リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ただの変な子だっただけ

2019年01月08日 | 日々の風の吹くまま
1月7日(月曜日)。晴れ。少し寒いけど、休みボケのくもの巣を払って、古くも新しくも「日常」に戻るのには何ともすっきり。遠くの山は純白で、近場の山も上の方がまた雪化粧。この冬は雪が降ったり消えたりしているけど、夏になって水不足なんて心配はないのかな。バンクーバー圏の水源は山から流れ落ちて来る雪解け水だから、冬の間にどんと積もってくれないと困るんだけどな。

ほんとにリタイアして1週間。10月以降はまったく仕事をしていなかったので、すんなりと遊びモードに切り替わるかと思っていたけど、やっぱりちょっと落ち着かない気分。もう「仕事」という横槍が入らないんだから、遊びにでも何にでも没頭できるはずなのに、そんなにも仕事人間だったのかな、ワタシ。高校時代は学校が嫌いで、精神的に不登校寸前だったから、今でも持っている成績表では英語と国語、漢文以外は赤点ぎりぎり。歴史なんか年代を一夜漬けで頭に詰め込んで試験が終わったらけろりと忘却の彼方だったし、数学や物理、化学となると原理は説明できるけど、数式を暗記できないから計算問題はほぼ全滅。こんな成績でどうやって卒業できたんだろうなと思うけど、小学校の頃は今で言う偏差値にして75くらいあったらしいから、地頭はそれほど悪くはなかったのかもね。ただの「ヘンな子」だったんだろうな。

問題児だったわけではない(と思う)けど、とにかくヘンな子だったからこそ今のワタシがあるんだと思うと、人生っておもしろい。子供の頃のワタシから今のワタシを予見した人がいたのかな。自分でだって、学校が嫌いだったことと結婚なんてしたくないなあと思っていたこと、作家になる夢を見ていたこと以外は、将来はどうしようかなんてあまり考えていなかったと思う。そんなんだから、22、3才の嫁入り前の身で夜な夜ななけなしのボーナスをはたいて買った天体望遠鏡をのぞいていたわけで、今のワタシはあの頃からあまり変わっていない(成長していない?)ような気もしないではない。結婚したくないと思いながら、こともあろうに異人種と結婚しちゃって、異国での人生に飛び込んで、水を得た魚みたいに泳ぎまわること44年。

人間の一生と言うのは、いつどこでどんな風に転ぶかわからない不思議なものだと思う。だからこそドラマになるんだろうな。そうだ、脚本の書き直しを始めなくちゃ。いろいろ勉強もしなくちゃ。リタイアしたんだもの。