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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



先週、吉野でイロハモミジの紅葉を見ることができました。これから2週間くらいが紅葉の見頃となるようです。

さて、吉野と言えば、ユネスコ世界文化遺産に登録されている国宝蔵王堂です。高さ34mの木造建築を支えている柱には、梨やツツジの巨木も使われています。花矢倉展望台からの蔵王堂

その蔵王堂では、2012年12月9日まで、本尊の秘仏「蔵王権現」が特別開帳されています。この時期見逃せば、次の開帳まで見ることができないので、吉野は、この秋の紅葉狩りスポットとして外せません。国宝仁王門まわりの紅葉はこれから。

拝観した蔵王権現(重要文化財)は、仏教寺院の本尊としては珍しい、高さ7m近い憤怒の表情をした三位一体の巨像でした。蔵王堂前の様子

蔵王堂の次がユネスコ世界文化遺産登録の吉水神社です。左手の建物には、1185年の義経と静御前、1336年の後醍醐天皇、1594年の豊臣秀吉に関係する歴史的資料が保存展示されています。

吉水神社からさらに奥に歩いて1時間、ユネスコ世界文化遺産に登録された吉野水分神社(重要文化財)があります。

豊臣秀吉がここで祈願した直後に秀頼(1593~1615年)が誕生、それが縁となって豊臣家による社殿の寄進があったそうです。江戸時代の本居宣長(1730~1801年)も、父親がここに祈願したことで誕生したと聞き、宣長は3度も参拝に訪れています。・・・吉野水分神社の本殿

吉野水分神社からさらに奥に歩いて15分で高城山展望台です。そこの紅葉は見事でした。

高城山展望台からさらに奥に歩くと、金峯神社の鳥居が見えてきます。鳥居から先の参道両側の樹木は伐採され、桜の若木が植樹されていましたので、10~20年後くらいには見事な桜並木となりそうです。

ユネスコ世界文化遺産に登録されている金峯神社の拝殿。この石段の右手から奥に続く道をさらに20分ばかり行くと西行庵です。

今から約1000年前に藤原道長が、870年前に西行が、830年前に義経が、680年前に後醍醐天皇が、420年前に豊臣秀吉が訪れた吉野の奥は深いということでしょう。

 



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