リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

復活祭の連休前なのにどこも静か

2020年04月10日 | 日々の風の吹くまま
4月9日(木曜日)。☀☀☀。今日も気持がぱっと明るくなるようないい天気。きのう行きそびれた州営の酒屋までてくてく。8番アベニューはパタロ橋を往来する車やトラックでいつもかなり交通量が多いところなんだけど、今日は歩行者信号なんか使わずに好き勝手に横断できるくらいにがら空き。歩道が狭いので、人との間隔を空けるのに車道に下りてすれ違えるくらい車がいないんだけど、歩いている人にもめったにお目にかからない。

酒屋のあるモールのスーパー(セーフウェイ)の前を通ったら、レジかご使用禁止の看板が立っていて、買い物客が野菜を入れるビニール袋を下げて出て来たからびっくり。ワタシの行きつけのスーパーではいつも誰かがレジから回収して来たレジかごのハンドルを殺菌シートで拭いて積み上げているし、入り口を入ったところにあるスタンドで殺菌ジェルをシュッとやってから買い物を始めるようになってるけど、東部のチェーンに買収されてから青息吐息だったセーフウェイはそうする余力がないってことなのかな。レジかごが使えないんじゃ何品も買うのはめんどくさそうで、こまめに買い物に出ることになってしまいそうな気がするけどね。

モールの酒屋に着いたら、あら、開店時間が11時になっている。閉店時間も早くなったし、おまけに日曜日は休業だって。もっとも、ワタシが来たばかりの40年以上昔はこういうのが普通だったんだけどね。酒屋に限らず、小売業は、当時のLord’s Day Act(安息日法かな?)という連邦法によって日曜日は休みで木曜日と金曜日だけ夜9時まで開けることが認められていて、日曜日に営業したら罰金ものだった。いつから店が週7日ぶっ通しで夜遅くまで開いているようになったんだっけな。1980年代に大型の量販店が登場して、商業地域の外に店を作って日曜日に営業するようになって、カナダ連邦最高裁がキリスト教に基づくLord’s Day Actは宗教の自由を保証した権利及び自由に関するカナダ憲章に反すると判断したことから、州法、市町村条例、労働組合が三つ巴になってのすったもんだがあったけど、80年代の終わりには日曜ショッピングがあたりまえになり、深夜営業もあたりまえになっていたっけ。

酒屋の開店まで30分あったので、今日は諦めてまたてくてくウォーキング。連休前には必ずといっていいほど値上がりするガソリンが何とリットル93円に下がっていてびっくり。サウジアラビアとロシアが石油を減産するしないでもめて原油価格が暴落状態になっていたせいもあるけど、政府がメディアを通じて「出かけるな」と口を酸っぱくして言っているせいもありそう。とにかくせっかくの連休だけど地方に行くな、家族で集まるなで、いつもは仲の良くないBC州とアルバータ州の政府が共同して「州境を越えるのはやめて」だし、教会も復活祭の礼拝や行事を自粛。これじゃあガソリン、売れないよね。何だか脱グローバル化の足音が聞こえて来そうな予感・・・。