第2回フレンドシップ・ラン、ルーマニアとブルガリアの国境橋を走り抜ける15キロロードレース。二つの国の間にはドナウ河が流れていて、2か所に国境橋が架かっています、そのうちの下流の橋、ルーマニア側のジュルジュウ(Giurgiu)とブルガリア側のルセ(Ruse)を結ぶのが、フレンドシップ・ブリッジ。
この2国は隣接国ながら、協力し合ってオスマントルコ帝国と戦い、独立を勝ち取ったという歴史があります。
(昨年のスタート地点、ジュルジュウの時計台広場)
昨年の第1回大会は、ルーマニア側からスタートして南下して橋を越え、ブルガリアにゴール。今年は逆コースで、ブルガリアのルセからスタートして川を渡って北上、ルーマニアのジュルジュウにフィニッシュ。
国境を超えるのに、パスポート・コントロールはどうなるの?~2か国とも2007年1月にEUに加盟し、シェンゲン協定にも入っていますが、【要注意】シェンゲン協定が未発効です。よって、EU圏外からの参加者はパスポート・コントロールが必要。昨年度の参加後、国境越えレポートを書いていませんでしたのでここで特別措置を公開。
(驚くほどたくさんの警官や機動隊員たち)
昨年、ルーマニア側のスタート地点に出向くと、ナンバーカード交付所に両国の国境警察官や機動隊が詰めていて、私を見るやいなや「パスポートを準備してください(なんと、日本語で!)」。
大会主催者側によって 『EU圏外からの参加者リスト』が国境警察に提出されていて、そのリストに基づき、ナンバーカードを受け取るまでにまず、パスポートチェック。出入国スタンプもここで押されました。~こうなると、どうしても出国しなければならない=。
ほかのEU圏外からの参加者も、同様にコントロールを受け、ナンバーカード受取。スポーツ選手、ということでほとんど時間はかかりませんでした。私はアジア人の様相なので、国境警察官にすぐに見つかってしまったけれど、ほかのヨーロッパ人たちは、自主的にコントロールに出向いていました。これをクリアしないと、ナンバーカードがもらえないので。
(昨年度のゴール、ルセ)
ブルガリア側にフィニッシュし、帰りは主催者手配のバスでルーマニアまで送ってもらえます。この時は、国境で普通にパスポートコントロール。ほとんどルーマニア人だったので、IDカードの提示で国境通過、と思いきや、IDカードのチェックもなく参加者リストにより名前を読み上げ返事をするだけ。
私は通常通りパスポートと滞在許可証を国境警察に提出し、出入国スタンプを押してもらって、無事ルーマニアに戻りました。
今年は、ルーマニア側でパスポートコントロールを受けナンバーカードをもらってから、主催者手配のバスでブルガリア入り。そしてまた、車を通行止めにした国境橋を、ランナーだけが走るのです!なんと爽快!!
国境橋を走って渡る:
既に、何度も1000㎞バルカンチャリティーチャレンジで経験しているので、私には珍しいことではありません。でも、バルカンチャレンジの時は車やトラックがひっきりなしに通る国境橋の細い歩道をトコトコ走っていました。完全に通行止めにするのは、このフレンドシップ・ランだけ!!
昨年は嬉しい年代別優勝:
いただいた賞金150ユーロ(in ブルガリア・レバ)は、バルカンチャレンジの参加費の一部にシフト。
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私、実はルーマニアのマラソン大会で道に迷いコースアウトしてしまったこと、3回!ヒッチハイクでゴール地点にたどり着いたことも。ナンバーカードをつけていると、みんな事情を把握してくれて、親切にしてくれました==
ウラジオストク、壮大な感じがします、ファイトです==
「マラソン走る時も?」
「さぁどうでしょうね、ランナーへのパスポートチェックはないと思いますが?」
途中棄権を考えるとウエストポーチに入れておいたほうが良いかな?笑
明日からウラジオストクです。大会は23日。