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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



旧岡田家住宅から300mくらい北に猪名野神社があります。正面が一の鳥居

一の鳥居は、阪神大震災で破損、真新しいものに復旧されていました。

参道を進み、一の鳥居を振り返ると、両側に石灯籠が並んでいます。新・伊丹史話によると猪名野神社にある97基の石灯籠で最も古いものは、寛永20年(1643年)だそうです。

これが拝殿。背後にある本殿は、1686年に建立されています。

社伝よれば、904年の創建で、敷地は広く、拝殿と本殿の周りには多くの摂社(10社)が配置してありました。大地主神社

これだけ広い境内をもっている猪名野神社には、江戸時代に繁栄した伊丹の酒造業者が競って寄進を続けたのではないでしょうか。拝殿の東側にある稲荷神社

狛犬の台座の銘で最も古いものは、明和5年(1768年)とあるそうです。左が社務所、右が稲荷神社

猪名野神社は、戦国時代、荒木村重の有岡城の惣構(そうがまえ)の北端、「岸の砦」が置かれていた所で、境内の北西部に土塁跡が残っています。

難攻不落だった伊丹有岡城の惣構は、豊臣秀吉によって大坂城にも転用され、大坂冬の陣での徳川方の攻撃を完全に防御しています。最も東に配置されている護国神社

参考文献:新・伊丹史話 伊丹市立博物館編



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