たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

世田谷ボロ市に行く① 遥かなる「代官餅」ロマン

2018-12-17 11:51:36 | 社会見学

所属している公民館サークルの企画で15日・土曜日、
「世田谷ボロ市」に初めて行ってきました。
テレビのニュースで必ず取りあげられる、
「全国銘柄の縁日」で年末の風物詩ですね。
人出の凄さと「代官餅」が目玉のシーンです。



まさに聞きしに勝る「満員電車」のような人の流れです。
屋台を覗いて「掘り出し物」を吟味しながら、
買い値交渉するなどの雰囲気ではありません。
押されて押し出されてしまいます。



もっとも私のターゲットは「代官餅」のゲットです。
「ボロ市」行きに決まってからネットで調べました。
「代官餅」にありつける驚くべき、困難さを知りました。

まさにその通りでした。
東急世田谷線の「上町」駅に降りたのが1時過ぎでした。
人の波が続いていました。



人混みをかき分け「代官屋敷」近くまでたどり着き、
横断幕の案内を頼りに「代官餅」販売所に行きました。

折り返し行列が4重にも5重にも並んでいます。
「最後尾プラカード」の係員に聞きました。
「何時間並びますか」
「2時間以上かかります、その前に売切れればお仕舞です」



集合時間まで40分しかない。「代官餅ゲット」は諦めるしかない。
法被を着た世話人に取材しました。
早い人は朝5時から並んでいます。
売り出し時間の9時で1時間30分待ちになります。



行列の先に行って写真撮ってもいいかと聞きました。
「割り込まなければ、いいですよ」と言う。
たにしの爺「割り込みなど」するわけがない。

天幕が張ってあって、係のご婦人が一人ひとり、
販売コーナーに誘導しています。
中を覗くとエプロン姿の人たちが箱詰めを作っていました。



天幕の周辺にはお茶と飯台テーブルが置かれていて、
買った人はそこで食べられます。
一人で召し上がっているご婦人にお願いしました。



「スイマセン。そのあんこ餅を写させてください」
「えっつ、これですか」「ハイ、スイマセン」
ちょっと強引だったかな。ありがとうございました。



年に4日しか売り出されない「レアなオモチ」ーー。
「あんこ」「きなこ」「からみ(大根おろし)」
その味は忘れ難く美味しく、
「からみ」はくせになる味だと、ネットに書かれていました。



たかがオモチ、されど「代官餅」
ーー遥かなる「幻のオモチ」になりにけり。
たにしの爺、来年は「代官餅ゲット」に挑戦するぞー。

今回は企画者のルートに従い東西線、半蔵門線で三茶まで。
東急世田谷線で「松陰神社」立ち寄り、ランチをしました。

帰ってから駅探で調べました。
松戸から8時6分の成城学園直行の電車に乗れば、
9時半には行列に並べることが分かりました。

なお今回、カメラは邪魔になるので持参しなかった。
掲載の写真は「ガラケー携帯で撮ったものです」。
「ボロ市体験記は未完です」