リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ぜいたくにプライベートなお買い物

2021年05月02日 | 日々の風の吹くまま
5月1日(土曜日)。☀☀。午前8時、せっかく何か夢を見ていた(らしい)のに、カレシに起こされたもので、頭がちょっともやぁ~ん。風薫る5月の初日は晴れ。青い空に真っ白な雲がぷかぷか。あぁ~あ、もう5月だなあ。でも、土曜日の今日はとにかくまず床掃除。ミニチュア工房を再開したので、スペアルームの床はスツールの周りに紙や木の細かなくずが散らかっていて、ああ、ここも元の暮らしに戻ったなあと、ちょっとした感慨。まあ、子供の頃のように「片付けなさい!」と言う人がいないもので、つい・・・。

ブードルズを買いに車で行って、ついでにガソリンを入れるつもりだったけど、きのうからガソリンが連休でもないのにリットル155円に跳ね上がって、やぁ~めた。年にせいぜい4、5回しか給油しないから、上がっても別に困るわけじゃないけど、週末でも遠出できないのにどうしてだろうな。まあ、比較的平坦な片道20分のモールにある州営の酒屋までウォーキング。途中は今が盛りの八重桜を始め、サンザシや野生リンゴ、ライラック、ツツジ、ハナミズキと、街路樹も庭木も百花繚乱で、ついきょろきょろ。やっぱり春が一番ウォーキングにいい季節だね。

午後4時過ぎに、バンクーバーでのファーマーズマーケットから帰る途中のマットが「着いたよ」。さっそく降りて行って歩道に出ると、マットの車が止まっていて、降りて来たマットがハッチバックのドアを開けて、まずはこごみの大袋。それから秤を出して来て、false Solomon’s seal(ユキザサ)を「欲しいだけ袋に入れてよ」。これはちょっとアスパラガスのようでいて、茎を切るとほんのり土の匂いがするので、すっかり好きになってしまった。もらったビニール袋にたくさん詰めて秤の上にポン。次に「miner’s lettuce(スベリヒユ)が残っているから食べてよ」と袋にひとつかみ。おお、ありがとう。食べられる小さなピンクの花がかわいいね。今日は他に何があるの?と聞いたら、「トウヒの新芽はどう?」と、いかにも春らしい色合いの新芽を見せてくれた。トウヒは北海道にはどこにでもある針葉樹で、クリスマスツリーにするあれ。その新芽が食べられるなんて知らなかった。お試しにくれた1個を食べてみたら、あら、柔らかくて、針葉樹の森の柑橘風の香りがほんのり。よし、ひとつかみちょうだい。

こごみやきのこ類以外は、大袋、小袋ではどれだけ入れたらいいのかわからないからと、こうやって道路際で車から直接買うなんて、何てぜいたくな話なんだろう。ファーマーズマーケットが我が家の前に来てくれて、その場で量り売り。それも客はワタシだけのプライベートなマーケット。子供の頃にいろんな人たちがリヤカーを引いて物売りに来ていたのを思い出すな。豆腐屋さんが来ると母は鍋を持って外へ駆け出したもんだった。時代が変わって、安普請の社宅はタワーマンションになり、リヤカーはSUVになったけど、昔ながらののどかな風景とあまり変わりがなくて、これ以上のぜいたくはないね。


スベリヒユ

トウヒの新芽


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