リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

通勤時間はたったの5秒

2015年09月08日 | 日々の風の吹くまま
雨。ちょっと薄暗くて陰鬱で、今日から新学年が始まるというのに、子供たちにはついてな
い空模様。おもしろいもので、この日はどこでも急に道路の交通量が増える。6番ストリート
は我が家のマンションを出たすぐのところに信号のない横断歩道があって、歩行者が一歩
踏み出す前に車が止まるもので、歩行者と交通量が同時に増えるとのろのろ運転の数珠
つなぎということになる。歩行者は車が来てもおかまいなしに渡り出すし、爆音オートバイに
乗った厳ついおっさんが律儀に止まってくれる。これがバンクーバーだったら逆にアクセル
を踏み込んで突進して来るところだけどな。

今日は久しぶりの仕事日。朝食のコーヒーを飲んで、さて仕事をするか・・・なんてのはほん
とに15年ぶりかな。旧居の時はベースメントのオフィスへの「通勤時間」は20秒だったけど、
新しいオフィスはダイニングエリアのすぐそばだから、通勤時間は何と5秒。満員電車に揺
られることもなく、テーブルからデスクまでたったの5秒。外は雨でも雪でも関係なぁい。ま、
このあたりが在宅自営業のいいところだけど、職住近接もここまで来たら長時間勤務もさし
て苦にならないのに、勤め人の在宅勤務がさほど普及していないようなのはどうしてなんだ
ろう。管理する部下が出社して来なくなると管理職の人たちがさびしがるからかな・・・。

     

3つある寝室の一番小さいのを2人のオフィスにしたんだけど、ワタシの専有?スペースは
両腕を広げた幅で、本棚を置いた部分を含めても4平方メートルにも満たない。蟹は甲羅に
似せて穴を掘るというけど、これは旧居のオフィスで実際に日常的に使っていたスペースと
ほぼ同じだし、二面が天井から床まで窓なのでちっとも窮屈な感じがしない。カレシのコン
ピュータデスクが格好の衝立代わりになって、同じ部屋に1日中一緒にいてもずっとお互い
の顔を見ていることもない。まあ、互いに見慣れた顔だから見ててもいいんだけど、そこは
やっぱり夫婦でも尊重すべきプライバシーってものがあるし・・・。

仕事はランチタイムを挟んで順調に進んで、納期の2時間前に送信しておしまい。某省某
局発のこってこてのお役所文学だったけど、何と「ら抜き言葉」が使われていたからびっくり
仰天。中央省庁のお役人にまで普及しているということは、この背筋がむずむずする「ら抜
き言葉」も今や標準日本語ということ・・・?