リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から(その2)~プエルトプリンセサと巨大なワニ

2018年11月25日 | 日々の風の吹くまま
11月24日(土曜日)―プエルトプリンセサ(フィリピン)。晴れ。あっつぅ~いっ!午前7時過ぎ、パラワンのプエルトプリンセサに入港。かなり都市化された地域だそうだけど、クルーズ船のように観光客が大集団で来るようになったのはかなり最近のことらしい。市内観光は大型観光バス3台に分乗して出発したけど、地元の人たちの足は狭い道路でも小回りのきく輪タクやバイク、小さなジープニーがメインで、政府の施設や公共施設も大型観光バスのアクセスを想定していないもので、どこでもバスを止めるのに手間取って、最後的にはツアーの予定が1時間長引いてしまった。

ガイドは免許を取って10年以上になるというからベテランのうちに入るのかな。言葉尻にやたらと「Ma’am」、「Sir」が付くので、たぶん世界のどこかへ使用人として出稼ぎしていたことがある人だろうと踏んでいたら、直感の通り、スイスでナニーをしていたことがあるんだとか。フィリピンでは小学校からほとんどの科目を英語で教えているだそうだけど、まとまった観光客が来るようになると、一度は海外に出て実用英語を学んで来た人にとって有利に働くのかもしれない。(学校教育は英語という割には一般的に今いちであるけど・・・。)

パラワン近辺では太平洋戦争中に日米の大きな戦いがあったんだそうで、戦争の記念館や博物館があちこちにある。日本軍、アメリカ軍、オーストラリア軍などの武器や砲弾を展示してある記念館では、その火力の違いについ「だから負けたんだな」。まあ、精神論で勝てた戦争なんかあるわけないと思うけどね。大きな教会のすぐ傍にあるプラサクウアテルというところは日本軍によるアメリカ兵捕虜の虐殺があった場所だそうだけど、知っている日本人はまずいないだろうな。ツアーの圧巻は野生動物保護センターのワニ!なぜか日本の援助がからんでいるらしいけど、赤ちゃんワニはかわいく見えても、数メートルに成長したのは怖いっ。出口で子供のワニを抱っこした係の人が「ワニを抱いて写真を撮りたい人ひとはいませんか」(撮影料50ペソ)。うはっ、ちょっと触るのだって気味が悪いのに抱っこなんて無理。ぜぇったいに無理。

ランチには遅すぎる時間に戻ったので、スナックバーの小さいサンドイッチとコーヒーで間に合わせて、午後は洗濯。客用の(無料)「洗濯室」に小さい洗濯機と乾燥機があって、下着やTシャツを洗濯できるのがいい。ちょっと長めの旅の場合、荷物を最小限にするためには洗濯が重要になって来るけど、ホテルのランドリーサービスはどこでも高い。オールインクルーシブのクルーズでもランドリーは有料だから、細かなものだけでも自分で洗える設備は重宝この上ない。初めてのクルーズも今日で日程のほぼ半分。こういう旅もいいもんだなあという気分になって来た。