築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

歩留まり!

2016-02-20 11:31:58 | Weblog
3週連続の週末嵐予報ですが、海はちょうど昨日、一昨日が時化の
『中日?』
だったんでしょうかね!?
ちょうど築地の週末のセリ場に、久しぶりに天然の本マグロが多少ですが並びました。
ただ目周りは小さめ中心で、産地は長崎県壱岐、対馬と京都舞鶴の日本海定置。
ちょっと見ませんでしたが、他の会社にも西日本の日本海定置があったのではないでしょうか?

あと魚体の大きめのところでは長崎県の定置網が7本くらい・・・
ですがどうもこの定置は私が見た感じでは養殖の脱走っぽいなぁ~と。。
たまたま私が掘った魚だけがそれっぽかったのかもしれませんが、
尻尾を掘った身は赤身にも脂ばっちり、腹は真っ白(汗)
その割には競りは驚くほど高く、まぁみなさんわかっちゃいるけど
「天然は天然!」
ということなのでしょうね。
まー私もこうは言ってますが、本当に所は魚のみぞ知る・・・ってことです。
小物には「いけす回り」ってのもいるみたいですが、
マグロでもここで1つのジャンルが築けちゃいますね(大汗)


で今日は再び嵐っぽい感じ。。
また海は時化ちゃいそうですよね~
なので今日1日くらいちょっとあっても相場が安くなることはなく、
20キロ台のメジみたいなやつでも高いです(泣)
でも昨日、一昨日よりは多少は落ち着き、なんとか私でも
「頑張れば?」
買えそうな感じ・・・
ということで頑張りました(^^;)




長崎県五島列島の壱岐勝本産の釣り!
30キロ弱と小マグロですが、魚は流石に良いですね(^^)

ただやっぱり魚体が小さいので歩留まりが悪いんですよね~
競りも安くないですが、卸身にしてみるとけっこう目方が切れてしまいます。。
写真を見ていただいてもお分かりになっていただけるかと思いますが、
血合いが大きいんですよね~
身も含めた全体の割合の約4分の1は血合い。。
これが100キロサイズであれば血合いも大きくはなりますが、
身はさらに大きくなり、身と血合いの比率はもっと小さいものになっていきます。
マグロ1本の状態でもこのサイズは3分の1が頭。
そう考えると魚体の小さいものはセリ値以上に高くつくんですよね~

ちなみに歩留まりが良いのはマカジキ♪
頭も小さく、血合いも少ないんですよね(^^)


メバチ、黄肌に関しましては今日も本当に少なく、相場はちょっと見ていませんでしたが
相変わらず高いままだと聞いております(><)


休み明けは今日の天候の影響、海にどれくらいでているかによりますね~
週末の雨はいろんな意味で響きます。。。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。