リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

くふう、くふう、くふうの時代に育ったおかげで

2021年05月16日 | 日々の風の吹くまま
5月15日(土曜日)。☀☀☀。すっかり初夏の陽気なので、シーツ類を洗濯するついでにフリースの毛布をアクリルの軽いものに交換して、ついでに掃除の前に冬着の七分袖のTシャツやジャンパースカートと夏着のTシャツやサンドレスと入れ替え。5月は急に暑くなったり寒くなったりするので、冬のTシャツを2枚ほど残しておく(冬着に変えるときも夏のTシャツを1枚は残しておく)のがワタシ流の衣替え。これなら入れ替える前に急に気候が変わってもあわてなくていい。まあ、中学、高校の頃に何十年も前から決まっていた(本州基準らしい)日に一斉に夏冬の制服の切り替えがあって、北海道ではまだ寒いのに夏服になり、もう寒いのにまだ夏服ということがよくあったから、三つ子の魂何とやらなのかもしれない。

掃除をして、ランチを作って食べて、ウォーキングに行って来たら、もう2時過ぎ。今日は超が付くくらい久しぶりに
スペアリブを焼くので、3時過ぎには準備にかからないと、晩ご飯の時間に間に合わない。豚のスペアリブには背骨に近いバックリブと横っ腹のサイドリブがあって、サイドリブは脂身が多くて肉付きは良くないのに対して、バックリブは肉付きが良くて、しかもサイドリブより柔らかく仕上がるから、小さめだけど食べ甲斐がある。我が家のバックリブは昔ひいきにしていたTomatoというレストランのシェフにもらったレシピ。オーブンに入れる前の下ごしらえにちょっと手間がかかるけど、オーブンに入れてしまえば肉が骨からほろほろ取れるくらい柔らかく焼き上がる。

オーブンのコントロールパネルでBakeをタッチすると、デフォルト温度の華氏350度で予熱開始。予熱している間に、切り分けたリブをフライパンで焼いたり、蒸し煮にするための野菜を炒めたりする下ごしらえをするわけだけど、問題は上のレンジで調理中にコントロールパネルに体が触れると設定が変わってしまうこと。本来は壁にはめ込むように作られたものをレンジの下に(取り付けても良いと書いてあったから)取り付けたので、ある程度の不便は予期していたけど、TFT(薄膜トランジスタ)を使ったコントロールパネルの敏感さはまったくの想定外。鍋をのぞくのに乗り出し体がちょっと触れただけでピロン、ピロンとうるさい。そこでポッと浮かんだアイデアが体がパネルに触れないようにすること。ミニチュア工房でカウンターとオーブンの間の隙間にぴったり収まる厚さの板を探し出して、銀色に塗って、一端を細い板で挟んで厚みを持たせ、差し込む部分には通販の箱に入って来る薄いフォームラバーを貼って滑り止め。







ちょっとした思い付きの簡単な道具ではあるけど、体がオーブンに近づき過ぎると、差し込んである板がコントロールパネルに触れるのを防いでくれるので大助かり。はて、どうしようという場面になると、今のように豊富にモノがなかった戦後の日本で、工夫、工夫と言われて育った経験が生きて来るということかな。無事に焼きあがったバックリブは懐かしいシェフの味・・・。


ギャング同士の戦いにコロナとの戦いに・・・

2021年05月15日 | 日々の風の吹くまま
5月14日(金曜日)。☀☀。朝から初夏らしい爽やかな気分。ワタシの「やらなきゃリスト」は空っぽだし、午後の買い物以外はやるべきこともないし、やろうかなぁということも特にないしで、何だかのんびりし過ぎの感。まあ、朝からのんきにメディアサイトを巡ってのネットサーフィン。コロナで巣ごもりしているってのに、世の中はどこを見ても、何かやたらと騒がしい感じ。

メトロバンクーバーでは毎週(ときには毎日のように)どこかでギャング抗争にまつわる銃撃事件があって、しかも真っ昼間に路上やモールの駐車場などでやるもので、危なくてしょうがない。先週なんか我が家の下の6番ストリートを市の境界の10番アベニューを越えて行ってバーナビー側に入ってちょっとのところで若い男が撃ち殺されて、関係ない人が2人流れ弾で怪我をする事件。うちから歩いて20分くらいのところで、現場の監視カメラに拳銃を持って歩いている犯人がばっちり写っていてびっくり。日曜日には空港で、きのうは私たちも時々行くモールの駐車場でと、やられたらやり返せ式の殺し合いで、やる方もやられる方もほぼみんな特定民族の名前だからやっかい。やるんだったら、関係のない人たちが誰もいないところでやってくれと言いたいところだけど。

コロナによる巣ごもり暮らしが始まって1年と2ヵ月になるけど、今日発表された新規感染者数は2ヵ月ぶりに500人を切って494人。1ヵ月前には1200人を超えたのに比べると、明らかに下降線。少なくとも1回目のワクチンを接種した人は対象となる成人の人口の半分を超えたそうで、高齢者から順に年齢を下げて来て、今は25歳以上が予約できるようになり、それが週末明けには18歳以上になるそうだから、感染者の減少にそれが現れているということだな。この分だと2回目の接種が‘ほんとに早まるかもしれない。もっとも、ファイザーのワクチンでは接種の間隔を12週間あけた場合に抗体の産生が当初の3週間よりもずっと良かったそうだけど。

日本ではあっちこっちの市町村で高齢者のワクチン接種が混乱しているらしいのに、市町村長や職員がワクチン接種の準備や設営に関わっているから「医療従事者」に当たるという理屈で優先的に接種していたのが発覚。中には「安心して接種会場に来てもらうため」なんて言っているのがいたけど、あのさ、ワクチンは他の人に感染させないためにするんじゃなくて、自分を感染から守るためにするものなのよ。他人に感染させないためにするのはマスク。わかってないんだなあ、もう。そんなところへして、総理大臣が「高い緊張感で強い措置を取る」と言ったとか言わなかったとか。英語で考えようとして、あ、こりゃあ英語じゃなくて中国語に訳した方がぴったりじゃないのと笑ってしまった。日本の政治家さんたち、自分で言ってることを理解しているのかな、ほんと。ワタシだって日本にまだ家族や友だちがいるんだから、しっかりしてくれないと。


