< ♪五能線 どこへ行ったら あなたから 旅立つことが出来るでしょうか ……… ……… 女 みちのく 五能線 窓いっぱいに 日本海 |
水森かおり(みもりん)の追っかけをやっている。
失恋旅歌「五能線」に魅せられて、旅して来たといって、写真を送ってきた。
早春の日本海は鉛色に光っている。
「五能線」は秋田・東能代ー青森・川辺の間を結ぶ147・2キロのJR線。
海岸線をぎりぎりに走り、山側は白神山地が迫る。
荒れた日には日本海の飛沫が汽車の窓に打ち付ける。
「北に突き出た大戸瀬崎を回るとますます海は荒っぽくなり、<千畳敷>の上を波が嘗めている。(中略)名勝に乏しい五能線の沿線では観光地となっている。しかし五能線の味わいは、このような<点>ではなく、風を避けて肩をすぼめるようにたたずむ民家と岩礁に体当たりする日本海の荒波とにある。
風合瀬という駅がある。風がぶつかり合うところにある川、の意である。次に驫木という駅がある。」
(宮崎俊三著<最長片道切符の旅・第7日>から)
たにしは下りは汽車に乗って、上りはクルマで走った。
「げんごろう」は次は「取鳥砂丘」に行くという。