5月19日(水曜日)。☀☁☀。今どきとしてはちょっと寒いけど、青空に白い雲がぷかぷか。朝起きて、さて今日は何をしようかなあとのんきに考える暮らしっていいもんだと思う。朝ご飯の後は、コーヒーを飲みながら、それぞれスマホをいじりながらのひととき。カレシが唐突に「super spreaderって書いたTシャツを着ていたら、みんなが離れてくれるかな」と何とも変てこな疑問。胸の辺りに駄洒落やジョークを書いたTシャツはいつもごまんとあるけど、コロナの最中にそれは冗談がきつ過ぎ。でも、胸じゃなくて太鼓腹の上にでかでかと書いたら受けるかもしれないよと言ったら、カレシは大爆笑。でも、中年男のメタボ腹をmiddle-age spreadと言うから、特大サイズのメタボ腹はsuper spreader、つまりスーパーメタボってところで、このスーパーメタボがやたらと目に付くのがニューウェストの街角風景・・・。
ニュースサイトよると、カナダでは「ワクチンの供給量が大幅に増えて、各州で接種の対象を12歳以上に拡大する動きがある他、高齢者や高リスクの人たちへの2回目の接種の時期も早められそう」。うん、これは朗報だな。今のところ、80歳以上の高齢者で1回目の接種を済ませた人はどの州もおおむね90%前後だけど、2回目は人口の多い州ではまだひと桁の率。人口が多いから、できるだけ多くの州民に1回目を接種するのを優先させると、それだけ2回目に回せる量が少なくなっても不思議はない。BC州の間隔はぎりぎりの16週間だから、カレシの場合は7月末、ワタシの場合は8月始めということになるけど、これが1週間でも早められるのなら、ありがたいな。
アメリカでは国内でワクチンを製造していることもあって、大規模にワクチン接種を進めたおかげで若い人たちでも2回目を済ませているそうで、ニューヨークでブロードウェイの興行を再開できるほどにコロナが収まって来ている。それはそれで大いに喜ぶべきだけど、安心してしまったのか、特に若い世代で1回目だけで2回目を省略したり、もうワクチンはいらないという人たちが増えてしまって、いくらアピールしてもさっぱり効果が上がらないらしい。そこで、ニューヨークでは「予約不要、いつでも待たずにさっとワクチン」みたいなキャンペーンをやっているとか。オハイオ州では、ワクチンを接種した人に賞金1億円、宝くじを買えない年代の人には大学4年分の奨学金が当たる宝くじを発行すると発表したら、希望者がどっと増えたそうで、さすがreward(ご褒美)を期待することに慣れているミレニアル世代の面目躍如というところ。
BC州だって、今のところ州の成人の半分が少なくとも1回目の接種を済ませて、拒否する人の割合も急減。新規の感染数も7日平均が下降線を辿っているから、ワクチンはコロナ抑制に効果があるということで、早くから大規模なワクチン接種を進めて来たイギリスのデータもそれを裏付けていると思う。このままで行けば、三連休が明けたら、少しは今の厳しい規制が緩和されて、レストランに行けるかもしれないし、友達や家族と交流できるようになるかもしれない。下を見下ろせばそこにあるのはどん底だけど、上を見上げればそこには空が無限に広がっている。ほんとにワクチン2回目の時期が1週間でもいいから繰り上がるといいな。
夕焼け空にかわいいスマイル・・・