壊れたコーヒーポット/遠い風景の変わりよう

2021年05月14日 | 日々の風の吹くまま
5月13日(木曜日)。☀☀☀。いい天気だっ。今日はカレシが親友のアルバートに会いに行く日。先週の予定が何やかやで今日になったんだけど、10時ごろに行くと言ってあるのに9時を過ぎても「まだ時間があるから大丈夫」とのんびり。特定の時間までに特定の場所に行くとなると、いっつもこの調子。ま、友だちに会うんだからと、形態を持って行くようにとだけ言って後は放っておいたら、9時半近くなって「アルバートのところまでどれくらいかかるかなあ」。そうねえ、普通なら30分くらいで、道路工事や渋滞があると上限なしの40分以上と言ったら、やおら支度を始めて、9時35分におでかけ。んっとに、何なんだろうね、この心理は。

カレシを送り出した後で、リフォーム以来新しい習慣になった食洗機に朝ご飯の食器を入れるのに、フレンチプレスからプランジャーを引っ張り出して、(押し込んだときに)その先がパチッとはまるようになっているコーヒーの容器がきつくて外すのに手こずっているうちに、プラスチックの容器の真ん中の受け口がパキッと壊れてしまった。さきおととい買ったばかりなのに何なんだ、もう。容器を使わないでもコーヒーは入れられるけど、プランジャーがなぜか短くてフィルターが中途半端なところで止まってしまう。たまたまセールで安かったから買ったので、まだセールだったらいっそ新しいのを買って来よう、向かいのLondon Drugsに走ったら、あら、セールはまだやってるけど、棚を空っぽ。ウォルマートなら同じようなのがあるかもと思って行ってみたら、あら、コーヒーメーカーはあるのにフレンチプレスはひとつもない。

でも、帰ってくる途中で100ワットの電球がポッと点って、予備のつもりでしまっておいた前の(ガラスの)ポットを出して来て、プランジャーとフィルターを分解。新しい(プラスチックの )ポットもプランジャーとフィルターを分解して、コーヒー容器の壊れた受け口の残り半分をペンチでむしり取って、やすりで滑らかにして、前のポットのプランジャーと新しいポットのフィルターを組み立てて差し込んで入れてみたら、おお、フィルターが容器の縁でちょうど蓋のように止まった。なぁ~んだ、わざわざ新しいのを買わなくても良かったんだよね。挽いたコーヒーを入れる容器が付いているタイプは初めてで、長いプランジャーに変えたらフィルターがポットの底まで届くので、なくても困らないものだけど、ポットを洗うときに捨てるコーヒー滓を容器ごと引っ張り出せばいいところが便利でいい。

正午を過ぎた頃にカレシが帰って来て、ちょっと遅いランチを食べながらアルバートとローリーの近況やかって住んでいた一帯の様子をあれこれ。エクスポ線とミレニアム線が乗り入れるスカイトレインのハブになっているブロードウェイ・コマーシャル駅に近いのに、高層マンションは建っていないそうで、ちょっとびっくり。まあ、昔イタリア人街だったコマーシャルドライブは、今では多民族文化の色彩豊かな独特な地区になっていて、その雰囲気を死守しようという社会運動家の多いところで、駅前のスーパーの上にタワマンを建てる計画は猛反対にあって頓挫したままだそうだから、さもありなん。我が家の窓から遠くに見えるタワマン群はスカイトレインの延伸でできた駅の周辺に雨後のたけのこのように建ったもので、双眼鏡で見ると建設クレーンが何基も見える。この違いは何なんだろうな。


サレーセントラル~2015年

サレーセントラル~2017年

サレーセントラル~2021年

バークィットラム~2015年

バークィットラム~2016年

バークィットラム~2021年


もうちょっと計画性があった方が・・・(続き)

2021年05月13日 | 日々の風の吹くまま
5月12日(水曜日)。☁☂☁☀。夜の間に雨が降ったようで、気温はまたちょっぴり低めだけど、午後から晴れるという予報。週中の「こぶの日」だし、のんびり行こうと思っていたら、朝ご飯が終わるや否やカレシが「Garden Workは何時に開くの?」と来た。え?きのう行ったじゃないの。「で、エアルームトマトの苗があったから、混まないうちに買いに行くの」。はあ、なるほど。ちょこっとググッたら、開店は9時。店は混んでなくても道路は混んでるかもしれないよ。「きのうの帰りのルートならもうラッシュは終わりだろ」。はあ、そうかもしれないね。

というわけで、帰って来たときにトランクに残っている園芸土を運んで来るつもりで、折りたたみ式のトロリーを積んで、9時半近くに出発。きのうのルートを逆に辿るのに道路地図を見ておいたので、まず7番ストリートから6番アベニューに右折して、園芸センターとは反対方向の東に走ってカンバーランドストリートに左折。上り坂をバーナビー市との境界に当たる10番アベニューまで行って右折して、ニューウェストの東端に近いカリブーロードで左折して、バーナビー湖の自然公園に沿ってくねくねした田舎道をドライブする感覚で走って、国道1号線(トランスカナダハイウェイ)の上を越えて、行きつくのが湖の北側にあるカバメントストリートの三叉路。ここで左折して行くと道路の名前がいつの間にかウィンストンストリートに変わって、線路沿いに大きな流通センターが並ぶ道路を延々と走って、ベインブリッジアベニューで右折して、大きな家が建ち並ぶ住宅地を抜けて州道7号線のローヒードハイウェイに左折。ミレニアム線のホルダム駅前の交差点で左折して、さらにぐるっと左折して行き止まりにあるのがGarden Works。

