コアジサシがダイビングした魚を咥えて飛行する写真を撮っていると、獲物を両方のクチバシで挟んでいない場面があります。
恐らく水中の魚をクチバシに串刺しとしたまま、上空に飛び出したのでしょう。
これでは持ち帰る際に落としてしまう危険性があるので、しっかりと咥え直す必要があります。・・・コアジサシは魚を一旦クチバシから離しました。
一瞬ですが、離した魚(以下獲物とします)とコアジサシとの間に距離ができます。
翼を思い切りストロークダウンさせ、空中の獲物に向かって加速しています。
獲物が自然落下するスピードよりも速く空中を移動できれば、それを咥え直すことができますね。
コアジサシの飛行能力は優秀で、落下する獲物に追い付きクチバシを大きく広げて
両クチバシでパクリと挟みました。
クチバシの付け根近くでしっかりと咥え直し、これからヒナの待つ営巣地に向かうのでしょう。