ホテルニッコー・グアムのビーチでのんびりしていると、頭上をB52戦略爆撃機がすごい爆音とともに通過し吃驚しますが、ここは空軍基地への着陸ルートになっているようです。
週刊グアム新聞(日本語版1月22日)によれば、沖縄からグアムへの海兵隊移転計画についての公聴会が先日、空軍基地から近いグアム最大の住宅地デデドで開催されています。
行政の中心アガニヤ地区
このテデドは、リゾートホテルの立ち並ぶタモン湾の東、わずか4キロの位置にあり、そこが沖縄から移転してくる軍関係者の住宅地となるようです。
タモン湾
参加したデデドの住民が心配しているのは、人口16万人のグアムに2014年まで何と8万人もの海兵隊(とその家族)が移転してくる問題です。
ショッピングセンターの駐車場
グアムの人口が一挙に50%も増加することになるために道路、ショッピングセンター、歓楽街、ビーチなどで新旧住民同士のトラブルが発生したり、軍用機の騒音やゴミ問題など島の環境を破壊するのではないかと心配されているのです。
タモンの歓楽街
沖縄でも発生している米軍関係者による交通事故が、先日グアムのホテルロードで一晩に2件も続けて発生、移転まえから心配が現実のものになっています。
道路の混雑
1件は、勤務から解放された若い米軍関係者による飲酒によるひき逃げ事件で、今後同様な事件が多発するのではないかと懸念されているのです。
事件のあったホテルロード
沖縄で問題となっている若い軍人による交通事故や、性犯罪がグアムで一挙に増加するのではと地元では心配しているようです。
右は小学校
既に移転関連の建設工事は始まっていますが、移転がグアムの既存住民の生活に本当にメリットがあるのかどうか懐疑的な人も多いようです。
ショッピングセンター前の道路
アメリカと日本との間に挟まれて、軍移転の舞台となるグアムの住民の意見がどこまで反映されるのか、住民は不安を持って推移を見守っているというのがどうやら実情のようでした。
つづく
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今ニュースなグァムに行かれたんですね
南国情緒満喫ですね
十数年前に一度行ったきりですが
旧日本軍のトーチカ?跡見学、銃の試射、ジェットスキーとか体験しました
こちらの写真を見ていてまた行きたくなってきました
巨大豪華客船オーロラ号がまた大阪入港するようです 2月17日(水)8時
3泊4日(実質滞在はわずか2日と少し)の旅行でしたが、ブログ記事が何と20回分も書けました。
私にとって、グアムがそれだけエキサイティングだったということなのでしょうが、先立つものが乏しいので2年に1回が精いっぱいかも・・・。
客船の情報ありがとうございました。機会があれば見てみたいと思います。
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