この園芸センターへは、我が家からは西の8番ストリートに出て、境界の10番アベニューを渡って名前がカナダウェイに変わった道路をバーナビー湖の南側を東へ走って、ダグラスロードに入って国道1号線を超えて、ローヒードハイウェイの手前のコーリングストリートで右折してまっすぐというルートがあって、地図の上では園芸センターの方角に直行する近道のように見えるけど、カナダウェイがしょっちゅう混雑するので、信号も交通量も格段に少ない遠回りルートの方が時間を短縮できると推測。けっこう快適なドライブで、園芸センター到着まで15分ちょっと。お目当てのエアルームトマトの苗を2鉢ずつ3種類とシラントロ(コリアンダー)の苗を2鉢買って、同じルートを辿って帰宅。往復のドライブと買い物の時間を合わせて1時間で済んだもので、「あのルートなら気軽に行けるな」とカレシ。そう、道路地図ってものがあるし、交通情報ってものがあるんだから、情報をつき合わせて楽に行けそうなルートを選べばいいじゃないの。それも計画性のうちだと思うんだけどね。

まあ、今どきはスマホという便利なものがあって、冗談半分にThere’s an app for that(そのためのアプリがあるよ)と言うように、自分で情報を手に入れて、自分で分析して(=考えて)、自分で選んだり、決めたりしなくても、何でもどこかの誰かが作ったアプリなるものがやってくれるらしいので、計画性なんてなくたって事足りるご時世なのかもしれない。でも、やっぱり自分の頭も使ってやらないと、サバイバルの観点からしてまずいんじゃないかと思うんだけど・・・。



もうちょっと計画性があった方が・・・

2021年05月12日 | 日々の風の吹くまま
5月11日(火曜日)。☀☀。ほんのちょっぴりだけど初夏の気配がしないでもない天気。差し迫っての「やらなきゃリスト(Must-do list)は白紙だし、日常の「やることリスト」(To-do list)も今日は空っぽで、家事以外の「やりたいことリスト」(Wanna-do list)は相変わらず長いんだけど、まだあんまりやる気が出ない。でも、キッチンもバスルームも「新装開店」のようなものだから、元の日常に戻ったんじゃなくて、新しい日常が始まったんだと考えた方が、あんがい気持の切り替えがしやすいかもしれないな。

ということで、ミニチュア工房で新しいプロジェクトを始める気になって、2021年の最初のプロジェクトに選んでいた「バルコニー」のキットを開けて、壁2面と床のパーツを出して、自分流に作り変えるための立体的なイメージをあれこれ夢想。1月に始めるつもりでいたのが、改装工事が始まったら、工房のあるスペアルームは倉庫に一変。リフォームはフルサイズのモデル作りのようなもので、ミニチュア作りどころじゃないままでいつの間にか4月半ば。バスルーム2の大改造でふと「ビーチハウス」を作って飾ることを思い立ったもので、17作目になるはずだった「バルコニー」はまたもやお預け。でも、月1個のペースに戻るつもりだから、今度こそは18作目として5月中の完成を目指そう。

とりあえず今日はイメージ作りと、3枚のパーツを眺めていたら、英語レッスンのスケジュールの再編成でかなりの空き時間ができたカレシが、「おい、ちょっとドライブに行こうや」。何でまた急に?「たまには走らせないとバッテリが上がっちゃうだろ」。それもそうだね。ガソリンも入れとかないと。「いや、まだ十分あるよ」。この前に園芸センターに入って来たときにゲージの線が2本になってたんだけどね。「それなら十分だよ」。いや、今日のドライブには十分でも、この次にどこかに行くときにガス欠ってことになりかねないよ。スマホとBCAAのメンバーカードを持っていれば、エンストしてもガソリンを持って来てもらえるけど、普段からスマホを持って出かけないし、何時間待つかわからないんだから、それよりも、もうちょっと計画的に考えた方が良さそうじゃないのかな。

めんどくせぇなぁとぶつぶつ言いながらも、11時に出て、まず給油。先週はリットル157円まで上がっていたのが今日は152円。セルフサービスのパネルの操作にちょっと戸惑っていたけど、手を出さずにいたら何とか満タン。さて、どこへ行く?と聞いたら、「Garden Worksに行って、何があるか見て来る」。ところが急に「1時にレッスンがあるんだった。間に合って帰って来れるかな」。おいおい。ま、2時間ほどあるから間に合うだろうけど、ランチの時間がないかもよ。でも、引き返すのもなんだからと目的の園芸センターまで行って、ずらりと並んだ野菜や花の苗を見渡して、レジの行列の長さに呆れて、じゃあ、帰ろう。ワタシの時計は11時57分。交通量の多い幹線道路から産業道路に入ったらすいすい飛ばせて、帰り着いたら12時15分。ランチに間に合ったけど、やっぱりもうちょっと計画的に物事を考えた方がいいような・・・。


普通の日常に戻るために大車輪というのは

2021年05月11日 | 日々の風の吹くまま
5月10日(月曜日)。☀☀☀。いい天気になりそうな朝。何ともう5月中旬。それにしてはまだちょっと5月らしくない陽気だけど、遠くには出かけられないんだから、いいか。生まれ故郷の釧路ではやっと桜が咲いたそうだから、文句は言えないかな。でも、トマトやピーマンは育ちが遅くてかわいそう。

長かった非日常の毎日が終止符を打ったので、今日から本格的に「普通の日常」の生活リズムに戻るわけなんだけど、やっぱり急ブレーキがかかったような感じで、リフォーム中はできなかったことがたくさんあって、どれから手をつけようかと考えてみるけど、どうも気分的に宙ぶらりんでいけない。そこで、気分転換のつもりで、新しいフレンチプレスを買いに道路向かいのLondon Drugsへ。ついでに新しいオーブンミットや(新しいシャワーブースに置く)新しいソープディッシュ、セールをやっていた黒い「使い捨てマスク50枚入り」を買って帰って来たら、あらら、うっかり子供用のマスクを買って来ちゃった。でも、そこは商業地の真ん中という地の利で、とんぼ返りで返品しに行って、大人用の「50枚入り」に取り替えてもらって、ついでにトウヒの新芽を浸したウォッカを作るためのボトルもゲット。うん、ワタシの日常って何かと「ついでに」が多いような気がする。


