昨日の記事に続き、大阪近郊の田んぼで繁殖するタマシギ(飛行姿)を紹介しましょう。・・・飛び出したのはメス、下がオス
タマシギはオスよりもメスの方が派手な姿をしている野鳥として知られています。・・・先に飛ぶのはメスのようでした。
手元の辞典(鳥名の由来辞典・柏書房)によれば、タマシギは、かつて羽斑鴫(ハマダラシギ)とも呼ばれていました。・・・翼の模様から来ているのでしょう。
オスは抱卵から子育てまでをすべて引き受けるため、目立たない姿をする必要があるのでしょう。
タマシギは水を張った田んぼなどに巣を作り、繁殖活動する野鳥として知られています。
実は田植え前、この場所でオスが抱卵していました。
しかし田植えのために耕され、巣は壊滅してしまっています。
しかし、タマシギのメスは田植えの終わった田んぼに産卵し、オスが再び抱卵するようです。
巣を壊滅させても、何度も田んぼの中で繁殖するタマシギの逞しさを農家は知っているようです。