の上限額を引き下げる条例改正案を提案。岐阜県山県市議や三重県鈴鹿市議も12月議会で同趣旨の一般質問を予定しており、各地方議会の議論にも影響を与えそうだ。
 運動の中核は、「女性を議会に! ネットワークあいち・ぎふ・みえ(女性議会ネット)」(議員14人、市民50人)など東海3県の無党派の地方議員や市民らでつくる3団体。日進市の後藤尚子市議は、現在約36万8000円のポスター代の上限を24万6815円、7350円(1日当たり)のガソリン代を4200円に改める内容の提案をする。
 選挙費用の公費負担は「選挙公営」と呼ばれ、地方選ではポスターや自動車経費などの上限額を各自治体が条例で規定している。だが、実際の相場より高いとの指摘があり、全国で監査請求や公費負担の削減、廃止を求める動きも起きている。
 2003年の日進市議選について、後藤市議は立候補した30人が市に請求した費用を情報公開請求。その結果、ポスター代では半数以上が上限かそれに近い金額を、ガソリン代では上位3人だけで全体の3分の1の額を請求していたという。
 後藤市議は「実勢価格とかけ離れているにもかかわらず、多くの候補者が上限額いっぱいの請求をしている。行財政改革のためにも放漫な公費の使用はやめるべきだ」と話している。
(2006.11.24 中日新聞一面) 
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通信をつくり終えて、改めて新聞を呼んだら、
「中日春秋」に、『危ない!戦争がつくられる』の
本の紹介が載っていました。


『危ない!戦争がつくられる』
(青木みか著/風媒社/800円)
「中日春秋」2006.11.24
 「撃ちてしやまむ」。もとは古事記に出てくる言葉で、戦時下には将兵や国民を鼓舞する標語となった▼名古屋女子大名誉教授の青木みかさんの新刊『危ない!戦争がつくられる』(風媒社)。「一庶民の反省と不安」とうたうように、「撃ちてしやまむ」の青春時代を振り返り、戦争への道や悲劇を分かりやすく描く。女学校でも実弾射撃の訓練があり、銃の重圧感や射撃の衝撃はいつまでも残ったそうだ▼女学校を卒業後に結婚したが、船舶兵の夫は潜水艦の攻撃で船もろとも沈み、二十歳で一人に。夫は朝夕、『歎異抄』の「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」をつぶやき『葉隠』も身につけていた。そんな夫の戦争への諦観(ていかん)や葛藤(かっとう)を思うと、今もいたたまれなくなるという。広島で被爆した弟の手記もつらい▼<永劫にかかる凄惨の戦ひを禁じて誓ふ平和憲法>。自民党衆院議員を長く務めて、一昨年に亡くなった山中貞則氏の歌だ。太平洋の戦跡を巡って編んだ歌集の中の一首で、青木さんは本の冒頭で紹介しながら、平和憲法の意義を強く訴える▼今月で公布六十年の平和憲法。かつては多くの政治家が戦争体験も踏まえて大切にしたが、今は改憲の風が吹く。「戦争を知らない大人たち」が増え、為政者が「愛国心」を語る。その動きを見つめるうちに青木さんは戦争に突入したころの記録を残したい思いにかられたという▼時代への不安を感じる一方、平和に向かう普通の若者の底力を信じたいと。彼らもまた、このような本で一層平和の道を考えることだろう。(2006.11.24 中日新聞一面コラム) 


話題の『危ない!戦争がつくられる』は、
名古屋のYさんからおくっていただいていた本です。
反戦の思いをつづったとてもよい本なので、
ぜひお読みになってください。

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元気百倍!ケーキを食べて通信をつくった/紫ブロッコリーも。

2006-11-24 14:33:52 | おいしいもの/食について
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15日の原稿締め切りから、ずっと通信を作っている。