新しいオーブンミット

午後、ウォーキングから帰ったらまたとんぼ返りでスーパーへ。カレシが特製サラダを作るというので、注文のロメインレタス、キノア、干したクランベリーを買って、ついでに角の酒屋でウォッカも買って、帰って来たらすぐサラダに入れるキノアを炊いて、オーブンのマニュアルを見ながらヒマワリの種をブロイルしての大車輪。やっとひと息ついたら、今度はサラダ作りに取り掛かるカレシからは「あれはどこ」という質問が次々と飛んで来て、ドレッシング作りにかかったら「シラントロ(コリアンダー)はどこ」。買い物リストになかったから、答は「ないよぉ」。ま、ここは臨機応変でマットがくれた(甘草とよく似た甘い香りと味の)スィートシスリーで代用。







特製サラダが大きなボウルいっぱいにできて、今日の晩ご飯はステーキ。新調の換気扇をがんがん回して、グリルパンに椎茸を並べて、大きいのを2つに切り分けたリブアイを焼いて、付け合せは蒸したユキザサ。定番のグリーンサラダに少々飽きて来ていたので、キノアやクランベリーを加えたサラダはおいしかった。ご飯の後は、新しいボトル2本に買ってきたウォッカ(アブソルート)を入れて、1本はトウヒの新芽、もう1本はスィートシスリーを仕込んで「自家製ハーブウォッカ」。熟成するのが楽しみ。ま、焦らずにのんびりと日常復帰と行こうか。



デジタル化が甚だしいオーブンで冷凍ピッツァを焼くと

2021年05月10日 | 日々の風の吹くまま
5月9日(日曜日)。☀☀。今日は「母の日」だって。この年では母はとっくにこの世にいないし、自分は子供がいないから母じゃないしで、あ、そう、という程度の日。でも、あと10日ほどで第2子が生まれる姪のローラと夏にはママになるArts Clubのアシュリーには、ハッピーマザーズデイ!

きのうの今日で、何だかだらぁ~んとした感じの日曜日。リタイア暮らしには日曜日も何も関係なくて、毎日が日曜日のはずじゃなかったのかな。まあ、現実の問題としては、来日も来る日も日曜日だと、1日が暮れてから今日は何をしたんだっけなぁって感じになって、ボケ防止に良くないかもしれないな。やっぱり年を取ってもメリハリというものが大切なんだってことね。そこで奮起?して、ランチは久しぶりのピッツァにしようと、まずはやっと使えるようになったオーブンの分厚いマニュアルを読んでみる。何しろデジタル化でやたらと機能が細かくなって、しかも何でもかんでも指先のタッチでピッ、ピッ、ピッ。そのタッチが敏感すぎて、料理中にうっかり体で触れると勝手にピッ、ピッとやってくれるもので、操作パネルをロックするボタンがあるくらい。さすがにこれは3秒タッチしないと作動しないので、うっかり解除の防止に役立つとは思うけど、デジタル化も過ぎたるは及ばざるが如しの観が無きにしも非ず。

ワタシが一番良くオーブンを使うのはランチに冷凍ピッツァを焼くときぐらい。新しいオーブンの操作パネルには「ピッツァ」のアイコンがあって、ピッとやったらディスプレイに「ピッツァ 400度」。ピッツァの箱を見たら「450度に予熱」と書いてあるので、パネルの数字をピッ、ピッ、ピッと(華氏)450度に設定して隅のEnterをピッとやったら、お、予熱が始まった。オーブン用の電圧は240ボルトが標準なのに、マンションの配線ではなぜか208ボルトなんだそうで、前のは450度に温まるのに45分はかかっていた。新しいオーブンのマニュアルにも240ボルト以下の場合は予熱に時間がかかると書いてあったので、時計と睨めっこしていたら、何と30分で予熱完了を知らせるピロォ~ン。やっぱり前のオーブンはマンションの設備として激安に作った、Boschは名前だけのでき損ないだったということか。



野菜がトッピングの冷凍ピッツァを入れて、今度はオーブンのタイマーを設定。箱には「11~14分」とあるので、ピッピッと12分に設定。前のにはなかった機能で、タイマーがカウントダウンしてゼロになったらさっさとオーブンをオフにして、ピロォ~ン、ピロォ~ンと知らせてくれるから、時計をちら見していなくても焼き過ぎの心配がなくていい。ランチだよぉ~とカレシに声をかけながら取り出したピッツァは、感動してしまいそうなくらいにちょうどいい焼け具合。カッターで8つに切ってテーブルに出したら、さっそく口に入れたピッツァ大好きのカレシが「おお、うまい」。よし、お気に入りの冷凍ピッツァを買い置きしとこうっと。


長かったリフォームは「完」、山菜の季節は短い

2021年05月09日 | 日々の風の吹くまま
5月8日(土曜日)。☁☂☀。曇っていると思うと、さぁ~っと雨が降り出し、デッキが適当に濡れたあたりで青空が出て来たり。でも、まだ最低気温は低めで、風が冷たいなあ。花を付け始めたトマトもピーマンもきゅうりもバルコニーの温室ボックスの中で縮こまっているみたい。やぁ~ねぇ。

洗濯機を回しながら掃除をしていたら、ワルデマーが来てきのう塗ったパテに紙やすりをかけて、天井用の白いペンキでちょいちょいと仕上げをして、次にバスルーム2でキャビネットが入るまで保留になっていたタオルかけを位置を相談しながら取り付けて、ついでにカレシ所望の衣類をかけるフックも取り付けてくれて、「他に何かやってないことがあるかな」。はて、いつも細かく注意していた人だから、見逃したものが見つからないよ。キッチンも園芸ルームもバスルーム1もバスルーム2も想定していた以上のすばらしいできで大満足。最後の支払いの小切手を渡して、リフォームプロジェクトはほんとに「完」。4年越しの懸案だった2つのプロジェクトをひとまとめにやってしまえたのは、コロナによる巣ごもりのおかげかもしれないな。総工費は950万円。バスルーム2をバスタブを撤去して全面的に作り直したし、巣ごもりが北米中で引き起こした改装ブームによる需要増で資材が高騰している中で予算内に収まったのはラッキー。

