知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

生活保護批判

2012-06-08 08:28:16 | 現代社会
お笑い芸人「次長課長」河本準一他の芸能人親族生活保護受給報道で生活保護への風当たりが強くなった感を持ちました。

生活保護ネタは何度かこの部ログで書いてます。

私は、生活保護制度を冷静に勝つ冷徹に評価してきたつもりです。
生活保護制度は、最低生活を保障するセーフティネットとして重要な存在です。
しかし、その最低生活のあり方がおかしくなってしまったという点を批判します。
簡単に言えば、最低生活の水準が高いのです。

例を挙げると自動車の保有でしょう。
自動車の保有が当たり前だから生活保護者にも自動車の保有を認めろという主張、
これは失当だと思います。

扶養義務を果たさない親族による財産相続も同じでしょう。
親の扶養義務はない、できないと言っておきながら
その親が死ぬと財産を平然と相続するのです。
これは現行の仕組み上、あり得るのです。

こうした点を冷静に考えて
本当に困っている人には、生活保護が必要でしょうし、
困っていても扶養すべき義務がある者がそれを果たさないのであれば、
社会的制裁が与えられるような仕組みが必要でしょう。
最低生活の考え方を見直しすることや、
財産を保有している者に生活保護費を支給している場合で国や都道府県、市町村がその財産から生活保護費を支給した範囲で原資を回収できる仕組みを構築することなど

諸々の対策が必要だと思います。