毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 275

2019-11-09 23:46:46 | 本 3

 

この寒い中走ってきて、おまけに冷たい向かい風で、

いやぁ、なんでおばさんがこのクソ(失礼)寒い中走らなきゃならんのかと自問しながら走りつつ、

最終的にはやっぱりすっきりするし、家で座って1時間と外走って1時間なら後者かと。

そんなんでへろへろです(笑)。

 

ではいつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

 

 

 

 

 

 猫のエルは/町田康 ヒグチユウコ絵

描いてないね」「あるかも知らんがメジャーではないだろうね」委員はそんな

 

何度も読み返す本ってそうたくさんあるわけではないのですが、

町田さんの家の猫たちの本は読み返していますね、それも4冊通しで。

犬たちの本は一度だけだったけれど。

パフィーの話をもっと書いてくれぬものかと思うのですが…。

 

パフィーというのは保護団体から預かりの猫で、

町田家にきてから何年もの間その姿を見ることが出来なかった猫で、

なぜかというと人間を恐れ、ひたすら隠れ、

町田さんの姿が見えなくなってから出てきて餌を食べていたから。

東京宅から現在の家に転居し、諸々の事情から町田さんの仕事部屋で暮らすこととなり、

そもそもパフィーは猫たちの中でも賢い猫で、

そこまで極悪非道な人間ではないと判断し(そのように書いてあったので)、

コタツやら避難場所から姿を現すようになり、

長すぎるほどの時間を経てやっと、やっとパフィーが触らせてくれるようになった。

そのときの動画が下です。

 

 

 

 

 

パフィーと呼ぶ声、見上げるその顔、背中の抜け毛。

「猫にかまけて」「猫のあしあと」「猫とあほんだら」「猫のよびごえ」と愛読し事情を知っているので、

この動画をはじめてみた時泣けてきた。

残念ながらパフィーは亡くなってしまったけれど、町田さんのもとで暮らせてよかったねと言いたい。

あ、すっかり猫のエルの話じゃありませんでした。

 

 

 

 

 サイコパスの手帖/春日武彦 平山夢明

  ないんだよね。

 

面白いという言葉が適当かどうかちょっとあれですが、面白い内容の本でした。

ほぼ一気読み。

多頭飼い、ゴミ屋敷、嗅覚、座間9遺体事件、トラウマ映画、渥美清などなど。

ちょっと考えたり想像できる人なら立ち止まるなりこれじゃあこのままじゃいかんとなるのだけれど、

それができないとずるずるといってしまうのだそう。

タイムリーにもお笑いの人の脱税会見があったけれど、まさにずるずるを露呈していた。

確信犯なのかもしれないけれど、ずるずるとずるずると。

サイコパスの解剖学という本もでているのでそっちも読んでみよう。

 

 

 

 

 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び/大島真寿美

に上がり、硯の縁を、やいっと飛び越えた。ぶるんっと知らぬ間に成章も同じように体を震わ

 

第161回直木賞受賞作なのですが、長い長い。

この長いというのは頁数本の厚さのことではなく、

なんというのかスピード感がないというか、

流れているのか流れていないのかわからないような河(見たことないけれど)のよう。

途中飛ばし、何度も読むのをやめようかと思ったけれど、

直木賞作品なのだから必ず何かがあるでしょうと考え直し、

なんとか最後まで読み終えた。

ピエタのほうが面白かったかな。

三浦しをんさんの「あやつられ文楽鑑賞」「仏果を得ず」の下地があったから助かりました。

この緩やかな速度と会話が大丈夫だともっと楽しめたのでは。

 

 

以上、へろへろながらも頑張った275回でした。



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