ゆうべ レイトショウに息子とゆきました。
冒頭から飲み物のカップとパンを握った手がこおりついてしまいました。うつくしい映画でした。
うつくしい飛行機をつくりたかった男と愛した女のものがたり......日本の技術立国への道のものがたり
モノつくりへの静かなる情熱......平和への叫びもメッセージもない。
ひとの生き方 立ち居に 日常のことばのなかに明確なそれがあった。うつくしい日本 うつくしい自然 景色をみているだけで息を呑むようだった。
関東大震災の映像 とよもす地鳴り がリアルだった。なんどか音にハッとした。庵野さんの二郎の声がよかった。
舞う雪がこよなくうつくしかった。青い空に白い鳥のように舞う九試単戦がうつくしかった。涙が流れた。
堀越二郎 ⇒ こちら
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七試の製作で挫折した二郎が泊まった草軽ホテル であった 謎のドイツ人カストルプの台詞
「ここは魔の山だ。国連脱退なかったことにする、支那の侵略なかったことにする........」 TPPなかったことにする 放射能なかったことにする .....
イタリアの飛行機設計技師カプローニのことば
「技術がない?.....技術よりセンスだ。....技術はあとからついてくる。」
「設計でも 芸術でも ほんとうにうつくしいものを? 生み出せるのは10年だ、君はその十年をたいせつにしなさい」
堀越二郎のことば
「ぼくらは二度と無い時間をたいせつに生きている 」