福井県の情報公開で新たな動きがあり、
とちゅうで編集作業は完全にストップ。

ホントは昨日発行するはずだったんだけど・・・・
で、発送の予定をいれてくれてたさちさんが、
宛名シールを届けがてら、差し入れを持ってきてくれた。

バテバテだったのだけど、げんきひゃくばい。
シュークリームを食べながら、
原稿を書いた。

とちゅう休憩は、モンブラン。
これが甘くなくて疲れが取れる。

夕ご飯を食べてる時間がなかったので、
アップルパイも食べた。
それから夜までかかって、10枚(4000字)ほどの原稿を書いた。

差し入れのケーキはこんなにたくさん。
ふだんは甘いものはあまり食べないんだけど、
なれない頭脳労働には甘いもの(ブドウ糖)が必要とか。


(ひとりで食べたわけではありませんから)

やっと16ページのゲラが完成して今日のブログを書いてます。

そうそう、

昨夜は、紫ブロッコリー(バイオレットクイン)と、
カリフラワーも食べました。どちらも初物です。
ゆでるとグリーンになり、やわらかくて甘かった。


ひと休みして、これから通信の印刷発送。

今月は、「福井『焚書坑儒』事件の特集です。
おたのしみに。


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富有柿と飛騨赤カブ~岐阜の特産でおいしい一品/福井県知事「反省」の回答・・・・新聞報道より 

2006-11-23 09:24:09 | おいしいもの/食について

大野町の姉から特大「富有柿(ふゆうがき)」が届いた。
富有柿は姉が住んでる地域が原産地で、
寒くなるとおいしくなる晩生の柿。



姉の家は、前は富有柿を出荷していたので
毎年11月になると大量にもらっていたが、
いまは屋敷まわりだけ少し残してあるだけとのこと。
食べきれないほどの熟柿で「柿酢」を作ったこともある。



昨年は体調回復途上だったので、
柿は体を冷やすと思って食べなかったのだけど、
やっぱり秋に富有柿を食べないとさびしい。



もう出荷してないので、今年は特大の極上品をもらった。
「岐阜産の富有柿」はお店で買おうと思うとめちゃ高い。
さっそくひとつ食べた。
もぎたてはシャキシャキしていて、とても甘い。
置いておくと少しずつやわらかくなり甘みも増していく。
硬いのが好きな人と熟柿が好きな人と、好みが分かれる柿。
わたしはどちらも好きだけど、そういえば、父は熟柿を
スプーンですくって食べるのが大好きだった。

こちらは、
清見の青空市場で買ってきた「飛騨赤カブ」。
赤カブも寒さが増すとおいしくなる。

 

帰ってすぐ、赤カブの千枚漬けを作った。
赤カブをきれいに洗って、薄切りにして、
塩をふって少し置いておく。

  
全部きり終えてしんなりしたとこに『千鳥酢」を入れると・・・・
アントシアンが発色して、真っ赤に変身。
  
飛騨赤カブの酢漬け(千枚漬け)の出来あがり。 

このまま食べてもおいしいけれど、
柿が届いたので赤カブを入れて即席ナマスを作った。

柿と赤カブと大根を千切りにして、
  
レモンの皮を香り付けと彩りにいれて、
ざっくりと混ぜ合わせるだけ。

酢はすでに赤カブに入っているのでお好みに。
わたしは、レモンの果汁を少々たらしただけ。



見てよし、食べてよし、おいしい一品のできあがり。

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福井県に提出した「声明」と「知事の回答」のことが、
昨日の新聞各紙に載り、福井の仲間から届きました。



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県生活学習館の図書撤去問題
知事名で「反省」の回答
市民団体「検閲一切しないで」

 県生活学習館(福井市)がジェンダーや性教育に関する図書を書架から一時撤去した問題で、著者の上野千鶴子東大大学院教授が代表を務める市民団体「福井『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志」は21日、県側から西川一誠知事名で『配慮に欠けていた」などと対応を反省する文書が届いたことを公表した。
 問題は、県男女共同参画推進員の男性から昨年11月以降、上野さんらの図書153冊を排除するよう度々要請があり、県が今年3月、これらの図書を書架から一時撤去。これに対し上野さんらの市民団体と男性の双方が県に苦情を申し出ていた。
 上野さん側への県の回答は『一括して図書を移動したことは誤解を与える結果となり、十分な配慮に欠けていたと反省している。図書選定基準の見直しや図書選定委員会の設置など改善に取り組んでいる。今後は、誤解を与えないよう慎重に行いたい」としている。
 上野さん側は声明で「反省の言葉が見られるのは、一連の抗議行動の成果。県は今後も行政権力による検閲行為を一切行わず、憲法を守るよう要請する」としている。
(朝日新聞2006/.11.22)

