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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



神戸のルミナリエに対抗して年末、中之島公園を中心に開催される光によるイベント「OSAKA光のルネサンス」は今年で4回目となる。



26日間に渡って開催されるイベントの昨年の来場者数90万人は、13日間開催の神戸ルミナリエと比べると、とささやかなものである。

ちなみに、先週12月16日のルミナリエの入場者は、たった1日で62万人というので光のルネサンスは完敗である。



確かに会場の光の豪華さも、ルミナリエと比べると10分の1くらいで丁度、入場者数に比例しているようである。

大阪市役所の南側は、遊歩道の両側にあるケヤキ並木に光の装飾をちりばめた「光のフェスティバルゾーン」となっている。



ここでは光が固定されたルミナリエと違って、音楽にあわせてイルミネーションが点滅するショーをやっているのであるが、26日間の会期の中の僅か10日間だけの期間限定ショーなのである。

ショー自体はオレンジ、白、ブルーの発光ダイオードが順番に点滅したり、同時に点灯したりと結構面白いが、30分毎に15分のショーという出し惜しみプログラムなので、ショーを見逃すと30分も寒空で待たされることになるのが難点である。



私は、寒空で待たされることを予想して、事前に会社の近所で暖かい焼き芋を買ってから会場に到着したので、ショー待ちの間に焼き芋を食べて寒さを凌いでいた。

これから会場に足を運ばれる人は、焼き芋持参を含めた何か寒さ対策が必要であろう。



市役所の東にある中之島図書館では、ギリシャ建築のような建物の壁に映像を写す「ウオールタペストリー」というイベントをやるという。

しかし、これも土日以外は午後8時以降の上映となるので、あまり早く行くと寒空の中、上映時間まで長く待たされる出し惜しみプログラムとなっている。



中之島図書館の東には、ライトアップされた中之島公会堂があり、そこから東側、東洋陶磁器美術館の北の遊歩道も光のルネサンス会場であったが、イルミネーションが暗くて全く寂しい通りであった。

光のファンタジーゾンと命名された東洋陶磁器美術館の北から、難波橋の橋の下までは、大阪芸大学生の光のアート作品が展示してあったが、展示作品が少ない上に学生の素人作品なので迫力が全然無い。



中之島バラ園の真中には、「ローズライトガーデン」という光のタワーが設置されていたが、会場が広すぎるせいか神戸ルミナリエの迫力には遠く及ばないのが残念である。



バラ園の東にある剣先グラウンドには、特設ステージが設置され、クリスマス気分を盛り上げるイルミネーションと音楽が楽しめるという。



しかし、ここまでの「光のルネサンス」会場を見た限り、ルミナリエとは比較にならないショボイ内容であることが良く判ったので、一段と冷えてきた会場を後にすることにした。



今回、光のルネサンス会場に初めて来て見たが、広い中之島会場を生かしきれていない、出し惜しみが過ぎる残念なイベントであった。

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