築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

ドキドキ(汗)

2020-02-14 09:30:37 | Weblog
一年で最も売れ口の悪い冬場の2月の週末、金曜日・・・
そーいえば今日ってバレンタインデーだったんですね!
今気が付いた(笑)

そんなチョコレートの日の本日ですが、生マグロの競り場はガラガラ~(泣)
天然の本マグロは近海物は数えるほどの本数で、伊豆の下田と日本海側の定置網が数本。
今日は大卸5社のうち2社(3社?)が天然本マグロがゼロ。
1番から養殖の本マグロが並んでいるような、そんな状況でした。
大西洋のノースカロライナ産が3本。
ノースもかなり時期も外れているので、物的には悪くはないけど良くもない・・
今日の品物はそんな感じだったのではないかと思います。
(あくまでも個人的見解ですが(^^;;))

メバチは最近の少ない中ではちょっとあったほうですかね~??
それとも単に、本マグロが少なすぎて目立っただけだったのかも(汗)


マカジキも昨日の残りみたいな魚が数本。
細くて小さくて・・・今日のはちょっと厳しいかなぁ~と。。


ということですが、私には買っておいたとっておきの長崎県の壱岐勝元の
釣りの天然本マグロが!!(笑)
意気揚々と卸してみると・・・・あれ??なんか色が(><;;)

『いや~これはやっちまったか!?でもちゃんと下付けで身も見て色も間違いないはず・・・
でも厳しいかなぁ~?でも色が出てくるハズなんだけど・・・
これ、このままだとウン十万コースだなぁ~』

という言葉にしてない私の心の声。

祈るようにダンベに入れて発色を待ちます。。
で、1時間もしないうちに




ものすごーく良いマグロになってました(汗)
いや~もうドキドキ(^^;;)
脂はもともとあったので色さえ上がってくれれば!!と思っておりましたが、
想像していた以上の良いマグロにビックリ!!

もうなんだかんだでそろそろ30年近くこの仕事をしてますが、
いまだにこういった状況になるとドキドキしちゃいますね(^^;;)
自分の下付けは信じておりますが・・・まだまだ勉強です。


私の師匠に
「マグロは一生勉強だぞ」
と言われたのを思い出しました(笑)