知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

秋葉原の惨劇…模倣犯がでなければよいが

2008-06-09 05:55:38 | Weblog
ナイフを持った男は、歩行者天国で休日を楽しむ人たちに次々と切りつけた――。
東京・秋葉原で8日白昼に起きた通り魔事件。猛スピードのトラックで人込みに突っ込んだ男は、奇声を上げながら刃物を振り回した。
マスコミは恐怖の状況をそのように報道した。

午後4時半現在、確認されただけで死者は5人、けが人は12人に上る。
血を流して倒れ込むお年寄り、逃げまどう家族連れ。日本一の電気街に戦りつが走った。
「トラックから刃物を持った男が降りてきて、最初は普通に話していたのに、突然、自分がはねた人に馬乗りになった。大声でわめきながら腹や胸を何度も刺した」。事件を目撃したフリーターの男性(19)は恐怖に表情をひきつらせた。
どう考えてもこの国は病んでいる。

トラックが突っ込んできた交差点の前にある電器店の男性店員(34)によると、
トラックはほとんどスピードを緩めずに突っ込んできた。
トラックから出てきた加藤容疑者は持っていたサバイバルナイフで何度も刺した後、
自分がはねた別の男性にも馬乗りになって複数回刺した。
人が集まって止めようとすると、刃物を振り回して抵抗した。

別の男性店員(33)は午後0時半ごろ、ドーンという音を聞いて、作業をしていた6階の窓から見下ろすと、
横断歩道と交差点の真ん中に2人の男性が倒れていた。

警察官が倒れている男の人に駆け寄り、しゃがんで話しかけていると、
白いジャケットを着た加藤容疑者が後ろから近寄り、いきなり警察官の腰のあたりを刺したという。

周囲を取り巻いていた通行人は「キャー」と大きな悲鳴を上げて、歩行者天国を逃げまどった。

加藤容疑者は右手に刃物を持ったまま、平然と周囲を見渡し、警棒を持った別の警察官が近付くと、走って逃げたという。

少子高齢化が進む世の中。
被害を受けるのは弱い者ばかりである。
弱者を守る人材が絶対的に不足している。
それも秋葉原のように脳天気な若者が集まる場所での
実に象徴的な事件である。