リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

旅の空から(その2)~一路シンガポールへ

2018年11月30日 | 日々の風の吹くまま
11月30日(金曜日)―海の上。曇りがち。ゆうべ7時にクチンを出港して、クルーズの終点シンガポールへまっしぐら。到着予定はあしたの午前7時。月が変わって12月。はっ、12月ってことは帰ったらすぐにクリスマスの準備だなあ。ゆうべは食事の後でジャズバーに寄って食後の一杯の後、プールデッキでの打ち上げパーティに参加。「死ぬまでチョコレート」がテーマなのでチョコレートのデザートがずらり。短いショーの後でディスコパーティになって、おなかでっぷり、ヒップぽっちゃりになったかっての若者がにぎやかに踊りまくり。ワタシも汗だくになって思いっきり踊りまくり。だって、ディスコで踊るなんてワタシにはなかった青春。カレシの心臓発作からちょうど1年で、カレシと踊れるなんてもしかしたらなかったかもしれないし、うん、今がほんとに幸せで楽しい時。
   
   

8時過ぎに朝ご飯のバフェに行ったら、ほぼがら空き。夜遅くまで遊び過ぎて、みんなまだ寝ているんだろうな。それとも足腰が痛くて起きられないとか。ボルネオ島の沿岸を離れて広い海に出たので、船は横風を受けてゆらゆら。今日はシンガポールの入国管理の用紙にサインしたり、朝下船してからホテルのチェックインタイムまでの時間を利用してホテルへの送迎バスで市内観光をすることになったArts Clubグループのランチがあって、午後はいよいよ荷造り。午後11時までに新しいタグを付けた荷物を廊下に出すようにとのことなので、明日の朝に使う歯ブラシや化粧品は手回り品バッグに入れるとか、ホテルまでだし、観光中はバスに置いておけるので楽ではあるけど、それなりにちょっと工夫が必要かな。

結婚以来ずっと「個人旅行」に慣れて来た私たちにとっては初めての「団体旅行」で、上げ膳据え膳の旅にはとまどうこともけっこうあったけど、やっぱり年を取ったら楽でいいなあと実感。若い頃は荷物も身軽でいいけど、年を取るとなぜか持って歩くものが増えるようで、行く先々で大きなスーツケースを自分で引っ張って回らなくてもいいのが一番助かる。特にクルーズはホテルごと移動するようなものだから、頻繁にホテルが変わる陸上のパッケージ旅行より何倍も楽で、年配の人たちが多いのもうなずける感じがする。このクルーズで見かけた子供は1歳くらい赤ちゃん1人と10歳くらいのお坊ちゃま風の男の子1人(遊び相手もなくて退屈そうでちょっとかわいそうだった)で、30代、40代くらいのカップルもわずか。お一人様も男女とも年配の人が大半で、毎日シングル専用の集まりがあったくらい。まあ、2千人、3千人単位の大型クルーズと違って、いわゆるブティッククルーズは3桁の規模なのが売り物の故の構成なんだろうけど。

帰ったらすぐにカレシの心臓手術から満1周年の日。ほんとに、生き延びてくれてありがとうね。「第2の誕生日」のお祝いをしようね。