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ジェンダー本撤去問題 「誤解を与え反省」県、申出書に回答  

 県生活学習館の書架からジェンダー関連本約百五十冊が一時外された問題で、県は二十一日までに、苦情申出書が提出されていた上野千鶴子東大教授らのグループと、書籍のリストを作成した県男女共同参画推進委員に対して回答した。
 上野教授らには、「一括して図書を移動したことは、誤解を与え反省している。今後、慎重に図書管理を行いたい」と回答。これに対し、上野教授らのグループは同日、「反省の言葉がみられるのは私たちの一連の抗議行動の成果」とのコメントを発表した。
一方、書籍リストが男女共同参画にふさわしいか再検討を求めていた県男女共同参画推進委員に対しては、「生活学習館にさまざまな考えの図書を置くことは、男女共同参画社会を推進するために必要」と回答した。同委員は「回答は具体性がなく、今後も私たちの考えを県に訴えていきたい」と話していた。
 回答はいずれも有識者らでつくる県の男女共同参画審議会の意見を踏まえて行った。
(2006.11.22 福井新聞)
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ジェンダー本撤去
県「反省している」
 県生活学習館がフェミニズム関係の書籍約150冊を一時撤去した問題で、撤去リスト公開を求めていた苦情に対する回答を公開した。県は9日付で「図書を移動したことなどについて誤解を与え、配慮に欠けていたと反省している」などと回答。これを受け、メンバーの代表で上野千鶴子・東大教授は「図書の移動について『反省』の言葉が見られる」として一定の評価をし、思想・信条・言論の自由を守るよう要請する声明を発表した。
(2006.11.22 読売新聞)
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活渡り蟹&はやと瓜の鍋と、「五郎八」のトン汁うどん。

秋も深まり、平地の木々も色づいてきました。



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「ジェンダー図書排除」苦情申出への福井県知事回答に対する声明&福井県知事からの回答

2006-11-22 10:09:02 | 「ジェンダー図書排除」事件


  

「福井『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志」80名の
「男女共同参画施策に関する苦情申出書」に対し、
西川一誠福井県知事からの回答書が届きました。

「苦情申出」は、福井県生活学習館から153冊のジェンダー関連図書が
排除された問題に取り組んできたわたしたちが、
8月26日に開いた集会参加者にで呼びかけたもの。
8月29日には「ジェンダー図書排除」の是非を問うために、
福井県男女共同参画推進条例第21条2項により、
「苦情の申出」を提出しました。

苦情申出は、11月2日の「男女共同参画審議会」に諮問され、
それを受けて、福井県知事の回答が届いたものです。

この「男女共同参画の推進に関する施策等への申出書について(回答)」に対し、
「『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志』として、
代表の上野千鶴子さんの声明文を公表しました。



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                             2006年11月20日
        「ジェンダー図書排除」苦情申出への福井県知事回答に対する声明

                福井「ジェンダー図書排除」究明原告団および有志
                代表 上野千鶴子(東京大学大学院教授/著者)

 このたび「福井『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志」による男女
共同参画推進条例第21条2項に基づく「男女共同参画の推進に関する施策等
への申し出」に対する、西川一誠福井県知事からの回答書(男女県第299
号・平成18年11月9日付)が公文書で届きました。

 福井県知事の回答中、図書の「一時的移動」について、「反省」の言葉が見
られるのは、私たちの一連の抗議行動の成果だと考えます。

 また、誰であれ「思想・信条の自由」を認めるというなら、福井県におかれ
ましては、今後とも行政権力による検閲等の行為はいっさいおこなわず、法令
を遵守して、憲法が保障する「思想・信条・言論の自由」を守るよう、要請し
ます。

