リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

3ヵ月半のリフォームを振り返ってみたら

2021年05月29日 | 日々の風の吹くまま
5月28日(金曜日)。☁☀☀。目が覚めたら、何と8時半。やだっ、5月も終わりだってのにまぁだ暖房が入ってるじゃないの。あぁ~あ。今日は9時半ごろにワルデマーが来るので、ちょっと慌てて起きて朝ご飯。リフォームプロジェクトの最後の支払いを封筒に入れて、キッチンを見回して、決行してほんっとに良かったなあ。最後の作業が終わってから、どこかに「違ったやり方の方が良かったかなあ」というところがないかと考えていたんだけど、全然思いつかないんだなあ、これが。何もかもが快適。

ワルデマーがコーヒーを手みやげに現れたのは10時半過ぎ。リフォームの請負業と平行してどこかの国の船会社の船舶代理人もやっていて、どっちが本職なんだか。急に船主から750キロ北のプリンスルパートに寄港する船の世話を仰せつかって、車を飛ばすこと17時間。休む暇もなく入港した船に積み込む食料や資材の手配をして、出港の準備を整えて、また17時間のドライブ。夜に帰り着いてすぐ「9時半に行くよ」とメールしたけど、けさは寝坊。先週のマットといい、今週のワルデマーといい、仕事熱心なのはいいけど、大丈夫かなあ。ご当人は「ビジネスだから」とあっさりしたものだけど、おかげで施工中のプロジェクトの日程が3日遅れたそうで、幸い制限のない戸建てなので、土曜日も日曜日も1日中仕事なんだって。それでもカレシが英語レッスンをやっている間、バルコニーで30分ほどあれこれと世間話。心からのありがとうと一緒に用意してあった封筒を渡して、がっちりとハグ。「さようならは言わないからね」とワルデマー。じゃあまたね、とワタシ。(カレシもレッスンに入る前に「たまには寄って行ってくれよ」。)

これでキッチンとバスルーム2つの同時リフォームと言う大型イベントに完全にピリオド。コロナの巣ごもりが長引いて、ちょうど冬だったこともあって何となく塞ぎがちになっていたのが、エキサイティングな毎日に救われた感じ。去年の11月に初めて「現場」を見に来たワルデマーとばっちり意気投合したのが始まりで、いつも傍をうろうろしては修理やメインテナンスのテクニックをいろいろと教えてもらったし、ちょっぴりだけどポーランド語も覚えたし、何よりも細かなデザインの相談でもぴったり息の合った最強のチーム。お互いに生まれ育った国を離れて、新天地に根を下ろしての人生を歩いて来た同士と言うこともあったのかもしれないけど、最後にはもうずっと、ずっと昔からの友だちのような感じだった。

それにしても、「工事現場」での生活が3ヵ月半も続いたおかげで、いくつか新しい「好ましい」習慣が身についたのは大きな収穫。一番大きいのは、使った食器をキッチンのシンクに放置せずに、そのつど食洗機に入れるようになったことかな。初めは作業の邪魔にならないようにという理由だったのが、途中でキッチンが使えなくなって、汚れた食器をバスルームで洗ったりしているうちに新しい習慣ができたらしい。元のシンクは2槽式だったので、汚れた食器を放置しても、もうひとつ別のシンクがあったから良かったんだけど、新しいシンクはシングル。深い上にワルデマーが大き過ぎないかと心配したくらい大きいので、隅にまとめておけばさして邪魔にはならないんだけど、「新しいキッチンをきれいにしておきたい」という気持が働くらしい。けっこうぐうたらなワタシだけど、これは習慣として続きそうな予感・・・。