リッツカールトンバリのホテル棟のプールは、プールの縁で溢れる水がインド洋の水平線と一体となるようにデザインされたインフィニティ(無限)エッジプールである。
我々が滞在したときには、暑さのせいかプールの中に入っている宿泊客は数人しかいなかったが、このプールは、中に入るよりもプールサイドからプールと海が一体となった景色を眺めるのが正解であろう。
プールの縁(エッジ)から溢れた水は、2段構えとなっている下のプールに滝となって落ちるようになっているが、滝の上にはカエルの像が置かれていて面白い。
溢れた水は、ドラゴンの口から出る噴水によって補給される構造となっている。
下段のプールの周囲にもプールを囲む長いすがあり、その先の芝生の上には、インド洋に向かって10脚くらい椅子が置かれていて、終日海を見て過ごすこともできる場所となっていた。
その芝生の左側にある階段を下りると、断崖の中腹に、海水で満たされたオーシャンビーチプールがある。
このプールも縁から水が溢れるインフィニティエッジとなっていて、メインプールよりも海に近いのでプールの縁と海の境界がさらに曖昧となってプールと海が一体化して見える。
係員が部屋番号を聞いてきたので番号を伝えると、手際よく長いすにビーチタオルを敷いてくれた。
さっそくプールサイドの長椅子に寝そべって、プールの縁からインド洋の無限のかなたを眺める至福のひと時を過ごしたのである。
目の前はすべて8千キロ先のアフリカ大陸タンザニアまで続いている南緯8度のインド洋である。
長椅子で寛いでいると、白人の男の子が一人プールに入ってきて、インフィニティエッジから先の海をじっと眺めていたが、これも絵になる風景であった。
昼近くになると、日本人の親子、白人の親子、韓国人のカップルと3組がどかどかと入ってきたので、名残惜しいが部屋に引き返えすこととした。
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