 他の自治体でも類似の状況が起きる可能性のある今日、このたび福井県が
とった処置とその後の非一貫性と不透明さを伴う対応が、他の自治体でもくり
かえされることのないように、今後とも監視を怠らないよう、メディア関係者
および市民のみなさんに呼びかけます。
                               以  上
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福井県知事からの回答です。
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                       男女県第299号      
                       平成18年11月9日
福井「ジェンダー図書排除」究明原告団および有志 様
                       福井県知事 西川一誠
          男女共同参画の推進に関する施策等への  
          申出書について(回答)

1 申出等内容
 下記事項は、男女共同参画推進条例の趣旨に反し、許されない行為あるいは
行政対応であるので、速やかに是正・改善し、二度と同旨のことのなきよう要
望する。
(1)昨年11月、福井県生活学習館の図書について、男女共同参画推進員から
の「男女共同参画の推進に不適切と思われる図書がたくさんある。すべての図
書について内容を確認し、不適切なものは排除するよう」にとの苦情の申し出
に、「情報の提供は学習する上で必要である」と公式に回答しながら、今年1
~2月に同人に持ち込まれた153冊のリストの図書を、3月になって開架か
ら撤去したこと。
(2)今年5月になって、撤去した153冊のジェンダー関連図書の内容を福
井県が、「委員の意見に真摯に対応し、個人への誹謗や中傷や人権侵害、暴力
的表現などの公益を著しく阻害するものがないかどうか」を職務として(検閲)
したこと。
(3)図書の選定、撤去、開架図書への復帰という一連の行為を福井県の公務と
して行ったこと。
(4)本件条例の定める男女共同参画推進員が、上記の原因者であるところ、今
回の行為は推進員にあるまじき条例の趣旨に反する行為であるにもかかわらず
放置していること。

2 回答内容
 近藤氏から生活学習館の図書の内容を確認し、男女共同参画の推進に不適切
なものは排除するよう、男女共同参画推進条例第21条2項に基づき申出があり
ました。これに対し、県は、排除する必要がないと考えている旨を書面で回答
しました。

 なお、その後も同様の申出が口頭で相当回数あったため、申出にかかる図書
の内容を了知しておく作業が必要であると考え、一覧表に掲載されている図書
を一時的に書架から移動したものであり、特定の図書を排除する意思はなく、
そうした意図をもって調査をしたものではありません。また、この間、これら
の図書は目録やパソコンによる検索が可能であり、閲覧・貸出もできる状態に
していました。
 ただ、一括して図書を移動し作業を行ったことについては誤解を与える結果
となり、十分な配慮に欠けていたものと反省しているところです。そこで、生
活学習館では、図書選定基準の見直しや図書選定委員会の設置、職員への再度
の周知徹底など改善に取り組んでおり、今後は、図書の管理について、誤解を
与えることがないように慎重に行っていきたいと考えております。
 また、誰であっても思想・信条の自由は認められているところであり、近藤
氏におきましても、個人の思想・信条に基づく活動であると理解しています。
県男女共同参画推進員としましては、男女共同参画を推進するための普及啓発
活動等を積極的に行っていますので、ご理解いただきますようお願いします。

                     [連絡先]男女参画・県民活動課
                         男女共同参画チーム
---------------------------------------------------------------------
 
福井県知事からの回答には、
「一括して図書を移動し作業を行ったことについては
誤解を与える結果となり、十分な配慮に欠けていたものと
反省しているところです。」とあります。

内容を検閲したことに対しては、「内容を了知しておく必要」とだけで、
前の知事回答にあった「著しい人権侵害や誹謗中傷がなかったかを確認」
という言葉は消えています。
あくまで、「検閲」ではないと言いたいのでしょう。

知事の回答はこまかいところで不満はありますし、
図書選定基準の見直しや選定委員会の設置にも問題は残っていますが、
大筋で「反省している。もうしない」と言っているので、
それなりの評価はできます。

今日の新聞各紙に載ると思いますので、
またお知らせしますね。


  

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火遊びはダメよ!~炎に魅せられて/「福井・ジェンダー図書排除事件から」(学会ニュース108号)

2006-11-21 11:22:54 | 「ジェンダー図書排除」事件

薪ストーブの炎をぼーっと見てる時間がすき。 







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ところで、「日本女性学会」から、
「学会ニュース」108号が届いた。

