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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



久しぶりに訪問した広州市内のビル群です。

中国は社会主義国なので土地の所有権は公有ですが、1988年の憲法改正によって「土地使用権」(借地権のようなもの)が認められるようになり、その譲渡までも認められるようになっています。

この土地使用権は、居住用 70年・工業用 50年・商業・娯楽・観光用地 40年など、用途ごとに期限が設けられています。・・・下の写真に写っているのは、富裕層が住む高級タワーマンション群のようです。

居住用マンションなら土地使用権は70年。土地は国家が所有しているので、70年間の土地使用料の前払いという感覚なのでしょう。

土地使用権は民間人・民間企業に譲渡や売却することができ、また賃貸、抵当権の設定も可能ですが、期限が来ると更新の手続きが必要となるそうです。中国政府は固定資産税の導入を計画していますが、土地所有権付きの不動産を多く持つ幹部公務員の反対が強く、導入は困難なようです。

左は以前、広州で最も高いビルとして紹介した西塔(IFCビル・高さ440m・103階)、2017年に完成した中央の東塔(CTF金融センター・高さ530m・111階)に抜かれていました。

こちらは東京スカイツリーの次に高い電波塔とされる広州塔(塔本体454m・尖塔部高600m)。

右の東塔の高さは530m、左の広州塔本体(尖塔部を除いた部分454m)よりも高いのです。・・・車の中から写したので窓ガラスの反射が写ってしまいました。

現在日本一の高さの超高層ビルは、あべのハルカス(高さ300m)ですが、広州東塔を超えるビルが日本に建つことはあるのでしょうか。・・・かなり離れた場所から見た、左から西塔、広州塔、東塔。

つづく



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