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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪市営地下鉄の長居駅を上がると、そこは総面積65,7ヘクタールの長居公園である。



ニューヨークのセントラルパーク320ヘクタールと比べるとかなり狭いが、日本にある公園としては結構広い方ではないかと思う。


昭和3年に建設が計画され、戦争のために建設が一時中断したが、昭和34年から本格的な造成が始まり現在に至っているという。

最近ではプロサッカーチーム.セレッソ大阪のホームスタジアムがあることでも有名である。

その長居公園内に平成13年4月、2階建て延床面積:8千平方メートルもある「花と緑と自然の情報センター」がオープンしたのを私は全く知らなかった。

大阪の自然や都市緑化、園芸などに関する情報発信と交流の場となることをめざして建設されたという。


1階には「サービスゾーン」「交流のゾーン」「憩いのゾーン」などがあり、くつろぎながら、映像や図書、検索端末で花や緑に関する情報が得られるとなっている。

2階のアトリウムでは、生きた植物を使っての展覧会を季節に応じて楽しめるという。

新聞にこの「花と緑と自然の情報センター」でバラの展示会があると出ていたので5月の休日に出かけて行くことにした。

地下鉄を出て長居公園の正面入り口を入ると綺麗な春の花が出迎えてくれる。

左手にセレッソの長居スタジアムのドームが見える長居公園は緑が一杯で散歩には持って来いである。


気持ちが良い公園の遊歩道をゆっくりと15分くらい歩くと有料の長居植物園がある。


しかし日差しが強く暑くなってきたので、そこをパスして右に入ると目指す花と緑と自然の情報センターという看板の建物が見えてきた。


入場料が無料であったのは嬉しかったが、入場料収入が無くても面積8千平米もある建物の維持費とスタッフの人件費は当然発生するので大阪市民としては心配になってくる。

こんな経費のかかる建物を次々と作ったのが大阪市の赤字の原因となったのではと思ってしまうのは私だけか。

花と緑と自然の情報センターは最近出来た公共建築ということで1階には大きな窓に面したレストランもあり中は豪華そのものである。


2階のアトリウムには熱帯植物が生き生きと茂り、中でもヘゴシダはケアンズにあるレインフォレストで見たシダのように巨大に成長していて、行き届いたメンテナンスが伺われる。


そのアトリウムの一部のスペースを使って、こじんまりとしたバラ展をやっていた。

2階の外側には長居公園の樹木を借景にしたイギリス風の周遊ガーデンがあり、空の青さと植物の緑の対比が美しい。


ここは未だあまり知られていないせいか、お客が少なくゆったりと寛げる穴場的な場所となっている。

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