特集は「バックラッシュ関連の動き」ということで、
わたしにも福井県の図書排除事件のことを書いてほしいと
原稿依頼がきていたもの。
わたしは一応、女性学会の会員なんだけど、
学者でも研究者でもないし・・・・正直こまった・・・
・・・(ほかにちゃんと書ける人いるでしょ)・・・
でも、福井のことをたくさんの人に知ってほしいと思い、
書くことにした。で、それが載ったというわけ。



字数に制約があったし、うまく書けてるかどうか分からないけど、
とりあえず、以下に紹介します。

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福井・ジェンダー図書排除事件から
寺町みどり

 事件は、2005年11月、男女共同参画推進員からの「生活学習館の図書の内容を確認し不適切なものは排除するように」との申し出に始まる。福井県は「情報の提供は学習する上で必要である」と公式に回答し却下したが、その後153冊の排除本リストを持ち込んだ推進員の排除要求に屈し、2006年3月下旬、図書を書架から撤去した。
 5月に事件の一報が届いた翌日、わたしは福井県敦賀市議の今大地はるみさんと関連の「公文書のすべて」を情報公開請求。同時に、福井県に対し「住民監査請求」と「抗議文」提出というダブルアクションを起こした。
 県は153冊の図書のすべてを「誹謗中傷や人権侵害、暴力的表現などの公益を著しく阻害するものがないか」確認し、問題がないとして書架に戻した。
 本を戻せば一件落着ではない。図書の排除は「思想・表現の自由および知る権利の侵害」であり、図書の内容の精査は「検閲」である。
 上野千鶴子さん、江原由美子さんなど排除本リストの著者・編集者等で請求した情報公開では、5枚の「図書リスト」は「公にすることにより、個人の権利利益を害するおそれがある」としてすべて「黒塗り」。わたしたちは処分を不服として、情報非公開処分取消訴訟(原告20人/代表・上野千鶴子さん)の準備をはじめた。この動きを知った福井県は153冊の図書リストを公開した。勝てると確信していた提訴は「幻の訴訟」となり、わたしたちは8月26日に予定していた提訴集会を抗議集会に変更して開催した。集会では「福井県男女共同推進条例」に基づく「苦情申出書」を呼びかけ、80名(42人は福井県民)で提出した。
(事件の詳細は「みどりの一期一会」(福井・焚書坑儒事件))
 図書排除の抗議運動は、今大地さん、上野さん、行政訴訟の準備をすすめた寺町知正さん、事務局のわたしの4人を中心にすすめてきた。
 自治体の政策は「条例」が根拠であり、図書の選定に国の権限は及ばない。いかなる理由であれ、権力による図書の選別・排除は許されない。図書の排除とその後の混乱は、行政のことなかれ主義と隠蔽体質が引き起こした。わたしたちは迷走する福井県に対し、法や制度を熟知し、公的な手法でたたかってきた。
 恣意的な図書排除(選別)はどこでも起こりうることだ。このような動きには、まず「図書の選別・排除は違法と認識すること」が不可欠だが、さらに、①女性センターなどの公正な運営ルールと図書選定の透明性の確保、②法・制度を熟知して市民が日常的に行政や議会の動きを監視、③公的手段を使って対抗するノウハウの共有、④指定管理者委託の「公の施設」を情報公開制度のブラックボ
ックスにさせないこと、などが必要だと思う。 情報公開制度を使って事実関係を精査し、問題を明らかにすることによって、有効な解決手段を選択することが可能になる。
 わたしは学問と無縁の一市民だが、法や直接民主主義の制度をつかった現場の実践と研究者も含めたネットワークが、中央集権的な動きに対抗できると思っている。
 今回の事件の成果は、その一例である。
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福井事件は、その後、
わたしたちの苦情申出に対して、福井県知事の回答が公文書で届いていた。
それに対し「福井『ジェンダー図書排除』究明原告団および有志」として
代表の上野千鶴子さんの「声明」をつけて、
さっき福井県政の記者クラブに送ったところ。

これにて一件落着、かと思いきや、
福井県から電話があり・・・・・大問題が発生。

これでは、福井県みずから火をつけているようなもの。
降りかかった火の粉はちゃんとはらわなきゃね。

問題はまだまだ続きます。

  


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