知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

財政の基本的な機能

2006-09-15 21:52:41 | Weblog
マスグレイブ曰く、財政の3つの機能は、1 資源配分、2 所得の再配分、3 景気調整 です。
さて、資源配分の問題です。
例えば、次のような人がいるとします。
○私は、子どもが4人いる。
 法人を経営している。赤字なので税金は、払っていない。
 生活が苦しいので修学援助金をもらっている。
 修学援助金は、立て替え払いであとからもらうので使い勝手が悪い。
 義務教育は無償だと言うが、制服代や部活動の経費で年間20万円くらいかかる。
 少子化と騒いでいる中で、私のように子どもを育てている者には、もっと援助があって当たり前である。

 これを読んでどう思いますか?
 ごもっともだと思う人もいれば、税金を払ってないのに援助ばかり要求するとは何事かと思う人もいるし、援助にかかる経費はどこから出て、誰が払うのかと思う人もいます。
 この辺の舵取り、安部さんか、谷垣さんか、麻生さんか、誰がやるんでしょうか?

小泉政権が大勝した選挙から1年…

2006-09-10 07:19:39 | Weblog
この行政問題研究会(連絡版)も気まぐれではじめて1年経ちました。
もともと当研究会の身内用のブログとして始めたのですが、どういう訳か外部からのアクセスも安定してあります。
これからもこのブログを続けるつもりですが、当研究会の身内用としての機能はほとんどなくなってます。とりあえず、本年11月いっぱいは身内を意識した内容を書いていこうという気持ちはありますが、それ以降はどうなるか分かりません。

秋の収穫

2006-09-09 22:20:38 | Weblog
さて今年も秋がやってきました。
秋というと、私の場合、稲刈りです。コシヒカリはイネが倒壊するリスクが高いため、我が家では、アキニシキなどを扱っています。
今日は、コンバインに乗ってせっせと稲刈りでした。近所のコシヒカリの田圃は、案の定、倒れているところが多く、稲刈りも大変なようでした。
さて、今年の実りの状況ですが、粒が小さく、ゴールデンウィーク後の日照不足が大きく響いているようです。刈り取ったイネは天日干しにすればよいのですが、なかなかケアが難しいので、機械で乾燥させています。来週には新米にありつくことが可能です。
最近、スーパーで米の特売をやっているところを見かけますが、おそらく新米の流通が近づいているからでしょう。「駿馬も老いては駄馬にも劣る」といわれるように、コシヒカリの古米よりも日本晴れの新米の方が旨いのです。
ただ、新米100%を丸飲みしないようにしてください。本当に新米100%を食べるためには、自分で稲作するしか確実な方法はありませんので…
あぁ、疲れた。

親王生誕を祝します

2006-09-06 12:47:03 | Weblog
41年ぶりの男児の誕生ですか…
皇位継承順位第3位ということで、おめでとうございます。
私のところも50年以上男児が誕生しませんでしたが、男児が生まれて、大変な騒ぎでした。
家という単位で見れば、喜ばしいことです。
返す返すおめでとうございます。


                    

生活保護の子孫に美田は残せず 2

2006-09-05 06:23:01 | Weblog
日本経済新聞が「65歳以上の生活保護者に自宅担保で融資・厚労省検討」と報じた。
 厚生労働省は、持ち家に住む65歳以上の生活保護対象者を対象に、自宅を担保にして生活資金を貸し付ける新制度を来年度にも導入するとのこと。同制度の利用を生活保護の給付に優先させる方針で、土地・建物の評価額が500万円以上の世帯に適用する方向で検討している。社会保障費の伸びを抑えると同時に、支給要件を巡る国民の不公平感を取り除く狙いがある。
 新制度は「リバースモーゲージ」と呼ばれる手法を活用、借り手が死亡した後、担保の土地・建物を売却するなどして一括返済する仕組みのため生前には返済負担がない。具体的には、住居用不動産の評価額の70%程度を上限に、生活保護費(6万―7万円程度)に医療費を上乗せした額と同水準を毎月貸し付ける。金利は大企業向け融資の指標となる長期プライムレート(最優遇貸出金利)並みに抑えるようである。
 基本的に、この政策には賛成である。ただし、その後の資産の売却やこの制度そのものを生活保護制度の中に組み込むのか、その前段の制度として位置づけるのかよく分からない。もし、生活保護前段の制度とすることは、資産保有者に対する生活保護が原則として凍結することとなる。この結果として、緊急保護による人命の尊重が疎かになることも否めない。

 実際、資産を保有しているものの、子ども等の扶養が行われないために現金が少なく生活保護となり、死亡後、子どもが資産を相続すると言った不公平が生じている。結局のところ、国民全体がその資産を相続させるためにお金を出し合っているようなものである。是非、この制度の定着を希望するところである。
 



市町村の給与構造改革

2006-09-04 05:58:47 | Weblog
昨年度、国や都道府県が給与の構造改革に取り組み、国家公務員や地方公務員の給与が40歳以降、昇任・昇格を伴わない限り昇給が大幅に抑制されました。これが18年度から実施され、平成17年度比較で4.6%程度の給与の削減効果となったようです。
一方で市町村の方では、給与の構造改革への取り組みは本年度からです。東京周辺の市・町では、過去に調整手当の削減による給与抑制を実施しているところもあり、難しい局面を見ているようです。
市町村も現有の給与システムのままでは、破綻を予防することは困難でしょう。特に、東京都周辺に存在する人口20万人以上の市の場合、妙なプライド(給与水準や合併に対する姿勢)を早く捨てないと、取り返しの付かない事態が待っていることでしょう。

リンガーハットの値上げ

2006-09-02 21:06:09 | Weblog
リンガーハットは、9月1日から消費税を内税化したことに伴って値上げをした。値上げの状況を見ると、これまで税抜き390円の長崎チャンポンが税込み450円になっている。消費税の内税化に伴う値上げというのは、いささか苦しいわけであろう。
これまで関東地区であれば、390円の麺類を比較すると、リンガーハットの長崎チャンポン、幸楽苑のラーメン、ハイディ日高のラーメンがあった。内容的にはリンガーハットの長崎チャンポンが一歩抜きんでていたと感じている。ここのところで幸楽苑がラーメンを290円に値下げし、ハイディ日高がラーメンに味玉を無料でサービスするキャンペーンを行っており、それなりの内容と値段になったかなというところだろう。(ちなみにラーメンは、幸楽苑の方がハイディ日高より旨いと思っている)
そういう意味では、長崎チャンポンの値上げ理由を内税化ということにしなくても、客は許してくれると思うのであるがどうだろうか。ただ、長崎チャンポンは品質が不安定であり、麺が固いときや柔らかいときの差が甚だしく、エビ、イカ、肉等の偏在性も高く、これは問題である。ここは、解決すべき問題だろう。

9月です

2006-09-01 06:24:17 | Weblog
9月というと太田裕美の「9月の雨」を思い出します。最近では、どなたかがカバーをしているようです。
一般的に春から夏にはいるときの長雨を梅雨、夏から秋にはいるときの雨を秋霖といいます。梅雨はよく耳にする言葉ですが秋霖はなじみがない感があります。
今日から気分一新です。
やや夏の疲れもありますが、とりあえず残暑もせいぜい彼岸までですから、頑張りましょう。