リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ホームスィートホーム

2015年09月10日 | 日々の風の吹くまま
夏の最後の足掻きのような好天。久しぶりに姿を見せたベーカー山は一段と白くなって見え
る。下界は雨だったけど、何しろ半端じゃない降雪量で知られる山だから、山の上ではしん
しんと雪が降ったんだろうな。同じワシントン州の高峰レーニア山(4392m)はタコマ富士、
オレゴン州のフッド山(3429m)はオレゴン富士ともポートランド富士とも呼ばれているけど、
ベーカー山にはそういう名前がない。バンクーバーから見ると地平線に万年雪を戴いて凛
と聳える孤高の山なんだから、いっそのこと「カスケード富士」と呼んであげようか・・・。

今日のフレーザー川は、フレーザーサレー埠頭に3隻、対岸アナシス島の自動車埠頭に自
動車運搬船が2隻入っての活況。ハパックロイドのコンテナ船はよくここまで遡って来られた
と思うくらい大きい。新車のシーズンだからなのか頻繁に入っている自動車運搬船は、お尻
のランプから車が次々と下りて来るところ。広大な敷地にびっしり並んだ車に反射した日光
が(たぶん)陽炎で揺らいで、きらきらとまぶしい。いったい何千台あるんだろうな。白い車ば
かりに見えるけど、遠くから見ているからそう見えるのかな。

カレシを英語教室に送り出して、今日はまず本棚の隅に置いてある電話の親機を(鳴って
いるのを探し回らなくてもいいように)カレシのデスクに移動する作業。でも、コードが短くて
本棚の後ろの差込み口からデスクまで届かない。そこで雑多なコードが入っている段ボー
ル箱からうんと長いのを出して取り替えたら、あれ、電話が「不通」。別のコードに変えても
やっぱり不通。元のコードをつないでみたら、あら、通じるじゃないの。何で?さんざん汗を
かいた末に接続端子をよぉく見比べてみたら、古いのは4本で、新しいのは2本。何で?あ
りったけの電話コードを調べて、やっと端子が2本でデスクに届く長さのが1本だけ見つかっ
たけど、慌てさせるなあ、ほんとに。

大汗をかいたついでに踏み台と道具箱を出して来て、リビングの2つの本棚の間にメリー・
コーンの絵をかけ、寝室に「フレンチクオーターの窓」のレプリカをかけ、バーの隣に時計と
カレシの名前の入ったバーの看板をかけた。いよいよ仕上げの段階ということか。帰って来
たカレシが「壁にモノがあると気分的に落ち着くね」。そうそう、明日はまたストレージから本
を出して来ようよ。空っぽの本棚ってのは落ち着かないもんだから・・・。

     

   

     

     
     あの壁にも絵をかけたらもっとスィートホームらしくなりそう