午後4時にファーマーズマーケットから帰る途中のマットが寄って、ぷりっぷりの大きな椎茸2袋の他、こごみ、ユキザサ、トウヒの新芽を届けてくれて、「残り物だけど」と袋いっぱいのスィートシスリーをおまけにくれた。アスパラガスは冬でも南米産が入って来て年中食べられるので飽きが来ていて、アスパラガスのような感じだけどもっと味の濃いユキザサは病み付きになりそう。山菜の季節は短いから、食べられるうちに食べておかないとね。トウヒの新芽はウォッカに入れておいたら何ともいえない味わいの「新酒」ができたので、そのために特にお願いしたもの。量が少なくてごめんと言うけど、お酒の密造稼業を始めるわけじゃないから、ウォッカ2本か3本に入れの量があれば十分と言ったら、マットが「密造をやっても誰にも言わないからね」とウィンク。あはは、おうちバーでバーテンダーのカレシがビタースの代わりにマティニに入れるのよ。そのまま飲んでもほんのりとした北国の森の香りが何ともいえないし。

そうこうしているうちに、土曜日がまたあっという間に暮れてしまった。ラジオから、BC州でのワクチン接種が加速的に進んでいて、少なくとも1回接種した人が対象となる成人の50%に近づいているというニュース。ワクチンがどんどん届いているそうなので、もしかしたら2回目の接種時期が早まるかもしれないな。


船乗りワルデマーの船酔い冒険談に爆笑

2021年05月08日 | 日々の風の吹くまま
5月7日(金曜日)。☁☂☁☀☁。雨の予報だったので遮光パネルを入れないで寝て、ちょっと目が覚めたら、あら、ブラインドを通して朝日がまぶしい。でも、すぐに眠りに戻って目が覚めたら、あら、どんよりした曇り空。そのうちに何となく湿っぽい感じになって来て、ルーフデッキに大きな水玉模様ができ、あっという間にびしょ濡れ。何とも落ち着きのない天気だこと。

そんな中をワルデマーが立ち寄ってくれて、キッチンのキャビネットとトラックライトを外した後に天井に残っていたむき出しのコンクリートにパテを塗る作業。仕上げのペンキ塗りは乾くのを待って明日。バスルーム2のスパ風インテリアを見せたら、「ドリンクがいいなあ」。お盆のレモンと瓶2本を見て「ははあ、テキーラだな」。テーブルの上のラジオと椅子の上のヘッドフォンを見て「おっ、ブルートゥースのヘッドフォンかあ」。上にちょこんと止まっているかもめを見て爆笑。そして自分のスマホを出して、「ネームデイ祝いに娘が作ってくれたんだよ」と見せてくれたのが見事としか言いようのない精巧な帆船のケーキ。ワルデマーが商船学校の卒業訓練で6ヵ月航海した練習船だそうで、日本の海王丸とそっくりの船の写真を見せてくれて、メインマストの一番上のヤードの端っこを指差して「ここがぼくの持ち場だったんだよ」。すごっ。考えただけで目が眩んでしまうね。

カレシが「船乗りでも船酔いするの?」と聞いたら、「するんだよ。大しけで船が揺れるときなんかみんなゲロゲロさ」。うはぁ。時化の中で帆船の船首での作業では、さすがに酔って盛大にゲロッとやったとたんに押し寄せて来た大波をかぶって、船酔いどころじゃなくなるという災難もあったとか。コペンハーゲンからポーランドのシュチェチンに向かう途中で大嵐に追いつかれたときは、猛烈な揺れで乗組員が次々と船酔いで倒れ、調理場も食堂も誰もいなくなったために缶詰と水でしのぎながら、船長とほやほやの航海士だったワルデマーとベテラン船員の3人だけで船を動かしたそうな。クルーズ船で香港からフィリピンへ向かうときに海が時化てひと晩前後に揺れたときに、船首に近いキャビンの人たちが船酔いで寝込んだらしいと言ったら、「クルーズ船のスタビライザーは横揺れを防ぐものだからね」。そうか。だから、まったく同じキャビンでも船の中央部は船首よりも料金が高いんだな。

ワルデマーがしっちゃかめっちゃかな船酔い船乗りのエピソードでさんざん笑わせて、じゃあ明日ねと次の「現場」に向かった後で、明るくなる空を見ながらランチ。午後には青空が広がって、山の方では黒い雲と白い雲が刻々と姿を変えての競演で、カメラを持ってデッキに出たり、バルコニーに出たり。空にもいろんな物語があるね。








国勢調査の質問に時代の変化が見えた

2021年05月07日 | 日々の風の吹くまま
5月6日(木曜日)。☁☂☁。朝からしょぼい天気。何となく低温がちという感じで、バルコニーに並べたトマトやピーマン、きゅうりが寒そうにしているのがちょっとかわいそう。リフォームの間は作業場になっていたバルコニーを掃除して、水遣りのときに下の階のバルコニーに水が落ちないように、手すりの下に沿って黒いゴムのヨガマットを敷いて、大風のときに持ち上げられないように重し代わりに使い残した床タイルを並べて、園芸シーズンの始まり。夜の間は温室ボックスに入れておいて、もう少し暖かくなったらプランターに植え替えてあげるね。血液検査で「すこぶる健康」の太鼓判を押してもらったカレシは、英語レッスンのスケジュールを整理して、今年はもっとガーデニングに精を出すぞぉ~と大張り切りだから。

