遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



   金曜日は幼稚園年少さんのおはなし会でした。わたしはいつになく緊張しておりました.....というのも年少さんたちにとってははじめてのおはなし会、わたしにとってもCAVメソッドを受けてはじめてのおはなし会だったからです。

   おはなしのタイトルはたいてい朝決まります。はじめてなので道具をつかったものを...という要望が担当の先生からあったので、手袋人形、りんご、人形、新聞紙を持ってゆきました。新聞紙は折ったり折り目をつけたり丸めたり準備します。手袋人形はマジックテープをつけておきます。籐のバスケットに道具をろうそく、ろうそく立て、マッチといっしょに入れます。幼稚園の先生から”日常のことではなく子どもたちにとって特別のこと”にしたいとうかがっているので、衣裳もかんがえます。今日は白いレースのカーディガンとワインレッドのレースのロングスカートにしてイヤリングもつけました。

   ももぐみさんからはじまります。みんな きらきら目をひからせておすわりして待っていてくれました。おはなしのろうそく....雪だるまのろうそくに火をつけます。それからお歌をうたってみんなのろうそく(お指)にも火をつけます.....いつもより視野がひろく視界明瞭、とくに両端がはっきり見えて、なぜか両端の子どもたちが印象に残っています。...とても個性的な子が揃って両端にいたせいもあるのですが....。動作のあいだ、つなぎの準備のとき子どもたちに背を向けないよう視線をあわせつづけている自分に気づきました。声はいつもより高めでいつもよりゆっくり....子どもたちの反応を受けいれてから語っていました。

   ばらぐみさん、たんぽぽさん 3つ目のクラスに入るまえ、のどがかわいた、すこしやすみたいなぁと思いましたが、子どもたちのお顔を見たらすっかりわすれてしまいました。どのクラスでもおわったとき「おもしろかった」「たのしかった」という声がしぜんにとびだしました。もりさん だいすき!...といわれたりすると もうほっぺたがゆるんでしまいます。仕事の修羅場などすっかりわすれてしまいます。

......たしかに なにかが変わった....と思いました。たいていどこかのクラスで こうすればよかったああすれば....という後悔がなにかしらはあるのですが、その日はなんの後悔もなく ただただしあわせでした。ビウエラとおなじように.....ようやく語りもスタートラインにたてた...という気持ちです。



   一昨日 なんとかカタリカタリ基礎講座のテキストをみなさんにメールで発送いたしました明日は堀井先生のワークショップ、「ごんぎつね」「ラブレター」明け方一度読んで「ラブレター」いまさらながらびっくり!でした。刑事とやくざの親分とチンピラと巡査長と主人公と白蘭....これをどう語りわけられるか....できるかな...??とてもたのしみです。


   

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