リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ロックダウンもそろそろ4週目

2020年04月06日 | 日々の風の吹くまま
4月5日(日曜日)。☁☀☀。ほんっとに静かだぁ~。眼下の6番ストリートはほんのときたま車が通るくらいで、歩道には人影もなく、閑散なんてもんじゃない静まりよう。居並ぶファストフード店も食べ物やも全部休業中だから、独身者や若い人たちが朝ご飯を食べに行くところがない。テイクアウトはできても、一度に店内に入れる人数が制限されているから、ドアの外の決められた位置に並んで順番待ち。配達サービスを頼む手もあるけど、いちいちエレベーターを待ってロビーまで受け取りに降りて行かなきゃならないし、そのエレベーターも1台が故障して修理待ちで、もう1台は「定員2人」(通常は15人)。州の非常事態宣言が来週末の復活祭の連休明けまで延長されて、ロックダウンは4週目に入るところ。

日本でも、アベチャンがやっと非常事態宣言を出す気になったらしい。緊急事態と言うと、何となく「非常」よりも緊迫度がちょっと落ちるような響きがあるけど、危急のときであるstate of emergencyには変わりない。宣言しちゃった以上は日々変わって行く状況に呼応してどんどん施策を講じて行かないとニューヨークのようになりかねないけど、アベチャン、大丈夫なのかな。演説ではわりと高尚な言葉を他人事みたいに使ってるけど、非常事態下では言葉じゃないの。ガッツだよ、ガッツ。ニュースによると緊急事態はゴールデンウィークが明ける5月6日までになるらしい。これは正解だと思うな。ゴールデンウィーク前に解除してしまうと、また3月の連休のときのように、みんなの気が緩んでどっと行楽地に繰り出して、2週間後に感染が爆増するってことになりかねないもの。

大惨事になったイタリアでは、政府がピークに達したようなことを言ったとたんに、市場などに大勢の人が繰り出したらしい。ロックダウンでの外出禁止命令に違反したとして罰金の切符を切られた人たちが万の単位でいたという言うから呆れるけど、BCのとは比べものにならないくらいがんじがらめのロックダウンのようなので、「巣ごもりストレス」が溜まりに溜まっていたんだろうな。BC州では外出そのものは禁止ではなく「自粛」の段階で、免疫機能を強化するために日光に当たりなさいと推奨しているくらいだから、今日のような天気のいい日は散歩に出かける人が多い。とにかくどこでも他の人と2メートルの間隔を空ける決まりで、向こうから人が来たら互いによけて通るのにみんな慣れて来たと見えて、むっつりの人、にっこりする人、挨拶する人と様々だけど、ダンスの振り付けよろしく、けっこうスムーズ。

東部のオンタリオ州ではまだ荒れているらしいけど、BC州では好転の兆しが見え始めたようだし、すごいことになっていたニューヨークでもピークアウトしそうな気配だそうだから、ここが正念場。ボニー先生が「ここで気を緩めてはいけませんよ」と言ってるし、まだしばらくはロックダウンのまま、2メートル離れて、せっせと手を洗って、用もないのにふらふらと出かけず(行けるところもないし)、災厄が過ぎるのを待とうじゃないの。東京もがんばってね。