今年は5年に1度の国勢調査の年。昔は調査票が送られて来て、記入したものを一緒に来た返信封筒に入れて郵便ポストにポンと入れたもんだけど、デジタル時代は統計局からオンライン調査のアクセスコードが印刷された郵便が来るだけ。郵送よりずっと昔は臨時採用した調査員が調査票と鉛筆を持って家々を訪問していたという話で、我が家にも国勢調査の標語(Count yourself in)のある短い鉛筆が残っていた。オンラインでやるようになったのは前回からだったかな。印刷してあるURLを打ち込んで、長ったらしいアクセスコードを打ち込んで、調査票を開いたら、ショートで良かったぁ。カナダの国勢調査はショートフォームとロングフォームの2種類の調査票があって、ショートの場合はいつもあっけないくらい簡単だけど、一度だけ25%に送られるロングフォームに当たってしまったときは、何ページもある根掘り葉掘り的な質問に答えるのに30分以上かかって、辟易したもんだった。

今回のショートは何だか前のよりもあっけなくて、住所を確認して、問い合わせが必要な場合の電話番号とメールアドレスを打ち込んで、5月11日現在で同じ住所にいる人数、氏名、生年月日、(たまたま滞在中などの)ステータスの他は、互いの関係(婚姻関係か家族関係か血縁のない同居人か)と性別と言語に関する質問だけ。昔はショートでも人種に関する質問が必ずあったけど、聞くのをやめたのかな。性別の項では男、女の他に「その他」というのが加わっていて、さらに「出生時」と「現在」の性別を聞いているところに時代の変化を感じたな。言語に関しては、公用語である英語とフランス語についてはどちらも使えるか、どちらかひとつだけか。日常的に使っている言語はどれか、家庭で使っている言語は何か、生まれて最初に覚えた言語(母語)で今でも理解できるのはどれか。言語については2人とも内でも外でも「英語のみ」で、母語に関する質問では、日本語を話すのはかなぁ~りさび付いてしまっているけど、まだ理解できていることは間違いないから、ワタシの欄に「日本語」と答えておいた。

要は開いたページの質問の回答リストの丸をクリックして、はい、次のページ、とやって行って、「Submit」(送信ボタン)をクリックして、5分もかからずにおしまい。でも、質問の内容が大きく変わったという印象で、ロングフォームにはどんな質問があったのか興味があるところ。国勢調査の回答期限は5月11日。法的な義務があるので、出さないと催促が来るそうだし、回答を拒否したら(一応は)5万円の罰金だって・・・。


検査の結果はびっくり仰天の健康体

2021年05月06日 | 日々の風の吹くまま
5月5日(水曜日)。☁☁。何だかもやぁ~っとかすんだ空。おととしの夏だったかな。内陸部での大規模な森林火災の煙が押し寄せて来て、何日も汚れたオレンジ色の太陽がぽちんと見える日が続いたのを思い出しちゃった。あのときも呼吸器や心臓の疾患のある人は戸外での運動や外出を控えるように言われたっけ。何だか妙に考えてしまうな。

今日は、カレシが先月末の血液検査の結果を聞くために、かかりつけのスラニナ先生と9時50分に電話診療。その後で、おととい突然電話が来た古くからの親友のアルバートと会うためにバンクーバーまで行く予定だったけど、スラニナ先生から電話の前に「キッチンの水漏れが地下室まで行っちゃって、修理を待っているところ」とキャンセルの電話。アルバートの家はカレシの両親が住んでいたのを買ったもの。別の都合の合う日に行くことにして、「今じゃ築80年だから、配管なんかとっくに寿命を過ぎてるよ」。そうだろうね。カレシ自身も10代の後半から20代後半で大学を卒業するまで住んでいたし、あの家で生まれ育った一人息子のエリックが大学を出て独り立ちしてるんだもんね。年月の経つのは早いもんだ。

スラニナ先生からの電話は10時15分。早い時間だったからそれほど遅れていなかったのは幸い。検査の結果は「健康そのもの」。不足しているのではと心配したビタミンB12は正常で、血糖値も正常の範囲で糖尿病の兆候は一切なく、腎臓の機能は先生がびっくりするほどの健康レベル。心拍数は徐脈というところまでは行っていないけどちょっと低めで、低いままで推移するようだったら、β遮断薬を中止してみる。コレステロール値も基準よりずっと低く、特に悪玉(LDL)の値が低くて善玉(HDL)は高めという理想的な状態だそうからすごいな。そこで、前回の処方で毎日20mg1錠に減らしたスタチンを週3回に減らしてみて、3ヵ月くらいしたらもう一度検査することになった。その後で対面診療に来なさいと言われたそうだけど、実は移転したばかりのポートコクィットラム(ポコ)のクリニックを辞めて、ニューウェストのロイヤルコロンビアン病院の近くのクリニックに移って来たと聞いてびっくり。

故国ルーマニアで医者になったスラニナ先生は、チャウシェスク独裁政権が倒れてやっとカナダに移住することができて、石の上にも3年の気概でカナダの医師免許を取ってカナダ軍の軍医になり、退役して開業したという人で、カレシと相性の良い先生。ニューウェストもポコもElicareという新しい医療グループのクリニックで、古いタイプの「お医者さん」にはあまり居心地が良さそうじゃなかったし、今は家庭医の数が足りなくて見つけるのが至難の業なので、おそらくどこへ行っても患者がついて行くだろうから、あっさり見切りをつけたんじゃないかな。患者としてはニューウェストに戻って来てくれたのはありがたい。朗報ずくめにカレシは元気もりもりになったようで、ワタシもほっ。


ミニチュアビーチハウスの組み立て

2021年05月05日 | ミニチュア工房にて
5月4日(火曜日)。☁☀☀。きのうはちょっとばかり「非日常」が混じっていたような気がするけど、日常の部分ではミニチュア工房に陣取って「ビーチハウス」の仕上げ。利き手なのに言うことを聞かなくなりつつある左手の親指をなだめながら、息をこらして神経を集中していると、だんだんに肩の力が抜けて、気持がゆったりして来るから不思議。まあ、それが趣味の趣味たるところなんだろうけど。

