同じ下山ルートをたどると言うティミショアラからの大学生と一緒に下ることにして、旅は道連れ、勇気百倍。視界が悪いながらもマップとコンパスで方角を確認し、いくつかある下山ルートに迷い込まないよう、私達のルート、イエロー・ラインを探し当ててくれました。
雨も止み、天気情報通り30分もしないうちに視界が開けてきました。霧の中から脱出、しばらく行くと下の街も見えるようになりました。
岩場も過ぎ、安心して歩いていると4匹のロバくん。のんびりと草を食べていましたが私達の姿を見ると、怖がるどころか人懐こく近づいてきます。「キット、今迄ニ、他ノ登山客ガ、甘イモノカ何カ、食ベ物ヲ上ゲタンダト思ウ、ダカラ、人ヲ見ルト、近ヅイテクルンダヨ。」と大学生の推測。
万が一のためにチョコレートバーをポケットに残してありましたが、もう、遭難の心配なし、バーを取り出すとますます近づいてきて私の手から食べています。ダーリンもチョコバーを取り出し、ロバくんへ。とても人懐こいです。
ほっと心和むロバくんたち、私達がルートをたどり始めてもいつまでもこちらを見ています。そういえば日本で山を歩いていても放牧の羊やロバ・牛には出会わないです、ルーマニアならではの光景。
ティミショアラからの大学生は約15キロのリュックとテントを担いで2泊のトレッキング。今日は下山したあと一駅先のプレデアルのホテルを予約してありバスタブにつかりゆっくり1泊、明日、ルーマニアの西の端・ティミショアラに帰るそうです。一緒に下山できて心強かったです、旅は道連れ。私達はこのままブシュテニで一泊。
私達のたどったイエロー・ラインをあらわす標識。かなり下山してきて楽に歩けるようになってきたところのものです。ブシュテニの町から所要時間を合計すると上りは5~6時間、下りは3時間半~4時間、家族連れや私のような山の初心者でも歩けるルートです。
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