近所の海岸でコアジサシを撮影していると、ササゴイ(全長52cm)が飛来してきました。
ササゴイの特徴は、翼上面にある白色羽縁で、遠くからでも識別できます。
ササゴイは日本、中国東部、中部アメリカで夏鳥、アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリア、中米、南米では留鳥とされています。
ヨーロッパでは稀な野鳥で、イギリスの野鳥図鑑(collns bird guide)に<イギリス、アイスランド、アイルランドで(迷鳥として)稀に記録されることがある>と記載されています。
従ってヨーロッパのバーダーがササゴイを見ると興奮するでしょうね。
イギリスの野鳥図鑑には、そんなササゴイでも精緻なイラストがちゃんと掲載されているのが素晴らしい。
一方、アメリカの野鳥図鑑(national geografhic fieldguide to the birds of north america)には、ササゴイの記載がありません。
ただし、ササゴイ(striated heron)によく似た(翼上面に白い羽縁のある)green heron(全長46cm)が記載されています。
ササゴイは眼の後方から頬、頸、胸側部は灰色(下の写真)ですが、green heronはそこが赤茶色。という訳で、ササゴイは北米には生息していないのでしょう。