まずは緑や黄色の紙と緑色の針金を使ってプランター2つに入れる(植える?)花を作る作業。材料を切り貼りして作る小物はこれが最後。同じメーカーのキットだから、色や形の違いはあっても作り方は基本的に同じで、デッキに置くプランターには花びらの長い紫の花、壁のプランター用には黄色とオレンジの丸い花にして、中心に小さいビーズ。これでパーツが全部揃って、いよいよビーチハウスの組み立て。

ミニチュアつくりの最中は、スーパーで袋入りで売っているプラスチックのショットグラスに手芸工作用のタッキーグルーかエルマーのクラフト用の接着剤を多めに搾り出しておいて、爪楊枝や綿棒ですくって使い、何時間も使わないときは底がカップにぴったりはまる小さいシリコーンのマフィン型をはめ込んで置く。ゴリラグルーのような瞬間接着剤以外であれば、こうしてひと晩おいても翌日はまだ普通に使えるから無駄が少なくていい。(うっかり固まらせてしまったり、不要になったときはカップごとゴミ箱にポイ。)ということで、新しいカップに新しいタッキーグルーを絞り出して、いよいよ組み立て開始。


準備万端整って・・・


つたを這わせて・・・


壁のプランターに花を植えて・・・


窓の下にプランターと観葉植物、隅にテーブル(下には暖炉用の薪と貝殻の入った箱)・・・


テーブルの上に飲み物の材料を入れたお盆、ラジオ、ランタン、窓の下に(残り物の箱にあった)じょうろ・・・


アディロンダックチェア(ひとつはヘッドフォンと本、もうひとつは本)、ドリンクと貝殻を置いた丸テーブル、(ビーチで拾った)かわいい貝殻を入れたバスケット、前面左右の隅にそれぞれ植木鉢、ついでに貝殻ひとつ・・・


高みの見物のかもめの目線・・・

バスルーム2にキャビネットが入って、壁に沿って出て来る引き出しが占領するスペースがわかったので、今日は朝からインテリア装飾。ぶっちがいの棚をきっちり二段重ねに取り付けるのに手間がかかったけど、2個の飾り棚と合わせて「海」をテーマにしたインテリアが完成。何だかホテルのスパみたいな感じ・・・。




とうとうリフォームが完了!

2021年05月04日 | 日々の風の吹くまま
5月3日(月曜日)。☁☂☁。雨っぽくてちょっと寒々とした朝。日本はゴールデンウィーク真っ最中で、世論調査に「家でゆっくり過ごす」と答えた人がかなり多かったらしいけど、実際のところはどうなのかな。しばし考えてみたけど、子供のときにゴールデンウィークに特に行楽に出かけたという記憶がないなあ。どこかに行ったのかもしれないけど、60年も昔のことだから思い浮かばない。そもそもそんな昔に「ゴールデンウィーク」なんてあったのかな。

今日は乾燥機の排気口の清掃の日で、午前9時からだから、最上階から始まって我が家の階に来るのはだいたい11時頃と推測して、のんびり朝ご飯を食べていたら、テーブルの上の携帯がズズズ。ワルデマーから「今日ドロータとヤチェクがバスルームのキャビネットを取り付けに行くけど、いつがいい?」とテキストメール。いつでもいいよぉと返信。たまたま見つかった中途半端な空間がもったいないと追加で注文して、首を長くして待っていた、鉄道で言うならゴールデンスパイクかな。これで(若干の細かな修復作業はあるけど)3ヵ月半かかった我が家のリフォームの完工を宣言できる。

毎年の清掃は乾燥機と外の排気口の間のダクトに溜まる綿ぼこりを取り除くもので、火災防止が目的。ワタシは乾燥機を回すたびにフィルターを外して綿ぼこりを取るのであまり溜まっていないけど、2、3年前だったかの清掃で上の階の排気口から分厚く固まった古雑巾みたいのがどさっと落ちて来て、業者が「一度もフィルターを掃除したことがないんだろう」と呆れ顔。前に住んでいた迷惑家族のどぉ~しょぉ~もない一面を見た気がしたっけ。清掃は11時半に終わって、ゆっくりランチ。ドロータとヤチェクがキャビネットを持って来たのは3時過ぎで、「忙しくて、忙しくて」とヤチェク。見積もりをするたびに材料の値段が跳ね上がっていて、今では年末の3倍近くまで上がっているんだって。コロナで在宅勤務が増えたりして、アメリカもカナダも家のリフォームが爆発的ブームになっているそうだからねえ。

真っ白なキャビネットは、幅30センチ、奥行き60センチで、2個1組。下の方は引き出しが浅いもの2段、深いもの3段、上の方は棚を1段入れた戸棚。デザインも作りもごくシンプルなんだけど、何しろ場所が場所だから、据付作業はちょっと難航。メタボ体型のヤチェクには奥の方の準備作業ができないので、3人の子持ちなのが信じられないモデル体型のドロータが担当して、キャビネットのはめ込みは2人がかりで、1時間ほどかかって無事に終了。カレシが(自分のバスルームという認識なので)何度も行って眺めては「いいねえ」。うん、明日は反対側の隅の壁に完成したばかりのビーチハウスや「海」をテーマにした小物を飾ってあげるね。

   


静か過ぎる日曜日は趣味三昧で行こう

2021年05月03日 | 日々の風の吹くまま
5月2日(日曜日)。☀☀。あんまり静かなもので、8時過ぎまで寝てしまった。夜中に股関節と膝が疼いてときどき目が覚めたせいもあるのかな。きのうは酒屋まで往復して、1時間のウォーキングだったのが祟ったのかと思ってみたけど、今は引っ張るだけのショッピングトロリーで2日か3日に1度買い物に行くので、毎日ずっしり重いトートバッグを担いで運んでいた頃のように股関節や膝に負担がかかっているとは思えないし、ペンキ塗りで脚立に上ったり下りたりしていたのはもう1ヵ月も前の話。もしかして、巣ごもりしているうちに足腰が劣化して来たのかな。もしもそうだったら、まずいなあ。

