たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

2015年元旦 新年おめでとうございます。

2015-01-01 11:43:05 | Lyricism

今年の干支は未です。
何かホッとするキャラクターですね。
きっと温もりのある一年になるのでしょう。



大晦日から正月を詠った有名な俳句を集めてみました。

・おろかなる犬吼えており除夜の鐘 (山口青邨)
  <おろかなる>のは人なのか、犬なのか。
・除夜の鐘全天の星動き初む (中村恵美子)
  <全天の星>小惑星探査機「はやぶさ2」は順調に飛んでいるようです。
・年新た死神も歳一つとる (中西哲司)
  <死神>歳を越す度に近付いてくる。
・正月の夜は一灯に寄り合えり (宇崎冬男)
  <一灯>日本の一灯はLEDの青い光でした。
・初春や思ふ事なき懐手 (尾崎紅葉)
  <思ふ事>はあっても、この歳では述べるほどでもない。
・元日や上々吉の浅黄空(小林一茶)
・我春も上々吉よ梅の花(小林一茶)
  最後に一茶の弐句。土蔵一間の庵で、正月も春も<上々吉>よ、と言える心地は、
  われら凡人とは違いますね。



安倍政権の経済政策「アベノミクス」の恩恵とは、
まったく「蚊帳の外」にいる「たにしの爺」
・元日や死神の顔「アベノミクス」


 アブ句を噴いて新年のごあいさつとします。
今年もご贔屓、よろしくお願いします。