リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

タワマンの窓から見る雲は・・・

2021年05月19日 | 日々の風の吹くまま
5月18日(火曜日)。☁☀☀。雨の予報だったのに、目が覚めたらけっこういい天気。ゆうべは夜遅く寝酒の最中に何度か北の方に稲妻が見え、しばらくして雷鳴のような音が聞こえたけど、いわば遠雷。ところが朝になって、メトロバンクーバーの一部地域で横なぐりの雨や激しい雷雨があって、落雷で停電したところがあったというニュースにびっくり。どうりでルーフデッキは穏やかだったのに、朝になったらバルコニーに並べてあったトマトやピーマンの鉢が転がっていたはず。花を付け始めたところだったので、カレシが温室ボックスに避難させたけど、高層マンションでのガーデニングは何と言っても風が大敵。

今日も特に何もしないでもいい日なので、空いっぱいの雲を眺めてのんびり。台風ならぬ雷雨一過で大気が不安定なのか、今日の空模様は真っ白な雲、真っ黒な雲、灰色の雲、巨大な雲、小さな雲が入り乱れて、全体が目まぐるしく変身。同じ雲の競演でも、道路から見るのと高層階から見るのとでは見え方がまったく違うからおもしろい。たかだか23階なんだけど、高台のてっぺんにあって、角部屋で外壁のほとんどが天井から床までの窓だからか、見渡す限りの空という感じで、そのやたらと広い空に浮かぶ雲もやたらと大きく見えて、しかも手が届きそうな錯覚がわいて来る。そのせいか、刻々と姿を変える雲を見ていると、誕生日に妹が送ってくれた自作のカードの「青空を漂う真っ白な雲に乗ってスマイルで夢想しているねずみちゃん」を地で行っている気分になるから楽しい。

ちっともじっとしていない雲を眺めていると、そのうちにいろんなイメージが見えて来る。人の顔らしく見えたり、動物のように見えたり、舞台で演じる物語に見えたりするから、ついストーリーが浮かんで来る。青空を背景にした雲にぽっかり「穴」が開くと、そこを通り抜けたら何が見えるんだろうと夢想し、ふっかふかの白い雲がむくむくと膨らんで来れば、その中に鼻を突っ込んでみたくなり、あっちに動物、こっちに人の顔といろんなものが見えて来る。ずっと昔々の子供の頃からそうなので、子供にありがちな空想力、想像力が旺盛なままで大人になってしまって、そのまま年を取ったというところかな。

空の雲が次々と姿や形を変えながら流れて行くのを見ていると、いつもデスクに置いてあるカメラに自然に手が伸びて、雲に乗って飛び回れない分、あっちの雲、こっちの雲とズームイン。引っ越して来てから5年半の間に、撮りまくった「雲」の写真はたぶん3000枚を超えているんじゃないかな。だって、同じ姿は2度と見られないんだもの。それにしても、今日の雲の移り変わりはちょっとクレイジー。はて、何が見えるかな。