寝坊したので、ちょっと遅くなったけど、ポーチドエッグを作ってトーストに乗せ、きのうのうちに焼いておいたベーコンを電子レンジで温めて添えて、久しぶりにたんぱく質いっぱいの朝ご飯。いつも念入りに吟味して脂身が少ないのがあれば買って来るベーコンは、500グラムのパッケージに8枚か9枚しか入っていない超が付く厚切り。これを200度のエアフライヤーで30分かけて焼くと、フライパンで焼くのと違って脂がラックの下に落ちるので、カリッカリの仕上がり。たまには焼け過ぎてカリッカリッカリになることもあるけど、スプーン代わりにとろみが残っている卵の黄身をすくうのにもってこいだし、朝ご飯に2本ずつ食べて残った分はカレシがサラダに使うけど、カリカリなほど砕きやすいと好評で、エアフライヤーさまさま。

長く続いた巣ごもりで運動不足になっているのかと心配しながらも、朝ご飯が終わったら、日差しが明るいミニチュア工房に陣取って「ビーチハウス」のアクセサリー作り。どれもオリジナルのキットにはないものだから、それぞれにイメージを思い描きながらの作業。まずは、きのう海辺にはなくてはならないもんだからと樹脂粘土で形を作っておいた「かもめ」の仕上げ。粘土はオリジナルキットに入っていたもので、色はクリーム色だけど、乾いて固まったところで灰色と白で塗り分けると「かもめ」の色。くちばしはたまたま手近にあった黄色いビニタイで、足は白いワイヤ。尾羽を黒く塗って、フェルトペンでぽちっと目を描いたら、ふむ、何だか目つきが良くないなあ。(愛想のいいかもめにお目にかかったことがないけど。)



かもめの次はお盆とアイスバケット。お盆は色を塗って、両端に金色のリング。アイスバケットは何度も使えるクリアなストローを切って、ハンドルに銀色のワイヤ。粘土が入っていたセロハン袋の閉じ目を細かく切った「氷」を詰めて、銀色のワイヤで氷ばさみ。お盆において、小さな(本物の)ホタテの貝殻をお皿にしてレモンのスライス。パーツとして買ったボトルを2本置いたら、なかなかイケてるじゃないの。次は海を眺めてくつろぐためのラジオとヘッドフォン。一応の置き場所を決めて、花を作って彩りにすれば、いよいよ最終段階の「組立て」かな。目つきの悪いかもめがおいしいものはないかと狙っているみたい。







ぜいたくにプライベートなお買い物

2021年05月02日 | 日々の風の吹くまま
5月1日(土曜日)。☀☀。午前8時、せっかく何か夢を見ていた(らしい)のに、カレシに起こされたもので、頭がちょっともやぁ~ん。風薫る5月の初日は晴れ。青い空に真っ白な雲がぷかぷか。あぁ~あ、もう5月だなあ。でも、土曜日の今日はとにかくまず床掃除。ミニチュア工房を再開したので、スペアルームの床はスツールの周りに紙や木の細かなくずが散らかっていて、ああ、ここも元の暮らしに戻ったなあと、ちょっとした感慨。まあ、子供の頃のように「片付けなさい!」と言う人がいないもので、つい・・・。

ブードルズを買いに車で行って、ついでにガソリンを入れるつもりだったけど、きのうからガソリンが連休でもないのにリットル155円に跳ね上がって、やぁ~めた。年にせいぜい4、5回しか給油しないから、上がっても別に困るわけじゃないけど、週末でも遠出できないのにどうしてだろうな。まあ、比較的平坦な片道20分のモールにある州営の酒屋までウォーキング。途中は今が盛りの八重桜を始め、サンザシや野生リンゴ、ライラック、ツツジ、ハナミズキと、街路樹も庭木も百花繚乱で、ついきょろきょろ。やっぱり春が一番ウォーキングにいい季節だね。

午後4時過ぎに、バンクーバーでのファーマーズマーケットから帰る途中のマットが「着いたよ」。さっそく降りて行って歩道に出ると、マットの車が止まっていて、降りて来たマットがハッチバックのドアを開けて、まずはこごみの大袋。それから秤を出して来て、false Solomon’s seal(ユキザサ)を「欲しいだけ袋に入れてよ」。これはちょっとアスパラガスのようでいて、茎を切るとほんのり土の匂いがするので、すっかり好きになってしまった。もらったビニール袋にたくさん詰めて秤の上にポン。次に「miner’s lettuce(スベリヒユ)が残っているから食べてよ」と袋にひとつかみ。おお、ありがとう。食べられる小さなピンクの花がかわいいね。今日は他に何があるの?と聞いたら、「トウヒの新芽はどう?」と、いかにも春らしい色合いの新芽を見せてくれた。トウヒは北海道にはどこにでもある針葉樹で、クリスマスツリーにするあれ。その新芽が食べられるなんて知らなかった。お試しにくれた1個を食べてみたら、あら、柔らかくて、針葉樹の森の柑橘風の香りがほんのり。よし、ひとつかみちょうだい。

こごみやきのこ類以外は、大袋、小袋ではどれだけ入れたらいいのかわからないからと、こうやって道路際で車から直接買うなんて、何てぜいたくな話なんだろう。ファーマーズマーケットが我が家の前に来てくれて、その場で量り売り。それも客はワタシだけのプライベートなマーケット。子供の頃にいろんな人たちがリヤカーを引いて物売りに来ていたのを思い出すな。豆腐屋さんが来ると母は鍋を持って外へ駆け出したもんだった。時代が変わって、安普請の社宅はタワーマンションになり、リヤカーはSUVになったけど、昔ながらののどかな風景とあまり変わりがなくて、これ以上のぜいたくはないね。


スベリヒユ

トウヒの新芽