リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

角の床屋さんがたくさんある町

2015年09月24日 | 日々の風の吹くまま
きのうはArts Clubのシーズン第1作『Disgraced』(アヤド・アクタル作)のオープニング。水
曜日と木曜日の開演時間が30分繰り上がったので、レセプションも30分繰り上がって6時
から。Stanley劇場までは50分はかかると思って、4時45分にが出ようと言ったら、「早す
ぎる」。結局5時過ぎに出て、何とか遅すぎない枠内で着いたけど、カレシはなぜか人を待
たせるのが好きだなあ、ほんと。芝居は宗教や人種、文化の対峙を通してアイデンティティ
とは何かを問いかけていて、自分の中のアイデンティティの葛藤やカレシとの関係の核心を
垣間見た気もする。ミュージカルも楽しいけど、やっぱりドラマはインパクトの桁が違うな。

起きたら南の空が朝焼け。カレシを英語教室に送り出して、夏冬の衣類の入れ替えをする
ついでにクローゼットの整理。どうみてもカレシのものが圧倒的に多い。うまくスペースの住
み分けができれば問題ないけど、それにしてもほんとに場所を取る人だこと。整理が終わっ
たら、注文してあったトートバッグを取りに小包受取りサービスのオフィスへ。いわゆるオー
トロック式のマンションで不便なのは宅配の受け取りで、玄関ドアによく不在通知票が貼っ
てあるのを見かける。旧居でも朝早く来られて不在通知を置いて行かれたけど、新居から
歩いて5分ほどのところに受取り代行屋を見つけて飛びついた。受け取ったらメールで知ら
せてくれて、手数料を払って引き取る仕組みで、普通の重さの小包なら300円以下だから
便利さを考えると安い。

帰り道は降り出した雨の中を歩きながら、何でこの町は歯医者と床屋が多いんだろう。バン
クーバーのスシ屋並みに大通りには1丁ごとに歯医者と床屋があるような感じ。美容室とネ
イルサロンもいたるところにあって、バンクーバー的思考かもしれないけど、こんな小さな町
でこんなに競合していたら採算が取れるのかと思ってしまう。でも、商売はそこそこ成り立っ
ているようで、コンパクトな町(村?)ならではのことかもしれないな。角の床屋さんに近所の
歯医者さん・・・ああ、古き良き時代の面影。

マイペースで我が道を行っちゃうことをmarch to the beat of a different drummerと表現
するけど、成長著しい大きな都市にぐるっと取り囲まれていながら、ニューウェストには何か
につけて「小さいなりに我が道を行く」気概が感じられる。バンクーバーみたいにええかっこ
しいじゃないところがいい。まあ、したくても小さ過ぎてできないのかもしれないけど・・・。