野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



近所の干潟に渡来したオオソリハシシギ(右・全長39cm)とキアシシギ(左手前・25cm)です

アメリカの図鑑には、3種のオオソリハシシギ(Barーteilled GodwitとAsiatic GodwitとMarbled Godwit)が記載されています。

このうち日本へ渡来するのはBarーteilled Godwit(全長37~41cm)で、成鳥の夏羽(繁殖羽)は写真のように褐色、幼鳥や冬羽(非繁殖羽)は褐色がかなり薄く、モノトーンに近い色になります。クチバシの長さは7.5~10.8cm(メス)

繁殖地はアラスカからシベリア北部沿岸の東西に長い地域で、越冬地は東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド。このオオソリハシシギは、これから繁殖地に向けての渡りを続けるのでしょう。・・・向こうは、繁殖地カムチャッカ半島に渡る途中に渡来したメダイチドリ

Asiatic Godwit(全長34~36cm)の繁殖地は、ロシアの中部からモンゴル北部辺り、越冬地はBarーteilled Godwitと同じ地域のようです。・・・向こうにメダイチドリ2羽とハマシギ1羽

北アメリカに生息するMarbled Godwit(全長42~48cm)は、夏羽と冬羽の差が無く、全身が薄い褐色で、翼の裏側も褐色です。チュウシャクシギ(全長42cm)とすれ違い

アメリカの図鑑でMarbled Godwitの写真を見ると、日本のオオソリハシシギよりクチバシが長く(メス・8.8~13cm)、その反りも大きいようです。

Marbled Godwitの繁殖地は、カナダ南部からアメリカ北部。越冬地はアメリカ南部から中米の沿岸なので、日本に渡来することは無いでしょう。

スカンジナビア半島や西ロシア北部で繁殖するオオソリハシシギ(Barーteilled Godwit)には、腰部と翼の裏側が白い亜種(コシジロオオソリハシシギ)がいて希に大阪でも観察されています。・・・翼の裏側がAsiatic Godwitのように白くありません。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« ボラの飛び出... 海遊館の営業再開 »